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「人気投票 / 総選挙」の仕組みを活用したキャンペーン【最新事例まとめ】

人気投票や総選挙の仕組みを活用したキャンペーン事例を紹介します。WEBサイト上のコンテンツだけでなく、X(Twitter)のカンバセーションボタンを活用したものや、InstagramのDM上でのbot返信を活用したものなどを解説していきます。

デジタル森永賞 | 森永製菓株式会社

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デジタル森永賞

キャンペーン概要

2021年大相撲五月場所の注目取組の投票です。得票数の多かった取組を注目取組とし森永製菓より懸賞金を出すというもの。また得票数の多かった取組に投票した方から抽選で森永ミルクキャラメルをプレゼントするというキャンペーンです。

キャンペーン考察

森永賞とは、国技館で「大相撲 東京場所」が開催される際に、お菓子の箱に注目の取組を書いて会場に設置された投票箱に入れて応募するという昭和29年から行われている歴史ある投票のことです。2021年5月場所が緊急事態宣言によって無観客で行われたためデジタル投票版になったというわけです。

 

通常国技館に行っている相撲ファンがアナログで行っている投票キャンペーンなので、SNSなどは活用せずシンプルかつリアルタイムな投票となっています。今日の番付を見て注目の取組を決めるというシンプルなもので、その日の8時半から14時までの間に投票してNHKもしくはabemaで見るという流れです。 お年を召した方はこれでも難しい部分はあるのでしょうが、新しい層を取り入れるという意味でもデジタル化は仕方のない流れなのではないでしょうか
無観客だと旗を持って土俵の周りをぐるぐる回る懸賞旗の広告効果も薄れがちですが、こうした形で伝統を支える姿勢を見せることで企業価値というのは上がるのではないでしょうか。

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週間キャンペーンまとめBlog

あそぼん!グミなりたいどうぶつ総選挙キャンペーン| カンロ株式会社

あそぼん!グミなりたいどうぶつ総選挙キャンペーン

キャンペーン概要

なりたい動物を選んで投票し、投票した方の中から抽選で学研の図鑑LIVEが当たるキャンペーンです。また投票数に応じた動物園の夢を叶えるスペシャル企画も実施 しています。

キャンペーン考察

カンロが出している「あそぼん」というグミは「お菓子でできたおもちゃ」というコンセプトの商品です。その中でも「どうぶつの世界」という動物の形をした知育系グミをベースとしたプロモーションです。 要はTwitter内で投票しようというキャンペーンです。「どうぶつたちの世界をもっと知って楽しんでほしいから」という考えから各動物の選挙ポスターをも作ることで総選挙らしさをしているのは好印象です。この動物が当選するとこれができるというマニフェストのようなものには各動物の特徴や強みが書かれているため、親子でどれになりたい?というお話をしつつ動物のことが知れるきっかけにもなっています。 インセンティブは学研の図鑑LIVEにグミをつけたもののため、ターゲットであるお子様に勉強してもらいたいということが伺えます。 商品購入でのキャンペーンも別途行っているようです。 さらに動物園での夢が叶えられる企画も行っており、総選挙での投票数に応じてカンロが夢を実現するための物品を寄贈するという取り組みを行っています。例えば千葉市動物公園の場合3000票集まると「遊びながらご飯が食べられるゾウ専用マシーンをつくりたい!」という要望に対して協力すると掲げています。総選挙で動物に興味を持ち、「実際動物園に行ってみよう」「動物を見たら改めてあそぼんを食べよう」という教育感のあるストーリーです。 動物を好きになればよりあそぼんを楽しんで貰えるだろうという仮定から、 知育グミとしてのコンセプトが分かりやすくつながるだけでなく、 動物を知ってもらうポスターから実際に動物園が盛り上がる仕組みが出来ているのが素晴らしいです。Twitter投票を通して親子の会話が弾むのも含めて良いストーリーになっているのではないでしょうか。
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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/4/17-4/23

パピコ 食べ比べキャンペーン|グリコ

パピコ 食べ比べキャンペーン|グリコ

キャンペーン概要

2種類のパピコを購入して食べ比べ、どちらが好きかを投票しつつ感想をツイートします。その後、抽選で100名様にパピコもっと食べ比べセットをプレゼント。

キャンペーン考察

「あなたはどっち?」ということで、どちらのほうが強いのか、という対立構造を作りだしています。対決させることで盛り上がりを演出する、プロレスのプロモーションと似た、投票対決スキームです。 購入して食べ比べしてみようと謳っているキャンペーンはあまり見たことがありません。「どっちが好き?」と問いかけてしまうと「いつも食べてるこっちがいい!もう一つの方は食べたことがないけど」と偏ってしまいがちだからです。ですが、食べ比べてみてくださいという提案の形であれば、偏りもなくなりそうです。加えて、食べ比べたあとに発見があるようなストーリーにすると、食べ比べてみたい度数が上がりそうです。
また、感想を書くUGCキャンペーンにもなっていて、対決を軸に投票させ、投票と同時に口コミも広げるスキームです。ただ単に感想をツイートしてほしいということでハッシュタグキャンペーンを行っても、マンネリで参加者が増えませんその課題に対して、プロレス的な不要な戦いを作り上げることで盛り上げています

口コミや商品に対する意見を企業側は欲しています。その中で、ハッシュタグ投稿キャンペーンに代表されるUGCキャンペーンは、ニーズが高いです。しかし、検証ユーザーだらけになってしまったり、そもそもユーザー参加が少なかったりします。なので、ちょい足しアレンジが必要なのですが、それを各社考えています。

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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/4/10-4/16

「フレーバー総選挙」 | サーティワンアイスクリーム


「フレーバー総選挙」 | サーティワンアイスクリーム

キャンペーン概要

お気に入りのフレーバーを探し、投票フォームから送信すると応募完了。毎日サーティワンアイスクリームが1個食べられるサーティワンサブスク12ヶ月分をプレゼント 。

キャンペーン考察

デザインが可愛いらしく、ロゴも素敵でビジュアルの完成度が非常に高く感じます。キャンペーンで紹介される100種のフレーバーが、サイト上で流れている雰囲気は、ゲーム感もありワクワクさせてくれるデザインになっています。 サーティワンは1974年、日本に上陸して麻布に店を構えました。そこから37年で100種以上のフレーバーがあった、ということになります。
通常サーティワンは、子供が食べるのでファミリーや子供向けのプロモーションになりがちです。しかし、過去のフレーバーを見直すことができる投票キャンペーンならば、その問題も解決できそうです。大人の世代が子供の頃に食べたフレーバーを見て、思い出話ができるのは楽しそうです。ただ、世代で繋がれる思い出話に花が咲く系のキャンペーンは、TwitterなどのSNSでの口コミが鍵となります。例えば、投票ならば「あるある話」で口コミが広がり、エンゲージメントが上がったりします。ですが、今回のキャンペーンではフォームにて投票、という形を取っており、拡散はさせていません。そのため、全フレーバーを毎日投稿するという運用での活用を行っています。
総当りリーグ戦のような、総選挙系キャンペーンは「なぜそれが好きなのか」という話をするチャンスを与えているものだと思います。アンケートを取って新商品の開発意見にするのか、もしくはSNSで好きな者同士語ってもらうこともできます。ユーザーを楽しませることもでき、企業側は意見も聞けてWINWINなキャンペーンです。

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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/4/10-4/16

【ロート製薬】猫耳目薬総選挙キャンペーン| ロート製薬


#猫耳目薬総選挙キャンペーン

キャンペーン概要

あなたのかわいい猫ちゃんのベストショットを1枚撮影し、Twitter、Instagramで指定のハッシュタグを付けて応募します。
ロート製薬特別委員会にて審査を行い応募の中からファイナリスト8匹を選出! 目薬キャップの猫モデルになる3匹を決めるためにTwitter上で投票を実施 するというキャンペーンです。

キャンペーン考察

「あなたの可愛い猫ちゃんが目薬キャップになるかも」ということでまずはペットの猫の写真を撮影して Twitter もしくは Instagram でハッシュタグを付けて投稿します。後日特別委員会が八匹を選出し、さらにそこから3匹を投票キャンペーンで絞っていくという内容です。インセンティブとしてその3匹の猫ちゃんの猫耳キャップの目薬がもらえます。 各種 SNS で審査や結果発表を行なっていくため、フォローして#猫耳目薬デビューを付けて投稿するだけというシンプルなものです。
このキャンペーンはロート製薬が単に猫用の目薬を作ったものではありませんでした。昨年2020年2月22日の「#猫の日」にロート製薬公式Twitterにてコンタクト用目薬として若年層を中心に支持が高い「ロート Cキューブ」に猫耳キャップをつけた試作品の画像を投稿、これがかなりの反響を呼び商品化に結びついたそうです。
ペットなどテレビで数字が出るようなものは SNS でもバズりやすいわけです。そのためペットを打ち出しに活用した拡散するキャンペーンというのを画策しているのかと思います。 やはりSNSで猫や犬などを眺めてると気分が癒えますからね。 お客様の声をダイレクトに聞くことで新しい商品が生み出されていき、それに付随してキャンペーンを行っていくというSNSの正しい使い方を見せられた気がします。

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【週間】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/3/13-3/19

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