ゲームの認知向上やファンを獲得するために公式SNSを運用する企業が増えています。SNSを通じて情報を発信することで、ユーザーへ直接情報を届けられファンの熱量アップによる人気向上が見込めます。

しかし、「X(旧Twitter※以降Xと表記します)でのゲーム業界のユーザー同行ってどうなの？」「SNSを駆使したゲーム業界のキャンペーンってどのような内容なの？」といった疑問が出てくるでしょう。

そこで本記事では、Xでのゲーム業界におけるユーザー同行や課題、ファンを作る上で重要なポイントを解説します。ゲーム業界のキャンペーン事例も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

Xでのゲーム業界におけるユーザー動向

Xでゲームに関するアカウントを確認してみると、ゲーム自体の感想や意見などをツイートしているケースが多いです。ゲーム内での出来事や特徴的な内容をツイートし、他のユーザーと交流を図っている様子が見受けられます。

ユーザーの中にはゲーム攻略の情報収集の手段として、Xを活用しているケースもあります。自身がプレイした内容をツイートして情報発信したり、一緒にゲームをするプレイヤーを探したりなど、活用方法は多岐に渡ります。

また、2021年に調査されたデータを見ると、日本は世界で最もゲームに関連するツイートをしている国とわかります。日本のプレイヤーの多くはXでゲームに関する情報を集めたり、発信していたりすると言えるでしょう。

ゲーム業界におけるXでの課題

ゲーム業界におけるXでの課題として、シェア争いの激化が挙げられます。X上には常に様々なゲームの情報が投稿されています。X上でUGC(口コミ投稿)が低かったり、インプレッション数が伸びなかったりする場合、ゲーム自体の認知度が低く盛り上がりを感じられません。

前述の通り、Xとゲームは非常に相性が良いです。Xでゲームに関する情報の発信が増えれば、ユーザーは関心を持ちゲームをプレイしてもらえる可能性があります。課題を解決するためにも、積極的に公式アカウントからゲーム情報を発信したり、ユーザー同士でコミュニケーションを取ってもらったりする必要があります。

Xでファンを作るために重要なこと

Xでファンを作るためには、以下3つのポイントを抑えておきましょう。

• ユーザーコミュニケーション
• ファン施策
• コミュニティ施策

ユーザーコミュニケーションとは、その名の通りSNSを活用して情報の発信や共有をすることです。出来るだけユーザー同士の会話を生むことで、情報の発信・共有が見込めます。

ファン施策とは、ユーザーが喜ぶ情報を提供してゲームのファンを増やす施策です。主にゲームストーリーの詳細やプレイ環境・注目情報を消費者に公開することが挙げられます。ファン施策によって顧客の熱量を最大化すれば、長期的にゲームをプレイしてもらえます。

また、コミュニティ施策とは、ゲームタイトルを中心としたコミュニケーションの場を作ることです。

例えば、ハッシュタグやキーワードを元にX上でキャンペーンを実施し、注目を集めてユーザー同士でコミュニケーションを取るきっかけ作る取り組みを指します。これらの施策へ取り組むことで、長く愛されるゲームへと近づけるでしょう。

ゲーム業界のキャンペーン事例5選 

ハッシュタグ＆投稿｜あんさんぶるスターズ！！

キャンペーン概要	「#ESチケ半券チャレンジ」と「＃アイドルの名前」の2つのハッシュタグと@ensenmble_starsをつけて投稿
インセンティブ	アカウント名と席番号入りのオリジナルチケットがリプライで届く
効果/目的	ファン施策の実施。オリジナルチケットを発行することで、ユーザーへ特別感を与えることが目的と想定されます。

あんさんぶるスターズ！！が年末に実施したキャンペーンを紹介します。

51人の中から自身の好きなアイドルを選んで、自分だけのオリジナルチケットの発券が可能です。カウントダウンライブのタイミングのチケット発券となるため、多くのユーザーからリプライが届いています。

キャンペーンの概要は非常にシンプルですが、アカウント名とキャラクター画像のオリジナリティを提供することでファン獲得を実現しています。

また、チケットの画像はXのヘッダーとしても活用できます。チケットが欲しいユーザーだけではなく、ゲームのファンからも認知獲得からイベント参加まで促しています。

https://X.com/ensemble_stars/status/1334695168663023616

ハッシュタグ＆リプライ｜束縛彼氏

キャンペーン概要	#🎉🎉束縛彼氏と@SKBK_officialを付けて投稿
インセンティブ	キャラクターから対話形式でのリプライが届く
効果/目的	ファン施策の実施アプリケーションの一部をユーザーに試してもらい、ダウンロードのきっかけを作ることが目的と想定されます。

続いては、束縛彼氏がXで実施したキャンペーンを紹介します。

束縛彼氏の公式アカウントに対してハッシュタグを付けて投稿すれば、束縛対話が楽しめます。ソニーが開発した最新対話AI技術を用いて、束縛彼氏ならではのやり取りを実現しています。

キャンペーンのポイントとして、束縛彼氏をダウンロードしていないユーザーにもゲーム性を楽しんでもらえる点が挙げられます。AI技術を駆使した対話体験をダウンロードすることなく経験できるため、事前に自身とマッチするゲームか確かめられます。ユーザーとのコミュニケーションを取りつつ、アプリダウンロードまで促せます。

https://X.com/SKBK_official/status/1374934260491022339

フォロー＆ツイート｜魔法使いの約束

キャンペーン概要	@mahoyaku_infoをフォローしてツイート
インセンティブ	ゲーム内キャラクターからの限定ボイス獲得
効果/目的	ユーザーコミュニケーションの実施。一つの目的に向かって他プレイヤーと協力することでコミュニケーションを促しています。キャンペーンによる話題性を作ることで、認知度向上も考えられていると言えます。

魔法使いの約束の公式アカウントにて実施されたキャンペーンを紹介します。

公式アカウントのフォローと指定された内容をツイートすることで、厄災の討伐を目指すキャンペーンです。討伐できればゲーム内キャラクターによる限定映像を視聴できます。

キャンペーンの特徴として、短時間で多くのユーザーから認知を獲得できる点が挙げられます。実際キャンペーンが行われていたのは13時〜17時の4時間だけです。短時間ですが多くのユーザーにリツイートされリツイートランキング25位を記録しています。

ゲームをプレイしているユーザーはもちろんのこと、知らないユーザーに対してもランキングからアプローチが可能です。限定映像はキャンペーンツイートのリプライ欄から確認できるため、キャラクターに対して興味を持ったユーザーのダウンロードも期待できます。

https://X.com/mahoyaku_info/status/1327461504204025856

ツイート・いいね・RT｜アイマスみんな元気!!!!!プロジェクト

キャンペーン概要	特設サイトから参加登録の上、#祝アイマス単独東京ドーム付きのツイートにいいね or RT
インセンティブ	獲得ポイント数に応じて下記特典を得られる・ゲーム4タイトルで豪華報酬プレゼント！・オリジナルQUOカードが当たる抽選
効果/目的	ファン施策とコミュニティ施策の実施。4タイトルの認知度向上とキャンペーン参加によるプレゼントでゲーム自体の活性化を図っている。同じ目的に関するツイートで他ユーザーとの交流を活性化させている。

「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!!!! 2023」を記念して実施されたキャンペーンを紹介します。
特設サイトで参加登録を完了させた後、公式アカウントが投稿する#付きの投稿に対して、

リツートもしくはいいねを実施することでキャンペーンへ参加できます。

キャンペーンの特徴として、アイドルマスターシリーズ4タイトルと連動している点が挙げられます。一つのゲームタイトルだけではなく、アイドルマスターシリーズ4タイトルのなかでユーザーがプレイしているゲームを選択して報酬を得られます。

また、報酬はゲーム内アイテムの獲得以外にも、ポイントを獲得することでQUOカードや公式グッズの抽選に参加できます。ユーザー参加型のキャンペーンを実施することで、他のユーザーとコミュニケーションを取ってもらい、イベントを活性化させられます。

さらに、報酬の幅やイベント内容も豊富なため、参加者にとってもメリットの大きい施策です。一つのタイトルしかプレイしていなかったユーザーを他タイトルへ促すことができる施策と言えるでしょう。

https://X.com/imas_official/status/1624743432244850689

フォロー＆リツイート｜メギド７２

キャンペーン概要	@megido72をフォローし、該当の投稿を リツイート
インセンティブ	当選者はDMでAmazonギフト券3900円を獲得できる抽選で72名へ特製ポストカードをプレゼント
効果/目的	ファン施策の実施抽選プレゼントを提供することでゲームからの離脱阻止、プレイヤー獲得を図っています。

メギド７２が実施したインスタントウィン型のキャンペーンを紹介します。

公式アカウントのフォローと該当投稿のリツイートで参加でき、すぐのDMで結果を確認可能です。当選者はAmazonギフト券3900円が届き、他ユーザーはメッセージが届くキャンペーンです。

参加難易度も低く、ファンであれば投稿をリツイートするだけで参加できるケースも多いでしょう。初回抽選に外れたとしても、別の抽選へ参加できるため外れたユーザーにも不快感を与えることなく利用してもらえます。

https://X.com/megido72/status/1240624060238790658

まとめ

以上、Xでのゲーム業界におけるユーザー同行や課題、ファンを作る上で重要なポイントを解説しました。

企業はゲームをユーザーにより楽しんでもらうためにXの運用、キャンペーンなど施策を実施しています。ユーザーコミュニケーションやファン施策を意識することで、長く愛されるゲームになります。さらに、ユーザー参加型や抽選、インスタントウィン型などゲームの特性に合わせてキャンペーンを実施することが重要です。

また、Xを活用したゲーム向け施策を検討しているなら「BirdCall for Entertainment」がおすすめです。エンタメ業界に特化したXファンコミュニティ形成ツールです。

BirdCall for Entertainmentなら、ユーザー同士のコミュニケーションを活性化させ公式アカウントとユーザーの長期的ファンコミュニティを形成できます。

X上でゲーム向け施策を検討している場合は、BirdCall for Entertainmentの活用をぜひ検討してみてください。

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