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「TikTok」を活用したキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】

ダンスや商品紹介といった内容の動画投稿、動画視聴、フォロー&いいねなど、TikTok(ティックトック)を活用したキャンペーン事例を紹介。企画案などに取り入れやすい有効な手法やアイデアもあわせて解説いたします。

#じゃがりこリズムチャレンジ|カルビー株式会社

#じゃがりこリズムチャレンジ|カルビー株式会社
キャンペーン概要リズム音をダウンロードして、オリジナルの動画を作成しTikTok、X、Instagramに投稿してもらうUGCキャンペーン
インセンティブWEBCM出演&じゃがりこ1ケース(1ケース当たり12個入)選考で30名
使用SNSTikTok、X、Instagram

キャンペーンのポイント

【リズムネタで話題化を図る!】

本キャンペーンはTikTokクリエイターによるお手本動画をベースに、リズムに乗った動画を撮影してもらい、優秀な投稿をした人はWEBCMに出演できるという、動画投稿系では王道の流れになっています。

TikTokerにとって、WEBCMに乗れたとあれば一躍乗ります。それを名刺にフォロワーを増やすことができるのは、インセンティブとしての価値が高いわけです。

しかし、動画を投稿させるというのは、どんなものを撮影するか考え、編集し、それをSNSに公開するという、どう考えてもハードルが高いもの。そこで、じゃがりこリズムはリズムを使うということと、表現方法を30個も提案しています。

【あのリズムでオリジナル動画を作成!】

まずはリズムをダウンロードするわけですが、クセが強いAと、リズムがわかりやすいBがあります。これらを頭に刻み込んで、「じゃがりこからの挑戦」で表現方法を見ていけば動画のイメージも膨らみます。

「じゃがりこからの挑戦」では、TikTokでよくありそうな表現をしっかり打ち出していて、リズムで音楽を作ってもよし、踊ってもよし、自分の芸を乗せてもよし、とTikTokで流行りそうな内容になっています。

TikTokだけだと難しいのか、もっと気軽に投稿ができるXやInstagramなども含めて投稿可能になっています。ここまでお膳立てされていれば、バズとは言わないまでも、投稿数が期待できそうです。

TikTokでUGCキャンペーンは成功例を見たことがないのですが、それでも企画を通せるのは、再生数のある人が投稿して火がついた事例などで説得し、せっかくだからUGCもという流れなのでしょうか。

#じゃがりこリズムチャレンジ|カルビー株式会社
#じゃがりこリズムチャレンジ|カルビー株式会社

【動画で解説!】#じゃがりこリズムチャレンジ|カルビー株式会社

#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ

#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ
キャンペーン概要「雪見だいふく」を、どのくらい伸ばせるかをチャレンジしTikTok、Instagram、Xいずれかに投稿するコンテスト
インセンティブチャレンジ賞 計100名1名につき、雪見だいふく10個大賞 計4名1名につき、雪見だいふく20個
使用SNSTikTok、Instagram、X

キャンペーンのポイント

【たくさん伸ばしてSNSに投稿!】

11月18日の「雪見だいふくの日」を記念して、去年2023年に行われた「雪見のばしチャレンジ」が帰ってきました。CMキャラクター歴4年になる「もちなな」こと森七菜さんを主軸に、雪見のばしチャレンジを改めて説明しています。

雪見のばしのコツは、常温で8分待つ、もしくはレンジで8秒温めた雪見だいふくを用意して、フォークを刺す位置に注意しながら、唇で優しく挟んで伸ばすといったポイントがあるそう。

動画を撮ってアップしてもらうというのはハードルが高く、なかなか投稿してもらえないという課題があるのですが、去年に引き続き行われているということは成果があったということでしょう。

【公式WEB広告に載れるかも!】

キャンペーンはコンテスト形式になっており、「とんでもなくのばせたで賞」「可愛くのばせたで賞」「カッコよくのばせたで賞」「みんなでのばせたで賞」の受賞者は、雪見だいふくの広告として正式採用されます。WEB動画広告として使用されるという、インフルエンサーへの挑戦状的インセンティブです。

また、「チャレンジ賞」という枠もあり、WEB動画に使用される事に抵抗ある人も参加しやすくしています。応募方法ではTikTokが一番上になっています。動画ということもありTikTokに投稿してほしいのでしょう。

PCでハッシュタグ投稿の件数を見ると現状161件。PR動画も非常に多く、去年の分も入っている可能性が高いので、少し辛い状況です。一方Instagramでは500件以上とかなりの数が上がっており、Instagramのほうが相性が良さそうなことが分かります。

TikTokはPR投稿で認知拡大、InstagramやXでUGCコミュニケーション、という形が昨今標準になっていると思われます。TikTokで有名になりたいと思っている方もたくさんいると思われるところから名前を売れるようにしているのもいい形です。

#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ
#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ

【動画で解説!】#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ

おつかれっ酒| KURAND株式会社

おつかれっ酒| KURAND株式会社
キャンペーン概要X、Instagram、TikTokにてハッシュタグをつけておつかれエピソードを投稿すると応募完了。
インセンティブクラフトビール3本とオリジナルビール缶グラス1個のセットを抽選でプレゼント
使用SNSX、Instagram、TikTok

キャンペーンのポイント

【「おつかれ」エピソードを投稿!】

オンライン酒屋「クランド」による、いつも頑張っている人をクラフトビールで応援するプロジェクト「おつかれっ酒(しゅ)」が提供されています。

「おつかれ」と言ってほしいエピソードや、応援する(エールを送る)というストーリーをSNSで募集しています。ベタと言えばベタですが、そこに3種のクラフトビールを新しく作っているのがインパクトになっています。

「ガンバイツェン」と「元気だせえーる」と「ドンマイピーエー」という、ファミコンゲームの回復アイテムのような名前のクラフトビールで、ホッと落ち着くデザイン。「おつかれっ酒」マスコットキャラクターの「れっしゅ君」も、ゆるふわでステキです。

【TikTokはテキスト投稿のみもできる】

そんなクラフトビール3種と、れっしゅ君のグラスが当たるキャンペーンは、「おつかれ」と言ってほしいエピソードをSNSに投稿するという、共感力もあり、王道で非常に書きやすい内容です。

Xでの投稿以外にも、InstagramやTikTokも投稿可能。基本フォローして「#おつかれっ酒」をつけて投稿するのですが、InstagramもTikTokも同じルールになっており、画像や動画の指定はないというのが新しいです。

Xがメインとなりそうですが、InstagramやTikTokアカウントしかないという人も対応したいということでしょう。Instagramを見ていくと、意外と前から使われているハッシュタグのようです。さすがにTikTokには投稿がなさそうです。

Instagramもハッシュタグ収集にはツール費がかかりますが、この量なら目視でいいということなのでしょうか。TikTokはテキスト投稿もできるので、参考などがあれば投稿しやすくなりそうです。

おつかれっ酒| KURAND株式会社
おつかれっ酒| KURAND株式会社

【動画で解説!】おつかれっ酒| KURAND株式会社

#マイミスドレシピキャンペーン|株式会社ダスキン

#マイミスドレシピキャンペーン|株式会社ダスキン
キャンペーン概要X、Instagram、TikTokにてハッシュタグをつけて対象投稿にコメントで応募完了
インセンティブミスタードーナツ ギフトチケット 500円分各SNSごと100名、合計300名に当たる
使用SNSX、Instagram、TikTok

キャンペーンのポイント

【お気に入りアレンジをコメントするUGCキャンペーン!】

ミスタードーナッツによるアレンジレシピキャンペーンで、新しい食べ方をプレゼンしつつ、「#焼くド推し」「#温めド推し」「#凍らせド推し」「#マイレシピ推し」を投稿してもらうことで、UGCを増やしていこうという内容になっています。

オーブントースターで焼いたり、レンチンしたり、凍らせたり、とテイクアウトしたドーナツを色々な食べ方で楽しんでもらい、自分ならではのドーナツシーンを作ってほしいというストーリーです。

【どのSNSに注力すべきか見える!】

応募方法は、XやInstagramでのコメント投稿に加え、TikTokでのコメントも対象となるようです。最近TikTokの運用を始めたようで、力を入れていきたいことなのでしょう。

ハッシュタグをつけてコメントという文化が、InstagramやTikTokでは少ないので、ハッシュタグ投稿だと思ってしまう人も多いだろうと思ったのですが、そこに関しては注意書きがありました。

TikTokはキャンペーンで動画投稿させると、公式の広告メニューを活用する形になり予算がかかるのですが、コメントなら独自でできます。しかし、コメントを自動的に収集したりはできないので、抽選時には目視となります。

TikTokは現状だと定員割れしていますが、Instagramでは10倍ほどコメントがあります。Xはさほどということで、ミスドとの相性はInstagramが良いということがわかります。

どのSNSに注力していくか調査という意味でもいいのかもしれません。

#マイミスドレシピキャンペーン|株式会社ダスキン
#マイミスドレシピキャンペーン|株式会社ダスキン

【動画で解説!】#マイミスドレシピキャンペーン|株式会社ダスキン

LUX × TWICE|ユニリーバ

LUX × TWICE|ユニリーバ
キャンペーン概要購入した商品を写真に撮りXで投稿する疑似マストバイキャンペーン。TikTokハッシュタグチャレンジも実施。
インセンティブA賞 10名様 (フォトフレーム1種)B賞 100名様 (オリジナルQUOカード1種 ※500円分)
使用SNSX、TikTok

キャンペーンのポイント

【コラボ商品も発売!】

アジア発9人組ガールズグループ「TWICE」とのコラボレーションが3年目となり、今年は「LUX×TWICE ~#BeHairself 私らしく輝く髪へ~」というキーワードで、スペシャルコラボ商品を発売しています。

そのコラボ商品を買って写真に撮り、Xで「#LUXTWICE2024」をつけて引用リポストすると、豪華景品が当たるキャンペーンを実施中です。

さらに、コラボ商品についているオリジナルステッカー全9種を繋げて写真付きで投稿すると、当選確率がアップします。

ステッカーはランダムに付いているので、コンプリートの期待値は25個購入。シャンプーとトリートメントセットなので、計50本のLUXが並ぶと当選確率アップです。そこまで買ってくれたなら当選としてあげたいものです。

女性向けキャンペーンで写真となるとInstagramになりがちですが、購買した商品写真となると洒落た写真にはなりづらいのと、使用後の感想なども投稿しやすくなるのでUGCアップも含めてXのみとしているのでしょう。もしInstagramでの場合は、ストーリーズを入れ込んでも良さそうです。

【Tiktokハッシュタグチャレンジも!】

また、同時にTikTokチャレンジを行っています。TWICEと一緒にツヤ髪を魅せるCM撮影を疑似体験できるというもの。TikTokチャレンジはTikTokの広告枠でハッシュタグチャレンジができるもので、ミニマム1000万円くらいからできます。

本キャンペーンはメンバーとランダムで撮影できるというエフェクトもついていて、TWICEの動きを真似しようというもの。撮影してみたい人は多そうですが、TikTokに投稿することで全世界の人からTWICEと比べられてしまい、ハードルが高い気がします。

投稿を見ていくと、上部にはPRが入っているインフルエンサーの方々が並んでいますが、300件弱の応募となかなか多いです。一般で参加している方は海外の方が多く、ハートの強さとTWICEの世界的人気が伺えます。

TikTokハッシュタグチャレンジは、きっちりお金かけて戦略を立てないと効果が出ないとよく耳にします。初速でどれだけレコメンドに乗れるかが大事なので、一気にお金を投入して一番最初が盛り上がるようにすることが大切です。

LUX × TWICE|ユニリーバ
LUX × TWICE|ユニリーバ

【動画で解説!】LUX × TWICE|ユニリーバ