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「人気投票 / 総選挙」の仕組みを活用したキャンペーン【最新事例まとめ】

人気投票や総選挙の仕組みを活用したキャンペーン事例を紹介します。WEBサイト上のコンテンツだけでなく、X(Twitter)のカンバセーションボタンを活用したものや、InstagramのDM上でのbot返信を活用したものなどを解説していきます。

第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー

第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー
キャンペーン概要おつまみとお酒のコンボに簡単なアンケートに答えて投票し、投票結果をXにシェアすると抽選で賞品が当たる
インセンティブ8種のおつまみが入った特別セット 100名
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【Z世代を狙ったキャンペーン!】

ニッセイ基礎研究所の調査によると、20代の飲酒率は20年前と比べて減っているようです。あえてアルコールを飲まない、飲むとしても少しだけ楽しむ「ソバーキュリアス」というライフスタイルが、数年前から欧米の若者を中心に広がっているそう。

本キャンペーンは、Z世代をターゲットにするドン・キホーテと、お酒を飲んでほしいサントリーが手を組んで、Z世代に対してもっとお酒を楽しんでほしいということを伝える内容。

おつまみとして優秀なドン・キホーテのオリジナル商品ブランド「情熱価格」の中から8商品を立候補者にして、それぞれ最適なサントリーのお酒とタッグを組み、総選挙を行っています。

【NO.1「ド」つまみを選ぶ!】

立候補者の、演説動画や選挙ポスターにある「投票する」ボタンから、簡単なアンケートに答えると投票完了。投票結果をXシェアすると、おつまみセットが当たります。また、1位になったおつまみは、数量限定でいつもより安くなるそうです。

規約が無いのが気になりますが、問い合わせ窓口があるので、なにかあればそちらで対応するのでしょう。

シェアを見ていくと、ハッシュタグのみでメンションはありません。Xの規約に触れそうなのと、収集が大変そうだと思いますが、Z世代にはこれくらい気楽な感じが刺さるのでしょう。

おじさん世代もドンキつまみはついつい買ってしまいますが、容量が多くて毎回余らせてしまいがち。そこにお酒のベストマッチを教えてくれて、消費させてくれる、ステキなコミュニケーションを考えているプロモーションです。

第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー
第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー

【動画で解説!】第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー

ALLニッスイレシピにTRYキャンペーン │ 株式会社ニッスイ

ALLニッスイレシピにTRYキャンペーン │ 株式会社ニッスイ
キャンペーン概要人気商品を使ったレシピからTRYしてみたいレシピにLINEで投票するキャンペーン
インセンティブALL BLACKSのオリジナルグッズ 計100名QUOカードPay 1,000円分 50名
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【ラグビー要素がほしくなる!】

1988年より30年以上にわたり、ニュージーランド代表ラグビーチームALL BLACKSのスポンサーを務めているニッスイが、「おさかなのウインナー」「チーズかまぼこ」などALL BLACKS オリジナルパッケージデザインの発売を記念して、LINEによるレシピ投票キャンペーンを実施しています。

去年行われていた際は「食卓のスタメンNo.1決定戦!!」というテーマで、投票形式のトーナメント戦が行われていました。

第一弾の「グループステージ」は、3つのグループからそれぞれスタメン商品1品を選んで投票。第二弾の「ファイナルステージ」は、第一弾で選ばれた3商品の中から、スタメン商品1品を選んで投票するといったバトルもので、ALL BLACKS感があったのですが、今回は「ALLニッスイレシピにトライ」と、ラグビー要素がほぼ無いのが気になりました。

【どんなレシートキャンペーンも可能!】

LINEによるキャンペーンはLIFFを活用することによって、どんなレシートキャンペーンでも可能です。マーケティングツールを入れていると、チャットボットが使えなく、キャンペーンができないといった課題も解決できます。

ALLニッスイレシピにTRYキャンペーン │ 株式会社ニッスイ
ALLニッスイレシピにTRYキャンペーン │ 株式会社ニッスイ

【動画で解説!】ALLニッスイレシピにTRYキャンペーン │ 株式会社ニッスイ

〆おにぎり&おつまみおにぎりグランプリ|おコメ食べて笑おうプロジェクト

〆おにぎり&おつまみおにぎりグランプリ|おコメ食べて笑おうプロジェクト
キャンペーン概要各エリアのおにぎりから推しメニューを探してXで投稿する投票キャンペーン。フォローリポストキャンペーンでの認知拡大も
インセンティブ合計100名に美味しいお米をプレゼント
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【427種類のおにぎり!】

株式会社ぐるなびが行っている「おコメ食べて笑おうプロジェクト」の中で、JA全農とのコラボ企画「〆おにぎり&おつまみおにぎりグランプリ」を公開しています。

シンプルかつ誰でも知っている「おにぎり」を、「〆おにぎり・おつまみおにぎり」という新しいジャンルにして、新鮮味を出しています。

投票キャンペーンは〆おにぎり部門、おつまみおにぎり部門、エリア部門に分かれていて、

それぞれの部門ごとに47都道府県エリア部門があるため、その数なんと427種類と大規模での開催になっています。

【銘柄米が当たるキャンペーンも!】

現在のランキングはリアルタイムで見ることが可能です。ここまでの「神7おにぎり」として上位7種が紹介されるのですが、現時点で1位は5万票と、このキャンペーンが盛り上がっていることを感じます。

これだけ数が多いと、一度ランキングに入ったおにぎりのインプレッションが高めになり、投票されやすくなりそうです。投票は、いいねボタンを押すだけで投票完了となり、最終的には各部門の頂点が決まります。

また、認知拡大のため投票後に公式Xにてフォロー&リポストすると銘柄米が計100名様に当たるプレゼントキャンペーンを行っています。

〆おにぎり&おつまみおにぎりグランプリ|おコメ食べて笑おうプロジェクト
〆おにぎり&おつまみおにぎりグランプリ|おコメ食べて笑おうプロジェクト

【動画で解説!】〆おにぎり&おつまみおにぎりグランプリ|おコメ食べて笑おうプロジェクト

カカオ発売1周年記念 教えてあなたの推しポッキー|江崎グリコ株式会社

カカオ発売1周年記念 教えてあなたの推しポッキー|江崎グリコ株式会社
キャンペーン概要Xにて推しのポッキーを投稿すると応募完了
インセンティブなし
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【推しポッキーを投票!】

2023年9月に、「ポッキーカカオ60%アンバサダー」に就任した大人スタイルのリカちゃん。おそらく一年契約だったところ契約が更新され、引き続き2024秋以降もアンバサダーを努めています。

今回の企画は投票型のキャンペーンで、リカちゃんからの「推しポッキーを教えてね」という問いかけに答える形になっています。春のキャンペーンでもあった「リカちゃんとでんわしている風動画」の公開や、Xではリカちゃんと会話ができるような工夫など、リカちゃんから話しかけられたりおしゃべりするというスタイルが売りになっています。

【中間発表で競争心を煽る!】

WEBサイトにて実施された「推しポッキー」の投票はそれぞれ推しポッキーのボタンを押すとXの投稿画面が立ち上がり、そのまま投稿すると投票が完了するフローになっています。中間発表もあり、最終結果発表までのキャンペーン期間が長めに設定されています。

シンプルなXでの投票キャンペーンですが、シンプルゆえ投票数が見えないため中間発表を入れることにより競争心を煽っているようです。

カカオ発売1周年記念 教えてあなたの推しポッキー|江崎グリコ株式会社
カカオ発売1周年記念 教えてあなたの推しポッキー|江崎グリコ株式会社

【動画で解説!】カカオ発売1周年記念 教えてあなたの推しポッキー|江崎グリコ株式会社

カゴメ|オムライススタジアム2023

キャンペーン概要全国で勝ち抜いた9店舗を対象としてWEB投票を経て、決勝に進むベスト3の店舗を選出
インセンティブスタンプ(ラインミニアプリにて)/ PayPayポイント
使用 SNS

WEB


キャンペーンのポイント

【日本一のオムライスを決める頂上決戦】

日本一食べたくなるオムライスを決める全国大会『カゴメ オムライススタジアム 2023』の決勝大会に向けたWEB投票キャンペーン。全国123店舗が参加し、エリア大会を勝ち抜いた9店舗の中から決勝へ進む3店舗がWEB投票で決められます!

【一日一回投票で継続参加】

投票は一日一回投票ができるので、推しがあれば何回も投票することが可能なため長いキャンペーンに継続的に参加してもらえることにつながっています。投票するとかごめのLINEミニアプリにてスタンプを貯めることが可能です。

スマートフォンキャプチャ

キャンペーン考察まとめ

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。まとめ記事はこちらから