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「UGC」に関連するキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】

ユーザー生成コンテンツに繋げるキャンペーン事例を紹介しております。ハッシュタグ投稿や引用リポスト、写真投稿など、ユーザー同士の共感・拡散を図るために取り入れやすい有効な手法やアイデアもあわせて解説いたします。

肌いいフェス2024 | 株式会社ポーラ

肌いいフェス2024 | 株式会社ポーラ
キャンペーン概要肌のためにやっていることを短歌にして送ると応募完了。膨大なデータに基づいた47都道府県別肌短歌コンテンツも提供。
インセンティブ30名にB.A ローション イマース本品をプレゼント
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【短歌を作って応募!】

肌やお手入れについて考えるためのイベントやデジタルコンテンツを「肌いいフェス2024」として、ポーラ・インスパイアリング クルー かつプロバレーボールプレイヤーの石川祐希さんを迎え、展開しています。

47都道府県別「肌いい短歌2024」では、ポーラが保有する2,070万件を超える肌データと、全国各地の水蒸気密度・日照時間・マイクロダスト・気圧の情報を下に、地域の環境まで考慮したケア情報を落とし込んだ短歌を公開中。自身の地域がどんな肌特徴なのか見たいと思わせるものになっています。

さらにオリジナルの短歌も募集していて、すでに取り組まれている、またこれから取り入れたい肌にいいことを短歌で表現してもらうという内容になっています。

【短歌ブームに合わせたキャンペーン!】

短歌に馴染みがあるのか疑問も生まれますが、2023年頃からZ世代を中心に、現代短歌がSNSでブームを巻き起こしており、XやTiktokで投稿されているそうです。

短歌の本の世界も変わってきていて、「老人ホームで死ぬほどモテたい」(上坂あゆ美)「野球短歌 さっきまでセ界が全滅したことを私はぜんぜん知らなかった」(池松 舞)のような、タイトルからしてパンチがあり、若い世代が手に取りやすいものが出てきています。

そんな若い人にも馴染みが出てきている短歌を活用しているわけですが、短歌をXなどのSNSで全世界に公開させるというのはハードルが高いので、フォーム投稿にてクローズで募集をかけています。

「なぜ、現代短歌がZ世代の心をつかむのか?ブームの鍵は「いいね」にあった」などの記事が時々目につきます。本当に流行ってるかどうか、にわかに信じがたい情報を、クライアントの担当者並びに上司に取り入れてもらうのは骨が折れそうです。しかし、ポーラさんがやっているからといって事例があれば説得力がつくでしょう。

肌いいフェス2024 | 株式会社ポーラ
肌いいフェス2024 | 株式会社ポーラ

【動画で解説!】肌いいフェス2024 | 株式会社ポーラ

#じゃがりこリズムチャレンジ|カルビー株式会社

#じゃがりこリズムチャレンジ|カルビー株式会社
キャンペーン概要リズム音をダウンロードして、オリジナルの動画を作成しTikTok、X、Instagramに投稿してもらうUGCキャンペーン
インセンティブWEBCM出演&じゃがりこ1ケース(1ケース当たり12個入)選考で30名
使用SNSTikTok、X、Instagram

キャンペーンのポイント

【リズムネタで話題化を図る!】

本キャンペーンはTikTokクリエイターによるお手本動画をベースに、リズムに乗った動画を撮影してもらい、優秀な投稿をした人はWEBCMに出演できるという、動画投稿系では王道の流れになっています。

TikTokerにとって、WEBCMに乗れたとあれば一躍乗ります。それを名刺にフォロワーを増やすことができるのは、インセンティブとしての価値が高いわけです。

しかし、動画を投稿させるというのは、どんなものを撮影するか考え、編集し、それをSNSに公開するという、どう考えてもハードルが高いもの。そこで、じゃがりこリズムはリズムを使うということと、表現方法を30個も提案しています。

【あのリズムでオリジナル動画を作成!】

まずはリズムをダウンロードするわけですが、クセが強いAと、リズムがわかりやすいBがあります。これらを頭に刻み込んで、「じゃがりこからの挑戦」で表現方法を見ていけば動画のイメージも膨らみます。

「じゃがりこからの挑戦」では、TikTokでよくありそうな表現をしっかり打ち出していて、リズムで音楽を作ってもよし、踊ってもよし、自分の芸を乗せてもよし、とTikTokで流行りそうな内容になっています。

TikTokだけだと難しいのか、もっと気軽に投稿ができるXやInstagramなども含めて投稿可能になっています。ここまでお膳立てされていれば、バズとは言わないまでも、投稿数が期待できそうです。

TikTokでUGCキャンペーンは成功例を見たことがないのですが、それでも企画を通せるのは、再生数のある人が投稿して火がついた事例などで説得し、せっかくだからUGCもという流れなのでしょうか。

#じゃがりこリズムチャレンジ|カルビー株式会社
#じゃがりこリズムチャレンジ|カルビー株式会社

【動画で解説!】#じゃがりこリズムチャレンジ|カルビー株式会社

#帰宅後即フロ キャンペーン | 花王株式会社

#帰宅後即フロ キャンペーン | 花王株式会社
キャンペーン概要Xでフォローしリポストすると応募完了。引用リポストでUGCを投稿すると当選確率アップ
インセンティブバブ4点セット 50名
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【夜時間のQOLが爆上がり!?】

花王が、20〜50代の男女1,000人を対象に「帰宅後の入浴に関する調査」を行った結果、毎日帰宅後すぐの入浴をしている人は、全体の27.1%と低い水準であることが判明。

一方で、帰宅後すぐの入浴をしている人の76%が、夜の時間の過ごし方の満足度が高いという結果に。それを受けキャンペーンは「帰宅後、即フロ」というストーリーになっています。即フロの場合、シャワーを浴びて終了ということが多そうですが、バブなのでそこは言及していません。

キャンペーンサイトは「即フロで夜のQOLが上がる」という事を啓蒙する内容で、やす子さんをキーパーソンに進めています。やす子さんが即フロに備えた毎日のルーティンを教えてくれたり、増えた夜時間に何をすると楽しいかなどを紹介しています。

また、ハッシュタグUGCを促しているのか、Xでの「みんなの#帰宅後即フロ」を見ることが可能です。

【更新しないならプレキャンをLPに書かない】

Xではフォロー&リポスト&引用リポストキャンペーンを行っています。

しかし、LP側には一切そんな情報は開示されていません。もはやLPからキャンペーンに参加することはなく、XはXで完結してしまうということなんでしょうか。

ぶら下げ投稿にLPへのリンクはありますが、画像をWebサイトカードにしてLPへの導線を強くし「即フロ」メッセージを見せるほうが良さそうな気もします。ただWebサイトカードにすると画像が小さくなってしまうので、こちらはサイズを優先したと思われます。

風呂の新しいシーンを提案しているデジタルプロモーションです。プレゼントキャンペーンをやっているにもかかわらず、サイト側では一切伝えないということは、コンテンツとしてLP側は長く使っていく中で更新しないという方針なのでしょう。

#帰宅後即フロ キャンペーン | 花王株式会社
#帰宅後即フロ キャンペーン | 花王株式会社

【動画で解説!】#帰宅後即フロ キャンペーン | 花王株式会社

学研教室×らいよんチャン ダンスコンテスト

学研教室×らいよんチャン ダンスコンテスト
キャンペーン概要学研教室ライドンタイムの音楽に合わせて撮影したダンス動画を TikTokかInstagram、もしくはTwitterで投稿
インセンティブフロントフィールドブルートゥーススピーカーKIWI KWQ1-TBL/らいよんチャングッズ/DVD付 学研まんがNEW日本の歴史 全12巻セット/学研の科学水素エネルギーロケット
使用SNSTikTok/Instagram/Twitter

キャンペーンのポイント

———学びというと教科学習や読書などを思い浮かべがちですが、机に向かうことだけではなく、家族やお友だちと体を動かしながら楽しくキャンペーンに参加して、新たな学びに出会うきっかけにしてほしいということで、学習教室学研とMBS毎日放送のマスコットキャラクター「らいよんチャン」による踊ってみた系動画投稿キャンペーンです。

———このデジタルプロモーションラボでも踊ってみた系動画投稿は成功しないという話をさんざんしてきたわけですが、TikTokにおける踊ってみた系キャンペーンの投稿数最大値は500程度でこの数字を出せたら本当にすごいことということがn2p調べでわかってます。まだTwitterが一番投稿される可能性があるかなと。 「らいよんチャン」と「学研教室」がコラボレーションした動画の中で、軽快に踊るらいよんチャンを参考にダンス動画をTikTokかInstagram、もしくはTwitterに投稿するもので、合計5作品にコンテスト形式で当たるというもの。#学研教室ライドンタイム をつけて投稿ということですべてのSNSで0投稿。もしかしたらキャンペーン認知が足りてないのかもしれませんね。キャンペーン認知を補うためにフォロー&RTキャンペーンを行っていて、こちらは2500くらい参加しています。

踊りを覚える、楽曲をダウンロードする、実際に踊って撮影する、編集する、世間に公開する、という過程をユーザーが踏まなければならないってことが理解できてないでキャンペーンストーリーを作ってしまう典型ですね。

学研教室×らいよんチャン ダンスコンテスト

スマートフォンキャプチャ

学研教室×らいよんチャン ダンスコンテスト

【動画で解説!】学研教室×らいよんチャン ダンスコンテスト

キャンペーンまとめblog

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。まとめ記事はこちらから

ポテコ・なげわ50周年 | 東ハト

ポテコ・なげわ50周年 | 東ハト
キャンペーン概要Ringsポーズを軸にリツイートキャンペーンや写真投稿キャンペーンを行う
インセンティブ東ハト10種のお菓子/オリジナルQUOカード1,000円分&東ハトお菓子詰め合わせ
使用SNSTwitter

キャンペーンのポイント

———東ハトのポテコとなげわが50周年ということで、ポテコは知ってましたが違い商品でなげわってのもあるんですね。どちらもリング状になっていて、指にはめて食べたりは昔からしていたのですが、そちらをRingsポーズと今回名付けていて、新たな遊びのシーンを作っています。ただただ指にはめるだけではなくて、指にはめてポーズを決めるという子供同士が遊べるように仕向けています。そこに小学生に大人気のサンシャイン池崎さんをぶつけることで相乗効果を狙っているわけですね。当然ジャスティスポーズでポテコを指にはめるとか相性は抜群です。

———シンプルなフォローアンドリツイートインスタントウィンを行ってキャンペーン認知を高めつつ、みんなでRingsポーズキャンペーンという写真投稿UGCキャンペーンを毎月行っています。毎月行う理由は同じ人でも3回参加できるのと、第1期のインセンティブがプレゼントされるころが第3期くらいだと思うのですが、当選報告とかが上がってくると他の人が焚き付けられるっていうのと、プレゼント発送まで時間があくとモチベーションが下がってしまうって課題を解決するためです。ハッシュタグとメンションをつけて送ると、写真の有無に関わらずオートリプライが返ると。そのリプライに当落がついているわけではなく、後日抽選となっています。フォロリツでオートリプライをつけたから、せっかくだからこっちもオートリプライつけてよって感じだったのでしょうかね。いろんなポーズが載っていて、子供と遊びながらとか子供同士で遊ばせたり新たな購入シーンを創出しています。

楽しく子供にっていうのがキービジュアルの動きやブッキングでイメージづけしています。指にはめながら食べるという昔ながらの食べ方をポーズにして写真映えさせるように仕向けるってのがプロモーションストーリーとして美しいですね。

ポテコ・なげわ50周年 | 東ハト

スマートフォンキャプチャ

ポテコ・なげわ50周年 | 東ハト

【動画で解説!】ポテコ・なげわ50周年 | 東ハト

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