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認知拡大に効果的な「ハッシュタグキャンペーン」【最新事例まとめ】

X(Twitte)やInstagram、TikTokなど、拡散や認知拡大に適した「ハッシュタグキャンペーン」の事例を紹介。企画案などに取り入れやすい有効な手法やアイデアもあわせて解説いたします。

企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン

企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン
キャンペーン概要Xにてフォロー&リポストし、ハッシュタグをつけてリプライすると応募完了。企業ごとにインセンティブを持ち寄り毎日企業ごとのハッシュタグをリプライしてもらうキャンペーン
インセンティブゲーミングヘッドセット&ゲーミングマウス など企業ごとに異なる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【16社が参加!】

2023年までは「#クリスマスボックス」という、Xの広告枠でオートリプライ形式のインスタントウィンと駅内広告などを組み合わせた3000万円ほどする企画でしたが、2024年は「#企業が届けるアドベントカレンダー」に変わっているようです。

アドベントカレンダーとあるように、クリスマスまでカウントダウンをしながら、毎日何かしらのプレゼントが当たります。フォローとリポストをして、ハッシュタグをつけてリプライをすると応募が完了できます。

オートリプライ形式ではあるのですが、その場で当たるのではなく、毎日24時に当選リプライをするようです。当選数が少ないため、早めに当たりが出ることで参加者数が減ってしまうのを防ぐためでしょう。このスキームで16社のアカウントが同時に実施しています。

また、それぞれのアカウントが毎日分のインセンティブを出し合っていて、ドスパラインセンティブの日はどこの会社も「#ドスパラ」をつけて投稿させています。ポストには各アカウントのリンクも設置されており、互いに送客しあえるところも強みになっています。

【クリスマスシーズンのX広告枠】

どこかのSNSマーケ会社がハッシュタグで括っているのかと思いましたが、バッチの無いアカウントがあり、オートリプライの条件を満たしていないため、公式が絡まない限り難しそうです。

ハッシュタグが「#クリスマスボックス」から変更になったのは、広告枠ではないアカウントの、便乗した野良キャンペーンが増えすぎたのが原因かと思います。

今年も野良っぽいものもいますが、ローソンやJALなど大手もハッシュタグをつけているので、どっちも売っているのでしょうか。

企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン
企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン

【動画で解説!】企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン

うまい棒 宇宙奪還プロジェクト | 株式会社やおきん

うまい棒 宇宙奪還プロジェクト | 株式会社やおきん
キャンペーン概要Xの公式アカウントをフォローし、#みんなでつなぐうまい棒をつけて投稿する
インセンティブうまい棒オリジナル宇宙服 1名うまい棒トラベルセット 1,111名
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【消えたうまい棒をみんなで奪還!】

11月11日はポッキーアンドプリッツの日だけではなく、うまい棒の日でもあります。それにあわせて、現在「うまい棒宇宙奪還プロジェクト」が開催中です。

11月11日、テイシティに宇宙船が出現し、お菓子大好き宇宙人スナックスが、お菓子とうまみちゃんを吸い込んでしまう。うまえもんはスナックスをこらしめるため、宇宙の仲間たちに助けを求める旅に出るというストーリーで、「#みんなでつなぐうまい棒」パワーを推進力に進む宇宙船というギミックでユーザーを引き付けています。

【ストーリー重視のシンプルなキャンペーン!】

キャンペーン参加方法は、Xのうまい棒【やおきん公式】をフォローして、ハッシュタグ「#みんなでつなぐうまい棒」をつけて投稿するというシンプルなもの。インセンティブがオリジナル宇宙服やトラベルセットといった、宇宙を意識した内容で、ストーリーがしっかりしているからこそ、シンプルな建付けでも成立します。

ユーザーのハッシュタグが増えれば増えるほど次の星に進んでいき、ストーリーが見られるようになっていくのはワクワクします。子どもから「どれくらい集まった?」と聞かれて、ストーリーを一緒に見ていくなどのシーンも想像できます。

Xの運用コンテンツとしても、ストーリー部分は活用できますし、持ち上げる施策も色々打てるため、キャンペーン期間は3ヶ月と長めに取っています。子供向けストーリーでも宇宙服が当たるなど夢があり、親子で楽しめる内容になっています

うまい棒 宇宙奪還プロジェクト | 株式会社やおきん
うまい棒 宇宙奪還プロジェクト | 株式会社やおきん

【動画で解説!】うまい棒 宇宙奪還プロジェクト | 株式会社やおきん

おつかれっ酒| KURAND株式会社

おつかれっ酒| KURAND株式会社
キャンペーン概要X、Instagram、TikTokにてハッシュタグをつけておつかれエピソードを投稿すると応募完了。
インセンティブクラフトビール3本とオリジナルビール缶グラス1個のセットを抽選でプレゼント
使用SNSX、Instagram、TikTok

キャンペーンのポイント

【「おつかれ」エピソードを投稿!】

オンライン酒屋「クランド」による、いつも頑張っている人をクラフトビールで応援するプロジェクト「おつかれっ酒(しゅ)」が提供されています。

「おつかれ」と言ってほしいエピソードや、応援する(エールを送る)というストーリーをSNSで募集しています。ベタと言えばベタですが、そこに3種のクラフトビールを新しく作っているのがインパクトになっています。

「ガンバイツェン」と「元気だせえーる」と「ドンマイピーエー」という、ファミコンゲームの回復アイテムのような名前のクラフトビールで、ホッと落ち着くデザイン。「おつかれっ酒」マスコットキャラクターの「れっしゅ君」も、ゆるふわでステキです。

【TikTokはテキスト投稿のみもできる】

そんなクラフトビール3種と、れっしゅ君のグラスが当たるキャンペーンは、「おつかれ」と言ってほしいエピソードをSNSに投稿するという、共感力もあり、王道で非常に書きやすい内容です。

Xでの投稿以外にも、InstagramやTikTokも投稿可能。基本フォローして「#おつかれっ酒」をつけて投稿するのですが、InstagramもTikTokも同じルールになっており、画像や動画の指定はないというのが新しいです。

Xがメインとなりそうですが、InstagramやTikTokアカウントしかないという人も対応したいということでしょう。Instagramを見ていくと、意外と前から使われているハッシュタグのようです。さすがにTikTokには投稿がなさそうです。

Instagramもハッシュタグ収集にはツール費がかかりますが、この量なら目視でいいということなのでしょうか。TikTokはテキスト投稿もできるので、参考などがあれば投稿しやすくなりそうです。

おつかれっ酒| KURAND株式会社
おつかれっ酒| KURAND株式会社

【動画で解説!】おつかれっ酒| KURAND株式会社

#マイミスドレシピキャンペーン|株式会社ダスキン

#マイミスドレシピキャンペーン|株式会社ダスキン
キャンペーン概要X、Instagram、TikTokにてハッシュタグをつけて対象投稿にコメントで応募完了
インセンティブミスタードーナツ ギフトチケット 500円分各SNSごと100名、合計300名に当たる
使用SNSX、Instagram、TikTok

キャンペーンのポイント

【お気に入りアレンジをコメントするUGCキャンペーン!】

ミスタードーナッツによるアレンジレシピキャンペーンで、新しい食べ方をプレゼンしつつ、「#焼くド推し」「#温めド推し」「#凍らせド推し」「#マイレシピ推し」を投稿してもらうことで、UGCを増やしていこうという内容になっています。

オーブントースターで焼いたり、レンチンしたり、凍らせたり、とテイクアウトしたドーナツを色々な食べ方で楽しんでもらい、自分ならではのドーナツシーンを作ってほしいというストーリーです。

【どのSNSに注力すべきか見える!】

応募方法は、XやInstagramでのコメント投稿に加え、TikTokでのコメントも対象となるようです。最近TikTokの運用を始めたようで、力を入れていきたいことなのでしょう。

ハッシュタグをつけてコメントという文化が、InstagramやTikTokでは少ないので、ハッシュタグ投稿だと思ってしまう人も多いだろうと思ったのですが、そこに関しては注意書きがありました。

TikTokはキャンペーンで動画投稿させると、公式の広告メニューを活用する形になり予算がかかるのですが、コメントなら独自でできます。しかし、コメントを自動的に収集したりはできないので、抽選時には目視となります。

TikTokは現状だと定員割れしていますが、Instagramでは10倍ほどコメントがあります。Xはさほどということで、ミスドとの相性はInstagramが良いということがわかります。

どのSNSに注力していくか調査という意味でもいいのかもしれません。

#マイミスドレシピキャンペーン|株式会社ダスキン
#マイミスドレシピキャンペーン|株式会社ダスキン

【動画で解説!】#マイミスドレシピキャンペーン|株式会社ダスキン

KABUKICHO BLUE PROJECT

KABUKICHO BLUE PROJECT
キャンペーン概要Twitterにてハッシュタグ投稿すると、バーチャル歌舞伎町に言葉の雨が降る
インセンティブHOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel宿泊券/ZEROTOKYOエントランスチケット+ドリンクチケットセット/「KABUKICHO MUSIC NIGHT」ペアご招待
使用SNSTwitter

キャンペーンのポイント

———国内最大級のホテル×エンタメ超高層複合施設、東急歌舞伎町タワーが2023年4月に開業し、「ここは、あなたの“好きを極める”場所。」というキャッチコピーで「見出す~育てる~羽ばたかせる」といった新たな「好き」を生み出すストーリーづくり・ライフスタイルの提案に取り組むらしい。現段階でもそびえ立ってる感がすごいんですが映画館、劇場、ライブハウス、クラブとエンターテイメントが詰まった作りになっていて、それを表現したデジタルプロモーションです。

———歌舞伎町が青く染まるとき、それはこの街のエンターテインメントに新たな「好き」が湧き上がるとき、ということで、#好きがつないでくれたTwitter投稿キャンペーンを行っています。投稿テーマは、「映画」「音楽」「好き」の3つで期間が別れており、各テーマごとにインセンティブも違ってます。第一弾映画では開業イベントで上映する映画が決定してますね。またそれの招待券などがインセンティブになっています。現在行われているのが#音楽がつないでくれたです。その投稿が擬似歌舞伎町に降ってくるような演出で、ぐりぐり触ることができて好きが降ってくるイメージが伝わりやすいですね。5,000投稿ごとに特別な演出が追加されて行くらしいのでオープンまでチェックしておきましょう。

大きい商業施設はオープンまでの盛り上げ施策って大事ですよね。近くで働いていて、なんか大きいもんができているなあという認識はしていてもオープンがいつか、どんなのが入るのかはそこまで取りに行ってくれないので、こういったティザーのデジタルプロモーションで期待感と認知度を高めるべきです。

KABUKICHO BLUE PROJECT

スマートフォンキャプチャ

KABUKICHO BLUE PROJECT

【動画で解説!】KABUKICHO BLUE PROJECT

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