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認知拡大に効果的な「ハッシュタグキャンペーン」【最新事例まとめ】

X(Twitte)やInstagram、TikTokなど、拡散や認知拡大に適した「ハッシュタグキャンペーン」の事例を紹介。企画案などに取り入れやすい有効な手法やアイデアもあわせて解説いたします。

#供養の日 Instagram 投稿キャンペーン


#供養の日 Instagram 投稿キャンペーン

キャンペーン概要

人や物への供養に関する画像を ハッシュタグ供養の日2021 をつけてインスタグラムにアップすることでクオカードが当たる

キャンペーン考察

いつもは面白いデジタルプロモーションを紹介するデジタルプロモーションラボですが、今回インスタグラム写真投稿キャンペーンとして間違っているなーということで、ちょっと違った視点でお届けします。
なんで違うのか、とそれがやりたいならこうしたほうがいいんじゃないという形で解説していきます
このプロモーションを主催する一般社団法人供養の日普及推進協会は「(9月4日)供養の日」の考え方を普及させ、世の中に供養の大切さやあり方を考える機会を創ることを提案し推進する団体なので、供養の日を認知させて理解を深めてもらうことが命題です。それを行うためのプロモーションとして間違っていることは2点。
一点目が選んだプラットフォームが間違い。インスタグラムは拡散性が低いことから認知拡大には向いてません。商品訴求はできるかもしれませんが、すでにファンの人がさらにブランド理解を深めることができるのであって、知らない人に向けてアプローチを行うものではないです。なのでSNSを活用するなら認知拡大に長けているTwitterを選ぶほうがいいでしょう。
2点目が仕組みとしてUGCキャンペーンを選択している部分です。UGCはユーザーがコンテンツを自ら作り出しSNSに投稿してもらうことをメインとして行うので、ユーザーが投稿してみたい自慢してみたいな、投稿したらSNSを見てくれた人が有益だろうな、と思うものでないと、投稿しません。誰が供養したものを発表したがるんでしょうか。これはプラットフォームがInstagramでなくても一緒で、公開したいものではありません。なので供養の日を考えてもらうもしくは知ってもらうためのやり方に変えたほうがいいのではと思います。
もちろん誰も投稿しないって話じゃないのですが、投稿されたとて認知拡大されないので、供養の日を認知してもらうことは難しいと思われます。

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#供養の日 Instagram 投稿キャンペーン を考察する動画

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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/7/31-8/6

みんなの元気がつながる広告キャンペーン丨オロナミンC丨大塚製薬


みんなの元気がつながる広告キャンペーン丨オロナミンC丨大塚製薬

キャンペーン概要

Twitterに音や画をハッシュタグ投稿するとその素材でスペシャルムービーを制作できるキャンペーンです。

キャンペーン考察

キャンペーン名に広告という文字があるのは珍しいですね。今年の1月ごろになにげないツイートで要望を募集した際にたくさんのアイデアが合ったそうです。その中にみんなの投稿を合体させてスペシャルムービーを作ろう、というアイデアが合ったかどうかは定かではないのですが、ファンがたくさんいるんだなあという中の人の感動と、これだけいればハードルが高いと言われている投稿キャンペーンも成立するのではないか、と考えたんでしょうね。
テキストを送るのではなく音と画を募集しているのが特徴的で、テキストではないため投稿する手間と心理的ハードルは上がりますが、先程言ったとおりたくさんのファンがいると確信しているためちゃんと集まるのでしょう。音というのはあまり見たことがなく、オロナミンCを叩いてみた、しゃべってみたとかそういったことでもOKです。Twitterの音声投稿はスマホならできますので、そういった仕組みをキャンペーンに取り入れてます。動画やイラストも可能で、そちらはハッシュタグが異なる仕様です。
インセンティブはそれらを合体させて最終的にはオリジナルムービーを作成するという、なにかモノがもらえるわけではないですが、たくさんの投稿がされているのはファンが本当にたくさんいるということの証です。
キャンペーンスタートの7.3がオロナミンCの日だったわけですが、Twitterの音声配信サービスであるスペースを活用するなど音声をうまく使ってファンコミュニケーションを行っています。中の人の投稿を見てもファンに向き合っている姿勢がプレゼントなしでも投稿を集められるという、普段からの努力の賜物といえるキャンペーンです。

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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/7/10-7/16

パーソル×note「#私らしいはたらき方」投稿コンテスト


パーソル×note「#私らしいはたらき方」投稿コンテスト

キャンペーン概要

パーソルのnoteアカウントをフォロー、ハッシュタグに「#私らしいはたらき方」を設定してnoteに記事を投稿。 9月下旬にグランプリを発表するキャンペーンです。

キャンペーン考察

最近noteでのコンテストキャンペーンが増えてきたのでピックアップしました。「パナソニック」が#スポーツがくれたもの 投稿コンテストを行っていたり、「カルビーかっぱえびせん」ではやめられないとまらない話をかっぱえびせんの日こと8.10に行っていたり、ハッシュタグ投稿させることで参加となるキャンペーンです。 Twitterでいえばハッシュタグ大喜利キャンペーンですが、noteの場合制限なく文章をかけるので、ハードルも高いですがTwitterとはぜんぜん違うUGCになります
noteはクリエイターが文章やマンガ、写真、音声を投稿できるサービスで、文章を読んだり書いたりするのが好きな人達が多くいるため、商品の宣伝や直接的なPRには使いづらいですが、企業のミッション・ビジョン伝達やブランド価値向上などには向いてます。パーソルの例でいうと「はたらいて、笑おう」という会社のビジョンを伝えるために、はたらき方の多様性をみんなで考えてもらうべく「#私らしいはたらき方 」をテーマに投稿してもらう形になっています。会社のあり方とか思想を伝えるにはTwitterでは文字数が短すぎてストーリーが紡ぎにくいですし、自社サイトやメディアなどで発信していっても元々興味のある人でないと見てくれません。なので文章好きの月間アクティブユーザーが6300万人、登録者数260万人が集まるnoteを活用しているというわけです。
note投稿コンテストは広告メニューなのでだれでもハッシュタグを作れるわけではありません。結構な費用がかかるので、大きめの会社が企業ブランド価値向上のために利用するのが一般的です。以前はコンテストの発表時にnoteプレイスという場所でイベントも行っていたそうです。

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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/7/3-7/9

顔についたあのクリーム に名前をつけようキャンペーン|株式会社モンテール


顔についたあのクリーム に名前をつけようキャンペーン|株式会社モンテール

キャンペーン概要

顔についたあのクリーム の名前案をSNSで募集。その後その中から投票キャンペーンを行い名前を決定します。LP上では顔についたあのクリーム の名前が入ったエッセイがあり、キャンペーン終了後決定した名前が入ります。

キャンペーン考察

シュークリームなどを食べたときに口の周りにクリームが付いているという事象に名前をつけようという大喜利キャンペーンです。大人でつけているのはあまり見たことがありませんが、子供はつけますよね。想像するような口の端っこにちょいとついているなんてことはなく、泥棒ひげみたいについていることがほとんどです。 クリームのついた子供の口を想像して名前を考えてTwitterやInstgramに投稿することで応募完了です。その中から4つに絞り投票キャンペーンが第二弾として行われるようです。名前が決定すると俵万智さんのエッセイに登場するインセンティブになっています。オチの部分が〇〇になっていて、そこにハマるってことですね。
大喜利は結構ハードルが高いのですが幸せ分が多いからなのか、それなりに投稿数は多いです。やはりあざとクリーム的な投稿が多いので、MVをもっと子供に寄せると幸せ分が更に高まるかもしれません。

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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/6/26-7/2

コスプレde海ゴミゼロアワード2021


コスプレde海ゴミゼロアワード2021

キャンペーン概要

コスプレイヤーによる海洋ごみ削減につながる動画をハッシュタグを付けてSNSで投稿するキャンペーンです。

キャンペーン考察

海ゴミ削除啓蒙プロモーションとしてコスプレイヤーの方々に動画をとってもらおうというキャンペーンです。「この先もずっと美しいロケーションで撮影できるように」とあるが、海とコスプレイヤーってのがあまり結びつきません。とはいえ審査基準もあり再現力/表現力・影響力・啓発力などかなり本格的な動画を要求させられるので、海に合うコスプレが必要になる感じがします。
審査員も有名声優さんや監督さんを据えてかなり力を入れているのが見て取れる分非常にハードルは高く、さらにアップしなければならないのは動画なので難しいと思いました。
しかし、去年のサイトを見てみると日本ではなく世界に向けたプロモーションになっていて、世界中のコスプレイヤーに訴えかけています。インドネシア・ベルギー・もちろん日本も受賞していました。 ワールドワイドで見ればハードルが高くとも作品としての高みを望む気がするので、切磋琢磨しそうだから成立している気がするキャンペーンです。
共通言語としてコスプレイヤーがあり、その中心が日本であることっていうのを利用して日本から世界に訴えかけるツールとして非常に優秀です。

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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/6/19-6/25