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「X(Twitter)」を活用したキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】 5ページめ

拡散力の高いX(Twitter)を活用した特徴的なキャンペーン施策をご紹介。X(Twitter)のカンバセーションボタンの活用やアルゴリズムにあわせた具体的な手法、成功事例も解説します。

やってみたかったフルーチェ | ハウス食品株式会社

やってみたかったフルーチェ | ハウス食品株式会社
キャンペーン概要やってみたかったフルーチェを作り、ハッシュタグをつけてXに投稿すると商品が当たるキャンペーン
インセンティブアデリアレトログラスセットしなこサイン入りチェキ+フルーチェ<イチゴ>
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【インフルエンサー活用でUGCを創出!】

様々な分野で活躍するインフルエンサーが、それぞれ「やってみたかったフルーチェ」を作り、Youtubeショートで公開しているインフルエンサー活用型キャンペーン。

インフルエンサーの得意分野やフォロワー層に合わせて、異なるターゲットに訴求しています。

例えば、しなこさんは若年層、双松桃子さんは料理好きな女性や主婦層、ゆうひなたチャンネルはファミリー層、syun cookingチャンネルは料理初心者や子どもと料理を楽しみたい層に向けて情報を発信できるわけです。

インフルエンサー活用は、広告だけではリーチしにくい層にも自然な形でアプローチが可能です。ファンと日常的に交流しているため、親近感や共感を通じて製品への好感度が高まり、リアルな感想が消費者の信頼を生み、購買行動につながりやすくなります。

【思わず作りたくなる!】

本キャンペーンは、自身の「やってみたかったフルーチェ」を作成し、その写真をXに「#やってみたかったフルーチェキャンペーン」を付けて投稿すると、抽選で賞品が当たるというもの。

同時に、ハウス食品公式Xアカウントをフォローし、対象の投稿をリポストすることで、フルーチェ7点セットが当たる、フォロー&リポストキャンペーンも開催。さらに拡散を目指しています。

インフルエンサーが「試している様子」を投稿することで、消費者の「試したい」「買いたい」という欲求を刺激しつつ、フォロワーがインフルエンサーを真似てUGCが生まれる流れを作ってます。

やってみたかったフルーチェ | ハウス食品株式会社
やってみたかったフルーチェ | ハウス食品株式会社

【動画で解説!】やってみたかったフルーチェ | ハウス食品株式会社

お守りEVE|エスエス製薬株式会社

お守りEVE|エスエス製薬株式会社
キャンペーン概要メッセージ付きデジタルお守りを作成しXでシェアすることでお守り型ミニポーチキットが当たる
インセンティブ抽選で100名様に「EVE特製 お守り型ミニポーチ」が当たる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【大切な人にお守りを贈る!】

エスエス製薬の痛み止めEVEは、新生活や部活の大会など人生の節目・重要な場面で、急な頭痛や生理痛などの痛みによって集中力を削がれたり実力を出し切れなかったりせず、最大限に力を発揮してほしいというストーリーで、その思いを形にする施策として、大切な人にお守りを贈ることができるというシーンを作り出しています。

今キャンペーンは第三弾となり、第一弾では先着順にも関わらず約34万人超の応募が集まり、参加できなかった層にも口コミやSNS投稿を通じて話題が波及していました。

第二弾は部活で頑張る学生をサポートするというもので、100種類以上の部活動に応じたお守りデザインがあり、そこに応援の言葉などを入れることができるものでした。

【シェアするとお守り型ミニポーチが当たる!】

今回の「新生活応援キャンペーン」は、いくつかの質問に答えると基本デザイン10種類の中からおすすめの「柄」が自動提案され、複数のカラーバリエーションから色を選択して、最後にお守りに入れる文字(「〇〇守」の部分)を決めます。

文字は提案候補から選ぶだけでなく、自分で自由に好きな言葉を入れることも可能です。

完成したお守りをSNSに投稿すると「お守り型ミニポーチ」が抽選で当たります。

日本で古くから親しまれる「お守り」という文化的モチーフを用い、「大事な人の成功を祈って応援する」というストーリーにEVEブランドを結び付けた点は秀逸です。さらにお守りポーチにより「痛み止めを持ち歩く習慣」という新たな価値を提案しているのもすばらしいです。

お守りEVE|エスエス製薬株式会社
お守りEVE|エスエス製薬株式会社

【動画で解説!】お守りEVE|エスエス製薬株式会社

はつうまいなり ぬりえCONTEST|株式会社みすずコーポレーション

はつうまいなり ぬりえCONTEST|株式会社みすずコーポレーション
キャンペーン概要指定されたPDFに塗り絵をして写真に取りハッシュタグをつけてXまたはInstagramに投稿すると応募完了
インセンティブ#おいしそうde賞:25名様おいなりさん+味しみきざみあげ+オリジナルいなり寿司クッション+当社マスコットキャラクター「コン太」オリジナルまな板#アートde賞:25名様おいなりさん+味しみきざみあげ+当社マスコットキャラクター「コン太」オリジナルぬいぐるみ+当社マスコットキャラクター「コン太」オリジナルまな板
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【恵方巻きの次はいなり寿司!】

2025年2月11日の「初午いなりの日」を記念したキャンペーン。

「初午の日」は、711年(和銅4年)2月の最初の午の日に、京都の伏見稲荷大社に稲荷大神が降臨したとされることに由来していて、日本の伝統的な行事の一つとなり、2月最初の午の日に祝われるものです。

この日は、稲荷神社の祭りの日であり、商売繁盛・五穀豊穣を願う行事として「初午祭」が行われるようになり、全国各地の稲荷神社でお祭りが行われています。

稲荷神社の「稲荷(いなり)」は「稲がなる(実る)」からきており、稲荷神社のお供え物として、いなり寿司や油揚げが使われるようになったといわれています。

そこで、初午いなりの日にいなり寿司を食べる習慣を作ろうというのが、みすずコーポレーションの思惑です。

【グッズが当たるSNSコンテスト!】

キャンペーンはぬりえコンテストで、同社のキャラクター「コン太」のぬりえPDFをダウンロードし、色を塗って写真を取り、指定のハッシュタグを付けてSNSに投稿することで応募完了となるもの。

いなり寿司を食べるシーンを作りつつ、「コン太」というキャラクターを売り込みながら、子どもと一緒にぬりえを楽しもうという流れを作っています。

いなり寿司を子どもと一緒に作ったり、子どもと一緒に遊んだりすることで、家族での年間イベントとして恵方巻のように、いなり寿司を食べる日を定着させたいというマーケティング戦略です。

はつうまいなり ぬりえCONTEST|株式会社みすずコーポレーション
はつうまいなり ぬりえCONTEST|株式会社みすずコーポレーション

【動画で解説!】はつうまいなり ぬりえCONTEST|株式会社みすずコーポレーション

パーソナルカレー診断|ボンカレー公式サイト

パーソナルカレー診断|ボンカレー公式サイト
キャンペーン概要設問に答えていくと診断結果としてあなたにピッタリのボンカレーを選んでくれる診断コンテンツ
インセンティブボンカレー製品18個セット 100名
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【パーソナルカレー診断!?】

渋谷駅のOOHでもインパクトを残していた、ボンカレーによるパーソナルカラー診断ならぬパーソナルカレー診断。

肌の色、髪色、目の色などから似合う色をえらぶパーソナルカラー診断は、春・夏・秋・冬の4つのタイプに分けられ、それぞれに合う色選びをすることで、顔色が明るく見えたり、自信を持ってファッションを楽しめるというものですが、カレー診断は意外な美味しさに出会えるあなたの気分にピッタリのボンカレーを選んでくれます。

【タイトルで検索させる動機づけに!】

診断はいろいろなボンカレーをレコメンドしてくれて、結果をXにシェアすると応募完了となるシンプルレコメンド診断コンテンツなのですが、タイトルにインパクトが有り、「なにそれ」と、検索させる動機づけになっています。

診断コンテンツは通常、MBTI診断などを挟んで、私ってこういう所ある!、当たってる!と思わせつつ、そこにレコメンド商品を盛り込むことで納得感を出すものですが、タイトルで取りに行く診断コンテンツは流石です。

パーソナルカレー診断|ボンカレー公式サイト
パーソナルカレー診断|ボンカレー公式サイト

【動画で解説!】パーソナルカレー診断|ボンカレー公式サイト

犯行予告体験&期待・感想投稿キャンペーン/著名人コメント|アスミック・エース株式会社

犯行予告体験&期待・感想投稿キャンペーン/著名人コメント|アスミック・エース株式会社
キャンペーン概要Xでの感想投稿キャンペーンとサイト内で犯行電話がかかってくる内容に回答するXでのUGCキャンペーンを開催
インセンティブキャストサイン入りオリジナルジャンパーや映画ギフトコード2,000円分などの商品が抽選で113名に当たる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【犯人から電話がかかってくる!】

映画「ショウタイムセブン」の公開を記念したキャンペーン。映画は、左遷された元人気キャスター・折本眞之輔(阿部寛)が、ニュース番組「ショウタイム7」の生放送中に爆弾犯との交渉をするも、スタジオにも爆弾が仕掛けられており、彼の発言一つで生死が分かれる、極限のリアルタイムサスペンスです。

今回、映画デジタルプロモーションでは欠かせない感想投稿キャンペーンと、犯行予告体験キャンペーンが行われています。

【映画を疑似体験できる!?】

感想投稿キャンペーンは、Xフォロー後「#ショウタイムセブン衝撃の生放送キャンペーン」を付けて、映画の期待や感想を投稿すると、抽選で映画オリジナルグッズが当たるという王道なもの。

犯行予告体験は、犯行予告電話風の音声が聞けるというもので、電話に出ない、質問の回答に10秒以上かかるなどで爆弾が爆発します。

質問への回答はカンバセーションボタンになっていて、それぞれの回答を選択するとXの投稿が生成されます。videoURLがついており、各投稿に対して動画をつけることができています。映画など映像作品はこの方法が面白いのではないでしょうか。

「犯行予告電話を受け取る立場」となり、映画の世界観を疑似体験させてストーリーへの没入感を高めるというのは、映画の興味を増すためにインパクトがあります。動画制作費も抑えられてますし話題化という面でもよくできています。

犯行予告体験&期待・感想投稿キャンペーン/著名人コメント|アスミック・エース株式会社
犯行予告体験&期待・感想投稿キャンペーン/著名人コメント|アスミック・エース株式会社

【動画で解説!】犯行予告体験&期待・感想投稿キャンペーン/著名人コメント|アスミック・エース株式会社