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「X(Twitter)」を活用したキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】 2ページめ

拡散力の高いX(Twitter)を活用した特徴的なキャンペーン施策をご紹介。X(Twitter)のカンバセーションボタンの活用やアルゴリズムにあわせた具体的な手法、成功事例も解説します。

ラックス x 名探偵コナン ツヤ髪の青水晶(アクアトパーズ)|ユニリーバ

ラックス x 名探偵コナン ツヤ髪の青水晶(アクアトパーズ)|ユニリーバ
キャンペーン概要特設サイトで順次公開される三問に解答し、結果(回答)をXでシェアする。
インセンティブオリジナルステッカー 各日1,000名様、合計3,000名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【段階公開×最終問題で完走させる!】

ラックスと名探偵コナンのコラボキャンペーン。ラックスの主要購買層は20〜40代女性ということなので、コナンターゲットの広さというのが伺えます。

怪盗キッドの予告状から始まる3つの謎にスペシャルサイトから挑戦し、各問の答えをXにシェアすると、抽選でオリジナルステッカーが当たるというもの。コナン絡みキャンペーンではおなじみのスタイルです。

毎日1問ずつ公開されるので小さな楽しみが続き、3問すべてを解くとスーパーリッチクリスタルの行方に迫る最終問題が出現する仕組みで、物語を読み進める感覚で最後まで参加したくなる設計になっています。

【本格監修の威力!】

謎は松丸亮吾さん率いるRIDDLERが監修しており、「解けた!」という達成感がしっかり味わえるレベル感です。また毎日1,000名に当たるため、全問に挑戦して当選チャンスを増やしたくなる「もう一回やろう」の気持ちを自然に後押しします。

世界観は青水晶(アクアトパーズ)=ツヤ・輝きで、これをコナンの推理・怪盗モチーフに重ねることで、「きらめく宝石=髪のツヤ」というイメージをわかりやすく伝えています。仕組みとして商品名の「スーパーリッチクリスタル」をストーリーの鍵として何度も登場させることができるので、参加後に店頭で見かけたときに思い出してもらいやすくなります。

コナンIPで幅広い年齢層へ接触しつつ、RIDDLER監修の謎解きで本格感を担保。ライト層も参加できる設計で、ブランドとのポジティブな接点を拡張しています。

ラックス x 名探偵コナン ツヤ髪の青水晶(アクアトパーズ)|ユニリーバ
ラックス x 名探偵コナン ツヤ髪の青水晶(アクアトパーズ)|ユニリーバ

【動画で解説!】ラックス x 名探偵コナン ツヤ髪の青水晶(アクアトパーズ)|ユニリーバ

あいすまんじゅう総選挙キャンペーン|丸永製菓株式会社

あいすまんじゅう総選挙キャンペーン|丸永製菓株式会社
キャンペーン概要Xにて該当ポストから好きなフレーバーを選んで投稿すると最も多い得票のフレーバーが「2027年春」に新商品として登場
インセンティブあいすまんじゅう秋冬新商品詰め合わせセット 50 名様PayPay ポイント、Amazon ギフトカードなど200 円分 1,000 名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【推し味に一票!!】

1962年から販売されている、丸永製菓のロングセラー和風アイス「あいすまんじゅう」の次の定番をみんなの一票で決めるX参加型の総選挙キャンペーン。

公式アカウントをフォローして、対象ポストから好きなフレーバーに投票すると、最も票を集めた味が2027年春に商品化されるというもので、総選挙と称してアンケートを取っているわけです。

当然投票が多いフレーバーのほうが売れるわけで、それを事前に知れるというのはとても大事な情報です。さらに総選挙という投票キャンペーンは、投票=意思表示なので、結果が商品化に直結すると、「自分も関わった感」が残って自分ごと化も進みます。

告知→中間発表→結果発表→開発報告→発売と、段階的に話題を積み上げられるので、プレスリリースをたくさん打てるメリットもありそうです。

【総選挙でアンケート!】

インセンティブは秋冬の新商品詰め合わせ50名様分に加え、選べるデジタルギフト200円が1,000名と、当たったらすぐ使えるものを用意しています。

どの味がどの層・どの地域で刺さっているかの事実を自然に集められ、発売までの間に試作や告知を小刻みに出すことで、期待の温度を下げずに育てられます。結果、ユーザーは「自分の一票が商品になった」という実感を持てて、発売日が近づくほどワクワクが増す設計になっています。

総選挙は「好き」をきっかけに人を動かし、その熱量を開発・販売・話題化まで一気に回すことが可能です。参加ハードルも低いのと、SNSシェアまでついてくるのが良いところです。

あいすまんじゅう総選挙キャンペーン|丸永製菓株式会社
あいすまんじゅう総選挙キャンペーン|丸永製菓株式会社

【動画で解説!】あいすまんじゅう総選挙キャンペーン|丸永製菓株式会社

スキットルズでおいしい仕事キャンペーン|マース ジャパン リミテッド

スキットルズでおいしい仕事キャンペーン|マース ジャパン リミテッド
キャンペーン概要サイトまたは公式Xアカウントに掲載の「おいしい仕事」から1つ選び、引用リポストで指定ハッシュタグとスキットルズのおいしさを想像で褒める
インセンティブPayPayポイント100万円分 1名様PayPayポイント1万円分 100名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【スキットルズのゆるすぎキャンペーン!】

「おいしいだけの無名なキャンディーをなんとか有名にしたい」と、開き直り気味の宣言から始まるスキットルズのX参加型キャンペーンです。日本での認知度が圧倒的にまだない、売っている店も希少など、かなりぶっちゃけています。

キャンペーン参加は、5つの「おいしい仕事」のいずれかで投稿するというもので、「想像で褒める(喫食不要)」「身近な人やAIに褒め言葉を作ってもらう(思考不要)」「誰かのスキットルズ投稿を引用リポスト(努力不要)」「売っている場所の情報を投稿(写真不要)」「自由投稿(忖度不要)」と全部「不要」要素を入れて、ハードルを下げています。

また選考も「テキトー」と明言し、肩の力を抜いて参加できるようにしむけています。

むずかしい作品づくりや専門知識は不要で、「とりあえず一言のせる」「家族に褒め言葉を考えてもらう」「近所で見つけた売り場をメモる」といった日常レベルの行動でエントリーが可能です。

【知ってもらうことに全振りした設計!】

期間は9/22〜10/6の短期勝負で、公式Xのお題投稿を引用すれば、ネタ探しに迷わず始められる導線がきちんと用意されています。

ブランド側はみんなの投稿を一気に集めて「スキットルズって何?」の答えをタイムライン上で可視化しつつ、売っている場所の情報で店頭へも誘導できるでしょう。

正面から「まだ無名」と言い切るコピーの潔さが好感と共感を生み、軽い参加体験×高額インセンティブで、「まず知ってもらう」ことに全振りした設計です。

スキットルズでおいしい仕事キャンペーン|マース ジャパン リミテッド
スキットルズでおいしい仕事キャンペーン|マース ジャパン リミテッド

【動画で解説!】スキットルズでおいしい仕事キャンペーン|マース ジャパン リミテッド

ジップロック®ありなし国民大調査 キャンペーン|旭化成ホームプロダクツ株式会社

ジップロック®ありなし国民大調査 キャンペーン|旭化成ホームプロダクツ株式会社
キャンペーン概要使い方一覧から気になる界隈をチェックし「あり!」と思った使い方をXでシェア
インセンティブグレゴリー×ジップロック®×ビームス クチュール デイパック 100名様3000円分のAmazonギフトカード 100名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【「◯◯界隈」の使い方が秀逸!】

食品保存の枠を飛び越えて、「推し活」「ガチャ」「サウナ」など、20の「◯◯界隈」での使い方を見せて「この使い方、あり?なし?」を全国投票するキャンペーン。

参加方法はシンプルで、使い方一覧から「あり!」と思った界隈を選んで、指定ハッシュタグ「#ありなしジップロック」を付けてXでシェアすると応募完了です。

1日1回まで有効なので、今日は「推し活」、明日は「旅」、週末は「アウトドア」のように日替わりで参加でき、見るたびに「そんな使い方あったの?」という発見があり、利用シーンの拡充を提案しています。「今日はどの界隈に投票しよう。」とLPを回遊させる設計になっています。

【試したくなる心理を引き出す!】

インセンティブは「GREGORY × ジップロック® × BEAMS COUTURE」の限定デザインのデイパックで、意外性で話題化を狙っています。

保存袋=キッチンの固定観念がほどけて、文具をまとめる、旅行の小分け、汗や水に強い収納など、日常のあらゆる場面で「自分の界隈でも使えるかも」と、試したくなる心理を素直に引き出し、UGC担った際に共感を得ることもできそうです。

リアルでは渋谷での体験配布イベントもあり「まずは使ってみる」きっかけを作り、SNSで見て、街で触れて、家で試すという流れができています。

「ジップロック®は保存袋にとどまらない」と、20の界隈で生活者の多様なライフスタイルへ寄り添うブランド像を訴求しています。

ジップロック®ありなし国民大調査 キャンペーン|旭化成ホームプロダクツ株式会社
ジップロック®ありなし国民大調査 キャンペーン|旭化成ホームプロダクツ株式会社

【動画で解説!】ジップロック®ありなし国民大調査 キャンペーン|旭化成ホームプロダクツ株式会社

カチッとぽふっとスイッチ|オルビス株式会社

カチッとぽふっとスイッチ|オルビス株式会社
キャンペーン概要共感ネタ満載の「カチぽふ図鑑」を眺めて楽しみながら、Web応募&Xで投票できるキャンペーン
インセンティブオルビスユー+ユードット人気商品セット 抽選で100名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【図鑑を読んでタップするだけ!】

「毎日がんばる私たちにはカチッと気合いが入る瞬間と、ぽふっと一息抜く瞬間がある」がテーマのキャンペーン。この「オンオフの切り替え」は、年齢や属性を問わず想像しやすく、共感としてのハードルは低いものの、どう製品と結びつけるかの難易度は高くなります。

今回オルビスでは、忙しい毎日の「あるある」を、短いイラストと言葉で切り取ったコットン きょん さん出演で、生活の小ネタに名前を付ける「カチぽふ図鑑」にしています。

「カチぽふ図鑑」を眺めて「これ私だ!」と共感したものを2つ以上タップすると、ページ下に応募ボタンが出現し、フォームからオルビス製品が当たるWebキャンペーンに参加できます。

【WEBとXの2本だて!】

Xのキャンペーンは2本立てで、第1弾は「カチ(オン)」の人は いいね、「ぽふ(オフ)」の人はリポストと、今の気分を表明するだけでトライアルセットが当たるというもの。

第2弾は画像から一番共感する、カチorぽふを選んで投稿するだけと、どちらも難しい操作なしで、まずは試してもらうきっかけを丁寧につくっているのが好印象です。

図鑑で自分のスイッチを見つけて、気分に合うラインを気軽に試せる、そんな日常によりそうキャンペーンです。

「カチ(オン)」「ぽふ(オフ)」という日常の共感語を使い、オルビスの世界観をライトに体験させつつ、単なるプレゼント告知ではなく、読んで楽しい図鑑でブランドを好きなってもらおうとしています。

カチッとぽふっとスイッチ|オルビス株式会社
カチッとぽふっとスイッチ|オルビス株式会社

【動画で解説!】カチッとぽふっとスイッチ|オルビス株式会社