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「クイズ / 謎解き」の仕組みを活用したキャンペーン【最新事例まとめ】

クイズや謎解きコンテンツを活用したキャンペーン事例を紹介します。WEBサイト上のコンテンツだけでなく、X(Twitter)やインスタグラム、動画コンテンツなどを活用したものも解説していきます。

カイトウあずきバー|井村屋株式会社


カイトウあずきバー|井村屋株式会社

キャンペーン概要

Youtube動画内にて問題とA~Dの解答欄が出現。5問全てに回答すると応募フォームより応募できるキャンペーンです。

キャンペーン考察

挑戦状シリーズということで謎解きクイズキャンペーンになっています。 動画での設問になっていて、動画を最後まで見ないと回答ができない仕様になってます。左上に時間が出てくるのですが、その時間に回答するわけではなく動画終了後もう一度設問が出てきて回答する流れです。だとしたら動画はもう少しキビキビしていてもいいような?と思ったのですが、冷凍庫から出して1分解凍させるために1分待たせているわけですね。そうすると最初に言っていた「あずきバーは持ったかな?」という言葉の意味がわかります。
問題自体はあずきバーとは関係があまりないですね。 クイズキャンペーンの特徴は、クイズ自体に商品の強みなどを入れつつ答えさせることによって強みを知ってもらう事ができるので、PRしたい部分をもっと推せるわけですね。せっかく動画を見せる技術を使っているので動画にもPRが入ってても見れると思うのですが、言いたいことは冷凍庫から出して1分待って解凍してから食べる、という部分に一点集中しているのは好感が持てます。 5問答えるとフォームより応募できるのですが、挑戦者の君のことを教えてくれないか、という呼びかけもキャラクターやストーリーに合わせてありかわいいですね
謎解きってアレヤコレヤ言いたいことを詰める傾向にあるのですが、言いたいことをフォーカスしたほうが伝わりやすいですよね。ただフォーカスさせるのも難しいし担当者に覚悟がないと踏み切れないと思うのですが、根気よく提案しましょう。

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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/7/10-7/16

阪神競馬場 TAKARAZUKA CITY HUNTER | JRA阪神競馬場

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阪神競馬場 TAKARAZUKA CITY HUNTER

キャンペーン概要

クイズ対決の結果をTwitterでシェアすると抽選で5名様に海坊主特性バズーカ型天体望遠鏡が当たるというキャンペーンです。

キャンペーン考察

シティハンターのIPをつかったコラボ企画となっています。JRA関連のキャンペーンは結構な量をデジタルプロモーションラボでも紹介しています。競馬のプロモーションはキャンペーン参加をきっかけに競馬への自発的なアプローチを促す、さらに今後のユーザーと J R A の関係の発端をつくるという課題があるため大型IP使うのが手っ取り早いのでしょう。それだけでなく毎度コンテンツレベルも高い印象です。

新宿駅の掲示板にチョークで書き込むというシティハンターの代名詞がサイトに生かされています。宝塚駅の伝言板に書かれたJRAマークからお話が始まって、伝言をタップするとそれぞれのコンテンツに飛べます。マンガの1コマで簡単な説明があり、下線部を押すと冴羽獠の口調で詳しい説明をしてくれるという仕組みなのですが、この世界観を壊さないあたりに芸の細かさが出ています。

キャンペーンとしてはクイズキャンペーンなのですが、簡単なクイズにすることで少しでも競馬を知ってもらい競馬への自発的なアプローチを促せるようになっています。またオリジナルのインセンティブがあったり、宝塚歌劇団とのコラボがあったりとインセンティブの幅が広いのもポイントです。なぜ宝塚歌劇団?というと、同じ宝塚市で行うということに加えて宝塚歌劇団が舞台のシティーハンターの物語があるからだそうです。 クイズキャンペーンは問題に商品訴求を入れることで商品理解を促進できるためきっかけづくりには最適です

スマートフォンキャプチャ

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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/6/5-6/11

サントリーなるほどクイズ


サントリーなるほどクイズ

キャンペーン概要

LP上で出題されるクイズに答えることで応募完了のキャンペーンです。

キャンペーン考察

月ごとに違うテーマでクイズを出題し答えてもらうものなんですが、サントリーの活動をクイズを通じて知ってもらおうという試みのようです。 商品をPRするのと違って、どんな取り組みをしているか、ミッション・ビジョンはどんなものか、みたいな企業の思想や社会に対する行動のようなものを伝える必要が出てきます。そうなるとSNSで拡散などではなく自社メディアの回遊が目的になるので、ヒントを見るという形でサイトに飛んでもらい、ウイスキーへの理解を深めてもらう。さらにその先にはサントリーの活動を知ってもらうことができるわけです。そのためにはかんたん過ぎる問題だとヒントを見てくれないので、ちょっとむずかしい問題にする必要がありますね。
今月はウイスキーですが、一個前はSDGsを題材にしていました。 応募の最後にはアンケートもあり、「ブランド認知をどうやっていこうか」という中で年間を通してクイズで知ってもらおうというプロモーションでした。
Twitterでのクイズキャンペーンとの違いは一気に何問も答えさせられることです。活動を知ってもらおうとなると1問じゃ収まらないので、複数回答の場合WEBのほうが有効ですね。Twitterでもオートリプライを使うなどでできるかもしれませんが、複雑になってしまいます。

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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/6/26-7/2

日本マクドナルド 50年の歴史 | McDonald’s Japan


日本マクドナルド 50年の歴史 | McDonald’s Japan

キャンペーン概要

年表やクイズでマクドナルドの歴史を知らせるプロモーションサイトです。

キャンペーン考察

〇〇周年プロモーションを行う場合、やはり歴史・年表を見せてユーザーにより理解を深めてほしいという狙いがある事は多いのですが、年表は見せ方が難しいです。このプロモーションサイトでは雑誌のように横に歴史を並べており、途中途中でマクドナルドのクイズが風船で飛んでいます。そちらを回答させるというエンタメ要素があることでスクロールしたくなるようにUXが設定されてます。
そして年表ともう一つロードトリップというのもあって、こちらも歴史を追いつつ3Dファミコン調で街を車が走っていく演出になっています。その途中途中でマクドナルドの秘密的コンテンツが隠されており、トンネルを潜ると次の年代へリープできます。
80年代はスーパファミコンやメガドライブを彷彿とさせるクリエイティブ、90年代になるとプレステやサターン画質、2000年代はスマホ初期といったような感じでしょうか。そして最近のハイクオリティなグラフィックに変わっていくようです。スクロールと連動させたりして逆走できたりするハイクオリティな年表の見せ方になっています。そしてすべてくぐると未来を考えるコンテンツがあり、これからも続いていくマクドナルド像をユーザーに楽しく見せています。
歴史がある会社は歴史があること自体が強みになるため、それを見せたいのだけれど単なる年表はだれも見てくれません。これだけエンタメ要素を詰め込めば年表を楽しんでファンになるでしょう。

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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/6/12-6/18

ブラックニッカ ルパン三世と5つの謎

キャンペーン概要

毎週出題される真犯人に繋がる謎を解くことで賞品プレゼントに応募できます。

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https://www.nikka.com/b5c/

キャンペーン考察

商品棚でボトルを見かけると、ロゴの部分が崩れていて違和感を感じるところからキャンペーンストーリーが進行しています。ブラックニッカは去年もヒゲおじさんが盗まれた!というストーリーでラベルからヒゲおじさんが抜けた商品を陳列していました。去年はヒゲおじさんを盗んだルパンを見つけに行くというもので、今年はその第二弾ということなのでしょう。前回も思いましたが、商品ラベルからストーリーがすでに仕上がっているというのはインパクトがあります。

キャンペーンサイトを見てみるとラベルにいたずらをしたのは誰だ?と書いてあり、何者かがラベルに悪戯をしたという設定でルパンとともに謎を解いていくものになっています。ルパンをうまく活用したお話もしっかりしていて、ストーリーページを見ていくとアニメ版ルパンの絵柄とともに詳しいお話が見れて世界観に浸りつつ謎を解く事ができますね!

ルパンのIPは順番待ち、というのを聞いたことがありますが、二年連続でブラックニッカがコラボできたみたいですね。今回はルパン、次元、不二子ちゃんなどそれぞれにギャラが発生するので予算の関係上とっつぁんは省かれてしまったのかもしれません。

スマートフォンキャプチャ

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: K3kt-Trt9qKEVeR2EWtYOjg9UNHWqUtTRN0snO4ZR0rDjmoMcFjBRiebSrpGhbkbr9V6qmDgZAwOzXzOi7fLZPtEghM_xq3a-LUrFXFEkvIsyt6qBBb0zB4mjP5Lg0Y64tBF39ew

ブラックニッカ  ルパン三世と5つの謎 を考察する動画

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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/5/22-5/28