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特徴的な「企画」を取り入れたキャンペーン施策【最新事例まとめ】 9ページめ

X(Twitter)やInstagram、LINEなどのSNSを活用した拡散力の高い企画や、チャレンジ企画・コラボ企画など特徴的なWEBプロモーション施策をご紹介。キャンペーンが成功した要因となるアイデアや手法なども合わせて解説していきます。

サーティワン推しフレーバー総選挙 | B-Rサーティワン アイスクリーム株式会社

サーティワン推しフレーバー総選挙 | B-Rサーティワン アイスクリーム株式会社
キャンペーン概要特設サイトから毎日1回、お気に入りのフレーバーに投票が可能。​投票後には、応援コメントを入力し、SNSでシェアすることもできるキャンペーン
インセンティブ・巨大ダブルカップクッション 投票期間中5回以上投票した方限定抽選で10名様・レギュラーシングルギフト券(eGift)31Club会員限定抽選で計140名様投票後にシェアしてくれた方抽選で31名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【毎年恒例の総選挙キャンペーン!】

​サーティワンアイスクリームの「推しフレーバー総選挙」は、多彩なフレーバーラインナップの中から1位を決めるユーザー参加型の投票企画です。

過去にも複数開催されていて、​2021年に初めて実施された際には約50万票の応募があり、2022年の第2回では約42万票、2023年の第3回では約49万票の投票が集まりました。2025年の今回は第4回目の開催となります。

今回の総選挙の目玉は、期間中毎日投票できる仕組みと、復刻候補フレーバーの存在感。過去に販売されたフレーバーも候補に名を連ねており、「あの味また食べたい」というエモい気持ちを刺激される構成になっています。

【投票体験を広げる工夫が随所に!】

毎日1回投票できる仕組みと、5回投票で当たるチャンスがあるので、自然と何度もサイトを訪れる仕組みになっています。

毎日投票すれば巨大アイスクッションを狙うこともでき、SNSシェアでギフト券が当たるなど、投票体験を広げる工夫が随所に見られます。また、31Club会員限定の抽選もあり、サーティワンをよく利用する人なら自然と参加しやすくなっています。

アイスの話題は春先にぴったりで、SNSタイムラインに彩りを添える企画としても機能しています。「このフレーバーが好き!」と語れる参加体験を通じて、ファンとの距離をぐっと縮めている印象です。

毎年春になると「またあの総選挙の季節か」と思い出してもらえる、季節の恒例行事のような立ち位置になっています。復刻フレーバーの人気傾向を見ることで、どの味が「復活させたら売れそうか」の需要調査にもなっているのでしょう。

サーティワン推しフレーバー総選挙 | B-Rサーティワン アイスクリーム株式会社
サーティワン推しフレーバー総選挙 | B-Rサーティワン アイスクリーム株式会社

【動画で解説!】サーティワン推しフレーバー総選挙 | B-Rサーティワン アイスクリーム株式会社

アラウ.ベビー 泡全身ソープ オリジナルボトルブレゼントキャンペーン | サラヤ株式会社

アラウ.ベビー 泡全身ソープ オリジナルボトルブレゼントキャンペーン | サラヤ株式会社
キャンペーン概要専用フォームから入力すると耐水ラベルを使用した「赤ちゃんの写真入り泡全身ソープボトル」が当たるキャンペーン
インセンティブお子さまの写真入りソープボトル2本 詰替用泡ソープ800mL 抽選で100名様
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【写真入りボトルで家族の絆を深める!】

赤ちゃんの成長の思い出をバスタイムに刻むことができる、写真入りオリジナルボトルが当たる応募キャンペーン。

対象は0歳〜小学生の子どもを持つ家庭で、当選者100名に、子どもの写真が入った世界にひとつだけのアラウ.ベビー泡全身ソープオリジナルボトル(中身は空)2本と、詰替用泡ソープ800mLが届きます。

SNSなどでのシェアを求めるのではなく、当選者のみ写真をアップロードすることで参加する喜びを得られるタイプの施策です。もちろん発話につなげるSNSでのUGCは欲しいですが、子どもの写真を公開させるのは倫理的に難しいところです。

【ブランドイメージ強化!】

商品に愛着を感じる体験を通じて、ブランドへの好感やリピート意欲を高める構成になっています。

ラベルは耐水仕様で実際に使用でき、ベビーソープを思い出として残すという価値提案が新しく、バスタイムを特別にする「共感型のブランド体験」を意識したプロモーションです。

使い終わったボトルも捨てることはないですし、数年経って「あの頃、アラウ使ってたな」と思い出し、「そういえばアラウは子ども向けだけじゃないのか」と想起させて、ブランド全体を盛り上げること間違いなしです。

赤ちゃんの成長と家族の絆を大切にするブランドのイメージを強化することで、長期的なファンを増やすことができるでしょう。

アラウ.ベビー 泡全身ソープ オリジナルボトルブレゼントキャンペーン | サラヤ株式会社
アラウ.ベビー 泡全身ソープ オリジナルボトルブレゼントキャンペーン | サラヤ株式会社

【動画で解説!】アラウ.ベビー 泡全身ソープ オリジナルボトルブレゼントキャンペーン | サラヤ株式会社

ピュレグミ「おいしいトキメキ」特設サイト | カンロ株式会社

ピュレグミ「おいしいトキメキ」特設サイト | カンロ株式会社
キャンペーン概要アーティストimaseとのコラボレーションや、スマートフォンを使ったAR体験が楽しめるプロモーション
インセンティブなし
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【AR×音楽の新しいブランド体験コンテンツ!】

カンロ株式会社が「ピュレグミ」の発売25周年を記念して展開する、ブランド体験型プロモーション。

TikTokなどのSNSで注目を集め、いまや日本武道館公演を行うシンガーソングライターimaseさんとのタイアップを通じて、Z世代を中心とした若年層とのエンゲージメント強化を狙っています。

本プロモーションではimaseさんによるオリジナル楽曲が公開されました。さらにスマホで楽しめるAR体験や、SNSでシェアできる仕掛けが豊富で、直接的な懸賞やマストバイ施策ではなく、コンテンツ体験型でピュレグミの「トキメキ感」を多角的に訴求しているのが特徴です。

【期間限定ARでイベント的に見せる!】

キャンペーンサイトの「きょうの#ミニimase」バナーをクリックすると、imaseさんがミニサイズのARキャラクターとして登場します。ミニimaseさんは、ピュレグミを食べたり、ピュレグミカラーの衣装に変身するなど、約5秒間のループ動画を5種類ランダムで楽しむことができ、そこをインセンティブとしています。

「ピュレグミARフェス」は期間限定ARになっていて、imaseさんの新曲「Soyokaze」に合わせた約90秒のパフォーマンスをARで視聴できます。

グミを食べながら、音楽やAR世界に没入するという体験の演出を通じて、「お菓子=ワクワク」のブランドイメージをリフレッシュし、長年のファンから新規の若年層まで幅広い層にアプローチしています。

ピュレグミ「おいしいトキメキ」特設サイト | カンロ株式会社
ピュレグミ「おいしいトキメキ」特設サイト | カンロ株式会社

【動画で解説!】ピュレグミ「おいしいトキメキ」特設サイト | カンロ株式会社

朝のフルーツこれ一本 フルーツ総選挙|カゴメ株式会社

朝のフルーツこれ一本 フルーツ総選挙|カゴメ株式会社
キャンペーン概要特設サイトでお気に入りのフルーツキャラクターを選んでXで投票するキャンペーン
インセンティブ朝のフルーツこれ一本24本セット+私のフルーツこれ一本1日分のマルチビタミン12本セット 抽選で30名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【カゴメの人気商品がキャラ化!】

カゴメの人気シリーズ「朝のフルーツこれ一本」が20周年を記念し、推しフルーツを選んで応援する「フルーツ総選挙」キャンペーンを開催しました。

朝の一杯にぴったりな果実ミックス飲料として、長年愛されてきたこのシリーズに登場するフルーツ達がキャラ化されて登場。それぞれに名前と性格まで設定されていて、推し活感覚で楽しめる新しい参加型企画になっています。

投票はカゴメ公式Xをフォローして、特設サイトから推しフルーツを選んでツイートするだけ。しかも1日1回参加できるので、毎朝「今日は誰に入れようかな」と、ちょっとした日課にできる設計です。

【推し活を購買促進に!】

「朝のフルーツこれ一本」がどれだけたくさんの果実のチカラでできているか、ということを「キャラ」と「投票」という親しみやすい形で可視化している点がポイントです。カシスやざくろといった普段あまり意識しない素材にもスポットが当たり、「えっ、こんなフルーツも入ってたの?」と再発見にもつながります。

また、どのフルーツが人気なのかをみんなで競う選挙形式も、Z世代〜ミレニアル層のSNSリテラシーと親和性が高く、キャラ人気が推進力となって商品購買につながる仕掛けになっています。Xでの投稿内容は自動生成されますが、絵文字や短いコメントが追加可能で、参加ハードルもかなり低めです。

ブランド20周年という節目に、あらためて「中身への愛」を感じられるプロモーションでした。朝の習慣に、推し活という楽しみをプラスしてくれる、そんな遊びゴコロが詰まったキャンペーンになっています。

朝のフルーツこれ一本 フルーツ総選挙|カゴメ株式会社
朝のフルーツこれ一本 フルーツ総選挙|カゴメ株式会社

【動画で解説!】朝のフルーツこれ一本 フルーツ総選挙|カゴメ株式会社

#シェアブリーズ|株式会社ファイントゥデイ

#シェアブリーズ|株式会社ファイントゥデイ
キャンペーン概要友達やクラス、部活の仲間と一緒にシーブリーズを“シェア”している様子をInstagramに投稿すると文化祭イベントへの参加権利が当たる
インセンティブ「#シェアブリーズ 文化祭イベント」への参加権利 150組300名様
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【イベントがインセンティブ!】

シーブリーズをみんなでシェアして青春しようというメッセージが詰まった、SNS連動企画「#シェアブリーズキャンペーン」が公開されました。

舞台は春から夏にかけて、部活や放課後、体育祭や文化祭など、一緒に過ごす時間が最も濃くなる季節。そんな特別な日常の中で、シーブリーズをみんなでシェアしている写真をInstagramに投稿すると、抽選で150組300名が「#シェアブリーズ文化祭イベント」に招待されるという内容です。

応募は簡単で、シーブリーズの公式Instagramをフォローして「#シェアブリーズ」「#キャンペーン」のハッシュタグをつけて写真を投稿するのみ。ストーリーズ投稿の場合は公式アカウントのメンションも必要です。

友達とのツーショットや、部室での何気ない一枚、体育祭のあとに汗を拭ってシューッとする姿、そのすべてが応募対象になるので、自分らしい青春の風景をそのまま切り取って投稿できる自由さがありますが、その自由さがハードルを上げてしまっている感じもします。

【爽やか体験を“青春の証拠”に変えるUGC戦略!】

文化祭イベントでは、SNSで人気の佐野先生や芽育ちゃんが登場予定とのことで、推しとリアルで会えるかもという期待感もあり、Z世代の参加意欲を高めています。

本企画では、シーブリーズを通して「誰かと一緒にいる時間=青春の一コマ」を感じられる設計が秀逸です。シーブリーズの「爽やかで、いつもそばにある存在」というブランドイメージが、投稿というアクションを通じて体験として定着していきます。

夏の香りとともに、誰かと共有した記憶がシーブリーズとリンクする。そんな香りの記憶を青春と結びつける、王道かつ新しい参加型プロモーションで、シーブリーズ=ひとりで使うものではなく、「青春をシェアする象徴」であるというポジションを強化しています。

#シェアブリーズ|株式会社ファイントゥデイ
#シェアブリーズ|株式会社ファイントゥデイ

【動画で解説!】#シェアブリーズ|株式会社ファイントゥデイ