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「認知拡大」につながる特徴的なキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】 4ページめ

X・Instagramなどでキャラクターや有名人などのIPを活用した施策や、LINEや動画視聴などを活用したプロモーション、ゲームを活用した施策など、商品やサービスの「認知拡大」につながる特徴的なキャンペーン事例を紹介。成功要因なども合わせて解説いたします。

濃厚なるバウンシア王国|牛乳石鹸共進社株式会社

濃厚なるバウンシア王国|牛乳石鹸共進社株式会社

キャンペーン概要X公式アカウントをフォローし、対象ポストをリポスト、または指定のハッシュタグを選択して投稿することで応募完了。特設サイトではバイノーラル音声コンテンツが視聴可能
インセンティブ【第一弾〜第三弾】バウンシア ボディソープ 本体3種セット/オリジナルバスタオル/オリジナルバスリリー(各回50名)、【Wチャンス 第一弾〜第三弾】バウンシア ボディソープ 本体3種セット/オリジナルアクリルスタンド(3種)/梶裕貴さん 直筆サイン入りミニ色紙(各回10名)
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【ボディソープが異世界転生!?】

「ボディソープが転生先でイケメン貴族だった件について」という、どこかのラノベで見たようなサブタイトルを、天下の牛乳石鹸が本気でやっているのが面白いデジタルプロモーション。

お風呂離れという未曾有の危機に瀕した王国を救うため、ユーザーを濃厚泡の異世界へ誘うというストーリーです。

キャラクターの声に起用されているのは声優の梶裕貴さん。一人で「正統派」「クール」「甘えん坊」といった異なるタイプの貴族3人を演じ分けていて、声優ファンからしたら「耳が幸せ」状態なわけです。

キャンペーンはXでのフォロー&リポストや、ハッシュタグ投稿というシンプルなものですが、最大のフックは「バイノーラル音声」です。立体音響技術を使って、まるで耳元で囁かれているような臨場感を作り出し、「バウンシア」の特徴である濃密な泡に包まれる感覚を「聴覚」で再現しようとしています。

視覚や触覚で訴求しがちなボディソープのプロモーションにおいて、あえて「音」で没入させるというのは、商品の「癒やし」効果を最大化するうまい演出です。

【企画突破型プロモーション!】

単に商品を認知させるだけでなく、「お風呂=面倒くさい」から「お風呂=極上のエンタメ時間」へと意識変容させたいという意図が見えます。

インセンティブも単なる商品詰め合わせではなく、今治製のオリジナルバスタオルやバスリリーを含めた「ご自愛セット」にして、体験の質を上げようとしてます。

さらに、キャラクターのアクスタや梶裕貴さんのサイン色紙も用意されており、推し活層の熱量をそのまま購買・拡散パワーに変換する設計も抜かりないです。

クリエイティブ面でも、Webサイト全体が「泡」と「雲」をモチーフにしたファンタジーな世界観で統一されており、トンデモ設定なのに妙に説得力があります。ユーザーは「よくわからないけど凄い」という勢いに押されて、気づけばバウンシア王国に入国(フォロー)してしまっているでしょう。

この「ツッコミ待ち」な設定と、高クオリティな音声コンテンツのギャップが、SNSでの言及数(UGC)を稼ぐエンジンになっています。

「異世界転生」というネット文脈と「バイノーラル音声」を掛け合わせ、お風呂という日常行動を特別なエンタメ体験へと昇華させた、企画突破型デジタルプロモーションです。

濃厚なるバウンシア王国|牛乳石鹸共進社株式会社
濃厚なるバウンシア王国|牛乳石鹸共進社株式会社

【動画で解説!】濃厚なるバウンシア王国|牛乳石鹸共進社株式会社

辛さリセット体験キャンペーン|サッポロビール株式会社

辛さリセット体験キャンペーン|サッポロビール株式会社

キャンペーン概要特設サイトにて、辛さにまつわる2つの質問に答える「辛さリセット診断」に参加し、診断結果をXでポストすると応募完了
インセンティブ「辛メーター厳選辛グルメセット」と「濃いめのレモンサワーと男梅サワーの詰め合わせセット」(50名)
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【辛メーター×サッポロのコラボ!】

「辛い料理にはビール!」という人類共通の認識に対し、「酸味のあるサワーで口の中をリセットしたほうが、次のひと口がもっと旨くなる」という新たな食中酒のスタイルを提案する、サッポロビールのキャンペーン。

この「辛さリセット」という謎めいた理論に説得力を持たせるため、辛いもの好きのガチ勢御用達アプリ「辛メーター」とコラボレーションしています。

キャンペーンのスキームは、Web上の診断コンテンツを経てXでシェアさせるオーソドックスな形ですが、注目すべきはその設問の少なさです。

たった2問でという少ない設問数で、ユーザーに深く考えさせる気はありません。「診断」という名の実質的な「参加ボタン」です。 

【激辛×サワーの体験を提案!】

インセンティブは「辛さリセット体験BOX」と称した、サッポロの「濃いめのレモンサワー」「男梅サワー」の缶と素(瓶)に加え、辛メーターが厳選した「ホットエンペラー」や「地獄のカレー」といった、名前だけで胃が熱くなる激辛グルメセット。「最高の実験環境(激辛飯+サワー)」を丸ごとプレゼントしています。

たった2問の爆速診断で参加ハードルを下げつつ、激辛×サワーという「体験」をプレゼントすることで、商品の新たな価値(機能性)を刷り込む、計算高いペアリング提案施策です。

辛さリセット体験キャンペーン|サッポロビール株式会社
辛さリセット体験キャンペーン|サッポロビール株式会社

【動画で解説!】辛さリセット体験キャンペーン|サッポロビール株式会社

これもありでした99メニュー|CookDo

これもありでした99メニュー|CookDo

キャンペーン概要特設サイトでアレンジレシピを実際に作り、Xに「#CookDoこれもありですか」を付けて投稿すると、優秀案は後続弾の99メニューに採用・パッケージ化される
インセンティブなし
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【アレンジ大募集!】

味の素「Cook Do®」が「どんな食材でもバシッと決まる」を証明するため、特設LPにて開発担当が太鼓判を押した「これもあり!」アレンジの合計99メニューを段階的に公開。また、ユーザーの新提案をハッシュタグ投稿で募集するキャンペーンも実施しました。

サイト上は「商品から」「食材から」「季節から」で回遊できる検索UIを用意しています。

第1弾は33メニューを公開、「厚揚げ×回鍋肉」や「カニカマ×八宝菜」「さつまいも×酢豚」など価格安定食材でのボリューム・節約訴求を前面に出し、今日ある材料で作ってみたくなる行動を促してます。

SNSキャンペーンは「#CookDoこれもありですか」を付けて、Xまたは自社コミュニティ「Cook Do®広場」へ投稿する流れで、優秀案は第2・第3弾の99メニューに採用し、さらにパッケージに乗ってしまうというインセンティブで自己顕示欲を煽っています。

【冷蔵庫の余り物検索!】

物価高による献立のマンネリ・同じ味付けに偏る悩みをアップデートする生活シーンを提案し、余りものを使ってCookDoを活用しようということを伝えています。

SNSでも「厚揚げ×回鍋肉で優勝」「カニカマ八宝菜がコスパ神」「さつまいも酢豚が秋すぎる」などの声が上がっています。

手元の食材を「正解」に変える99通りの体験価値で、中華の内食需要を底上げする動きです。検索UIとハッシュタグ募集で閲覧→調理→投稿→採用の循環を作り、店頭既存品の指名買いと使用頻度を押し上げています。

これもありでした99メニュー|CookDo
これもありでした99メニュー|CookDo

【動画で解説!】これもありでした99メニュー|CookDo

富士屋甚兵衛を探せ!キャンペーン|富士甚醤油株式会社

富士屋甚兵衛を探せ!キャンペーン|富士甚醤油株式会社

キャンペーン概要公式Xをフォローしクイズの回答を引用リポストする認知拡大施策と、対象商品を購入したレシートを撮影しWebフォームもしくはハガキで応募のマストバイキャンペーンを開催
インセンティブ巨大しいたけ&こんぶクッションセット(10名様)、【A賞】大分県産原木乾椎茸 / どんこ(100名様)、【B賞】耶馬渓の間伐材を使用したFORESTMISTセット(100名様)
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【認知から購買まで繋ぐ戦略!】

醤油・味噌・加工食品の製造販売を行う、創業明治16年の老舗「富士甚醤油」の新ブランド「富士屋甚兵衛」。「余計なものを使わない本物」を伝える商品になっています。

この新ブランドの認知拡大と話題作りを担うのが、Xで展開されたクイズキャンペーン。参加することで名前と思想に触れさせ、引用リポストで拡散させ認知拡大を行っています。

本キャンペーンのインセンティブは「巨大しいたけ&こんぶクッション」で、大分県産の原木しいたけを使い、自社でだしを抽出したという創業以来の伝統製法×最新設備での信頼もちらつかせながらも、その視覚的なインパクトは絶大です。

食品IP化したユーモラスな賞品は視覚インパクトが強く、タイムラインでのUGC化に最適です。

【二段構え!】

キャンペーンは2本立てで展開。クイズ施策に加え、レシート応募のマストバイキャンペーンで購買行動を促しています。

インセンティブのA賞は原木乾椎茸(どんこ)で素材訴求、B賞は間伐材由来のFOREST MISTセットで地域文脈を添えてます。

2本立てでファネルを分割し、Xでの話題化→売場での指名買い→レシートでの確証、という王道設計です。さらにSNSでは「しいたけつゆ×秋冬メニュー」のレシピ投稿が日常定着を後押しするという動きです。

遊びで触れて、食卓で確かめる二段構えで新ブランドの信頼感を体験化し、認知から購買までをひと続きにする解決設計です。

富士屋甚兵衛を探せ!キャンペーン|富士甚醤油株式会社
富士屋甚兵衛を探せ!キャンペーン|富士甚醤油株式会社

【動画で解説!】富士屋甚兵衛を探せ!キャンペーン|富士甚醤油株式会社

ウルトラ怪獣鉄塔へ行く感想投稿キャンペーン|関西電力送配電株式会社

ウルトラ怪獣鉄塔へ行く感想投稿キャンペーン|関西電力送配電株式会社

キャンペーン概要関西電力送配電のWEBCM「ウルトラ怪獣鉄塔へ行く」を視聴し、X(旧Twitter)で感想を投稿する
インセンティブカネゴングッズ3点詰め合わせ(関西電力送配電コラボ記念 カネゴンオリジナルソフビ/カネゴンTシャツ/カネゴンポーチ) 抽選で30名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【ウルトラ怪獣でイメージをやわらげる!】

「現実建設シリーズ」は、関西電力送配電が実際に行っている大規模工事を、分かりやすく・おもしろく伝えるための企画で、今回はWEB動画「ウルトラ怪獣鉄塔へ行く」を観て、X(旧Twitter)で感想を投稿すると、抽選で30名にカネゴングッズ3点セットが当たるSNSキャンペーンになっています。

現実の工事に物語の案内役としてウルトラ怪獣カネゴンを採用し、社員が「怪獣のみなさんへ」と出した一通の手紙をきっかけに、カネゴンが現場を見学し、人と怪獣がわかり合えるのか?という心あたたまるストーリーで、鉄塔の役割や工事の大切さをやさしく届ける内容になっています。

ウルトラマンシリーズは親世代から子どもまで幅広く知られ、見ただけで「なんだろう?」と足を止める強い吸引力があります。

【カネゴンで採用マーケ!】

難しくなりがちな送配電の役割を、言葉より先にキャラクターの存在感で直感的に伝えられ、カネゴンのようなユーモアのある怪獣は、怖さより親しみと遊び心を感じさせ、インフラの堅いイメージをやわらげてくれます。

応募はシンプルで、公式Xアカウントをフォローし、WEBCMを視聴後、キャンペーンサイト内の応募ボタンを押して、指定のハッシュタグとメンションをつけて動画の感想を投稿すると完了です。

サイトの「感想を投稿する」ボタンから行けば、タグやメンションが自動で入る親切設計になっています。

本当の工事を主役に据えつつ、物語とキャラの力で難しい話をやさしくする広報企画で、SNSにもUGCを投稿してもらうことにより会社を知ってもらい、採用などに役立てているのでしょう。

ウルトラ怪獣鉄塔へ行く感想投稿キャンペーン|関西電力送配電株式会社
ウルトラ怪獣鉄塔へ行く感想投稿キャンペーン|関西電力送配電株式会社

【動画で解説!】ウルトラ怪獣鉄塔へ行く感想投稿キャンペーン|関西電力送配電株式会社