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販売促進につながる「マストバイキャンペーン」【最新事例まとめ】

レシートなどの購買証明やQR・ARを利用した「マストバイキャンペーン」の事例をご紹介。 LINEやX(Twitter)・InstagramといったSNSやWEBサイトで完結しているものから、はがきなどを利用した来店促進に絡めた施策まで、具体的な手法を解説していきます。

ポッキータイムズ|江崎グリコ

キャンペーン概要パッケージ内側のマーカーを読み取ると、Instagramで使える「オリジナルGIFスタンプ」が手に入るマストバイキャンペーン。あわせて、商品の感想をXで投稿したユーザーから抽選で10,000名に、200円分のデジタルギフトをプレゼント。
インセンティブ・Instagramストーリーズ用オリジナルGIFスタンプ(全45種類)・えらべるデジタルギフト200円分(抽選で1万名様)
使用SNSInstagram、X

キャンペーンのポイント

【GIFスタンプでストーリーを自分だけのものに!】

「ポッキーチョコレート」「ポッキー極細」が10年ぶりにリニューアル発売されたことを記念して、Instagram、Xでのキャンペーンを公開しました。

メインとなる「ポッキータイムズ」は、対象商品のパッケージ中面にあるマーカーをスマホで読み取ると、全45種(マーカー毎に異なるデザイン3パターン、それぞれ15種類)のInstagramのストーリーで使用できるオリジナルGIFスタンプが獲得できます。

これらのスタンプを使うことで、自分の写真と組み合わせるだけで、日常の何気ないシーンがまるで「新聞の1面」を飾ったようなユニークな投稿に早変わりします。

思わず誰かにシェアしたくなるような遊び心満載のデザインが揃っており、単なるおまけの枠を超えた、ファン参加型のデジタル体験となっています。

【新ポッキーの「革命」をXで拡散!】

Instagramでの「ポッキータイムズ」と並行して、Xでは「ポッキーの革命実感」キャンペーンが展開されています。

このキャンペーンは、新しくなったポッキーの感想をXに投稿するだけで、Amazon ギフトカード、QUOカードPayなどに交換可能な「えらべるデジタルギフト200円分」が、抽選で当たるというもの。1万名という圧倒的な当選人数により、「自分も当たるかも」という期待感を高め、短期間で一気にリアルな感想を集める仕掛けになっています。

「インスタは写真で楽しむ、Xは感想で盛り上がる」という使い分けにより、SNS全体で新ポッキーの話題が途切れない工夫がされています。

【動画で解説!】ポッキータイムズ|江崎グリコ

パナップ収穫祭キャンペーン|グリコ

パナップ収穫祭キャンペーン|グリコ

キャンペーン概要対象商品の「パナップ」を購入したレシートを撮影し、Glicoメンバーズにログインしてアップロードすると応募完了
インセンティブ【Aコース】「パナップ詰め合わせ」+「お友達にもプレゼント」(100名)、 【Bコース】えらべるPay 570ポイント(872名)
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【応募を「収穫」と言い換えたユニークな言葉選び!】

「パナップ収穫祭キャンペーン」はパナップのフルーツソースへのこだわりを「収穫祭」というテーマで表現したレシートマストバイキャンペーンです。

レシートをアップロードする応募完了の行為を「収穫しました」と言い換え、果樹園でフルーツを収穫したような没入感をユーザーに提供しています。

サイトトップには「全国パナップ収穫マップ」が設置され、収穫状況がリアルタイム風に可視化されます。

【購買行動を「全国の祭り」へと昇華させる体験設計!】

購買という個人の行動を全国規模のイベントへと昇華させている点が、このキャンペーンの大きなポイントです。

ユーザーはマップを通じて、今全国で多くの人がパナップを買っている状況を目視でき、一体感を覚えます。

単なる応募で終わらせず、応募後の「収穫」という体験と「祭り感」の演出により、ブランドへの愛着を深める設計です。この見せ方は、リピート購買の動機付けとしても有効に機能しているのではないでしょうか。

パナップ収穫祭キャンペーン|グリコ
パナップ収穫祭キャンペーン|グリコ

【動画で解説!】パナップ収穫祭キャンペーン|グリコ

宅急便ご愛顧御礼でっかい!感謝祭 |ヤマト運輸

宅急便ご愛顧御礼でっかい!感謝祭 |ヤマト運輸

キャンペーン概要期間中に宅急便を発送し、その「送り状番号」を特設サイトのフォームに入力して応募するシリアルマストバイ形式
インセンティブ【A賞】不在票ブランケット(計500名)、 【B賞】でっかい!ねこぬいぐるみ(計500名)、 【C賞】クロネコ・シロネコ柄バスマット(計1,500名)、 【D賞】ビッグサイズバッグ(計1,500名)
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【送り状番号で応募!】

「宅急便ご愛顧御礼でっかい!感謝祭 」は、ヤマト運輸が自社の強みを活かした無駄のないマストバイ施策です。

発送時の「送り状番号」を応募に必要なIDとして使用することで、システム改修コストを抑えつつ、確実に利用した人だけを対象にできています。

これは、通常のメーカーが行うレシートOCR解析などの購買証明の手間を省き、自社独自の資産を有効活用した事例と言えます。

【繁忙期に仕掛けるド直球なキャンペーン!】

ユーザーの利用シーンに寄り添ったストーリー設計が秀逸です。

年末の荷物が多くなる時期に、「どうせ送るならヤマトで送って、ついでに豪華賞品当てちゃおう」という体験設計は、繁忙期の利用促進に直結します。

また、「捨ててしまいがちな送り状の控えが宝くじになる」という発想で、控えの価値を高め、利用者に利用後の楽しみを提供している点も特徴的です。

宅急便ご愛顧御礼でっかい!感謝祭 |ヤマト運輸
宅急便ご愛顧御礼でっかい!感謝祭 |ヤマト運輸

【動画で解説!】宅急便ご愛顧御礼でっかい!感謝祭 |ヤマト運輸

森永製菓そのひとくちどんな音?キャンペーン

森永製菓そのひとくちどんな音?キャンペーン

キャンペーン概要対象の森永製菓マルチパックアイス(パキシエル、パリパリバー等)を購入したレシートを撮影し、特設サイトからアップロードして応募
インセンティブオリジナルデザイン入り「JBLゲーミングマイク」(250名)
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【「食感=音」というユニークな切り口!】

森永製菓による「そのひとくちどんな音?キャンペーン」は、対象のアイスを購入したレシートで応募すると抽選でゲーミングマイクが当たるマストバイキャンペーンです。

食感に特徴があるアイスのシズル感を「音」と定義し、その音を拾うための「マイク」をインセンティブに設定するという、斬新なストーリーを構築しています。

これにより、アイスという既存商品に新たな魅力を付加し、単なる販促活動に留まらない商品訴求を実現しています。

【尖ったインセンティブで新しいターゲット層へアプローチ!】

従来の箱アイスキャンペーンのターゲットである主婦層ではなく、「音」に敏感なゲームが好きな若年層へ向けてインセンティブを尖らせることで、新しいターゲット層の掘り起こしを図っています。

応募フローは購入レシートのWebアップロードというシンプルなマストバイ形式で、参加ハードルを抑えつつ、確実なリピート購買を促進する設計です。

「食感」という商品の資産を「音」と「ゲーミングデバイス」という現代的な文脈に翻訳した、戦略的なデジタルプロモーション事例でした。

森永製菓そのひとくちどんな音?キャンペーン
森永製菓そのひとくちどんな音?キャンペーン

【動画で解説!】森永製菓そのひとくちどんな音?キャンペーン

「ブレンディ」スティックコレクションラリーキャンペーン

「ブレンディ」スティックコレクションラリーキャンペーン

キャンペーン概要専用サイトでマイページ登録後、対象商品のバーコードをスマホで読み取ってスタンプを獲得。スタンプ数に応じてデジタルギフトに応募できるほか、全17種コンプリートで限定グッズに応募可能
インセンティブ【A賞(スタンプ12個)】giftee Box Select 10,000円分(10名)、 【B賞(スタンプ6個)】えらべるPay 5,000円分(100名)、 【C賞(スタンプ3個)】QUOカードPay 500円分(9,890名)【17オレコンプリート】「ブレンディ®」スティック BIGクッション&ブランケット(50名)、【Wチャンス】「ブレンディ®」スティック17種セット(100名)
使用SNSLINE、X、Instagram

キャンペーンのポイント

【多品種の強みを活かした設計!】

「ブレンディ」スティックコレクションラリーキャンペーンは、商品の多品種という特徴を最大限に活かしたマイレージ形式のキャンペーン。

通常のマストバイキャンペーンで多い「金額」ベースではなく、「種類」を集めることにフォーカスしている点が特徴です。普段手に取らないフレーバーへのトライアルを自然に促す設計となっており、商品の幅広さを認知させ、リピート購買に繋げています。

ユーザーは専用サイトでマイページ登録後、対象商品のバーコードをブラウザカメラで読み取ってスタンプを獲得するとキャンペーンへ応募できます。

バーコード読み取り方式を採用することで、レシートOCRよりも参加ハードルが低く設計されていて、1日2回までという取得制限を設けることで、不正防止と同時に、毎日コツコツとアクセスさせる「習慣化」を促しています。

【必要な要素が綺麗にパッケージングされている!】

さらに全種類コンプリートで応募できる「コンプリート賞」として、巨大なスティック型クッションを用意していて、SNSでの話題化を狙っています。 

また、「種類が多すぎて選べない」という課題に対しては、診断コンテンツを用意してレコメンドする導線もあり、隙がありません。

スタンプが溜まっていく様子をSNSでシェアすると当たるWチャンスも用意。購買、回遊、拡散と、デジタルプロモーションに必要な要素が綺麗にパッケージングされた、多品種ブランドのお手本のようなキャンペーンと言えるでしょう。

「ブレンディ」スティックコレクションラリーキャンペーン
「ブレンディ」スティックコレクションラリーキャンペーン

【動画で解説!】「ブレンディ」スティックコレクションラリーキャンペーン