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特徴的なWebプロモーション・キャンペーン【最新事例まとめ】 4ページめ

Webサイトを活用したゲーミフィケーションや人気投票施策など、特徴的なプロモーションを紹介します。Web施策と合わせた認知・拡散のためのSNSキャンペーンもあわせて解説します。

何が見えても完全無視 プレゼントキャンペーン | 株式会社KADOKAWA

何が見えても完全無視 プレゼントキャンペーン | 株式会社KADOKAWA
キャンペーン概要サイト内に隠されたプレゼントリンクを見つけ、クイズに回答すると参加賞として画像をプレゼント。
インセンティブ抽選で映画グッズやサイン入りコミックスなどの特典が当たる
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【世界観をマーケ施策に!】

KADOKAWAが展開する、「見える子ちゃん」実写映画公開記念「何が見えても完全無視!プレゼントキャンペーン」は、作品のユニークな世界観と連動したインタラクティブな設計により、ユーザーの没入感を高める戦略的な参加型プロモーションです。

本キャンペーンは、映画の主人公・四谷みこの「恐怖を感じながらも見えるものを完全に無視する」という独特の設定を、ユーザーに実体験させるUI/UX設計が特徴です。

特設サイトにアクセスすると、次々とおばけたちが画面上を這うように出現し、ユーザーはそれを「完全無視」してクイズリンクを探す必要があります。このインタラクションは単なる演出にとどまらず、映画のキーメッセージを体感させる導線として非常に機能的です。

クイズに正解すると参加賞として主演キャスト3名の仲良し3ショット画像をプレゼント。加えて、抽選で映画グッズやサイン入りコミックスが当たるなど、ファン心理をくすぐる特典が用意されています。

【面白いから共有したくなる!】

キャンペーン設計として、「プレゼントがあるから参加する」ではなく、「体験が面白いから共有したくなる」のがうまいですね。話題性もありそうで、ストーリーも入ってきやすいのですが、PCで見ていると罠のように無視できないおばけの演出が飛び込んできてストレスは多少あります。

映画コンテンツにありがちな情報の一方通行を避け、ユーザーの「遊び」「発見」「達成感」を促していて、さらに「怖くて面白い、クセになる日常系ホラー」をLPだけで伝えられています。

何が見えても完全無視 プレゼントキャンペーン | 株式会社KADOKAWA
何が見えても完全無視 プレゼントキャンペーン | 株式会社KADOKAWA

【動画で解説!】何が見えても完全無視 プレゼントキャンペーン | 株式会社KADOKAWA

クラッツ片手にクイズに挑戦! | 江崎グリコ株式会社

クラッツ片手にクイズに挑戦! | 江崎グリコ株式会社
キャンペーン概要対象商品であるクラッツのパッケージ裏面にある二次元コードをスマートフォンで読み取り、特設サイトでサッカーに関するオリジナルクイズに挑戦
インセンティブ5問すべて正解すると限定のオリジナルスマホ壁紙をプレゼント
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【クイズに答えて壁紙ゲット!】

クラッツをスポーツ観戦と相性の良いおつまみとして再定義し、商品購入からエンタメ体験、ブランド接触までを一気通貫で設計したプロモーションです。

対象商品に付属するQRコードから専用サイトへアクセスし、サッカーに関するクイズにチャレンジして全問正解すると、全5種類の限定のスマホ壁紙がその場でもらえます。

クイズ内容は商品ごとに異なるため、複数購入の仕掛けも自然と組み込まれています。

マストバイの枠組みを活かしながら、「クイズに挑戦する楽しさ」と「必ず何かもらえる」という確実な報酬性を、バランス良く両立しています。

参加のハードルも低く、それでいて繰り返し参加したくなる中毒性があるため、短期的な購買促進だけでなく、中長期的なブランドへの親近感の形成にもつながります。

【スポーツ観戦と相性の良いおつまみとして再定義!】

「壁紙」というデジタルインセンティブは、コスト効率が高く、即時性もあるため、景品配送の煩雑さを回避しつつ、ファン向けなのでユーザー満足度を損なわない点もマーケティング的に優秀です。

クラッツを「何気ない夜の楽しみ」から「観戦タイムを彩る主役級スナック」へとポジション変化させることが狙いで、スポーツ観戦の熱量と、ブランド体験を重ねることで、単なる商品理解を超えた感情的ロイヤルティを育成しようとしているのが本施策の肝と言えるでしょう。

クイズという軽いエンタメを取り入れることで、ブランドの親しみやすさを演出しつつ、「クラッツ=ちょっといい観戦時間」というイメージを生活者の中に定着させようとしています。

クラッツ片手にクイズに挑戦! | 江崎グリコ株式会社
クラッツ片手にクイズに挑戦! | 江崎グリコ株式会社

【動画で解説!】クラッツ片手にクイズに挑戦! | 江崎グリコ株式会社

「HAPPY TURN’s Day みんなにハピあれ」キャンペーン | 亀田製菓株式会社

「HAPPY TURN’s Day みんなにハピあれ」キャンペーン | 亀田製菓株式会社
キャンペーン概要対象商品のハッピーターンシリーズを合計200円以上購入したレシートを1口として応募可能。抽選で総勢1,500名様に豪華賞品が当たるレシートマストバイキャンペーン
インセンティブA賞:ハッピーパウダー&ハッピースパイス「粉だけ」+フリフリ紙袋セット 500名様B賞:ハッピーターン枕 500名様C賞:ハッピーターンオリジナルクオカード1,000円分 500名様
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【「あの粉」が当たる!】

誰もが一度は夢中になった、中毒性の高いハッピーターン。今年は5月29日を「 HAPPY TURN’s Day」 と銘打ち、ブランドから皆さまへ ハピネスをターン(お返し) するキャンペーンが実施されました。

対象商品を合計200円(税込)以上購入したレシートで応募すると、抽選で総勢1,500名様に豪華賞品が当たります。

目玉となるA賞は、ハッピーパウダー&スパイス「粉だけ」 と、専用フリフリ紙袋のセット。ポテトや唐揚げはもちろん、サラダやパスタにひと振りするだけで 「魔法の粉」の真価を存分に楽しめるという、粉をメインに据えた購買キャンペーンとなっています。

【話題をさらう恒例キャンペーン!】

ハッピーターンの「粉だけ」は、2023年の初回キャンペーン登場時にはSNSで2.7万いいねを記録し、「あの魔法の粉だけが当たるなんて」と、テレビやニュースサイトで取り上げられ話題となりました。

翌年2024年4月にハッピーターン公式Xが投稿した、「粉だけ追いがけ動画」は 約1.5万件のいいねを記録し、リプライ欄には「絶対ほしい」「粉だけを浴びたい」「神企画」など、熱量の高いコメントが相次ぎ、トレンドワードに「粉だけ」が浮上するなど、SNSで大きな話題を呼びました。

「ハッピーターン=中毒性の高い粉」を再認識させるプロモーションとして成功し、キャンペーン自体が毎年恒例のイベント化しつつあります。

「HAPPY TURN’s Day みんなにハピあれ」キャンペーン | 亀田製菓株式会社
「HAPPY TURN’s Day みんなにハピあれ」キャンペーン | 亀田製菓株式会社

【動画で解説!】「HAPPY TURN’s Day みんなにハピあれ」キャンペーン | 亀田製菓株式会社

GABA×名探偵コナン 頑張るお父さんをチョコっと応援!キャンペーン | 江崎グリコ株式会社

GABA×名探偵コナン 頑張るお父さんをチョコっと応援!キャンペーン | 江崎グリコ株式会社
キャンペーン概要対象商品を 2個 購入したレシートをGlicoメンバーズにログインし、アップロードもしくはハガキに添付すると参加可能
インセンティブ名探偵コナン父の日オリジナル待受画像
名探偵コナンオリジナルデザイン 保冷保温タンブラー 合計300名様
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【GABA×コナンのコラボキャンペーン!】

メンタルバランス®チョコレートGABAと、子供に人気の高い名探偵コナンを掛け合わせた、父の日を自分事化し、お父さんにチョコを贈って一緒に食べるということをさせたいキャンペーン。

対象チョコ2袋を買ったレシートを撮影し、Glicoメンバーズの応募ページへ送信すると、350ml缶ぴったりサイズの保冷保温タンブラーが抽選で300名に当たります。

ハガキ応募も用意されていて、子どもと一緒に応募しやすくなっています。

【ストレスフルなお父さんを応援!】

もう一つコンテンツとして、キャンペーンサイト上に「コナンと挑戦/小五郎と挑戦」のミニクイズが仕込まれています。プレゼントが当たるようなものではないですが、クイズで商品訴求をしています。

「ストレスフルなお父さんを応援」という文脈で、メンタルバランス®チョコレートGABAの必要性を強調しつつ、レシートマストバイで購買行動を促すことができています。

GABA×名探偵コナン 頑張るお父さんをチョコっと応援!キャンペーン | 江崎グリコ株式会社
GABA×名探偵コナン 頑張るお父さんをチョコっと応援!キャンペーン | 江崎グリコ株式会社

【動画で解説!】GABA×名探偵コナン 頑張るお父さんをチョコっと応援!キャンペーン | 江崎グリコ株式会社

わたしのやめとま2025キャンペーン|カルビー株式会社

わたしのやめとま2025キャンペーン|カルビー株式会社
キャンペーン概要74文字以内で日常の「やめられない、とまらない♪」エピソードを専用フォームで投稿
インセンティブJTBトラベルギフト 81,000円分 抽選で10名様 等
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【今度は読み札!】

カルビーのUGC企画「わたしのやめとま 2025」では、「やめとまかるた」の読み札となる、あなたの「やめられない、とまらない♪」を74文字以内で募集しています。

2021年の投稿コンテスト「#やめとま話」以降、コピー投稿 → オンラインイベント → 購買連動 → 川柳 → カルタと、毎年フォーマットを変えながら消費者の「やめられない、とまらない♪」を可視化し、商品と結びつける施策をしてきました。

今キャンペーンの第1弾では「やめとまかるた」の読み札を募集し、頭文字ごとに応募期間を細かく設定することで、クリエイターの挑戦意欲を長期間キープさせる仕組みになっています。見事入選した45句は、イラストレーター豊永盛人さんによる描き下ろしオリジナルカルタに採用され、プレゼントとしてもらえます。

【作品の質そのものが勝負どころ!】

最優秀作品はかっぱえびせんのパッケージにも掲載される予定で、おやつの袋に自分のコピーが載るという体験は、クリエイティブな方にとって大きなモチベーションとなるでしょう。

さらにインセンティブに「やめとまんえん」という語呂合わせがユニークな 81,000 円分のJTBトラベルギフトも用意されています。

第2弾は頭文字の制限がなく、かるた採用もないシンプル抽選形式のため、第1弾で惜しくも選ばれなかった方のリベンジチャンスとして置かれています。

今回のキャンペーンはSNS拡散が必須条件ではないため、ハードルを下げつつも、作品の質そのものが勝負どころとなっています。

わたしのやめとま2025キャンペーン|カルビー株式会社
わたしのやめとま2025キャンペーン|カルビー株式会社

【動画で解説!】わたしのやめとま2025キャンペーン|カルビー株式会社