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「X(Twitter)」を活用したキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】 12ページめ

拡散力の高いX(Twitter)を活用した特徴的なキャンペーン施策をご紹介。X(Twitter)のカンバセーションボタンの活用やアルゴリズムにあわせた具体的な手法、成功事例も解説します。

第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー

第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー
キャンペーン概要おつまみとお酒のコンボに簡単なアンケートに答えて投票し、投票結果をXにシェアすると抽選で賞品が当たる
インセンティブ8種のおつまみが入った特別セット 100名
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【Z世代を狙ったキャンペーン!】

ニッセイ基礎研究所の調査によると、20代の飲酒率は20年前と比べて減っているようです。あえてアルコールを飲まない、飲むとしても少しだけ楽しむ「ソバーキュリアス」というライフスタイルが、数年前から欧米の若者を中心に広がっているそう。

本キャンペーンは、Z世代をターゲットにするドン・キホーテと、お酒を飲んでほしいサントリーが手を組んで、Z世代に対してもっとお酒を楽しんでほしいということを伝える内容。

おつまみとして優秀なドン・キホーテのオリジナル商品ブランド「情熱価格」の中から8商品を立候補者にして、それぞれ最適なサントリーのお酒とタッグを組み、総選挙を行っています。

【NO.1「ド」つまみを選ぶ!】

立候補者の、演説動画や選挙ポスターにある「投票する」ボタンから、簡単なアンケートに答えると投票完了。投票結果をXシェアすると、おつまみセットが当たります。また、1位になったおつまみは、数量限定でいつもより安くなるそうです。

規約が無いのが気になりますが、問い合わせ窓口があるので、なにかあればそちらで対応するのでしょう。

シェアを見ていくと、ハッシュタグのみでメンションはありません。Xの規約に触れそうなのと、収集が大変そうだと思いますが、Z世代にはこれくらい気楽な感じが刺さるのでしょう。

おじさん世代もドンキつまみはついつい買ってしまいますが、容量が多くて毎回余らせてしまいがち。そこにお酒のベストマッチを教えてくれて、消費させてくれる、ステキなコミュニケーションを考えているプロモーションです。

第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー
第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー

【動画で解説!】第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー

賢者の食卓 ごほうびグルメアドベントカレンダーキャンペーン | 大塚製薬株式会社

賢者の食卓 ごほうびグルメアドベントカレンダーキャンペーン | 大塚製薬株式会社
キャンペーン概要XとLINE両方で一日一回参加できるインスタントウィンキャンペーン
インセンティブ大切な人と楽しめるグルメが合計80名に当たる
使用SNSLINE、X

キャンペーンのポイント

【クリスマスまでカウントダウン!】

アドベントカレンダーはクリスマスまでをカウントダウンするカレンダーで、子ども向けに1ヶ月間絵本がでてくるカレンダーなど色々売っていますが、そのご褒美グルメ版。

食物繊維の力で糖質や脂質の吸収を抑える「賢者の食卓」の強みを訴求しつつ、クリスマスのご飯を楽しみにするという内容になっています。

本キャンペーンのアドベントカレンダーは、期間に応じたXもしくはLINEのキャンペーンにてインスタントウィンが回せて、おいしそうな料理が当たるというもの。つまり、クリスマスに向けて2週間毎のインスタントウィンが4回走るというのを、アドベントカレンダーとくくっているわけです。

【XとLINE同時開催!】

XでもLINEでも、両方でインスタントウィンをやるのは珍しいと思います。

LINEではリピートしてもらうためのコミュニケーション、Xでは見込み顧客へのリレーションと、使い方が違うのでどちらも取り込んでおきたいというのがあるのでしょう。

賢者の食卓 ごほうびグルメアドベントカレンダーキャンペーン | 大塚製薬株式会社
賢者の食卓 ごほうびグルメアドベントカレンダーキャンペーン | 大塚製薬株式会社

【動画で解説!】賢者の食卓 ごほうびグルメアドベントカレンダーキャンペーン | 大塚製薬株式会社

VICKS×ちいかわ コラボキャンペーン|大正製薬株式会社

VICKS×ちいかわ コラボキャンペーン|大正製薬株式会社
キャンペーン概要LINEによるレシート活用の購買キャンペーンと、Xフォローアンドリポストキャンペーン
インセンティブレシート応募でちいかわオリジナル限定グッズが抽選で合計100名に当たる
使用SNSLINE、X

キャンペーンのポイント

【ちいかわ漫画に登場!】

塗るタイプのかぜ薬「ヴイックス ヴェポラッブ」が、イラストレーターのナガノ氏がXに投稿している漫画作品「ちいかわ」に登場したことがきっかけになったコラボキャンペーン。

フォロワーは350万人、日本キャラクター大賞2022・2024グランプリ受賞と、大人から子どもまで幅広い人気のある「ちいかわ」を全面に押し出した、レシートマストバイ&Xキャンペーンとなっています。

トピックスでは、どのように漫画に登場したのか、メインビジュアルに描かれている「ヴェポ」がどういう事か、が分かるよう紹介されています。掲載されている広告を表示しているのは珍しいですが、「ちいかわ」だからと実際見に行く人がたくさんいるということなのでしょう。

【キャンペーン認知にX、購買にはレシート!】

人気のIPはストーリー推しのキャンペーンにする必要はなく、購買につなげるLINEでのレシートマストバイを、Xでのフォロー&リポストキャンペーンで、キャンペーン認知拡大するといった王道な仕組みをスムースに組み込むことができます。

ファン向けコンテンツにはなるので、インセンティブは「ちいかわ」ファンが欲しがるものになっています。

Xキャンペーンの「ちいかわ」インセンティブは、ヴイックス ヴェポラッブを買わないと映えない「ヴェポキャップ」にしていて、当たったらキャップの上に被せたくなるのでレシートマストバイにうまく流せます。

購買キャンペーンは、キャンペーンをやっていることをユーザーが知らないということが一番の課題なので、IPがあると店舗側もPOPなど貼りやすくなりますし、Xキャンペーンも広がりを見せやすいので強いです。

VICKS×ちいかわ コラボキャンペーン|大正製薬株式会社
VICKS×ちいかわ コラボキャンペーン|大正製薬株式会社

【動画で解説!】VICKS×ちいかわ コラボキャンペーン|大正製薬株式会社

遊びだしたらキリンがない!「じゃがりこ」×「モンスターストライク」期間限定コラボレーション|カルビー株式会社

遊びだしたらキリンがない!「じゃがりこ」×「モンスターストライク」期間限定コラボレーション|カルビー株式会社
キャンペーン概要オリジナルパッケージに印字されているQRコードからミニゲームに参加でき、結果をシェアすると応募完了
インセンティブ抽選でコラボ限定グッズが当たる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【遊びだしたらキリンがない!】

じゃがりこのパッケージに描いてある、キリンのキャラクター「じゃがお」の「〇〇したらキリンがない」というキャッチコピーと、モンストの面白さを合わせたタイトルになっています。

すでに発売終了しているのですが、順番に1本ずつスティックを取っていき、はずれを引いて中のスティックが飛び出したら負けという、「じゃがりこ」にそっくりなアクションゲーム「じゃがりこショック」のキャッチコピーも「遊びだしたらキリンがない!」だったようです。

【4種類のミニゲーム!】

キャンペーンは、全26種のモンストキャラクターが描かれたオリジナルパッケージが販売されており、その蓋にQRコードが印字されていて、そこからミニゲームに参加できるというもの。

ミニゲームは全部で4つで、その結果をXにシェアすると、時期に応じたコラボインセンティブが当たる内容になっています。

モンスト側では「火属性 ★5じゃがりこオラゴン」などのゲーム内アイテムが配布されているようです。お互いのもっている顧客を送客しあえるというのがコラボキャンペーンのメリットですが、モンストにはIPとしての強みもあります。

遊びだしたらキリンがない!「じゃがりこ」×「モンスターストライク」期間限定コラボレーション|カルビー株式会社
遊びだしたらキリンがない!「じゃがりこ」×「モンスターストライク」期間限定コラボレーション|カルビー株式会社

【動画で解説!】遊びだしたらキリンがない!「じゃがりこ」×「モンスターストライク」期間限定コラボレーション|カルビー株式会社

#計算しつくされたアイス 写真&感想投稿キャンペーン | 株式会社 明治

#計算しつくされたアイス 写真&感想投稿キャンペーン | 株式会社 明治
キャンペーン概要商品を購入しキャンペーン投稿に商品の写真と食べた感想とハッシュタグをつけて引用リポストする
インセンティブえらべるPay1000円分とゴイゴイステッカーが抽選で100名に当たる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【ダイアンのショート動画が面白い!】

既存商品紹介ページに埋め込まれた、Xでの引用リポストキャンペーンで、通常の販売ストーリーとはかなり違う内容になっています。

LPを軽く見ただけでは、何が「計算し尽くされたアイス」なのかブリッジはなく、現状のCMや出演者とのトンマナも違うので、商品紹介ページから知ると世界観が違うという印象です。

最近はXキャンペーンをやっているにも関わらず、LP側に告知がないものも多いので、SNS側の施策とブランド施策が離れるというのは通常なのかもしれません。

キャンペーンは、購入した写真と感想を引用リポストするというほぼマストバイ形式になっていて、お笑いコンビ ダイアンによるショート動画をベースにしています。

本CMとは全く別のアプローチで、X民ターゲットを刺しに行っていて、再生が回りやすく、InstagramやTikTokでも横転できるショート動画を活用して、Xでも静止画を混ぜ込んだ動画投稿で訴求をしています。

【出来上がったUGCがロイヤリティ高い!】

購入写真を入れるのが高いハードルですが、出来上がったUGCは、何も知らないユーザーが見る投稿としては、かなりロイヤリティの高いユーザーが感想を投稿している感じになっています。

引用リポストをした際に出る文字数等も考えて作られている気がします。

ダイアンの動画がタイムラインに流れたほうがインパクトは出そうですが、UGC感は減ってしまいます。広告っぽくなるのと、引用リポストは動画が勝手に再生されないので、ハードルが多少高くとも購入写真ベースにしているのでしょう。

#計算しつくされたアイス 写真&感想投稿キャンペーン | 株式会社 明治
#計算しつくされたアイス 写真&感想投稿キャンペーン | 株式会社 明治

【動画で解説!】#計算しつくされたアイス 写真&感想投稿キャンペーン | 株式会社 明治