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「観光」関連の特徴的なキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】 2ページめ

観光業界で実施された特徴的なキャンペーン事例をまとめて紹介します。デジタルスタンプラリーやNFTを活用したもの、画像投稿キャンペーンなど地域の注目度を高めるための施策を解説していきます。

京都で出会いし若き蛇姫|JR東海

京都で出会いし若き蛇姫|JR東海
キャンペーン概要LINEを使用し京都市内の4つの神社にある謎を見つけ出し、謎を解くと次の展開がLINEを通じて案内され、物語が進行するコンテンツ
インセンティブ4つの神社の謎+最後の謎をクリアでオリジナルエコカイロ(巾着付)、新幹線謎+2つ以上の神社の謎のクリアでオリジナルサーモタンブラー(蓋付)をプレゼント
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【神社を巡って謎解き!】

JR東海による、京都を舞台にしたリアル謎解きイベント「京都で出会いし若き蛇姫」は、「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの一環で開催されています。

上賀茂神社や下鴨神社といった由緒ある神社を巡る、LINEを活用した謎解きコンテンツで、歴史や文化的背景を知りつつ、観光を楽しんでもらうプロモーションです。

呪いで蛇の姿に変えられた姫が、人間の姿に戻るために「霊験あらたかな神社」の試練に挑むというストーリーで、プレイヤーはその相棒として謎解きの旅に巻き込まれるという設定です。

謎解きは京都市内の神社での手掛りがないと前に進めないので、よくできた観光プロモーションコンテンツになっています。

【新幹線の中でも謎解き!】

さらに、東海道新幹線の「推し旅」の仕組みを活用した、新幹線の車内で行なえる謎解きが用意されています。「推し旅」は、いろいろなIPとコラボしているコンテンツで、新幹線の走行速度とGPSによって、車内だけで楽しめるというのを実現しています。

スタンプラリーと違い、謎解きをしながら現地を巡ることで、スマホと現実が連動する仕組みになっています。ストーリーもしっかりしているため、感情移入しやすいのもポイントです。

京都で出会いし若き蛇姫|JR東海
京都で出会いし若き蛇姫|JR東海

【動画で解説!】京都で出会いし若き蛇姫|JR東海

115文字の、ご縁の言葉|島根県観光連盟

115文字の、ご縁の言葉|島根県観光連盟
キャンペーン概要WEBフォームやInstagramに#ご縁の言葉 をつけて投稿すると一冊の本にまとめられ奉納してくれる
インセンティブなし
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【出雲大社のご縁UGC!】

島根県の縁結び最強パワースポット出雲大社を中心に、出雲路エリア(島根県松江市・出雲市・安来市)を「ご縁の聖地」としてブランディングをしている島根県観光連盟が行う、出雲大社へ「ご縁の言葉」を届けるというデジタルプロモーション。

出雲大社裏手の小さな森の中にある鏡の池で、和紙に硬貨を乗せて池に浮かべ、それが沈むまでの距離と時間で様々な縁を占う「縁占い」が恋愛成就最強と言われているそうです。

そんな出雲大社より、「ご縁の言葉」を115文字以内で募集。11月5日は「いいご縁」の語呂合わせから「縁結びの日」に制定されていて、そこから115文字という制限をしているのでしょう。

投稿されたご縁の言葉は一冊の本にまとめられ奉納される、縁起の良いプロモーションです。

【適切なプラットフォームを選ぶには】

応募方法が3パターンある中、郵送とFAXが一番大きく書かれていることから、ターゲットの年齢層が高めなことが伺えます。

このほかには、WEBフォームとInstagramでの投稿での応募が可能です。ここで写真や動画が必要なInstagramを選んだ理由は、Instagramのフォロワーを伸ばしたいということなのでしょうか。

応募に必要なのは文字だけなので、Xのほうが親和性は高そうです。Xアカウントも所持しているので、Instagramだけに絞ったのはユーザーハードルが上がるだけに不思議です。

日頃への感謝系UGCキャンペーンなので、Xでのストーリーをもう少しひねったら盛り上がりが作れそうなだけに残念に思います。

適切なプラットフォームは数字やターゲットだけではなく、企業側の戦略にも関わるため一概には言えないですが、多様な方がいる中で、できるだけオープンにしておいたほうが良さそうです。コミュニケーションの取り方も変わってくるので、その知識を入れておくとキャンペーンのストーリーが立てやすいと思います。

115文字の、ご縁の言葉|島根県観光連盟
115文字の、ご縁の言葉|島根県観光連盟

【動画で解説!】115文字の、ご縁の言葉|島根県観光連盟

1000万円分コインGET!!! ハフじゃんけん| HafH

キャンペーン概要LINEにてじゃんけんが行える。招待リンクから友達招待を行うとじゃんけんに挑戦できる回数が増える
インセンティブ旅のサブスクHafHのコイン1000万円分
使用 SNSLINE、WEB

キャンペーンのポイント

【じゃんけんというハードルの低さが射幸心を掻き立てる】

クイズでもオリジナルゲームでもない、じゃんけんという手法を取り入れることによって、ユーザーを「15連勝する『だけ』」という心理に誘導し、参加のハードルを下げています。楽しそうな見た目やキャラクターの雰囲気ともマッチしていますね。

【友達招待を促して認知拡大!!】

ある程度勝たせて、行けるかもと思わせつつ負けてしまうことにより、もう一度挑戦したいと思わせて友達招待をさせるというユーザーストーリーができています。効果的に拡散を促すことでキャンペーンの認知拡大に繋がっているようです。

スマートフォンキャプチャ

1000万円分コインGET!!! ハフじゃんけん| HafH
1000万円分コインGET!!! ハフじゃんけん| HafH

【動画で解説】1000万円分コインGET!!! ハフじゃんけん| HafH

キャンペーン考察まとめ

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。まとめ記事はこちらから

マイルくんのおで活タイプ診断 キャンペーン | my route マイルート | 「行きたい」をつなげる「おで活」アプリ

マイルくんのおで活タイプ診断 キャンペーン | my route マイルート | 「行きたい」をつなげる「おで活」アプリ
キャンペーン概要6つの質問に答えるだけで、50種類以上のコースからあなたにピッタリのおでかけ先を提案してくれるレコメンド診断
インセンティブレストラン・ホテル・旅館予約で使える
10,000円ギフトクーポン
使用 SNSTwitter

キャンペーンのポイント

【観光×診断は相性抜群】

ゴールデンウィークはどこへ行く?という名目のもと、トヨタファイナンシャルサービスが運営するおでかけアプリ「my route」をプロモーションしています。診断内容としては質問に答えると、ピッタリの九州のおでかけ先を提案してくれて、診断結果で表示されたおでかけコースは、my routeアプリ内の「おでかけメモ」機能に保存できるうえに、診断毎にマイルくんと愉快な仲間達が九州各県を紹介する可愛いイラストが楽しめる。診断結果を診断結果ページで表示されたおでかけコースの結果をTwitterでシェアすると応募できるというものですが、診断結果に応じて応募できるコースが変わるってのは新しいですね。

車サブスクリプションのKINTOが上にいるので、ゴールデンウィークのおでかけに車を使ってもらいたいというストーリーになっています。数多ある行ってほしい場所を絞り込んでレコメンドするには診断コンテンツは相性がいいですね。

診断キャンペーンを行うなら

スマートフォンキャプチャ

マイルくんのおで活タイプ診断 キャンペーン | my route マイルート | 「行きたい」をつなげる「おで活」アプリ
マイルくんのおで活タイプ診断 キャンペーン | my route マイルート | 「行きたい」をつなげる「おで活」アプリ

【動画で解説!】マイルくんのおで活タイプ診断 キャンペーン | my route マイルート | 「行きたい」をつなげる「おで活」アプリ

キャンペーンまとめblog

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。まとめ記事はこちらから

磁気式図書カードを、探して!使って!応募しよう!

磁気式図書カードを、探して!使って!応募しよう!
キャンペーン概要磁気式図書カードを使ってお買い物をされた方の中から抽選で、合計2,000名様に「図書カードネットギフト」が当たる
インセンティブ図書カードネットギフト 2000円分
使用 SNSWEB

キャンペーンのポイント

【家に眠っている磁気式図書カードを使ってもらうためのキャンペーン】

磁気式図書カード懐かしい!ということで調べてみたら1990年12月から2016年5月まで発行されていたらしく、懐かしいといえど結構最近まで見かけることは合ったんだと思うところです。磁気式図書カードが眠っているおうちって結構あるんじゃないかなと思うのですが、それを思い出してもらって使ってもらおう、そうすることで本屋にも行って本を買うという行為をするだろう、という日本図書普及株式会社の思惑がありそうです。磁気式図書カードっていつかどこかで使えなくなるはずで、それに対応したレジが減っていくはずなので、消化していかなきゃならないってこともあるんでしょう。

【思い出す、買う、知る、という完璧な導線】

磁気式図書カードを使って買ったレシートをフォームで送るんですが、磁気式を使ったかわかるのか、と思ったら磁気式図書カード専用のレシートが出るんですね。そちらをおくると応募完了となり、図書カードNEXTというスマホで取り扱えるネットギフトをもらうことができます。家に眠っている図書カードを思い出す、本を買う機会を作る、図書カードNEXTという新たなサービスを知る機会を作るという、現実に即した良いデジタルプロモーションです。おじさんほいほい的な内容をちゃんと来店課題や新たなサービス訴求に落とし込んでいます。わたくしも今度実家に帰ったら探してみたいと思います。

レシートを使ったマストバイキャンペーンを行うなら↓

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磁気式図書カードを、探して!使って!応募しよう!
磁気式図書カードを、探して!使って!応募しよう!

【動画で解説!】磁気式図書カードを、探して!使って!応募しよう!

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