n2p blog

「観光」関連の特徴的なキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】

観光業界で実施された特徴的なキャンペーン事例をまとめて紹介します。デジタルスタンプラリーやNFTを活用したもの、画像投稿キャンペーンなど地域の注目度を高めるための施策を解説していきます。

MIKAWAdeかき氷総選挙 2026 - 蒲郡市観光協会公式サイト「がまごおり、ナビ」

MIKAWAdeかき氷総選挙 2026 – 蒲郡市観光協会公式サイト「がまごおり、ナビ」

キャンペーン概要蒲郡・西尾・碧南の三河3市が連携して実施する、ご当地対抗戦型のO2Oスタンプラリー&総選挙キャンペーン。対象店舗でかき氷を食べてQRコードからスタンプを集めたり、推しかき氷に投票したりして応募。
インセンティブ【3エリア全体 おいしさ No.1】おいしさ No.1 店舗商品券 2,000円分(5名)、【3エリア全体 映え度 No.1】映え度 No.1 店舗商品券 2,000円分(5名)、【各エリア 投票数 No.1】投票数 No.1 店舗商品券 2,000円分(各5名×3エリア・計15名)
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【ご当地対抗戦で地域を盛り上げるかき氷総選挙】

「MIKAWAdeかき氷総選挙 2026」は、愛知県の蒲郡・西尾・碧南の3市が連携し、かき氷をフックに観光客の周遊を促すご当地対抗戦型キャンペーンです。

対象の3エリア63店舗でかき氷を購入し、店頭のQRコードからウェブスタンプを取得して参加します。

購入を行わなくても好きなかき氷へ投票して総選挙に参加できる仕組みも整えられています。

【対抗戦のストーリーと周遊を促す仕組み】

「かき氷の聖地」である西尾に対し、蒲郡の「がま氷」などが追いかける対抗構図を作り出し、地域の周遊と店舗送客を後押ししています。

各店舗でのスタンプ取得は初回のみに制限されているため、自然とエリアを跨いだ回遊が生まれる設計です。

また、店舗ごとの得票状況が可視化されることで店舗側の拡散も誘発され、官民一体となった広域送客装置として機能しています。

MIKAWAdeかき氷総選挙 2026 - 蒲郡市観光協会公式サイト「がまごおり、ナビ」
MIKAWAdeかき氷総選挙 2026 - 蒲郡市観光協会公式サイト「がまごおり、ナビ」

【動画で解説!】MIKAWAdeかき氷総選挙 2026 – 蒲郡市観光協会公式サイト「がまごおり、ナビ」

メイエキクエスト | ジェイアール名古屋タカシマヤ

メイエキクエスト | ジェイアール名古屋タカシマヤ

キャンペーン概要LINE公式アカウント「メイエキコネクト」を友だち登録し、LIFFアプリを通じて名駅周辺の拠点に用意されたクエストに挑戦する回遊型O2Oイベント。クエスト達成で手に入る二重のゲーム内通貨を活用し、ランクアップやデジタル福引、限定抽選会に参加することが可能。
インセンティブ100枚のチップでハズレなしのデジタル福引に挑戦できるほか、最高ランクの「レジェンド」達成者向けに抽選で名古屋マリオットアソシアのペアディナー券やJR東海ホテルズの1万円ギフト券などが当たる。
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【名駅全体がRPGの舞台に!街を巡る大型体験型プロモーション】

「メイエキコネクト」は、ジェイアール名古屋タカシマヤが発起人となり名駅エリアの企業や施設を巻き込んで実施されたO2Oゲーミフィケーションキャンペーンです。

参加者はトレジャーハンターとなり、名駅周辺の各拠点に散らばる500種類以上のクエストに挑戦していきます。

クエストには試着やイベント参加、購買などが含まれており、街を巡りながら自然と各館へ立ち寄る仕組みになっています。

【専用アプリ不要のLINE活用と緻密なゲーミフィケーション設計】

専用アプリをダウンロードさせることなくLINEのLIFFアプリで完結させることで、ユーザーの参加ハードルを劇的に下げています。

二重通貨設計により即時報酬で飽きさせず、長期的なランクアップ目標で何度も足を運ばせる心理的インセンティブが機能しています。

さらに、地下街を中心とした回遊性やフォトスポットによるUGC創出など、エリアの特性を最大限に活かした設計となっています。

メイエキクエスト | ジェイアール名古屋タカシマヤ

【動画で解説!】メイエキクエスト | ジェイアール名古屋タカシマヤ

かごんまーベラスグルメ15選キャンペーン|観光かごしま大キャンペーン推進協議会

かごんまーベラスグルメ15選キャンペーン|観光かごしま大キャンペーン推進協議会

キャンペーン概要対象店舗に設置されたQRコードをLINEで読み込み、500円以上のお会計で使えるデジタルクーポンの獲得と同時にスタンプラリーに参加する。
インセンティブ【A賞】JR九州「D&S列車36ぷらす3」赤の路(ペア2組)・黒の路(ペア2組)、【B賞】肥薩おれんじ鉄道「美食切符日帰りプラン+車両基地ツアー 出水・阿久根・薩摩川内3コース」(各コースペア2組・合計6組)、【C賞】各エリアの特産品3,000円セット またはバスチカ・かごっまふるさと屋台村 食事券3,000円(各10名・総数60名)
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【新幹線15周年×LINE LIFFで広域回遊を仕掛けるO2O】

「かごんまーベラスグルメ15選キャンペーン」は、鹿児島県観光連盟とJR九州が連携し、県内6エリア91店舗を舞台に実施された広域周遊キャンペーンです。

ユーザーは店舗に設置されたQRコードを読み込むだけで、即時利用可能なクーポンを入手でき、同時にスタンプラリーへ参加できます。

専用アプリのダウンロードが不要なLINE LIFFを活用することで、参加のハードルを極限まで下げているのが特徴です。

【即時インセンティブから始まる段階的な体験設計】

「200円お得になるなら」という心理を突いた即時クーポンをフックに、最初のコンバージョンを確実に獲得する設計が見事です。

一度参加したユーザーに対し、スタンプ数に応じた魅力的な景品を用意することで、エリアを跨いだ回遊やリピートへと自然に誘導しています。

自治体にとってはLINE公式アカウントの友だち獲得にも繋がり、施策終了後も継続的な情報発信が可能なCRM基盤の構築を実現しています。

かごんまーベラスグルメ15選キャンペーン|観光かごしま大キャンペーン推進協議会
かごんまーベラスグルメ15選キャンペーン|観光かごしま大キャンペーン推進協議会

【動画で解説!】かごんまーベラスグルメ15選キャンペーン|観光かごしま大キャンペーン推進協議会

東京さくらトラムクエスト | TripQuest

東京さくらトラムクエスト | TripQuest

キャンペーン概要TripQuestにユーザー登録し、東京さくらトラム沿線を巡って「写真」や「キャッチコピー」を投稿してクエストを達成。抽選でグッズ等が当たる。
インセンティブ【達成者の中から抽選】グッズ詰め合わせ、東京さくらトラム(都電荒川線)の一日乗車券のセット
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【周遊×UGCのゲーミフィケーション設計!】

「東京さくらトラムクエスト」は、都電荒川線こと東京さくらトラムを舞台に、沿線の隠れた魅力をユーザーの手で発掘・共有しようというキャンペーンです。

「この停留所のキャッチコピーを考えて!」「ベストショットを撮って!」といった課題をユーザーに投げかける「クエスト」形式を採用しています。

単なるGPSチェックイン型のスタンプラリーとは異なり、ユーザーは能動的に街を観察し、思考する時間を過ごすことになります。

【スタンプラリーの課題を克服するクエスト形式!】

このプロモーションは、従来の「スタンプラリーは行くだけになりがち」「謎解きは謎に集中して景色を見ない」という周遊施策の弱点を克服するために開発された「TripQuest」を活用しています。

ブラウザベースで完結するため、アプリダウンロードの障壁がなく、参加しやすい設計です。

全30停留所というボリューム感は、乗り鉄や散歩ガチ勢などのコアな層の参加意欲を刺激し、地域の魅力を市民参加型で再定義する観光DXの好事例となっています。

東京さくらトラムクエスト | TripQuest
東京さくらトラムクエスト | TripQuest

【動画で解説!】東京さくらトラムクエスト | TripQuest

第4回北海道豊浦町海産総選挙 | 噴火湾とようら観光協会

第4回北海道豊浦町海産総選挙 | 噴火湾とようら観光協会

キャンペーン概要特設サイトから推しの「海産物(候補者)」を選択。必要事項を入力して投票すると、抽選で20名に豊浦町の豪華海産物が当たる
インセンティブ豊浦町の特産品(20名)
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【本気の悪ふざけ!「政治家×特産品」の擬人化コンテンツ】

「北海道豊浦町海産総選挙」は、北海道豊浦町の特産品を政治家に見立てて擬人化し、Web投票を行うキャンペーンです。

本施策では、特産品を単なる商品として紹介するのではなく、「選挙ポスター」のトーンを忠実に再現したクリエイティブにより、強力なコンテンツ化を実現しています。

参加者は特設サイトから推しの海産物(候補者)を選択し、必要事項を入力して投票することで応募完了となります。

【バズを継続的なファン参加型プラットフォームへ進化】

本キャンペーンは、2017年の「本物の選挙」のタイミングに便乗した単発のバズりネタからスタートし、回を重ねるごとに進化しています。

2023年には「海産総選挙」の仕組み自体を商標登録し、他の自治体も参加できる「プラットフォーム」としての展開を開始した点も特徴的です。

特産品を「擬人化×選挙」というストーリーで表現することで、参加者の熱量を高め、継続的なエンゲージメントを促す好例となっています。

第4回北海道豊浦町海産総選挙 | 噴火湾とようら観光協会
第4回北海道豊浦町海産総選挙 | 噴火湾とようら観光協会

【動画で解説!】第4回北海道豊浦町海産総選挙 | 噴火湾とようら観光協会