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「購買促進」につながる特徴的なキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】

LINEやWEBサイトでのレシートを活用したマストバイ施策やX・Instagramなどを活用した話題性の高いプロモーション施策など、「購買促進」につながる特徴的なキャンペーン事例を紹介。成功要因なども合わせて解説いたします。

サントリー生ビール「絶対もらえる!!! MYサン生缶」キャンペーン │ サントリーホールディングス株式会社

サントリー生ビール「絶対もらえる!!! MYサン生缶」キャンペーン │ サントリーホールディングス株式会社
キャンペーン概要対象商品を買ったレシート画像をアップロードしてポイントを貯めるマイレージ式マストバイ。自分の“名前”と“似顔絵”を入れられる特別ラベル付きのサン生缶が当たる
インセンティブ絶対もらえる48点コースMYサン生缶 350ml缶×3本(デザイン1種)絶対もらえる96点コース MYサン生缶 350ml缶×6本(デザイン2種)+なとりおつまみアソート抽選でもらえる6点コースえらべるPay1,000ポイント 計3,000名様
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【自分専用ビールで愛着を!】

サントリー生ビールのレシートを撮ってアップロードすると点数がたまり、点数に応じた内容の「絶対もらえる」コースか「抽選」コースを選んでオリジナル賞品に申し込むマイレージレシートマストバイキャンペーンです。

350mlが1点、500mlは1.5点で、48点コースでは名前&似顔絵入りのMYサン生缶3本が貰えます。ライト層には6点コースで抽選でえらべるPay1,000円分が用意されています。

サイトではオリジナルの「MYサン生缶」画像を作れるようになっていて、顔写真と名入れをすると自分だけの缶が出来上がり、画像を保存してシェアできます。

名入れ×似顔絵で自分だけの一本が作れるので、誕生日や忘年会、推し活のギフトにも使いやすく、思わず写真を撮ってSNSにあげたくなります。

【特別ラベルで生まれるロイヤルティ!】

インセンティブの「MYサン生缶」ラベルはステッカーとして剥がして残せるので、飲んだ後も手帳やボトルに貼って楽しめます。

ブランド側は、「絶対もらえる」で常連のまとめ買いを後押ししつつ、「6点抽選」でお試し層も拾う二段構えで裾野を広げる狙いでしょう。年末需要のピークに合わせて、体験としてのサン生を広げ、SNS上に写真が広がる流れです。

名入れ・似顔絵のMY缶で、サン生を自分ごと化し、今後どれを買うか悩む際にサン生を選んでもらうロイヤルティ強化を行っています。

サントリー生ビール「絶対もらえる!!! MYサン生缶」キャンペーン │ サントリーホールディングス株式会社
サントリー生ビール「絶対もらえる!!! MYサン生缶」キャンペーン │ サントリーホールディングス株式会社

【動画で解説!】サントリー生ビール「絶対もらえる!!! MYサン生缶」キャンペーン │ サントリーホールディングス株式会社

ゴクゴク飲んで好きな賞品を抽選で当てよう!|株式会社JR東日本クロスステーション

ゴクゴク飲んで好きな賞品を抽選で当てよう!|株式会社JR東日本クロスステーション
キャンペーン概要アキュアの対象自販機で指定飲料を買い、スマホでバーコードを読み取って「デジタルシール」を貯め、好みの賞品コースに応募するキャンペーン
インセンティブ選べるデジタルポイント 50ポイント/ 10,600本Amazonギフトカード 1,000円分(デジタル)/400本選べる果物・野菜ギフトカード 3,000円分(デジタル)/70本
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【acure自販機の習慣化施策!】

JR東日本の駅ナカ自販機「acure」で、対象ドリンクを買ってパッケージのバーコードをスマホで読み取るとデジタルシールが1枚たまり、集めた枚数に応じて好きな賞にその場で応募できる、夏〜秋の買って楽しいキャンペーンです。

ポイントは1日1回だけ読み取りOKというルールで、通勤・通学のついでに「今日はどれにしよう?」と1本選ぶ小さな習慣が続きやすくなります。インセンティブはポイントを活用して、デジタルポイントからギフトカードまで様々応募できる形です。

月〜金の5日間で毎日ドリンク飲めば4枚コースに届く計算で、無理なく積み上げることができ、対象商品もお茶・紅茶・炭酸・天然水までバランスよくそろっているので、味のマンネリが起きにくいのも、リピート施策としてよく出来ています。

【1日1回その場で抽選!】

ポスターやモニターで告知されている対象自販機からスタートで、ポスターのQRを読み取る →キャンペーンサイト→「バーコードを読み取る」をタップ → その場で抽選となり、当たった場合はすぐにLINEで通知が届くので、駅中だけで完結します。

ガチャのように結果がすぐわかり、その場でできることで明日もやってみようというモチベーションに繋がります。

「駅に来たら1本」の習慣化で来店頻度と販売本数を底上げしつつ、LINEで連絡が取りやすい関係をつくることができています。さらに自社の天然水「From AQUA」を含む複数ジャンルを並べることで、利用者にいつもと違う1本を試してもらうきっかけを増やしています。

1日1枚の制限と3段階コースで毎日飲む理由を、LINE起点でリマインドと再訪を促し、長期で購買回数を伸ばし、複数メーカー商品を横断した面展開で、アキュア自販機自体の利用頻度を底上げする構造になっています。

ゴクゴク飲んで好きな賞品を抽選で当てよう!|株式会社JR東日本クロスステーション
ゴクゴク飲んで好きな賞品を抽選で当てよう!|株式会社JR東日本クロスステーション

【動画で解説!】ゴクゴク飲んで好きな賞品を抽選で当てよう!|株式会社JR東日本クロスステーション

凄麺 2525 スタンプラリー|ヤマダイ株式会社

凄麺 2525 スタンプラリー|ヤマダイ株式会社
キャンペーン概要フタ裏のQRをスマホで読み取り、商品1種類につきスタンプ1個を貯めるスタンプラリー
インセンティブ20スタンプコース:特製クオカード5000円+推しの組合せで凄麺を作ろう!セミオーダー凄麺3食セット10スタンプコース:凄麺24食アソート5スタンプコース:凄麺12食アソート
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【凄麺のクロスセル施策!】

ブランド25年目かつ、10月29日に制定されている凄麺の日を盛り上げるためのキャンペーンが実施されました。

対象は「凄麺 ご当地シリーズ/逸品シリーズ」で、カップ底面の賞味期限が2026年1〜4月のロットだけが有効というスタンプラリーになっています。

フタ裏のQRをスマホで読み取るとスタンプが1個たまるというマイレージ式マストバイですが、同じ商品は1回までなので、いろんな味を試さないとスタンプが貯まっていかず、色々な商品を買ってほしいというストーリーです。

【スタンプラリーで食べ比べしよう!】

インセンティブは、5スタンプで凄麺12食アソートは狙いやすい入門編、10スタンプで24食アソートは家族・職場で分け合えるご褒美サイズ、20スタンプで特製QUOカード5,000円+セミオーダー凄麺3食は達成感たっぷりの完走ご褒美と、スタンプ数に応じてコースを選択できます。

段階目標がわかりやすく、途中で飽きにくい設計かつ「違う味に挑戦するほど有利」というルールで好きな商品に巡り会える可能性も高くなります。御当地ラーメンスタンプを探すために、気づけば全国ツアー感覚でラインアップを制覇できる、よくできたスタンプラリーです。

食べ比べ前提の企画で麺の実力を実感してもらい、好意の再確認から指名買いをさせつつ、ご当地文脈で日本各地を巡らせ、30種超の多彩な味を試食する機会の最大化を狙っています。

凄麺 2525 スタンプラリー|ヤマダイ株式会社
凄麺 2525 スタンプラリー|ヤマダイ株式会社

【動画で解説!】凄麺 2525 スタンプラリー|ヤマダイ株式会社

マウントレーニア×サンリオキャラクターズ いつでもくり~み~♪キャンペーン|森永乳業株式会社

マウントレーニア×サンリオキャラクターズ いつでもくり~み~♪キャンペーン|森永乳業株式会社
キャンペーン概要対象商品を3本購入したレシートで1口応募でき、その場で当たり外れがわかるキャンペーン
インセンティブポチャッコ マウントレーニアコラボオリジナルぬいぐるみ100名様ポムポムプリン マウントレーニアコラボオリジナルぬいぐるみ100名様シナモロール マウントレーニアコラボオリジナルぬいぐるみ100名様
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【マウントレーニア×サンリオの豪華コラボ!】

対象のマウントレーニアクリーミーを3本買ってレシートで応募すると、当たりがその場でわかるレシートインスタントウィンのキャンペーン。

3本購入ごとにインスタントウィンを回せる設計ですが、6本買ったレシートでは1回しか回せません。また、1本ずつのレシートを分けて3回応募する場合は3本とできないので、1回も回せないという制限・ルールができます。

つまり、レシート内の1本につきポイントが溜まっていき、それを活用して応募するようなマイレージ式になっていないということです。ポイントを貯めてそれを消化するインスタントウィン形式もできますが、制作費が結構高くなるため、本件ではインスタントウィン機能を優先させたということでしょう。

【まとめ買い促進!】

インセンティブはサンリオの人気者、シナモロール、ポムポムプリン、ポチャッコのコラボぬいぐるみ。好きなキャラのコースを選べるので、写真を撮ってSNSで自慢する流れが自然にできています。

3本1口の条件はコンビニでも組みやすく、抹茶・いちご・ほうじ茶の味替えで飽きにくく、「出先で1本、帰りに2本」で、その日のうちに1口完成、という動きも作りやすいです。

インスタントウィンは店頭で買ってすぐにできるという良い点があり、店頭での体験価値を提供できるので、小売店も喜びます。

マウントレーニア×サンリオキャラクターズ いつでもくり~み~♪キャンペーン|森永乳業株式会社
マウントレーニア×サンリオキャラクターズ いつでもくり~み~♪キャンペーン|森永乳業株式会社

【動画で解説!】マウントレーニア×サンリオキャラクターズ いつでもくり~み~♪キャンペーン|森永乳業株式会社

いちごみるく55th ときめきアップデート大作戦|サクマ製菓株式会社

いちごみるく55th ときめきアップデート大作戦|サクマ製菓株式会社
キャンペーン概要CM最後の電話番号を、特設サイト内のダイヤルUIから回してかけると、昭和にいる鬼頭明里さんと繋がる体験コンテンツ
インセンティブ賞品A:ときめきお裾分けジッパーバッグ 1,000名様賞品B:ときめきミュージックキーホルダー 300名様賞品C:ときめきQUOカード 200名様
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【デジタル×レトロで話題作り!】

サクマ製菓「いちごみるく」55周年を記念して、イラストレーター・たなかさんによるレトロ可愛い限定パッケージの販売や、様々なコンテンツが公開されました。

プレゼントキャンペーンの応募方法は、対象商品を買ったレシートでその場で抽選のインスタントウィンで、当たりなら送付先を入力するWEB応募か、袋の応募券を切って郵送するハガキ応募となっています。

インスタントウィンは店頭でも参加できるため、購入したその場で楽しめるのもポイントです。また、本施策は締切を3回用意していて、抽選期間が短くなることによるモチベーションアップと、何回も買ってもらえるようにするリピート施策になっています。

【昭和に繋がる電話!】

主演に声優の鬼頭明里さん、楽曲監修に虹色侍のずまさんを起用した、昭和CMの現代版オマージュの記念ムービーで購買につなげるための話題づくりも実施されました。

また、「ときめきテレフォン」は、CMの番号をダイヤル式UIでくるくる回すと、昭和にいる鬼頭さんとつながるという仕掛けで、スクショをとってSNSに載せる人も出てきそうです。レトロ好きのZ世代も、昔から知っている親世代も楽しめる、懐かしいのに新しい世界観で、指名買いとリピートを狙っています。

順次切替パッケージはフェイスを明るく見せ、棚前の指名買いを誘発し、店頭販促とデジタル体験を一連でつなげることで、話題化→購買→共有の好循環を作っています。

昭和CMの現代アップデートで、「いちごみるく」を時代を超えるアイコンとして再インストールさせています。

いちごみるく55th ときめきアップデート大作戦|サクマ製菓株式会社
いちごみるく55th ときめきアップデート大作戦|サクマ製菓株式会社

【動画で解説!】いちごみるく55th ときめきアップデート大作戦|サクマ製菓株式会社