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「人気投票 / 総選挙」の仕組みを活用したキャンペーン【最新事例まとめ】 2ページめ

人気投票や総選挙の仕組みを活用したキャンペーン事例を紹介します。WEBサイト上のコンテンツだけでなく、X(Twitter)のカンバセーションボタンを活用したものや、InstagramのDM上でのbot返信を活用したものなどを解説していきます。

サーティワン推しフレーバー総選挙 | B-Rサーティワン アイスクリーム株式会社

サーティワン推しフレーバー総選挙 | B-Rサーティワン アイスクリーム株式会社
キャンペーン概要特設サイトから毎日1回、お気に入りのフレーバーに投票が可能。​投票後には、応援コメントを入力し、SNSでシェアすることもできるキャンペーン
インセンティブ・巨大ダブルカップクッション 投票期間中5回以上投票した方限定抽選で10名様・レギュラーシングルギフト券(eGift)31Club会員限定抽選で計140名様投票後にシェアしてくれた方抽選で31名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【毎年恒例の総選挙キャンペーン!】

​サーティワンアイスクリームの「推しフレーバー総選挙」は、多彩なフレーバーラインナップの中から1位を決めるユーザー参加型の投票企画です。

過去にも複数開催されていて、​2021年に初めて実施された際には約50万票の応募があり、2022年の第2回では約42万票、2023年の第3回では約49万票の投票が集まりました。2025年の今回は第4回目の開催となります。

今回の総選挙の目玉は、期間中毎日投票できる仕組みと、復刻候補フレーバーの存在感。過去に販売されたフレーバーも候補に名を連ねており、「あの味また食べたい」というエモい気持ちを刺激される構成になっています。

【投票体験を広げる工夫が随所に!】

毎日1回投票できる仕組みと、5回投票で当たるチャンスがあるので、自然と何度もサイトを訪れる仕組みになっています。

毎日投票すれば巨大アイスクッションを狙うこともでき、SNSシェアでギフト券が当たるなど、投票体験を広げる工夫が随所に見られます。また、31Club会員限定の抽選もあり、サーティワンをよく利用する人なら自然と参加しやすくなっています。

アイスの話題は春先にぴったりで、SNSタイムラインに彩りを添える企画としても機能しています。「このフレーバーが好き!」と語れる参加体験を通じて、ファンとの距離をぐっと縮めている印象です。

毎年春になると「またあの総選挙の季節か」と思い出してもらえる、季節の恒例行事のような立ち位置になっています。復刻フレーバーの人気傾向を見ることで、どの味が「復活させたら売れそうか」の需要調査にもなっているのでしょう。

サーティワン推しフレーバー総選挙 | B-Rサーティワン アイスクリーム株式会社
サーティワン推しフレーバー総選挙 | B-Rサーティワン アイスクリーム株式会社

【動画で解説!】サーティワン推しフレーバー総選挙 | B-Rサーティワン アイスクリーム株式会社

朝のフルーツこれ一本 フルーツ総選挙|カゴメ株式会社

朝のフルーツこれ一本 フルーツ総選挙|カゴメ株式会社
キャンペーン概要特設サイトでお気に入りのフルーツキャラクターを選んでXで投票するキャンペーン
インセンティブ朝のフルーツこれ一本24本セット+私のフルーツこれ一本1日分のマルチビタミン12本セット 抽選で30名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【カゴメの人気商品がキャラ化!】

カゴメの人気シリーズ「朝のフルーツこれ一本」が20周年を記念し、推しフルーツを選んで応援する「フルーツ総選挙」キャンペーンを開催しました。

朝の一杯にぴったりな果実ミックス飲料として、長年愛されてきたこのシリーズに登場するフルーツ達がキャラ化されて登場。それぞれに名前と性格まで設定されていて、推し活感覚で楽しめる新しい参加型企画になっています。

投票はカゴメ公式Xをフォローして、特設サイトから推しフルーツを選んでツイートするだけ。しかも1日1回参加できるので、毎朝「今日は誰に入れようかな」と、ちょっとした日課にできる設計です。

【推し活を購買促進に!】

「朝のフルーツこれ一本」がどれだけたくさんの果実のチカラでできているか、ということを「キャラ」と「投票」という親しみやすい形で可視化している点がポイントです。カシスやざくろといった普段あまり意識しない素材にもスポットが当たり、「えっ、こんなフルーツも入ってたの?」と再発見にもつながります。

また、どのフルーツが人気なのかをみんなで競う選挙形式も、Z世代〜ミレニアル層のSNSリテラシーと親和性が高く、キャラ人気が推進力となって商品購買につながる仕掛けになっています。Xでの投稿内容は自動生成されますが、絵文字や短いコメントが追加可能で、参加ハードルもかなり低めです。

ブランド20周年という節目に、あらためて「中身への愛」を感じられるプロモーションでした。朝の習慣に、推し活という楽しみをプラスしてくれる、そんな遊びゴコロが詰まったキャンペーンになっています。

朝のフルーツこれ一本 フルーツ総選挙|カゴメ株式会社
朝のフルーツこれ一本 フルーツ総選挙|カゴメ株式会社

【動画で解説!】朝のフルーツこれ一本 フルーツ総選挙|カゴメ株式会社

絶景と発散。聡選挙 | 三島スカイウォーク

絶景と発散。聡選挙 | 三島スカイウォーク
キャンペーン概要三島スカイウォークで体験できる12種類のアクティビティの中から、体験してみたいものに投票する総選挙型投票キャンペーン
インセンティブ総額100万円以上の豪華景品吊橋入場券 ペア400組 など
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【好きなアクティビティに投票!】

静岡県出身の、ジャニーズ事務所所属のアイドルグループtimeleszの松島聡(まつしま そう)さんがメインに据えられた、静岡県三島市にある日本最長の歩行者専用の吊り橋である「三島スカイウォーク」のデジタルプロモーション。

松島さんの名前を活用した「聡」選挙型投票キャンペーンとなっており、三島スカイウォークで体験できる12種類のアクティビティの中から、体験してみたいものや体験して良かったものに投票できます。

投票はウェブサイト上で行うことができ、投票完了後に申し込みフォームから応募すると、三島スカイウォーク通行券ほか周辺のショップ、森林アドベンチャー、宿泊施設を楽しめる権利が抽選で当たります。

【現地での投票も!】

現地での投票も可能で、北エリアの「ツリーツリーツリー」に設置された投票会場で応募用紙を記入することで、景品の当選確率がアップします。

松島聡さんの等身大パネルも設置され、timeleszファンも動員できそうです。

静岡県出身で、ファンの多い松島聡さんがアンバサダーとして登場することで、ファン層や若年層を惹きつけつつ、投票を「選挙」という形を取ることで、自分の好きなアクティビティを応援するというゲーム感覚が生まれてます。

絶景と発散。聡選挙 | 三島スカイウォーク
絶景と発散。聡選挙 | 三島スカイウォーク

【動画で解説!】絶景と発散。聡選挙 | 三島スカイウォーク

第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー

第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー
キャンペーン概要おつまみとお酒のコンボに簡単なアンケートに答えて投票し、投票結果をXにシェアすると抽選で賞品が当たる
インセンティブ8種のおつまみが入った特別セット 100名
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【Z世代を狙ったキャンペーン!】

ニッセイ基礎研究所の調査によると、20代の飲酒率は20年前と比べて減っているようです。あえてアルコールを飲まない、飲むとしても少しだけ楽しむ「ソバーキュリアス」というライフスタイルが、数年前から欧米の若者を中心に広がっているそう。

本キャンペーンは、Z世代をターゲットにするドン・キホーテと、お酒を飲んでほしいサントリーが手を組んで、Z世代に対してもっとお酒を楽しんでほしいということを伝える内容。

おつまみとして優秀なドン・キホーテのオリジナル商品ブランド「情熱価格」の中から8商品を立候補者にして、それぞれ最適なサントリーのお酒とタッグを組み、総選挙を行っています。

【NO.1「ド」つまみを選ぶ!】

立候補者の、演説動画や選挙ポスターにある「投票する」ボタンから、簡単なアンケートに答えると投票完了。投票結果をXシェアすると、おつまみセットが当たります。また、1位になったおつまみは、数量限定でいつもより安くなるそうです。

規約が無いのが気になりますが、問い合わせ窓口があるので、なにかあればそちらで対応するのでしょう。

シェアを見ていくと、ハッシュタグのみでメンションはありません。Xの規約に触れそうなのと、収集が大変そうだと思いますが、Z世代にはこれくらい気楽な感じが刺さるのでしょう。

おじさん世代もドンキつまみはついつい買ってしまいますが、容量が多くて毎回余らせてしまいがち。そこにお酒のベストマッチを教えてくれて、消費させてくれる、ステキなコミュニケーションを考えているプロモーションです。

第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー
第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー

【動画で解説!】第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー

ALLニッスイレシピにTRYキャンペーン │ 株式会社ニッスイ

ALLニッスイレシピにTRYキャンペーン │ 株式会社ニッスイ
キャンペーン概要人気商品を使ったレシピからTRYしてみたいレシピにLINEで投票するキャンペーン
インセンティブALL BLACKSのオリジナルグッズ 計100名QUOカードPay 1,000円分 50名
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【ラグビー要素がほしくなる!】

1988年より30年以上にわたり、ニュージーランド代表ラグビーチームALL BLACKSのスポンサーを務めているニッスイが、「おさかなのウインナー」「チーズかまぼこ」などALL BLACKS オリジナルパッケージデザインの発売を記念して、LINEによるレシピ投票キャンペーンを実施しています。

去年行われていた際は「食卓のスタメンNo.1決定戦!!」というテーマで、投票形式のトーナメント戦が行われていました。

第一弾の「グループステージ」は、3つのグループからそれぞれスタメン商品1品を選んで投票。第二弾の「ファイナルステージ」は、第一弾で選ばれた3商品の中から、スタメン商品1品を選んで投票するといったバトルもので、ALL BLACKS感があったのですが、今回は「ALLニッスイレシピにトライ」と、ラグビー要素がほぼ無いのが気になりました。

【どんなレシートキャンペーンも可能!】

LINEによるキャンペーンはLIFFを活用することによって、どんなレシートキャンペーンでも可能です。マーケティングツールを入れていると、チャットボットが使えなく、キャンペーンができないといった課題も解決できます。

ALLニッスイレシピにTRYキャンペーン │ 株式会社ニッスイ
ALLニッスイレシピにTRYキャンペーン │ 株式会社ニッスイ

【動画で解説!】ALLニッスイレシピにTRYキャンペーン │ 株式会社ニッスイ