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特徴的な「企画」を取り入れたキャンペーン施策【最新事例まとめ】 8ページめ

X(Twitter)やInstagram、LINEなどのSNSを活用した拡散力の高い企画や、チャレンジ企画・コラボ企画など特徴的なWEBプロモーション施策をご紹介。キャンペーンが成功した要因となるアイデアや手法なども合わせて解説していきます。

キリン 華よい コンビニ無料引き換えクーポンが当たる!キャンペーン|キリンビール株式会社

キリン 華よい コンビニ無料引き換えクーポンが当たる!キャンペーン|キリンビール株式会社
キャンペーン概要LINEで友だち登録をし、動画を完全視聴したら一日一回インスタントウィンを回せるキャンペーン
インセンティブコンビニ無料引換クーポン
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【CMを見て応募!】

コンビニ無料引換クーポンがその場で当たる、LINEを活用した「華よい」のキャンペーン。シンプルなインスタントウィンなので、LINEアカウントさえあればすぐに導入できます。ユーザーの参加ハードルも低く、友だち追加もされるので非常に便利です。

今すぐ参加するを押すと、LIFF(LINE内Webブラウザー)の入口が表示され、友達登録を完了するとブラウザに戻ります。動画を完全視聴しない限りインスタントウィンには参加できないので、動画再生をKPIとする際にも効果的です。

この形はXでも実施可能で、カスタムストーリーというXアプリ内ブラウザを活用することによって、動画を完全に見終わらない限り当落画面に遷移できないということを可能にしています。

【LINEでできるシンプルなキャンペーン!】

今回のキャンペーンではさらにシンプルな応募方法も用意されています。

アンケートに答えると当選確率が2倍とあるものの、画面遷移もなく、タップするだけで応募完了。当選者にはキャンペーン終了後、トーク画面にトークが飛んでくるというシンプルさです。友だち追加だけを求めるならば、こんなパターンも有りですね。

インスタントウィンは誰でも参加できるところと、その場で結果がわかるならやってみたいと思わせて、敷居が低くなるのが良い点です。友だち追加や動画再生と、今後のLINEコミュニケーション活性化させたい場合は最適解です。

キリン 華よい コンビニ無料引き換えクーポンが当たる!キャンペーン|キリンビール株式会社
キリン 華よい コンビニ無料引き換えクーポンが当たる!キャンペーン|キリンビール株式会社

【動画で解説!】キリン 華よい コンビニ無料引き換えクーポンが当たる!キャンペーン|キリンビール株式会社

Rail to PRO-WRESTLING|推し旅公式サイト|東海旅客鉄道株式会社

Rail to PRO-WRESTLING|推し旅公式サイト|東海旅客鉄道株式会社
キャンペーン概要東海道新幹線に乗っている間だけ見れるコンテンツを提供
インセンティブオリジナルスマホ壁紙や新幹線チャイム風入場曲が当たる
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【新日本プロレスとのコラボキャンペーン!】

JR東海による「推し旅」は、走行中の東海道新幹線車内でしか楽しめないコンテンツを提供するというもの。昨今はその形を洗練させ、仕組みをシンプルにして、どんどんコラボしようという流れを作っています。

スキームとして乗客が見込めることが数字に出ているのでしょう、たくさんのIPとコラボしています。

今回は新日本プロレスとのコラボで、プロレスファンの筆者がキャンペーンスキームとともに、ファン心理も見ていこうと思います。

【ターゲットはコアなプロレスファン!】

マイページにログインすると、速度を測る画面に遷移し、ある一定の速度かつ場所が東海道新幹線の路線内だとコンテンツが見られます。

以前は展示などのイベントも絡めていましたが、現在は乗車中に体験できるコンテンツ提供に絞っています。

「棚橋社長からの挑戦状」では、クイズ50問に全問正解すると、入場曲の新幹線チャイム風音源をプレゼントといった内容で、コンテンツもインセンティブもコアファン向けになっています。50問正解はハードルが高くなりますが、プロレスファン的にはクイズに答えて、新幹線チャイム風の入場曲も一応聞いてみたいと思いました。

そのほか、謎解きコンテンツや選手のトークプログラムなど、ある程度パッケージ化されたコンテンツにIPを乗せて仕上げていて、既存の型の横展開がうまくできています。

各コンテンツをコアファン向けにすると量がものをいうので、ジャンル問わず色々なIPとコラボをしているのも素晴らしいです。

Rail to PRO-WRESTLING|推し旅公式サイト|東海旅客鉄道株式会社
Rail to PRO-WRESTLING|推し旅公式サイト|東海旅客鉄道株式会社

【動画で解説!】Rail to PRO-WRESTLING|推し旅公式サイト|東海旅客鉄道株式会社

企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン

企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン
キャンペーン概要Xにてフォロー&リポストし、ハッシュタグをつけてリプライすると応募完了。企業ごとにインセンティブを持ち寄り毎日企業ごとのハッシュタグをリプライしてもらうキャンペーン
インセンティブゲーミングヘッドセット&ゲーミングマウス など企業ごとに異なる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【16社が参加!】

2023年までは「#クリスマスボックス」という、Xの広告枠でオートリプライ形式のインスタントウィンと駅内広告などを組み合わせた3000万円ほどする企画でしたが、2024年は「#企業が届けるアドベントカレンダー」に変わっているようです。

アドベントカレンダーとあるように、クリスマスまでカウントダウンをしながら、毎日何かしらのプレゼントが当たります。フォローとリポストをして、ハッシュタグをつけてリプライをすると応募が完了できます。

オートリプライ形式ではあるのですが、その場で当たるのではなく、毎日24時に当選リプライをするようです。当選数が少ないため、早めに当たりが出ることで参加者数が減ってしまうのを防ぐためでしょう。このスキームで16社のアカウントが同時に実施しています。

また、それぞれのアカウントが毎日分のインセンティブを出し合っていて、ドスパラインセンティブの日はどこの会社も「#ドスパラ」をつけて投稿させています。ポストには各アカウントのリンクも設置されており、互いに送客しあえるところも強みになっています。

【クリスマスシーズンのX広告枠】

どこかのSNSマーケ会社がハッシュタグで括っているのかと思いましたが、バッチの無いアカウントがあり、オートリプライの条件を満たしていないため、公式が絡まない限り難しそうです。

ハッシュタグが「#クリスマスボックス」から変更になったのは、広告枠ではないアカウントの、便乗した野良キャンペーンが増えすぎたのが原因かと思います。

今年も野良っぽいものもいますが、ローソンやJALなど大手もハッシュタグをつけているので、どっちも売っているのでしょうか。

企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン
企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン

【動画で解説!】企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン

Santa CAM2024 | 日本コカ·コーラ株式会社

Santa CAM2024 | 日本コカ·コーラ株式会社
キャンペーン概要空を見上げてドローンショーを楽しめるSanta CAMの体験ができる
インセンティブコカ·コーラ1本、またはオリジナル壁紙のどちらかが当選する
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【コカ・コーラが作ったサンタのイメージ】

クリスマスシーズンの風物詩、コカ・コーラによるブランドプロモーション。今年はARを活用したSantaCAMが公開されました。

「赤い衣装と白ひげ」というサンタクロースのイメージは、1931年コカ・コーラ社とアメリカ人画家が広告化して作りあげたと言われています。それ以前にも赤いコートを着たサンタクロースの絵は存在していたそうですが、この広告をきっかけにサンタクロースのイメージが広まっていったそうです。

【サンタからの素敵なプレゼント!】

SantaCAMは、カメラを向けるとARで夜空にサンタやドローンショーが浮かび上がるというもの。体験するとコーラ1本、またはオリジナル壁紙のどちらかが当たります。

サイト内の「みんなの#SantaCAM」コーナーでは、全国で撮られたSantaCAMの写真が見られるとありますが、どうやって場所を特定しているのかは不明です。

ARはまだまだ拡張可能性があり、プロモーションに活用できる幅があります。キャラクターをカメラで通して写す以外に何ができるの?という方も多いと思うので、このデジタルプロモーションラボでARと検索していただくか、ぜひ弊社へご相談ください。

Santa CAM2024 | 日本コカ·コーラ株式会社
Santa CAM2024 | 日本コカ·コーラ株式会社

【動画で解説!】Santa CAM2024 | 日本コカ·コーラ株式会社

年末大そうジム | 花王株式会社

年末大そうジム | 花王株式会社
キャンペーン概要これまでやりたくても忙しくて結局やり残してしまっていた場所の汚れを、簡単に綺麗にできるショート動画を公開
インセンティブなし
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【年末の大掃除に合わせたデジタルプロモーション!】

2023年に引き続き、なかやまきんに君と阿佐ヶ谷姉妹による年末恒例大掃除コンテンツ。

前回は、時短テクをハッシュタグ付きで投稿させるUGCネタ投稿を行ったり、大掃除が面倒くさいという人を対象に、生配信を見ながら一緒に大掃除しましょうという時間を提供していましたが、今年は時短かつ運動にもなるというシーンを作り上げています。

ジムというワードと、なかやまきんに君の組み合わせから、掃除をしながら筋トレするような内容かと思いましたが、「短時間でも成果につながる大そうじメソッドを教えてくれるジム」という設定で、「やり残し汚れ」の攻略方法を教えてくれます。

【ショート動画で時短!】

「やり残し汚れ」TOP5のそうじメソッドはショート動画にして公開しています。動画を見ながら掃除をする人が多いので、縦型動画を採用しているのでしょう。

Youtubeショートで見られる縦型動画は、当然TikTokやInstagramリールにも投稿されていますが、UGCなどの施策は今年はないようです。

昨今、本施策のようなショート動画ベースのプロモーションサイトが増えています。ショート動画を軸にSNSを活用する事例はストーリーを伝えやすいですし、SNS側のアルゴリズムにものっとっているのでインプレッションが上がります。

年末大そうジム | 花王株式会社
年末大そうジム | 花王株式会社

【動画で解説!】年末大そうジム | 花王株式会社