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特徴的な「企画」を取り入れたキャンペーン施策【最新事例まとめ】 24ページめ

X(Twitter)やInstagram、LINEなどのSNSを活用した拡散力の高い企画や、チャレンジ企画・コラボ企画など特徴的なWEBプロモーション施策をご紹介。キャンペーンが成功した要因となるアイデアや手法なども合わせて解説していきます。

熱中症ワンポイントチェックキャンぺーン

熱中症ワンポイントチェックキャンぺーン
キャンペーン概要Xを活用した動画視聴がマストなフォローリポストキャンペーン
インセンティブAmazonギフトカード番号 10000円分暑さ対策グッズ詰め合わせ各10名様に当たる!
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【動画視聴マスト!】

2013年から行われている「熱中症ゼロへ」という熱中症にかかる方を減らし、亡くなってしまう方をゼロにすることを目指した一般財団法人日本気象協会が推進するプロジェクトで、毎年4月頃になると熱中症の危険を啓蒙するキャンペーンを行っています。

今年は熱ゼロ犬が熱中症のワンポイントを教えてくれるという動画を見て参加できるXキャンペーンを実施中。動画は全部で8タイトルあり、毎日違った動画を観てもらう仕様になっています。

【LP活用でコスト削減!】

Xでの動画視聴をKPIにする場合、以前はオートリプライインスタントウィンでリプライの動画を見ないと当落がわからないというスキームが多かったのですが、その形が非常に金額的に高くなり簡単にはできなくなりました。

本キャンペーンではX内LPを活用して動画を見せています。フォロー・リポストし、タップすると動画が流れ、視聴完了しない限り抽選ボタンが押せない仕様になっています。このあとに即時抽選もやアンケートなどを実施することも可能ですが、気軽に動画を見せたい場合にはこの形が最適でしょう。

XキャンペーンもLPを経由する形が増えてきました。この形だと診断コンテンツやクイズコンテンツなども載せられて、かつ結果をシェアすることで応募完了となるようなキャンペーンもスムーズです。レシートマストバイやシリアルマストバイなどの購買促進にも有用です。

熱中症ワンポイントチェックキャンぺーン
熱中症ワンポイントチェックキャンぺーン

【動画で解説!】熱中症ワンポイントチェックキャンぺーン

おかっぱチャレンジキャンペーン

おかっぱチャレンジキャンペーン
キャンペーン概要ARによる顔認証動画のコンテスト。撮影動画をSNSに投稿するとプレゼントが当たる。
インセンティブ旅行券10万円 10名ヘルシオホットクック10名QUOカード2,000円 555名
使用SNSX、Instagram、TikTok

キャンペーンのポイント

【CM出演のチャンス!?】

NEWクレラップCMでおなじみのおかっぱ頭の女の子クルリちゃんの20周年を記念して、おかっぱチャレンジキャンペーンを行っています。

クルリちゃんは20年間でTVCMが27作品、現在8代目。おかっぱ文化を絶やさないよう次期挑戦者を決めるべく、来年のNEWクレラップCM等に出演する「おかっぱ姉妹クルリちゃん・クルミちゃん」を全国からプロアマ問わず募集しています。

対象は「おかっぱが似合う女の子」とのことで、おかっぱになれるARカメラ、通称「おかっパメラ」が用意されています。「おかっパメラ」は、スマートフォンのカメラで顔認証を行い、おかっぱ頭に変身できるというもの。オーディションへは現在の髪型のまま参加できます。

【UGCでもハッシュタグPRをつける!】

「おかっぱ姉妹クルリちゃん・クルミちゃん」の募集にあわせ、おかっパメラを利用したARおかっぱダンス動画の投稿キャンペーンも開催中。NEWクレラップのテーマ曲にあわせて自由に踊り、各種SNSにアップすると抽選でプレゼントが当たります。

「おかっパメラ」のAR演出があるものの、踊りを考えて、撮影して編集してそのダンスを全世界にさらすということをやらねばならず、参加ハードルは激高です。とはいえインセンティブが豪華なので、すべりこみ参加は見込めそうです。また参加者は全員「#PR」をつける必要があるので、インフルエンサーとしてお金を払っている人が紛れる効果がありそうです。

オーディションとしての動画コンテンツやAR機能を再利用するためにSNS投稿も行ってほしいという流れは理解できるのですが、そこにもストーリーがないとハードルが高いSNS投稿キャンペーンになり、システム費や事務局費がかさむという状態になってしまいます。

おかっぱチャレンジキャンペーン
おかっぱチャレンジキャンペーン

【動画で解説!】おかっぱチャレンジキャンペーン

2024年サンリオキャラクター大賞 公式サイト

2024年サンリオキャラクター大賞 公式サイト
キャンペーン概要自社会員ページより投票ができる。ゲームをクリアしさらに投票権をゲット
インセンティブなし
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【毎年恒例のキャラクター大賞!】

毎年恒例ポムポムプリンとシナモロールがしのぎを削るサンリオキャラクター大賞が39回目を迎え、今年は「サンちゅっ」というキーワードを主軸にストーリーを作っています。

去年は総得票数4,448万7,850票で昨年対比約168%とサンリオ史上最多の数値を叩き出しており、今年も期待が持てそうです。

去年の覇者はシナモロールで2001年から23回目の出場で、通算6回覇者になっています。2020年からは4連覇ということで、このまま5連覇を許してしまうのか、それとも4年連続準優勝のポムポムプリンが今年制覇するのでしょうか。

初回速報の1位は「ポチャッコ」。今年デビュー35周年の意地を見せ、波乱の幕開けとなっています。中間発表ではシナモロールがTOP戦線にいるものの、ポチャッコがそれを追っかけるという展開です。決勝はここ4年間シナモロールとポムポムプリンの黄金カードでしたが、そこにポチャッコが入ってくる3wayマッチになりそうです。

【ゲームクリアで投票権がさらにもらえる!】

投票には会員登録が必須。ログインしてからの投票になるため、基本はファンの方による投票といえます。1キャラクターにつき1日1回投票可能。毎日投票できるとはいえ、一度に大量の投票はできません。

しかし、ゲームに参加すると投票チケットを最大33枚もらうことができ、追加投票が可能。約40日×33投票分あるので、全力で注ぎ込むこともできます。

今大会は去年と同じく90選手がエントリー。決勝はサンリオフェス@東京ビッグサイトで行われ、豪華な発表となっています。

2024年サンリオキャラクター大賞 公式サイト
2024年サンリオキャラクター大賞 公式サイト

【動画で解説!】2024年サンリオキャラクター大賞 公式サイト

こまめどりプロジェクト しゃぶ葉

こまめどりプロジェクト しゃぶ葉
キャンペーン概要利用客がきれいに食べ終わったテーブルの写真を撮影し、会計時にスタッフに提示するとクーポンが貰える
インセンティブドリンクバー110円券
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【きれいに完食でクーポン獲得!】

食べ放題でおなじみ「しゃぶ葉」が、4月からフードロス削減を目指した「こまめどりプロジェクト」をスタートしています。食べ放題で利用客がついつい注文しすぎて食事を残してしまうケースを防ぐために、きれいに食べ終わったテーブルの写真を撮影し、会計時にスタッフに提示するとドリンクバークーポンが貰えるというもの。

食べ残しが多かった場合、追加料金などのペナルティを課すパターンが多い中「きれいに食べていただいてありがとうございます」の形にしていてユーザーとのコミュニケーションが巧妙です。

【SNSなどでコミュニケーションを増やせる!】

見栄えのいい写真にはならなくても、写真を撮るということと、そこに正義があるということでSNSに上げるモチベーションになり、その写真を使わなくともUGCが生まれやすい取り組みです。

現状キャンペーンなどは行ってないですが、UGC投稿してくれたら更にクーポンをプレゼントするようなキャンペーンや、フードロスを啓蒙するようなクイズキャンペーンなどと組み合わせてブランド価値をあげる取り組みなど、いろいろな施策につなげられます。

アナログな手法ですが、ネガティブをポジティブに変換してお客様に提供することで正義を生み出し、SNSなどでコミュニケーションを増やせるという流れが完璧です。

こまめどりプロジェクト しゃぶ葉
こまめどりプロジェクト しゃぶ葉

【動画で解説!】こまめどりプロジェクト しゃぶ葉

森永ミルクキャラメル111周年|森永製菓株式会社

森永ミルクキャラメル111周年|森永製菓株式会社
キャンペーン概要森永ミルクキャラメルとトンボ鉛筆と岩波書店のコラボ実施のレシートマストバイキャンペーン
インセンティブ森永製菓コース、トンボ鉛筆コース、岩波書店コースでそれぞれコラボグッズが合計1,111名様に当たる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【同級生キャンペーン!】

森永ミルクキャラメル発売111周年を記念したキャンペーンでは、同級生であるトンボ鉛筆と岩波書店とコラボしています。共に創立111周年で、長年愛されている商標・商号が分野を超えてコラボレーションすることで話題化を目指しています。

森永製菓のキャラメルを買ったレシートを、エンゼルプラスという森永製菓会員サイトにアップするレシートマストバイキャンペーンで、森永製菓主導のスタイルですがインセンティブでコラボ感を出しています。

トンボ鉛筆コースではMONO消しゴムのカバーがミルクキャラメルパッケージになっていたり、岩波書店コースでは広辞苑がキャラメル箱になっていたりします。

【分野を超えたコラボ!】

Xによるフォローリポストキャンペーンも行い認知拡大させています。

またトンボ鉛筆とは「アートをもっと楽しく身近に」というコンセプトのコンテンツプラットフォームと連動した、森永とトンボのダブルフォローキャンペーンを行っていたり、店頭でのマストバイキャンペーンを行っています。

岩波書店はというと、告知もTOPバナーのみ。ドンとお硬い性格な同級生ですね。

120周年の際もコラボ先も全員120歳となり、キャンペーンスキームとして再現性があります。全く違う業種だからこそ違うユーザー同士が新たに商品を知る機会になる面白いキャンペーンです。

森永ミルクキャラメル111周年|森永製菓株式会社
森永ミルクキャラメル111周年|森永製菓株式会社

【動画で解説!】森永ミルクキャラメル111周年|森永製菓株式会社