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特徴的な「企画」を取り入れたキャンペーン施策【最新事例まとめ】 11ページめ

X(Twitter)やInstagram、LINEなどのSNSを活用した拡散力の高い企画や、チャレンジ企画・コラボ企画など特徴的なWEBプロモーション施策をご紹介。キャンペーンが成功した要因となるアイデアや手法なども合わせて解説していきます。

カラダ・アタマ・ココロにお砂糖のチカラ | シュガーチャージ推進協議会

カラダ・アタマ・ココロにお砂糖のチカラ | シュガーチャージ推進協議会
キャンペーン概要Xを活用したフォローアンドリポストキャンペーンや写真動画投稿など、いろんなキャンペーンを通じて啓蒙コンテンツに促す
インセンティブキャンペーンによる
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【砂糖の栄養補給を推進!】

日常生活やスポーツ、勉強などで消費したエネルギーを、砂糖を含む食品や飲料で補給する「シュガーチャージ」を提唱している「シュガーチャージ推進協議会」が行うデジタルプロモーション。筋肉アイドル・才木玲佳さんをアンバサダーに起用し、砂糖の正しい知識やエネルギー補給の重要性を楽しく学べるよう、さまざまなコンテンツを提供しています。

エネルギー補給に役立つタイミングや方法、日常生活やスポーツでの砂糖活用法など、知識を深める「シュガペディア」や、砂糖を使った簡単でおいしいレシピなどで、ただ太るという理由で糖質を嫌うのではなく、ちゃんと向き合わなくてはいけない栄養であることを伝えています。

【SNSを使った啓蒙キャンペーン!】

「シュガーチャージ」のプロモーションでは、年間を通してXアカウントを活用した様々なキャンペーンが行われています。

フォロー&リポストキャンペーンで「PARMチョコレート」の引換券が抽選で1,000名に当たるプレゼント企画や、「みんなのチャレンジ310」というUGCキャンペーンなどの認知拡大施策で、砂糖の適切な摂取を啓蒙するコンテンツへの動線としています。

「学ぶ」というよりも「楽しみながら自然と知識が身につく」体験を提供するうえで、押し付けにならないような工夫が随所に見られます。難しくしすぎず、様々なコンテンツを作ることでターゲットを広くとり、SNSで知ってもらうことができています。

カラダ・アタマ・ココロにお砂糖のチカラ | シュガーチャージ推進協議会
カラダ・アタマ・ココロにお砂糖のチカラ | シュガーチャージ推進協議会

【動画で解説!】カラダ・アタマ・ココロにお砂糖のチカラ | シュガーチャージ推進協議会

推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社

推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社
キャンペーン概要購入したバッグ、リンドール、自分の“推し”を一緒に撮影し、ハッシュタグ「#リンツ推しカラーハートバッグ」を付けてInstagramまたはXに投稿
インセンティブリンドールバッグ6個入 20名
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【推しカラーバックと自分の”推し”を一緒に撮影!】

リンツの全10色のハート型バッグ「推しカラーハートバッグ」の発売を記念したマストバイキャンペーン。リンツの店舗で「推しカラーハートバッグ」とリンドールを購入して、自分の推しと一緒に撮影し、「#リンツ推しカラーハートバッグ」を付けてSNSに投稿するというもの。

購買証明に商品写真というのは弱く、コンビニなどで買える商品は、店頭で買わずとも写真が取れてしまうネガティブ要素がありますが、「推しカラーハートバッグ」はリンツでしか売っていなく、写真を投稿したくなるような商品で、企画との相性が良いです。

【推しカラー投票も!】

推しカラー投票も行っていて、全10色という印象を強く押し出しています。1位のカラーに投票した人から、抽選でリンドール6個入りが当たるという内容です。

せっかくなら、1位になった「推しカラーハートバッグ」が当たるとすれば、欲しいカラーに投票されて、人気カラーのアンケートも獲得できるとも思いますが、特別感が減ってしまうというのもわかります。

投票方法は、それぞれのカラーのハッシュタグをX、もしくはInstagramの投稿に対してコメントをするというもの。LPではタップ1回でハッシュタグがコピーできて投票しやすいのですが、Instagram単体で見ると丁寧に説明があるものの、画像でしかハッシュタグがないため、参加ハードルが多少高くなっています。本文中にコピペ用のハッシュタグを並べてもよかったかもしれません。

好きなカラーを応援する楽しさに加え、SNS投稿を通じたブランドの認知拡大、店舗での購買促進を効果的に組み合わせています。さすがリンツ、バレンタインは気合が入ってます。

推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社
推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社

【動画で解説!】推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社

伊藤園 お~いお茶新俳句大賞 | 伊藤園新俳句大賞実行委員会

伊藤園 お~いお茶新俳句大賞 | 伊藤園新俳句大賞実行委員会
キャンペーン概要地元の魅力を30秒以内の縦型動画と俳句で表現し、Instagramに投稿する
インセンティブえらべるPay30,000円分、「お~いお茶」1ケース 5名
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【応募作品数日本一のコンテンツ!】

今回で36回目の伊藤園が主催する「お~いお茶新俳句大賞」は、1989年に開始された創作俳句コンテストで、応募作品数日本一を誇る長きコンテンツです。

「新俳句」は、季語をいれる、文語体である、という俳句のルールは取っ払い、基本的には五・七・五のリズムを守りますが、多少の字余りや字足らずも許容されるという自由さが特徴。それを川柳というのではと思ってしまいますが、そんな新しいカルチャーをつくったのがこのキャンペーンです。

【俳句に縦型動画をミックス!】

動画と俳句を組み合わせた「動画俳句の部」も開催していて、さらなる新しいカルチャーを生み出しています。地元の魅力を30秒以内の縦型動画と俳句で表現し、Instagramに「#動画俳句の部」をつけて投稿するというもの。

映像だけでなく、音楽やナレーションも加えられますし、テキスト読み上げもDMMのにじボイスなどクオリティの高いものが出ていますので、作った新俳句を読み上げてもらう動画なども作れます。

ただ、動画を作ってもらうというのはユーザーにとってハードルが高いので、かなりチャレンジングな企画となっている印象です。フォームに入力すると動画が自動で生成されるなど、ハードルを下げてあげるともっと伸びるのではないでしょうか。

伊藤園 お~いお茶新俳句大賞 | 伊藤園新俳句大賞実行委員会
伊藤園 お~いお茶新俳句大賞 | 伊藤園新俳句大賞実行委員会

【動画で解説!】伊藤園 お~いお茶新俳句大賞 | 伊藤園新俳句大賞実行委員会

第3回PASMO 愛 love 川柳 つくって!投票して!キャンペーン|株式会社パスモ

第3回PASMO 愛 love 川柳 つくって!投票して!キャンペーン|株式会社パスモ
キャンペーン概要「PASMO愛」をお題としたオリジナル川柳を「川柳メーカー」でつくってエントリーでき、優秀作品に選ばれた方に賞品プレゼント
インセンティブPASMOオリジナルグッズ一式
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【ICカード風画像を生成!】

PASMO協議会および株式会社パスモによる、「PASMO愛」をテーマとしたオリジナル川柳を募集するデジタルプロモーション。オリジナル川柳を載せたPASMOカード風画像を生成することができる、川柳メーカーを公開しています。

川柳テーマは、「私とPASMOとの思い出」「PASMOと暮らす私の日常あるある」「誰にも負けないPASMOへの深い愛」となっていて、PASMOに関することならなんで良さそうです。

画像生成は、ベースとなるPASMOカードのパスモくんの絵柄を変えたり、スタンプをつけることも可能です。

【SNSも有効活用を!】

生成された画像はダウンロードして、SNSに投稿させるのかと思いきや、エントリーフォームでアップロードするという形。せっかくならSNS投稿を必須にしないまでも、ハッシュタグをつけて投稿したら当選確率アップする施策などがあっても良かったのではないでしょうか。

川柳は文字だけで完結できるので、Xを活用して募集するパターンが多いですが、文字だけより画像がついてたほうがSNSでのUGCとしての見栄えもいいですし、タイムラインに出やすくなるアルゴリズムとも相性が良いため、もったいない印象です。

川柳の募集は新聞広告など古くからあるプロモーション手法で、TVメディアに取り上げられてブランド認知を行ってきたのですが、SNSがあらわれ、UGCという口コミマーケティングが広がった昨今、川柳は立派なユーザージェネレイテッドコンテンツとして扱われるようになっています。

第3回PASMO 愛 love 川柳 つくって!投票して!キャンペーン|株式会社パスモ
第3回PASMO 愛 love 川柳 つくって!投票して!キャンペーン|株式会社パスモ

【動画で解説!】第3回PASMO 愛 love 川柳 つくって!投票して!キャンペーン|株式会社パスモ

じぇいもんとお~いお茶くんからの挑戦状 | トヨタモビリティパーツ株式会社

じぇいもんとお~いお茶くんからの挑戦状 | トヨタモビリティパーツ株式会社
キャンペーン概要X上でジェームス公式アカウントをフォローし、投稿されている問題に答えると応募完了。プレゼントが当たる。
インセンティブお~いお茶 緑茶 600ml×24本(1ケース)お~いお茶くん ぬいぐるみ 1個じぇいもん ぬいぐるみ 1個セットで10名にプレゼント
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【間違い探しはXのアルゴリズムと相性がいい!】

自動車関連商品を扱うジェームスと、飲料メーカー伊藤園のコラボレーションキャンペーン。両社のマスコットキャラクター「じぇいもん」と「お~いお茶くん」をメインに据えて、かわいらしさや親しみやすさを前面に出しています。

自動車とお茶という一見関係のない商品同士を、「ドライブのお供」というテーマで結びつけていて、長距離ドライブやアウトドアでの利用シーンを創造し、健康や快適なカーライフを提案しています。

キャンペーンはジェームス公式アカウントよりクイズ投稿が出ているので、それにチャレンジするというもの。第一弾は「じぇいもんを探そう」という間違い探しで、キャラクターを探してカンバセーションカードから選ぶ内容です。

投稿に2分以上留まると、おすすめのタイムラインに出やすくなるため、このようなクイズ形式は、Xのアルゴリズム的に非常に効果的です。

ユーザーは正解にたどり着くために、投稿や画像をタップして自然と時間をかけてしまいます。これにより、おすすめのタイムラインに出現される可能性が高くなり、インプレッションが上がってくるという寸法です。

第二弾の間違い探しも難しくすることで投稿を長く見てもらうことができるので、アルゴリズムとの相性が非常にいい内容になっています。

【オリジナルキャラクター達のコラボ!】

ジェームス店頭でのレシート抽選も行っていて、伊藤園の詰め合わせが当たるなど、こちらの企画もタッグとしての絆を深めています。

お~いお茶側でもキャラクター同士で絡んだり、ドライブに行ったりして交流しているのも楽しげですね。

コラボレーションは異業種間の魅力的な組み合わせで、お互い送客しあえるのがいいところです。さらに今回のキャンペーンはキャラクターの親しみやすさを共有できるというのも魅力になっています。

じぇいもんとお~いお茶くんからの挑戦状 | トヨタモビリティパーツ株式会社
じぇいもんとお~いお茶くんからの挑戦状 | トヨタモビリティパーツ株式会社

【動画で解説!】じぇいもんとお~いお茶くんからの挑戦状 | トヨタモビリティパーツ株式会社