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特徴的な「企画」を取り入れたキャンペーン施策【最新事例まとめ】

X(Twitter)やInstagram、LINEなどのSNSを活用した拡散力の高い企画や、チャレンジ企画・コラボ企画など特徴的なWEBプロモーション施策をご紹介。キャンペーンが成功した要因となるアイデアや手法なども合わせて解説していきます。

#噛んで集中ブーストバイツ|株式会社明治

#噛んで集中ブーストバイツ|株式会社明治
キャンペーン概要指定ハッシュタグをつけオリジナルエフェクトとanoの楽曲を活用してTikTokに動画投稿
インセンティブ入賞者30名にブーストバイツ エナジードリンク味フルーツエモーションのセットをプレゼント
使用SNSTikTok

キャンペーンのポイント

【エフェクトを活用したTiktokUGCキャンペーン!】

明治のハードグミ「ブーストバイツ」のTikTokキャンペーンのドメインを見ると、Tiktok.comのドメイン以下にLPが走っており、公式としっかり組んだ形でのキャンペーンになっています。

内容はユーザーに「#噛んで集中ブーストバイツ」と「#明治プレゼントキャンペーン」をつけて投稿してもらうTikTokのUGCキャンペーンです。

しかし、動画を投稿させるUGCキャンペーンは、動画の構成を考えて、撮影し編集して、それを全世界に公開するという、かなりハードルが高いものなので投稿が集まらないという課題があります。

本キャンペーンはTikTok公式と組み、あのちゃんの新曲を活用して、オリジナルエフェクトも使えるという全部盛りで、参加数も期待が持てます。

以前、いきものがかりの楽曲を活用したTikTokキャンペーンで80投稿くらいと楽曲パワーだけでは足りないという案件があったので、今回エフェクトがどう出るのか注目しています。

【TikTokプラットフォームに乗っかる形は結果が出せそう!】

また、本キャンペーンへの参加はイベントに参加するような見せ方になっていて、「Sponcsored by ブーストバイツ」と音楽イベント感を出しています。

ハッシュタグを見ていくと、キャンペーン開始一週間で400件超えと、今まで見てきた中では一番多い気がします。やはりエフェクトが楽しそうということなのか、TikTok側でアルゴリズム的に表示されやすくなっているのでしょうか。

TikTokはプラットフォームに完全に乗っかる形だと結果が出せそうですが、エフェクト制作、インフルエンサー手配など含めて広告費としてTikTokに収める形になるため、よい金額感になりそうです。

#噛んで集中ブーストバイツ|株式会社明治
#噛んで集中ブーストバイツ|株式会社明治

【動画で解説!】#噛んで集中ブーストバイツ|株式会社明治

歴代最強豆乳決定戦|キッコーマンソイフーズ株式会社

歴代最強豆乳決定戦|キッコーマンソイフーズ株式会社
キャンペーン概要歴代に実在したキッコーマン豆乳の味に投票する総選挙投票の際、HP内から投稿画面を起動させ、Xに投稿すると応募完了。
インセンティブ現在発売されている豆乳商品200ml各1本(期間限定品・終売予定品を除く)が抽選で120名に当たる。
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【歴代商品の一番を決める投票キャンペーン!】

2020年の夏に行っていた豆乳総選挙はシングルマッチの投票キャンペーンで、食べ方をバトルさせていたのですが、今回は歴代最強という誰もが夢を見たドリームマッチが実現。

引退済みの味のみで、一日一回何度でも投票できる内容で、推し豆乳を探すことができます。新しい味がでたら一応飲んでみるというエヴァンジェリストもいるだろうキッコーマンの豆乳ですが、「こんな味ほんとにあったの?」と驚くものが多いです。

こちらの投票キャンペーンはすでに終わっていて、9月18日からは現役バリバリの選手同士の決定戦が行われています。現役はどこでも見かける調整豆乳や、美味しい無調整豆乳などTOP選手がいますから、こちらはド派手な戦いが見れそうです。

【投票しやすくする工夫が随所に!】

今回のキャンペーンは、クリックするだけで投票できる手軽なものと、Xに投稿することで参加できるプレゼントキャンペーンと分かれています。投票の度にXに投稿しなくてよい仕組みになっています。

また、Xでは投票の仕方がわからないという人向け動画の投稿や、42種類という豊富さに、どれを選んでいいかわからない人向けのルーレットが用意されていて、投票のハードルを下げる工夫をしています。

Xで投票とするとハードルが高く、WEBだけで投票だと拡散性が下がるという2つのデメリットをくぐり抜け、老若男女から愛される商品だからこそ投票しやすくする工夫が随所に見られます。

歴代最強豆乳決定戦|キッコーマンソイフーズ株式会社
歴代最強豆乳決定戦|キッコーマンソイフーズ株式会社

【動画で解説!】歴代最強豆乳決定戦|キッコーマンソイフーズ株式会社

ブラックサンダー30周年特設サイト|有楽製菓株式会社

ブラックサンダー30周年特設サイト|有楽製菓株式会社
キャンペーン概要「社長に雷を落とす」交通広告や、40円分のエネルギーをくれるWebムービー「40円のアンハッピー」など30個の企画を用意
インセンティブLINEレシートマストバイのキャンペーンでは、えらべるPay700、100ポイントが合計10,000名に当たる
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【1年で30企画を展開!】

ブラックサンダーが発売30周年を記念して、周年期間の1年にわたって全30個の企画を展開しています。30の企画を楽雷(らくらい)と称した、イナズマ級に楽しいプロジェクトになっているとのこと。

30周年の節目と言いつつ、ブラックサンダーは毎年遊びゴコロのある企画を提供し続けています。

今回の1つ目の企画では「社長に雷を落としてください。」と記載された交通広告に、スマホでフラッシュを焚いて写真撮影すると、社長に雷が落ちる仕掛けが。思わず写真を取りたくなりますし、そのままSNSに投稿されそうな流れができています。

【その場で当たるレシートマストバイも!】

また、30周年バージョンのパッケージにはLINEマストバイキャンペーンが描かれていて、LINEからレシートを送信して、えらべるPayがその場で当たるレシートマストバイ型のインスタントウィンを行っています。

そのほか、Webムービーの公開や、ミスドやTBSラジオハライチのターンとのコラボ、御当地ブラックサンダーの限定発売などが実施されていますが、まだ企画は出揃っていません。

これからもコンテンツは公開されていくので、今後にも期待です。

一個の軸を作って、たくさんコンテンツを持ってくるという手法はブラックサンダーさんのいつものやり方ですが、さすが30周年、企画の数が違います。OOHとSNSを組み合わせたうまい事例でした。

ブラックサンダー30周年特設サイト|有楽製菓株式会社
ブラックサンダー30周年特設サイト|有楽製菓株式会社

【動画で解説!】ブラックサンダー30周年特設サイト|有楽製菓株式会社

60th限定チオビタが必ずもらえる!|大鵬薬品工業株式会社

60th限定チオビタが必ずもらえる!|大鵬薬品工業株式会社
キャンペーン概要マイレージ式レシートキャンペーンチオビタドリンク1本で1ポイント貯まる
インセンティブ50ポイント貯めると総付けで60周年オリジナルボトルチオビタドリンク10本セットがもらえる
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【限定ボトルが必ずもらえる!】

チオビタドリンク60周年を記念して行われている、レシートマストバイキャンペーン。

マイレージ式で、チオビタドリンク1本で1ポイント貯まり、50ポイント貯めると60周年オリジナルボトルが必ずもらえるというもの。手前で応募できるものはなく、50ポイント貯めない限り応募できないストイックな仕様になっています。

60年間を支えてくれたヘビーユーザーに向けた愛のあるレシートキャンペーンなのでしょう。

【商品のタナ取りにはマストバイキャンペーン!】

チオビタ側のキャンペーンはリピートしない限り参加できませんが、マツキヨココカラと組んで値引きキャンペーンをすることで購入動機にしています。

各種薬局も、XなどSNSでキャンペーン告知を行っていて協力体制を感じられます。

店舗と連携が取れるのも60年の歴史を物語ってます。商品の棚取りはキャンペーンの大事なファクターになるので、店頭での購買キャンペーンは相性が良いのです。

60th限定チオビタが必ずもらえる!|大鵬薬品工業株式会社
60th限定チオビタが必ずもらえる!|大鵬薬品工業株式会社

【動画で解説!】60th限定チオビタが必ずもらえる!|大鵬薬品工業株式会社

#SF_KUMA 宇多田ヒカル25周年くまちゃんサイト

#SF_KUMA 宇多田ヒカル25周年くまちゃんサイト
キャンペーン概要ARにて空にメッセージを描くとワームホールから現れるくまちゃんを楽しむことができる
インセンティブなし
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【空を見上げるとARくまちゃんが出現!】

デビュー25周年をむかえた宇多田ヒカルが初ベストアルバム『SCIENCE FICTION』をひっさげてオープンした「くまちゃんサイト」。宇多田ヒカルが愛するくまちゃん23体を描き下ろし、それをAR化したコンテンツになっています。

空にメッセージを描くと、突然ワームホールから現れるくまちゃんを楽しみつつ、シェアすることで応援しようというストーリーです。

TOPページではシェアされたくまちゃんの数も見ることができます。現時点で10万超えしていて、宇多田ヒカル25年の歴史を感じます。

【くまちゃんを集めよう!】

ベストアルバムを購入した方のみが楽しめるARくまちゃんや、全国ツアーと連動したライブ会場上空にかざすとでてくるご当地限定くまちゃんもいるそうです。

ファン同士の交流も多そうですから、コンプリートするために全ライブ会場に行ってしまうかもしれません。またt、raveling(Re-Recording)がCMソングとして使われている綾鷹も、タイアップとしてARが出現するようです。

アーティストが自ら書いた絵をARでシェアできるというのは写真映えも狙えますし、そうなるとInstagramなどでもシェアされるので広がっていくストーリーが見えます。

#SF_KUMA 宇多田ヒカル25周年くまちゃんサイト
#SF_KUMA 宇多田ヒカル25周年くまちゃんサイト

【動画で解説!】#SF_KUMA 宇多田ヒカル25周年くまちゃんサイト