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誰でも参加可能な「オープンキャンペーン」【最新事例まとめ】

限定的な条件なしに、誰でも自由に参加できる「オープンキャンペーン」の事例をご紹介。事例ごとのキャンペーンへの参加条件やそのインセンティブ、SNSやWEBサイトなどの活用例も詳しく解説していきます。

40周年特別企画 全国一斉ユニクロ調査|ユニクロ公式

40周年特別企画 全国一斉ユニクロ調査|ユニクロ公式
キャンペーン概要アンケートに答えて完了ページよりXにポストすると応募完了。リプライにて当選結果があり、当選した場合当選した旨をDMで送る必要がある
インセンティブユニクロギフトカード1万円分 40名5,000円分 400名
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【40周年特別企画!】

ユニクロが40周年をむかえ、「これからも皆さんに愛される存在になるために、皆さんとユニクロの関係性を、改めて知りたいと思いました」という軸の下、アンケートキャンペーンを行いました。

アンケート項目が多く入力が大変ではありますが、ユニクロギフトカードが1万円40名、5000円400名と太っ腹企画で、Xでもトレンド入りしていました。それほど多くの人が参加していることがわかります。

【天下のユニクロの不思議なスキーム】

アンケートに答えてXにシェアすると応募完了なのはスキームとしてよくありますが、オートリプライにて当選結果が返ってきて、当選した人はその旨をユニクロ公式アカウントにDM送らなければならないという不思議なスキームになっています。

オートリプライとは別にDMを100件以上送る場合にも広告出稿が必要になるのを防ぐためとも考えられますが、ユニクロがそこをケチる必要は無いと思います。別の理由だとすると、インスタントウィンによる当選者が個人情報を入れずに困るため、当選した人に動いてもらうことで漏れを防ぐためでしょうか。

XのAPI的にDM配信は制限がありますが440名程度なら止まる心配もないためシステム的な話ではなく、コミュニケーションをそこから更に取るためなのでしょうか。天下のユニクロがこのスキームにしたのは何か理由がありそうなところです。

40周年特別企画 全国一斉ユニクロ調査|ユニクロ公式
40周年特別企画 全国一斉ユニクロ調査|ユニクロ公式

【動画で解説!】40周年特別企画 全国一斉ユニクロ調査|ユニクロ公式

おにぎりの日記念 コメント大合戦!キャンペーン | クレライフ

おにぎりの日記念 コメント大合戦!キャンペーン | クレライフ
キャンペーン概要公式Instagramをフォローし、おにぎりの絵文字をコメントすると応募完了
インセンティブNEWクレラップとキチントさんフライパン用ホイルシートを抽選で30名様にプレゼント
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【コピペで賞品ゲット!】

なにかと「おにぎり」をストーリー軸にプロモーションを行っているクレライフが、おにぎりの日を記念して「コメント大合戦キャンペーン」を行っています。

「おにぎりの日」は6月18日で、 1987年に石川県旧鹿西町(ろくせいまち)から世界最古のおにぎりの化石とされる「チマキ状炭化米塊」が出土したことを記念しているそう。その化石は2000年前のものと推測され、昔からおにぎりがあったことがわかります。

参加方法は簡単で、公式Instagramアカウントをフォローし、おにぎり絵文字をコメント欄で投稿するだけ。更にハードルを下げるために絵文字おにぎりをクリップボードにコピーするボタンも付いています。こういった細部は非常に大事です。

【SNSコメントに絵文字が大活躍!】

Instagramではコメントがたくさんあるもののほうが、アルゴリズム的にタイムラインや発見タブに出てくる可能性が高くなります。フォロー&いいねより効果が高いのですが、なにかコメントを書いてもらうというのはユーザーにとってハードルになるため、簡単な絵文字一発でコメントハードルを下げています。

今キャンペーンはInstagramですが、これはXでも有効です。絵文字をコメントに入れてもらうことによって、アルゴリズム的に返信が多いものがおすすめのタイムラインに乗りやすくなり、キャンペーン認知を上げることが可能です。

ユーザーアクションハードルを下げつつも、楽しそうに見せられるという部分で絵文字いれるのはおすすめです。コメント欄を開いたときににぎやかなのも印象が良いです。

おにぎりの日記念 コメント大合戦!キャンペーン | クレライフ
おにぎりの日記念 コメント大合戦!キャンペーン | クレライフ

【動画で解説!】おにぎりの日記念 コメント大合戦!キャンペーン | クレライフ

やめとま川柳キャンペーン|カルビー

やめとま川柳キャンペーン|カルビー
キャンペーン概要やめられない止まらないことを川柳にしてハガキやフォームから投稿
インセンティブ現金コース(20万円 1名・1万円 5名)キッズコース(カルビーお菓子詰合せ 60名)
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【17文字で応募!】

かっぱえびせん60周年を記念かつ、8月10日はかっぱえびせんの日ということで、かっぱえびせんのおなじみキャッチコピー「やめられない、とまらない」を軸にした「やめとま川柳」が行われています。

2021年に皆さんの「やめられない、とまらない」話を募る、note投稿コンテスト『ベストやめとま話2021』は好評だったのですが、長文を書くというのはユーザーにとって難しいという課題があったのでしょうか。2024年の今回は17文字という短い文章でハードルを下げています。

今回のテーマも、もちろん「あなたのやめられない止まらない」こと。それを五七五にして、サイトのフォームかハガキで送るというもの。大賞には20万円の現金が当たり、さらにイラスト化してくれます。審査員は浮世川柳家おつうさんという方で、動画イラストでもおばあさんがでてくることから、高めの年齢層がメインターゲットなのかもしれません。

【ターゲットに合わせた様々な投稿方法!】

子供には小学生以下限定でキッズコースが用意されており、かっぱえびせんの現在のターゲット像が浮かび上がってきます。

子供がターゲットになると親と一緒に応募することが多いので、一緒にできるようにハガキの応募がある方が良いのでしょう。親がスマホで応募してしまうと子供的にも楽しくなさそうなので、ハガキに子供が川柳を書いて、親が送るというほうが自然です。

やめとま川柳キャンペーン|カルビー
やめとま川柳キャンペーン|カルビー

【動画で解説!】やめとま川柳キャンペーン|カルビー

BudX World Tour Grand Prize AB InBev Japan合同会社

BudX World Tour Grand Prize AB InBev Japan合同会社
キャンペーン概要フォームから応募でき、オリジナルビートを作ると抽選券が増え、当選確率がアップする
インセンティブ世界の音楽フェスへの旅券と入場チケットがそれぞれ2名1組に当たる
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【オリジナルビート作成で抽選率が上がる!】

バドワイザーが贈る世界で有名な音楽イベント「Tomorrowland」「Lollapalooza」と、全米最大級の音楽授賞式である「MTV Video Music Awards 2024」の各イベントへ2名1組の招待と、渡航から現地の体験までスペシャルパッケージで豪華VIP体験が楽しめる、ビッグなインセンティブのキャンペーンです。

応募はフォームにサクッと入力するだけで可能ですが、バドワイザー缶を開ける音や、瓶で乾杯する音などから作られたビートメーカーコンテンツでオリジナルビートを作ると、当選確率がアップします。

【ビートを作りながらついビールが飲みたくなる】

ビートメーカーコンテンツは装置をタッチして持っていくと、それぞれのビートが鳴り出し、5個まで追加できるというもの。ビート作りのためのサウンドは、音楽プロデューサーであるMatt Cab(マット・キャブ)が担当し、3種のジャンルに分かれていて様々なビートを奏でることが可能です。また、できたビートは録音することができ、録音完了とともにキャンペーン応募が可能になっています。

「海外で音楽を聞くならバドワイザーがかっこいい」というイメージを植え付けています。今回のビートメーカーコンテンツも、音楽を作りながらついビールが飲みたくなるようになコンテンツ力があります。

BudX World Tour Grand Prize AB InBev Japan合同会社
BudX World Tour Grand Prize AB InBev Japan合同会社

【動画で解説!】BudX World Tour Grand Prize AB InBev Japan合同会社

ハット首脳会談’24

ハット首脳会談'24
キャンペーン概要イエローハット・ピザハット・リンガーハット・ハトのマークの引越センターの4社会談
インセンティブ各社公式アカウントどれかをフォロー&リポストすると、抽選で10名に「ハット首脳Tシャツ」が当たる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【まさかのハトが追加!】

毎年8月8日、9日、10日の「ハットの日」に合わせて開催されているハット首脳会談。2019年に、8月10日を「ハット記念日」と称していたイエローハットがピザハットに声をかけ、共同で「ハットの日」を正式な記念日として登録することを計画するも、ピザハットは「小屋」、イエローハットは「帽子」を意味することから、喧嘩別れするという動画が公開されSNSで話題になりました。

その後2020年には正式なコラボとして両社は「ハットの日」として盛り上げつつ、2022年よりリンガーハットを巻き込み、3社の社長が一堂に会した「ハット首脳会談」を開催しているという歴史です。

そして2024年、まさかのハトのマークの引越センターも参加して、ハット+ハト同盟が結成されるというストーリーになっています。

【毎年話題のコラボキャンペーン!】

毎度おなじみハット首脳Tシャツが当たるキャンペーンは、各社の公式Xアカウントのどれかをフォローしリポストするというもの。4社全てのXアカウントでそれぞれリポストすれば、当選確率は4倍になります。また、ハットの日にちなんで810を絡めたキャンペーンも各社で実施されました。

こういった奇抜なコラボキャンペーンを毎年やるというのも珍しいです。毎年話題性も必要になってきますが、コラボキャンペーンは各社のユーザーを送客しあえるというメリットがあり、4社になれば送客も4倍になります。

ハット首脳会談'24
ハット首脳会談'24

【動画で解説!】ハット首脳会談’24