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誰でも参加可能な「オープンキャンペーン」【最新事例まとめ】

限定的な条件なしに、誰でも自由に参加できる「オープンキャンペーン」の事例をご紹介。事例ごとのキャンペーンへの参加条件やそのインセンティブ、SNSやWEBサイトなどの活用例も詳しく解説していきます。

おいしい記憶かるたキャンペーン|キッコーマン株式会社

おいしい記憶かるたキャンペーン|キッコーマン株式会社
キャンペーン概要「キッコーマン+」に会員登録し、400文字以内で「あなたの〈おいしい記憶〉」を文章にまとめ、応募フォームから投稿するとかるたになるキャンペーン
インセンティブ抽選で300名様に、完成した「おいしい記憶かるた」と「キッコーマン商品詰め合わせ」をセットでプレゼント
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【ブランドメッセージをかるたで包む!】

キッコーマンがコーポレートスローガン「おいしい記憶をつくりたい。」の想いを形にするため、「おいしい記憶かるたキャンペーン」 を実施しました。

漬物の香り、母の味噌汁、放課後のコロッケなど、全国から「おいしい記憶」 を募集し、一冊の「かるた」に仕立てるというもの。 「かるた」は正月遊びを筆頭に、家族・親戚が集まる食卓とセットで語られる伝統ゲームです。

食体験の記憶=団らんの象徴としての「かるた」で、400文字のエピソードを読み札に編集してSNSで画像シェアしやすい縦型カードにすることで、UGCを生みやすくしています。

【「かるた」は思い出を封入しやすい!】

応募はWEBフォームに最大400文字で思い出を綴るだけ。採用された作品はデザイナーの手で読み札となり、2026年3月完成予定の「おいしい記憶かるた」に収録されます。

物理的なかるたも作ることで手に取れるプロダクトが生まれ、キャンペーン終了後も遊ばれて長期的なブランド想起が可能となっています。

最近では、エヴァンゲリオンパチンコ20周年でも思いでを語る「かるた」を作るプロモーションの事例があり、「かるた」は思い出を封入しやすいパッケージなのでしょう。

「おいしい記憶をつくりたい。」というブランドメッセージを、ユーザー自身の言葉でともに作り上げるというプロジェクトになっています。

おいしい記憶かるたキャンペーン|キッコーマン株式会社
おいしい記憶かるたキャンペーン|キッコーマン株式会社

【動画で解説!】おいしい記憶かるたキャンペーン|キッコーマン株式会社

センイおつけしますか?キャンペーン | 大塚製薬株式会社

センイおつけしますか?キャンペーン | 大塚製薬株式会社
キャンペーン概要LINE公式アカウントを友だち追加するとインスタントウィンに参加できる
インセンティブコンビニで使えるファイブミニ1本無料引換クーポン 10万3,000名
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【効果的なサンプリング!】

「センイおつけしますか?」というフレーズが印象的なこのキャンペーンは、大塚製薬の食物繊維飲料「ファイブミニ」による、現代人のちょっと不足しがちな健康習慣に対してアプローチしているプロモーションです。

LINEの公式アカウントを友だち追加するだけで抽選に参加可能で、全国のコンビニで使える「ファイブミニ1本無料引換クーポン」が、総計10万3,000名に当たるという大規模な施策です。これだけの当選数があると、何回かやれば当たるので、インセンティブというよりはサンプリングですね。

【ショートドラマも!】

俳優の及川光博さんを起用したショートドラマ「センイおつけしますか?」がキャンペーンと連動していて、及川さんの独特のキャラクターが、「センイを添える」という謎ワードによって、楽しく理解ができ、食物繊維=難しいものという印象を払拭し、誰でも気軽に始められる健康習慣という親しみを演出しています。

ファイブミニは毎回サンプリングプロモーションを独自のストーリーで展開していて、食物繊維を取るメリットを斜め方向から教えてくれるので毎回感心させられます。

センイおつけしますか?キャンペーン | 大塚製薬株式会社
センイおつけしますか?キャンペーン | 大塚製薬株式会社

【動画で解説!】センイおつけしますか?キャンペーン | 大塚製薬株式会社

わたしのやめとま2025キャンペーン|カルビー株式会社

わたしのやめとま2025キャンペーン|カルビー株式会社
キャンペーン概要74文字以内で日常の「やめられない、とまらない♪」エピソードを専用フォームで投稿
インセンティブJTBトラベルギフト 81,000円分 抽選で10名様 等
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【今度は読み札!】

カルビーのUGC企画「わたしのやめとま 2025」では、「やめとまかるた」の読み札となる、あなたの「やめられない、とまらない♪」を74文字以内で募集しています。

2021年の投稿コンテスト「#やめとま話」以降、コピー投稿 → オンラインイベント → 購買連動 → 川柳 → カルタと、毎年フォーマットを変えながら消費者の「やめられない、とまらない♪」を可視化し、商品と結びつける施策をしてきました。

今キャンペーンの第1弾では「やめとまかるた」の読み札を募集し、頭文字ごとに応募期間を細かく設定することで、クリエイターの挑戦意欲を長期間キープさせる仕組みになっています。見事入選した45句は、イラストレーター豊永盛人さんによる描き下ろしオリジナルカルタに採用され、プレゼントとしてもらえます。

【作品の質そのものが勝負どころ!】

最優秀作品はかっぱえびせんのパッケージにも掲載される予定で、おやつの袋に自分のコピーが載るという体験は、クリエイティブな方にとって大きなモチベーションとなるでしょう。

さらにインセンティブに「やめとまんえん」という語呂合わせがユニークな 81,000 円分のJTBトラベルギフトも用意されています。

第2弾は頭文字の制限がなく、かるた採用もないシンプル抽選形式のため、第1弾で惜しくも選ばれなかった方のリベンジチャンスとして置かれています。

今回のキャンペーンはSNS拡散が必須条件ではないため、ハードルを下げつつも、作品の質そのものが勝負どころとなっています。

わたしのやめとま2025キャンペーン|カルビー株式会社
わたしのやめとま2025キャンペーン|カルビー株式会社

【動画で解説!】わたしのやめとま2025キャンペーン|カルビー株式会社

純金クレラッププレゼントキャンペーン | 株式会社クレハ

純金クレラッププレゼントキャンペーン | 株式会社クレハ
キャンペーン概要タイトルが答えになっている丸の中に入る文字は何?クイズとレシートマストバイキャンペーン
インセンティブ100万円相当純金クレラップ 2名様QUO PAYまたはQUOカード10,000円分 200名様
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【100万円の景品!】

なかなか主張の強いタイトルになっている、クレラップのプレゼントクイズキャンペーン。

「日本初」というのを誇示するために、100万円相当の純金クレラップという豪華でインパクトのあるインセンティブを用いて、スーパーイージーなクイズを出題しています。古からある、タイトルが答えになっている「丸の中に入る文字は何?」系クイズですね。

このようなキャンペーンはインセンティブでしかモチベーションを保てないですが、100万円相当の純金クレラップならみんな応募するでしょう。

【話題ワードで人を引き付ける!】

対象商品を700円以上購入したレシートを送ると、QUO PAYが当たるレシートマストバイキャンペーンも同時に開催。商品自体が200円くらいなので、まとめ買いをさせるのが目的にもなっています。

純金クレラップという話題ワードで人を引き付け、買って当たるコースで購買につなげつつ、せっかくだから700円分以上買うか、という流れを作っています。

おにぎりや冷凍保存をテーマにしたキャンペーンを行っているイメージのクレハですが、ときにおかっぱチャレンジといったARを使用した施策や、今回のような純金クレラップなど、時々話題側に振ることによってイメージを変えているのでしょう。

純金クレラッププレゼントキャンペーン | 株式会社クレハ
純金クレラッププレゼントキャンペーン | 株式会社クレハ

【動画で解説!】純金クレラッププレゼントキャンペーン | 株式会社クレハ

Shu-Chew Beats|株式会社ロッテ

Shu-Chew Beats|株式会社ロッテ
キャンペーン概要ガムを噛みながら音楽にノる”ことで集中力を高める、新しい形の“集中専用ツール”としてロッテが開発したプロジェクト
インセンティブなし
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【ガム=集中の認知を広げる!】

ガムを噛みながら、科学的に設計されたBGMにノるだけで集中できるという、新しい集中スタイルを提案する、ロッテの「Shu-Chew Beats(シュー・チュー・ビーツ)」が公開されました。

本企画は3つの音楽ジャンルに合わせ、気分や目的に応じた集中モードを選べる仕組みで、楽曲を手がけているのはパソコン音楽クラブ、大沢伸一、網守将平と、音楽好きも唸る本格ラインナップとなっています。

咀嚼によるリズム運動が集中力に効果があるという研究知見をベースに、音とガムのリズムシンクで脳を活性化するというもので、お菓子=お楽しみ、という既成概念を超えて、「ガムで集中」するという新習慣を生み出そうとしている挑戦的なプロジェクトです。

【BPM選んで噛むだけ!】

学生からビジネスパーソンまで、デジタル時代の集中スイッチとしてじわじわ注目されそうです。BPMを選ぶとYoutubeを活用した音楽と映像が流れ、このリズムでガムを噛むだけ。無料でBGMを聴ける、リスクがない、体験そのものが楽しい、という手軽な参加感がいいですね。

サイエンス×ミュージック×咀嚼という独自の切り口で、記憶に残るブランド体験を提供し、お菓子売場だけでなく、文具やワークスペースといった新たな販路・シーンでの展開の可能性を見据えています。

Shu-Chew Beats|株式会社ロッテ
Shu-Chew Beats|株式会社ロッテ

【動画で解説!】Shu-Chew Beats|株式会社ロッテ