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販売促進につながる「マストバイキャンペーン」【最新事例まとめ】 3ページめ

レシートなどの購買証明やQR・ARを利用した「マストバイキャンペーン」の事例をご紹介。 LINEやX(Twitter)・InstagramといったSNSやWEBサイトで完結しているものから、はがきなどを利用した来店促進に絡めた施策まで、具体的な手法を解説していきます。

野菜生活100王決定戦2024 | カゴメ株式会社

野菜生活100王決定戦2024 | カゴメ株式会社
キャンペーン概要それぞれの店舗ごとにレシートを投稿すると、ポイントが溜まりポイントランキング上位にインセンティブが与えられる
インセンティブ参加企業により異なる
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【まとめ買いレシートでお得!】

応募するほどポイントが溜まり、順位と景品がランクアップする、野菜生活100のレシートマストバイキャンペーン。

購入金額や個数ではなく、各商品の容量に応じてポイントが貯まるというのが新鮮です。

まとめ買いレシートでポイントが2倍となるため、毎日200mlの野菜生活をコンビニで買う人が、まとめ買いしたり大きいサイズを選ぶようになるわけです。

マイレージ式のレシートマストバイで、実施企業ごとにポイントがランキング化される仕組みになっています。

実施企業は具体的にいうと「どこのお店で買ったか」という分類です。例えば、大手スーパーの「サミット」などが該当し、サミットで買った人同士での熱い戦いが繰り広げられています。コンビニはないですが、全国のたくさんの店舗で実施されていて、この店舗すべてでランキングが作成されています。

【ユーザーに競わせリピートを促す!】

ポイントはキャンペーン事務局が集計しているようです。リアルタイムの反映ではないものの、目視で更新されているようなので、事務局の稼働はかなり大変でしょう。

本キャンペーンでは、それぞれの店舗ごとに応募フォームが設置されています。そのフォームごとでレシート情報と店舗名、すべての商品の本数を記入する形式になっているので、まずはフォーム情報でポイントを加算し、追って目視で確認するスキームなのだと思います。

貯めたポイントを消化して応募する形式ではなく、各店舗ポイント上位5位までの方にインセンティブが付与される形式で、同率順位の場合は抽選となります。

ユーザーに競わせることによって同一店舗でのリピート購入を促すというマストバイキャンペーンなので、、店舗側にも旨味があるキャンペーンでした。

野菜生活100王決定戦2024 | カゴメ株式会社
野菜生活100王決定戦2024 | カゴメ株式会社

【動画で解説!】野菜生活100王決定戦2024 | カゴメ株式会社

大掃除にはオキシクリーン!OO兄弟からのWプレゼントキャンペーン | 株式会社グラフィコ

大掃除にはオキシクリーン!OO兄弟からのWプレゼントキャンペーン | 株式会社グラフィコ
キャンペーン概要対象商品を購入したレシートをフォームに投稿してもらうマストバイと、Xでのフォローリポストキャンペーン
インセンティブダイソン掃除機 3名様ケルヒャーマルチクリーナー 10名様パナソニック衣類スチーマー 15名様チョコレートプラネット直筆サイン入りOO兄弟Tシャツ 10名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【商品のグラムで計算するレシートマストバイ!】

酸素系漂白剤「オキシクリーン」は、2024年にチョコレートプラネットをイメージキャラクターに起用し、プロモーションを行ってきました。

本キャンペーンは、年末大掃除の売れる時期にイメージを変えて戦うべく「TT兄弟」ならぬ「OO(オーオー)兄弟」 として売り出してます。

Xでのフォロー&リポストキャンペーンで「本企画の認知拡大」、レシート画像をフォームにアップする、マストバイキャンペーンで「購買促進」と、王道な流れになっています。

レシートを活用したマストバイ形式のキャンペーンは「クローズド懸賞」という分類になり、景品表示法でインセンティブは取引価額の20倍という制限があります。(例えば500円以上お買い上げのレシートが対象なら、インセンティブは10,000円相当となります)

本キャンペーンでは、購入金額ではなく、商品のグラム数でインセンティブの相当額を計算しているのが非常に面白いポイントです。金額での線引きだと、より良いインセンティブを得るためにお金を多くださなければいけないと感じてしまうのに対し、グラム計算の場合は「せっかくだからいつもより重く(多く)買っておこう」となりそうです。

【フォームメーラーでコスト削減!】

本キャンペーンでは、フォームメーラーという低価格で高機能なフォーム作成ツールを活用したサイト作りをしています。

上部のビジュアル部分だけすべて画像で作り、フォームに入れ込んでLP形式に。PCサイズで見るとガビガビになってしまっているのですが、見れないほどでもないのでコストを削減できています。

レシートアップロードはOCRをかけたりはできないと思うのですが、後日抽選ですので目視でやってしまおうということなんでしょう。

同時に、Xで「大掃除あるある川柳」を募集しています。公式アカウントをフォローして引用リポストで川柳を投稿してもらうものですが、こちらの応募規約もフォームメーラーを使っています。フォームがなくともサーバー不要でテキストを置いておけて、誰でも作れるというハック的な活用をしています。

オキシクリーンなど、アメリカからの販売代理ものは本国確認などがあり、SNSやサーバーを動かせなかったり、動かすにもすごく時間がかかるパターンが多いため、外部ツールで代用するパターンは多いです。

大掃除にはオキシクリーン!OO兄弟からのWプレゼントキャンペーン | 株式会社グラフィコ
大掃除にはオキシクリーン!OO兄弟からのWプレゼントキャンペーン | 株式会社グラフィコ

【動画で解説!】大掃除にはオキシクリーン!OO兄弟からのWプレゼントキャンペーン | 株式会社グラフィコ

ピノTV | 森永乳業株式会社

ピノTV | 森永乳業株式会社
キャンペーン概要パッケージ裏に記載されたQRコードを読み込むことで、オリジナルの番組を視聴することができる。
インセンティブなし
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【テレビ局を開局!?】

これまでゲームコンテンツを様々なかたちで提供していたピノが、「ピノを食べる時間をもっとおもしろく、そしてワクワクするものにしたい」という思いからテレビ局「ピノTV」を開局しました。

バラエティ番組やワイドショー、恋愛ドラマ、ニュース、歌番組など、それぞれの番組にアクセスできるパッケージが全7種あり、フタ裏のQRコードを読み込むと、オリジナルの5分番組を視聴できます。

ゲームはユーザーが自ら参加して遊ぶことによって、商品訴求ができるという強みもありますが、小さい子供が参加しづらいことや、ピノを食べながら楽しむのが難しいなどの課題がありそうです。ゲームと比べ、ながら食べができるテレビ番組のほうが相性が良いか検証する実験のような気がします。

【日本各地のテレビ局とコラボ!】

番組にはお笑いトリオ・ロバートの秋山竜次さん、タカアンドトシなど、人気芸人の出演もあり、見ごたえのあるラインナップになっています。

TVK(テレビ神奈川)による、アイスに愛される恋愛ドラマ「ピノ恋」をはじめ、番組コンテンツは日本各地の7つのテレビ局とコラボしたものだそうで、クオリティは保証されています。

フタ裏にデジタルコンテンツをつけるマストバイ風キャンペーンは、おやつを食べたい子どもが、さらに動画も見れて嬉しい、という追加コンテンツでファン化を促しています。

ピノTV | 森永乳業株式会社
ピノTV | 森永乳業株式会社

【動画で解説!】ピノTV | 森永乳業株式会社

井村屋 肉まん・あんまん60周年 特設サイト │ 井村屋株式会社

井村屋 肉まん・あんまん60周年 特設サイト │ 井村屋株式会社
キャンペーン概要子供向けのミニゲームや商品シールとレシートを活用したマストバイキャンペーンを開催
インセンティブJCBギフトカード10,000円分 60名井村屋商品3,000円分詰合せ 660名 など
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【60周年を盛り上げる!】

井村屋の主力商品「肉まん・あんまん」が60周年を記念した、WEB CM、ミニゲーム、マストバイキャンペーンを展開しています。

周年キャンペーンらしく、60年間の歴史を辿ることができる「肉まん・あんまんヒストリー」や、キャラクター紹介、「イカスミまん」の復刻販売、アレンジレシピなど、時代の移り変わりがわかるコンテンツが並んでいます。

スペシャルコンテンツとして、なかやまきんに君のギャグを活用した「いむらヤー!」のWEB CMが公開されています。

ミニゲーム「ひねって肉まん・あんまんファクトリー」は少し難しいものの、結果をXにシェアできる子供向けコンテンツになっています。

【ゲームはストックコンテンツにして楽しもう!】

購買にもつなげるため、ハガキやWEBでのマストバイキャンペーンを行っているのですが、ハガキで応募したほうがインセンティブが豪華という特徴があります。これはWEB応募を嫌っているわけではなく、参加ハードルによるもの。

ハガキは商品についている応募マークを7枚集めるという春のパンまつり的なオールドスクールなやり方で、WEBはレシート1枚で1口応募できるようになっています。

ハズレた方の中からWチャンスとありますが、特別な条件などはありません。2個目のインセンティブなだけの気もしますが、インパクトを乗せるためにWチャンスとつけているのでしょう。

ゲームコンテンツは今後置いておくこともできるストックコンテンツなので、1回作って終わりではなく、今後これを使ったXキャンペーンなどを展開できます。

井村屋 肉まん・あんまん60周年 特設サイト │ 井村屋株式会社
井村屋 肉まん・あんまん60周年 特設サイト │ 井村屋株式会社

【動画で解説!】井村屋 肉まん・あんまん60周年 特設サイト │ 井村屋株式会社

VICKS×ちいかわ コラボキャンペーン|大正製薬株式会社

VICKS×ちいかわ コラボキャンペーン|大正製薬株式会社
キャンペーン概要LINEによるレシート活用の購買キャンペーンと、Xフォローアンドリポストキャンペーン
インセンティブレシート応募でちいかわオリジナル限定グッズが抽選で合計100名に当たる
使用SNSLINE、X

キャンペーンのポイント

【ちいかわ漫画に登場!】

塗るタイプのかぜ薬「ヴイックス ヴェポラッブ」が、イラストレーターのナガノ氏がXに投稿している漫画作品「ちいかわ」に登場したことがきっかけになったコラボキャンペーン。

フォロワーは350万人、日本キャラクター大賞2022・2024グランプリ受賞と、大人から子どもまで幅広い人気のある「ちいかわ」を全面に押し出した、レシートマストバイ&Xキャンペーンとなっています。

トピックスでは、どのように漫画に登場したのか、メインビジュアルに描かれている「ヴェポ」がどういう事か、が分かるよう紹介されています。掲載されている広告を表示しているのは珍しいですが、「ちいかわ」だからと実際見に行く人がたくさんいるということなのでしょう。

【キャンペーン認知にX、購買にはレシート!】

人気のIPはストーリー推しのキャンペーンにする必要はなく、購買につなげるLINEでのレシートマストバイを、Xでのフォロー&リポストキャンペーンで、キャンペーン認知拡大するといった王道な仕組みをスムースに組み込むことができます。

ファン向けコンテンツにはなるので、インセンティブは「ちいかわ」ファンが欲しがるものになっています。

Xキャンペーンの「ちいかわ」インセンティブは、ヴイックス ヴェポラッブを買わないと映えない「ヴェポキャップ」にしていて、当たったらキャップの上に被せたくなるのでレシートマストバイにうまく流せます。

購買キャンペーンは、キャンペーンをやっていることをユーザーが知らないということが一番の課題なので、IPがあると店舗側もPOPなど貼りやすくなりますし、Xキャンペーンも広がりを見せやすいので強いです。

VICKS×ちいかわ コラボキャンペーン|大正製薬株式会社
VICKS×ちいかわ コラボキャンペーン|大正製薬株式会社

【動画で解説!】VICKS×ちいかわ コラボキャンペーン|大正製薬株式会社