n2p blog

販売促進につながる「マストバイキャンペーン」【最新事例まとめ】

レシートなどの購買証明やQR・ARを利用した「マストバイキャンペーン」の事例をご紹介。 LINEやX(Twitter)・InstagramといったSNSやWEBサイトで完結しているものから、はがきなどを利用した来店促進に絡めた施策まで、具体的な手法を解説していきます。

夏のBINGOフェス|サントリー株式会社

夏のBINGOフェス|サントリー株式会社
キャンペーン概要LINEにて複数対象商品のバーコードを読み込むと商品に応じてビンゴの穴を開けられる。ビンゴを揃えると応募完了
インセンティブ1ビンゴコースPayPayポイント 200ポイント / 8,550名様(即時抽選)2ビンゴコースPayPayポイント 500ポイント / 1,380名様(即時抽選)コンプリート ビンゴコースPayPayポイント 5,000ポイント / 120名様(事後抽選)
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【ビンゴでついで買いを促す!】

夏のビール商戦でサントリーが、対象商品のバーコードを読み込んでマスを埋めていく「BINGOフェス」を実施しました。ユーザーはLINEで参加し、プレモルや金麦、角ハイボールなど異なる商品を購入することでビンゴシートを埋めていき、ビンゴが揃うと応募が可能になるというもの。

スタンプラリーと違うのは、「あと一つでリーチ!」「次はあれを買おう」というゲーム感覚を煽り、普段は買わない商品にまで手を伸ばさせる点にあります。

日々のお酒選びに「マスを埋める」という小さな達成感を付け加えることで、顧客を巧みにゲームの参加者に変え、クロスセルを促進しながら購買データを収集してます。

【毎日応募でブランドとの接触を習慣化!】

バーコード読み取りは1日1回までというルールにより、一気にまとめ買いされて終わるのではなく、キャンペーン期間中、毎日のようにユーザーにサイトへアクセスさせ、サントリーブランドとの接触を習慣化させてます。

ビンゴという形式は、複数の異なる商品を購入してもらうクロスセルを促すのに最適です。ビールもハイボールも、まとめてサントリー製品で揃えてもらうことで、夏の商戦でのシェアを一気に拡大する狙いが見えます。

夏のBINGOフェス|サントリー株式会社
夏のBINGOフェス|サントリー株式会社

【動画で解説!】夏のBINGOフェス|サントリー株式会社

シロタ株で輝く毎日 ヤクルト90周年キャンペーン|株式会社ヤクルト

シロタ株で輝く毎日 ヤクルト90周年キャンペーン|株式会社ヤクルト
キャンペーン概要対象商品15種のレシートをLINEで送るとそれぞれの商品に応じた異なるポイントをゲットできるマイレージキャンペーン。週刊で行われるクイズでもポイントをゲット可能。
インセンティブえらべる電子マネー 100円相当×毎月2,900名さま 期間中合計8,700名様
えらべる電子マネー 5,000円相当×毎月100名さま 期間中合計300名様
オーダー枕ギフト 毎月10名さま 期間中合計30名様
スマートバスマット 毎月10名様 期間中合計30名様
人間ドッグや検査に使えるギフト券(マーソギフト券) 毎月10名様 期間中合計30名様
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【90周年大型キャンペーン!】

90周年という大きな節目を迎えたヤクルトは、対象商品を購入したレシートをLINEで送ってポイントを貯め、豪華賞品に応募するという、大型マイレージ式レシートマストバイキャンペーンを実施しました。

対象商品も「Newヤクルト」のような定番品から、「Y1000」といった高付加価値商品まで幅広く設定されており、既存のファンはもちろん、新しい顧客層のトライアル購入をも狙っているのが見て取れます。商品を買うたびにポイントが貯まるというゲーム感覚で、「あと少しでCコースに応募できる!」という気持ちにさせるリピート施策です。

健康志向のインセンティブも用意することで「健康を届ける」というヤクルトのブランドイメージを高め、「ついで買い」や「リピート購入」を促進するための仕掛けになっています。90周年という節目を最大限に活用し、ブランドの再活性化と、主力商品の販売強化を行いたいということなのでしょう。

【購入とクイズでポイントが貯まる新形式!】

レシートキャンペーンと連動したクイズキャンペーンもあり、毎週更新の全13問に答えると、1問正解ごとに5ポイントもらえます。

マストバイキャンペーンは購買施策なので、商品訴求は買ってもらってなんぼという形になりがちです。これだけ対象商品が多いとそれぞれの説明ができないのですが、クイズという形で商品訴求を行っています。

また、クイズのポイントをマイレージと連動させることで、リピートしている人はクイズに応えようという気持ちになり、クイズに答えていつもと違う商品を理解して、そっちも買ってみるという横展開が期待できます。

マイレージ式はリピート施策として王道ですが、そこにクイズも連動させることによって対象商品理解を促進させ、さらにリピートを促せています。

シロタ株で輝く毎日 ヤクルト90周年キャンペーン|株式会社ヤクルト
シロタ株で輝く毎日 ヤクルト90周年キャンペーン|株式会社ヤクルト

【動画で解説!】シロタ株で輝く毎日 ヤクルト90周年キャンペーン|株式会社ヤクルト

たたんでくれてありがとうキャンペーン|カゴメ株式会社

たたんでくれてありがとうキャンペーン|カゴメ株式会社
キャンペーン概要対象の紙パック飲料をたたむと出てくるメッセージを写真に撮りLINEにて送信すると1日1ポイントを獲得。貯めたポイントに応じて豪華景品に応募可能。
インセンティブ自分にご褒美コース:30 名様カゴメ商品詰め合わせコース:70 名様トマト飲料コース:20 名様えらべる Pay 3,000 円分:30 名様えらべる Pay 200 円分:250 名様
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【ポイントマイレージ施策!】

飲み切った紙パックを折りたたみ、その写真をLINEで送るだけで「エコ活動」「ポイント獲得」「抽選応募」の3つを同時に楽しめる、購買×サステナブル設計のプロモーション。

本キャンペーンはすでに第3弾で、第2弾は2万件以上の応募と、かなり盛り上がっています。

1ポイントから応募可にしてハードルを下げたり、 花が真っ赤なトマトへ成長するようなゲームっぽい演出で、「たたむ楽しさ」と「続ける理由」を作っています。

ポイント付与を毎日1回までとすることでリピート誘発し、「たたんでくれてありがとう」というパッケージ上のコピーと、キャンペーン名、体験を一貫させることで、「環境への配慮=カゴメ」と想起をさせるブランドストーリーです。

【エコ活動を伝える!】

同じ商品で何回でも応募可能との記載ですが、一度畳んだ容器の使い回しはNGということで、事務局側で目視しているのでしょう。使いまわしを見分けることは難しそうですが、同じ写真なら判定可能かなと思います。

写真を撮るボタンからアップロードできる形になっていて、メッセージングAPIでもそういったボタンが作れるのですね。

ポイント制+複数口設計により、毎日飲む習慣を創出しつつ、「たたんでくれてありがとう」コピーで行動変容させることで、ブランドのサステナビリティ姿勢を見せつけています。

たたんでくれてありがとうキャンペーン|カゴメ株式会社
たたんでくれてありがとうキャンペーン|カゴメ株式会社

【動画で解説!】たたんでくれてありがとうキャンペーン|カゴメ株式会社

つづけてわかる!「毎日骨太」魅力再発見キャンペーン2025|雪印メグミルク株式会社

つづけてわかる!「毎日骨太」魅力再発見キャンペーン2025|雪印メグミルク株式会社
キャンペーン概要対象商品500円以上のレシートをアップして応募。LINEでの応募で当選確率2倍に
インセンティブ雪印メグミルク商品詰め合わせ 50名様JCBギフトカード10,000円分 50名様卓上型マルチクッカーレコルトポットデュオキャレ 50名様温熱ネックマッサージャーNIPLUX NECK RELAX 50名様Wチャンス オリジナルQUOカード500円分 1790名様
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【上位購入者をアンバサダーに!】

「毎日骨太 MBP®」が30 + 1周年を迎え、税込500円以上のレシートをLINEで送る王道マストバイを通じたファン参加型プロジェクトを実施しました。

レシートマストバイ参加者で、上位購入者だけが招待される座談会では「牛乳より軽い飲み口で続けやすい」「バレエを始めた娘の強い味方」などリアルな声が飛び交い、商品の続けたくなる理由をアンバサダーとして発信しています。

【アンケートがコンテンツに!】

レシートマストバイと同時に行われるLINEアンケートをビジュアル化した LIFE QUESTION では、カルシウム摂取やMBP®への期待など、愛飲者1,400人分の骨太LIFEを読むことが可能になっていて「私も朝食に取り入れてみようかな?」と自分ごと化の手助けになっています。

「お料理にもお菓子にも使える」「温めても栄養キープ」といった マメ知識が加わることで、購買意欲を掻き立て、レシートマストバイキャンペーンに着地させています。

500円以上というのも絶妙で「せっかくだしスキムとヨーグルトも買ってみようかな?」ともう1品積み上げさせて、横転やリピートを確保しにいっています。

レシートアンケート → 座談会・LIFE QUESTIONでファンの声を回収 → レシートキャンペーンとキャンペーンがコンテンツを作り、それがまたキャンペーンに着地させる循環を生み出しています。

つづけてわかる!「毎日骨太」魅力再発見キャンペーン2025|雪印メグミルク株式会社
つづけてわかる!「毎日骨太」魅力再発見キャンペーン2025|雪印メグミルク株式会社

【動画で解説!】つづけてわかる!「毎日骨太」魅力再発見キャンペーン2025|雪印メグミルク株式会社

CHUMS豪華景品などが抽選で当たる!ゴクゴクキャンペーン|アサヒ飲料株式会社

CHUMS豪華景品などが抽選で当たる!ゴクゴクキャンペーン|アサヒ飲料株式会社
キャンペーン概要対象商品を購入したレシートをLINEでアップし、ポイントを貯め希望コースを選んで応募。
インセンティブ1本コース 選べるデジタルポイント100円分:2,529名様6本コース チャムスキャンパーマグカップ:300名様など、期間総計5,959名様に当たる
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【ポイントを貯めるとキャラが進化する!】

アサヒ飲料 × CHUMSのコラボキャンペーンは、2021年春コロナ真っ只中でおうちでもアウトドアキャンペーンとして、キャンプブームに乗っかったのをきっかけに毎年行うようになり、水分補給=アウトドアの連想強化を図っています。

毎年、対象の十六茶・颯・おいしい水などを買ってレシートを撮影、LINEにアップするような形式を取っているのですが、2025年はポイントが貯まるマイレージ式で、ブービーバードがどんどんアウトドア上級者に進化していく育成ゲーム仕様になっています。

インセンティブは、1本コースでは選べるデジタルポイント100円、6本コース以降はCHUMSのキャンプグッズが当たる流れです。

【選べるデジタルギフト戦国時代!】

最近「選べるデジタルポイント」という書き方をしているインセンティブが増えてきている印象です。

「えらべるPay」というのが多いと思うのですが、これはgifteeが出している、スマホ上で受け取ったギフトURLを開き、PayPayポイントやアマゾンギフトコードなど、好きな決済ポイントやギフトコードにその場で交換できるデジタルインセンティブサービスです。

それ以外にも選べるデジタルギフト系のサービスを出している会社はあり、手数料も違うので「えらべるPay」以外をインセンティブにしている会社も増えています。例えば手数料が5%違ったら結構な額が変わってきますから、戦国時代といえるでしょう。

インセンティブを考える際、選べるデジタルポイントはやはり広いお客様が欲しがりやすいものなので、購入時にオトクに買えるサービスを知っているといいですよね。

CHUMS豪華景品などが抽選で当たる!ゴクゴクキャンペーン|アサヒ飲料株式会社
CHUMS豪華景品などが抽選で当たる!ゴクゴクキャンペーン|アサヒ飲料株式会社

【動画で解説!】CHUMS豪華景品などが抽選で当たる!ゴクゴクキャンペーン|アサヒ飲料株式会社