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大手メーカーの特徴的なキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】 14ページめ

食品メーカーや家電メーカーなど、知名度や影響度の高い企業が中心となって開催した特徴的なキャンペーン事例をご紹介。SNSキャンペーンやWEBサイトを活用した販売促進から、周年記念のロイヤリティ向上施策など、話題作りに最適なアイデアや切り口を解説していきます。

燻製屋かわったでキャンペーン | 丸大食品株式会社

燻製屋かわったでキャンペーン | 丸大食品株式会社
キャンペーン概要Xカスタムストーリーを活用した7.2秒ぴったりでSTOPするゲームコンテンツ
インセンティブオリジナル画像付きQUOカードPay500円分もしくは燻製屋シリーズ商品詰め合わせ
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【7.2秒でぴったり止める!】

30周年の節目を迎える、1995年の発売以来累計100億本以上販売している人気商品「燻製屋熟成あらびきポークウインナー」のパッケージリニューアルを記念したXキャンペーン。

「熟成」という表記から「熟成ウインナー」という表記に変更し、燻製屋=「熟成ウインナー」であることを訴求しているパッケージになっています。

72時間以上の熟成で肉の旨みを引きだしているという強みを理解してもらうべく、7.2秒ぴったりでSTOPするゲームコンテンツが用意され、成功するとQUOカードPayか燻製屋シリーズ詰め合わせが合計72名様に当たるという、ちょっと不思議なキャンペーンです。

【X内LPでコスト抑制!】

STOPチャレンジは、Xアプリ内ブラウザを利用したカスタムストーリーで、音声まで付いてきます。毎秒の音を聞くことができるので難易度は低めですが、ちょっとしたゲーム性があり、あまり見ないタイプのXキャンペーンです。

Xのカスタムストーリーは、診断コンテンツやクイズコンテンツを埋め込めてプラットフォームを活用しながらコストを抑えてキャンペーンが打てます。ゲームコンテンツや動画完全視聴などやれることは多いので、提案の幅を広げていければと思います。

燻製屋かわったでキャンペーン | 丸大食品株式会社
燻製屋かわったでキャンペーン | 丸大食品株式会社

【動画で解説!】燻製屋かわったでキャンペーン | 丸大食品株式会社

VALX プロテイン総選挙 | VALX株式会社

VALX プロテイン総選挙 | VALX株式会社
キャンペーン概要参加者はVALXの製品を購入して投票ができ、どのVALX製品がもっとも人気かを決める総選挙
インセンティブ過去の限定フレーバー1袋、VALXアパレル1点、推しフレーバーアクリルキーホルダー全種セットを合計投票数上位10名の方にプレゼント
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【商品購入が投票に!】

「VALX プロテイン総選挙」は、どのVALX製品がもっとも人気かを決める選挙形式のキャンペーンです。投票に参加することで、抽選で豪華な賞品が当たる形式になっています。

ベーシックな総選挙系投票キャンペーンですが、購入がそのまま投票になるのが特徴です。

1セット買うと10票投票分になり、投票数はマイページで見ることができます。

また、InstagramやXでの投票もあり、Xはスレッドにある各フレーバーの投稿にいいねとリポストすると投票となります。Instagramは各フレーバーの投稿があり、投稿にいいねとシェアをすると投票完了です。

【ユーザーの声を集める投票キャンペーン!】

プロテインはメーカーごとで味が違うのはもちろんですが、各メーカー内でもフレーバーの当たりハズレの振れ幅が大きいため、人気があるフレーバーを知れるのは初めて購入する人にも有益な情報になります。

ユーザーとしてはリアルタイムで投票数を知りたいと思いました。

投票を通じて、ユーザーは自分の意見を反映させることができ、ブランド側も売れているフレーバーとは別の人気のフレーバーを知ることで商品開発情報にもなるので、お互いの絆を深めることができます。

VALX プロテイン総選挙 | VALX株式会社
VALX プロテイン総選挙 | VALX株式会社

【動画で解説!】VALX プロテイン総選挙 | VALX株式会社

えらべるPayが当たる!人は案外、歩くので。なら、特茶じゃない?キャンペーン | サントリー食品インターナショナル株式会社

えらべるPayが当たる!人は案外、歩くので。なら、特茶じゃない?キャンペーン | サントリー食品インターナショナル株式会社
キャンペーン概要対象商品に付属するシールの二次元コードをスマートフォンで読み取り、LINEで応募。カードを5枚集めるごとに抽選ができるキャンペーン
インセンティブカードを1枚選んで抽選 えらべるPay 200ポイント 86,000名カードを5枚集めるごとにボーナス抽選 えらべるPay 1000ポイント 1,000名
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【カードを集めて応募!】

サントリーの特定保健用食品「伊右衛門 特茶」の購買促進を目的とした、シリアル付きマストバイ型キャンペーン。

対象商品に貼付されたキャンペーンシールに記載のQRコードを読み取り、LINEログインと友だち追加を経て、抽選に参加できる仕組みです。

抽選はその場でえらべるPay200ポイントが当たるチャンスがあり、参加ごとに付与されるカードを5枚集めると、1000ポイントが当たるボーナス抽選にもチャレンジ可能。ガチャ感覚でカードを引く構造と、コレクション要素の「ボーナス解放」というゲームのような仕掛けがポイントで、ユーザーのリピート購入を促す設計になっています。

【LINEマストバイ好事例!】

参加の導線がLINE中心であることから、デジタルネイティブ層にも抵抗感なくアプローチでき、企業側としてはLINE上でのエンゲージメント強化と、IDベースでのユーザーデータ蓄積も同時に図れる構成です。

「人は案外、歩くので。なら、特茶じゃない?」という柔らかいコピーで健康意識を刺激しつつ、ゲーム的なキャンペーン参加体験と購買を自然に結びつけています。日常の中に特茶を飲む理由を作る巧みなインセンティブ設計で、ブランド価値の再浸透と売上獲得を両立する施策といえます。

特茶は何度も飲んで効果を実感させたいことから、毎度マストバイにリピート施策をとてもうまく加えていて勉強になります。

えらべるPayが当たる!人は案外、歩くので。なら、特茶じゃない?キャンペーン | サントリー食品インターナショナル株式会社
えらべるPayが当たる!人は案外、歩くので。なら、特茶じゃない?キャンペーン | サントリー食品インターナショナル株式会社

【動画で解説!】えらべるPayが当たる!人は案外、歩くので。なら、特茶じゃない?キャンペーン | サントリー食品インターナショナル株式会社

サンリオキャラクターズ ARボトルキャップコレクション | サントリーホールディングス株式会社

サンリオキャラクターズ ARボトルキャップコレクション | サントリーホールディングス株式会社
キャンペーン概要対象商品を購入したコンビニエンスストアのレシートを送ると鍵がもらえ、好きなキャラクターを選択しキャラクターARを獲得できるデジタル施策
インセンティブ1本につき1個好きなキャラクターのARがもらえる
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【ボトルキャップがARに!】

サントリーが展開する「伊右衛門」と、サンリオキャラクターズのコラボによる体験型プロモーションで、AR技術を活用したインタラクティブコンテンツと、コンビニでの購買を連動させたデジタル施策になっています。

対象商品(伊右衛門600ml・シール付き)を対象コンビニで購入し、レシート画像を特設サイトでアップロードすると、1本購入ごとに1キャラ分のカギがマイページに付与され、ARを解放できる仕組み。

キャラクターは「ハローキティ」「マイメロディ」「シナモロール」などの人気サンリオキャラで、ARはスマートフォンのカメラ越しにペットボトルの上で動いたり話したりするコンテンツになっており、視覚的にもSNS映えする仕様です。

取得したARは一定期間中いつでも再生可能で、コレクション性を高めると同時に、複数回の購買動機を自然に設計しています。

【購買促進につながるARキャンペーン!】

参加対象は、レシート購入が必須かつ「対象コンビニ限定」となるため、販売チャネルを明確に意識した流通連動型プロモーションでもある点が特徴です。

伊右衛門というトクホ商品に対して、Z世代〜親子層への広い層への接点を強化する狙いで、サンリオという感情的な親近感を持つIPを活用し、健康茶カテゴリーのブランドリフトを図っています。

ボトルキャップは、発端のペプシマンの頃からリピート施策には外せないインセンティブです。そこにARを重ねるやり方は提案として刺さりそうです。

サンリオキャラクターズ ARボトルキャップコレクション | サントリーホールディングス株式会社
サンリオキャラクターズ ARボトルキャップコレクション | サントリーホールディングス株式会社

【動画で解説!】サンリオキャラクターズ ARボトルキャップコレクション | サントリーホールディングス株式会社

ピュレグミ「おいしいトキメキ」特設サイト | カンロ株式会社

ピュレグミ「おいしいトキメキ」特設サイト | カンロ株式会社
キャンペーン概要アーティストimaseとのコラボレーションや、スマートフォンを使ったAR体験が楽しめるプロモーション
インセンティブなし
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【AR×音楽の新しいブランド体験コンテンツ!】

カンロ株式会社が「ピュレグミ」の発売25周年を記念して展開する、ブランド体験型プロモーション。

TikTokなどのSNSで注目を集め、いまや日本武道館公演を行うシンガーソングライターimaseさんとのタイアップを通じて、Z世代を中心とした若年層とのエンゲージメント強化を狙っています。

本プロモーションではimaseさんによるオリジナル楽曲が公開されました。さらにスマホで楽しめるAR体験や、SNSでシェアできる仕掛けが豊富で、直接的な懸賞やマストバイ施策ではなく、コンテンツ体験型でピュレグミの「トキメキ感」を多角的に訴求しているのが特徴です。

【期間限定ARでイベント的に見せる!】

キャンペーンサイトの「きょうの#ミニimase」バナーをクリックすると、imaseさんがミニサイズのARキャラクターとして登場します。ミニimaseさんは、ピュレグミを食べたり、ピュレグミカラーの衣装に変身するなど、約5秒間のループ動画を5種類ランダムで楽しむことができ、そこをインセンティブとしています。

「ピュレグミARフェス」は期間限定ARになっていて、imaseさんの新曲「Soyokaze」に合わせた約90秒のパフォーマンスをARで視聴できます。

グミを食べながら、音楽やAR世界に没入するという体験の演出を通じて、「お菓子=ワクワク」のブランドイメージをリフレッシュし、長年のファンから新規の若年層まで幅広い層にアプローチしています。

ピュレグミ「おいしいトキメキ」特設サイト | カンロ株式会社
ピュレグミ「おいしいトキメキ」特設サイト | カンロ株式会社

【動画で解説!】ピュレグミ「おいしいトキメキ」特設サイト | カンロ株式会社