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「LINE」を活用したキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】 3ページめ

LINEスタンプや公式LINEアカウント登録、コンビニ等でよく見かけるレシートキャンペーンなど、LINEを活用したキャンペーン事例を紹介。企画案などに取り入れやすい有効な手法やアイデアもあわせて解説いたします。

CHUMS豪華景品などが抽選で当たる!ゴクゴクキャンペーン|アサヒ飲料株式会社

CHUMS豪華景品などが抽選で当たる!ゴクゴクキャンペーン|アサヒ飲料株式会社
キャンペーン概要対象商品を購入したレシートをLINEでアップし、ポイントを貯め希望コースを選んで応募。
インセンティブ1本コース 選べるデジタルポイント100円分:2,529名様6本コース チャムスキャンパーマグカップ:300名様など、期間総計5,959名様に当たる
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【ポイントを貯めるとキャラが進化する!】

アサヒ飲料 × CHUMSのコラボキャンペーンは、2021年春コロナ真っ只中でおうちでもアウトドアキャンペーンとして、キャンプブームに乗っかったのをきっかけに毎年行うようになり、水分補給=アウトドアの連想強化を図っています。

毎年、対象の十六茶・颯・おいしい水などを買ってレシートを撮影、LINEにアップするような形式を取っているのですが、2025年はポイントが貯まるマイレージ式で、ブービーバードがどんどんアウトドア上級者に進化していく育成ゲーム仕様になっています。

インセンティブは、1本コースでは選べるデジタルポイント100円、6本コース以降はCHUMSのキャンプグッズが当たる流れです。

【選べるデジタルギフト戦国時代!】

最近「選べるデジタルポイント」という書き方をしているインセンティブが増えてきている印象です。

「えらべるPay」というのが多いと思うのですが、これはgifteeが出している、スマホ上で受け取ったギフトURLを開き、PayPayポイントやアマゾンギフトコードなど、好きな決済ポイントやギフトコードにその場で交換できるデジタルインセンティブサービスです。

それ以外にも選べるデジタルギフト系のサービスを出している会社はあり、手数料も違うので「えらべるPay」以外をインセンティブにしている会社も増えています。例えば手数料が5%違ったら結構な額が変わってきますから、戦国時代といえるでしょう。

インセンティブを考える際、選べるデジタルポイントはやはり広いお客様が欲しがりやすいものなので、購入時にオトクに買えるサービスを知っているといいですよね。

CHUMS豪華景品などが抽選で当たる!ゴクゴクキャンペーン|アサヒ飲料株式会社
CHUMS豪華景品などが抽選で当たる!ゴクゴクキャンペーン|アサヒ飲料株式会社

【動画で解説!】CHUMS豪華景品などが抽選で当たる!ゴクゴクキャンペーン|アサヒ飲料株式会社

そのカラダ、カッコよく。ザバス キャンペーン|株式会社 明治

そのカラダ、カッコよく。ザバス キャンペーン|株式会社 明治
キャンペーン概要ザバス公式LINEにて対象商品購入レシートをアップするとポイントが貯まる。貯まったポイントで賞品コースを選択し応募完了
インセンティブ【A賞】ザバス MILK PROTEIN詰め合わせ 690名様【B賞】オリジナルQUOカード(3,000円分) 300名様 【C賞】山﨑賢人さん直筆サイン入り写真集 10名様
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【ザバスのマイレージキャンペーン!】

「そのカラダ、カッコよく。」を合言葉に、ザバスが飲むだけじゃないプロテイン体験を仕掛けるレシート応募型キャンペーンを実施。

LINEで友だち追加してレシートを送ると、マイレージ式にポイントが貯まるリピート施策です。

1ポイントで応募できるザバス詰め合わせは、690名と当たりやすさが魅力で、2ポイント以降は使いやすいQUOカードとしつつも、山﨑賢人さんファン向けのインセンティブになっています。

コンビニで売っているようなザバス商品で、ドリンクはもちろんヨーグルトやバータイプも対象なので、それを毎日摂取してもらい、ポイントを貯めるといった流れを作っています。

【毎日飲んでポイントを貯める!】

ビールや機能性食品が、リピートさせるためにマイレージ式を取り入れるのは有効です。

本キャンペーンも、夏はボディメイク意識が高まるタイミングなので行っているものだとはわかるのですが、昨今のプロテイン重要視は春夏秋冬必要なので通年で行っても良さそうです。

飲料・ヨーグルト・バーと幅広い形態を対象にすることで、トレーニング中だけでなく普段の間食・朝食シーンでも手に取ってもらう導線を作っています。

そのカラダ、カッコよく。ザバス キャンペーン|株式会社 明治
そのカラダ、カッコよく。ザバス キャンペーン|株式会社 明治

【動画で解説!】そのカラダ、カッコよく。ザバス キャンペーン|株式会社 明治

「クレヨンしんちゃん オラのすごろく大作戦」事前登録キャンペーン

「クレヨンしんちゃん オラのすごろく大作戦」事前登録キャンペーン
キャンペーン概要「アナタに似ている『クレヨンしんちゃん』キャラは?キャラクター診断キャンペーン」ほか、公式LINE上で3つの企画を同時開催
インセンティブ壁紙などのデジタル特典
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【ゲームローンチをLINEで盛り上げる!】

スマホゲーム「クレヨンしんちゃん オラのすごろく大作戦」の事前登録キャンペーンは、Xはもちろん、LINEに力を入れていて「アナタに似ているクレヨンしんちゃんキャラは?キャラクター診断キャンペーン」や「毎月1回の運試し!その場で当たるLINEキャンペーン」などを行っています。どちらもLINE友達登録はマストです。

診断は30秒で終わる2択の質問に答えるだけで、自分に似ているクレヨンしんちゃんキャラクターを全8種類診断できます。

本キャンペーンのように、ゲーム系プロモーションの事前登録キャンペーンでLINEに重きをおいているのは珍しく、日本の主要スマホゲームは、ほぼ例外なく公式Xを運用し、イベント日程やガチャ更新を即時告知していて、やはりプロモーションにおいても主戦場かなと思います。

Xについで多いのがTikTokで、インストール単価が他媒体より最大55%低いという事例があったり、ローンチ期のユーザー獲得に使われたり、ショート動画でゲーム内容を見せられたり、そのショート動画を他の広告に使いまわしたりできます。

その点LINEはPUSH通知で確実に再訪を呼び込めるので、友だち獲得→リリース時に一斉通知でインストールと言う流れは作りやすい。ただ送信にお金がかかるので敬遠されているという印象です。

【ターゲットに応じたプラットフォーム選びは大事!】

誰でも知っているIP「クレヨンしんちゃん」を、診断というライトコンテンツで体験させ、ゲーム未経験層にも「とりあえず触ってみよう」と思わせる導線を用意しています。

本インスタントウィンもシンプルに友だち追加させることができています。

友だち数に応じて、達成報酬でゲーム内アイテムもプレゼントされるので、ゲームがローンチされたときにブーストがかかりますね。

IPがクレヨンしんちゃんというところもあり、家族での参加もあるので、XやTikTokよりもLINEというプラットフォームに重視しているのでしょう。

ターゲットに応じたプラットフォーム選びは大事です。

「クレヨンしんちゃん オラのすごろく大作戦」事前登録キャンペーン
「クレヨンしんちゃん オラのすごろく大作戦」事前登録キャンペーン

【動画で解説!】「クレヨンしんちゃん オラのすごろく大作戦」事前登録キャンペーン

「大阪・関西万博入場チケットが先着5,000名様にもれなく当たる」キャンペーン |日本ペイント株式会社

「大阪・関西万博入場チケットが先着5,000名様にもれなく当たる」キャンペーン |日本ペイント株式会社
キャンペーン概要「大阪・関西万博入場チケットが先着5,000名様にもれなく当たる」キャンペーン |日本ペイント株式会社
インセンティブ大阪・関西万博入場チケット 先着5,000名様
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【発注で万博当たる!】

大阪・関西万博という誰もが一度は行ってみたいと思うような大規模国際イベントのチケットが、対象商品を購入するだけでもらえるという、非常にシンプルかつ魅力的なキャンペーン。

特に「先着5,000名様」という設定が、早めの行動を後押しし、キャンペーン開始と同時に注目と話題を集めやすい構造になっています。

このような先着型キャンペーンは、抽選による運任せ要素を排除し、「行動すれば確実に報われる」という納得感を与えるため、業務用商材やBtoB領域では特に相性がよい設計です。

塗料を扱うプロの施工業者や販売代理店の方々が、普段の業務の中で「いつも通りに買って、いつも以上のご褒美がある」というインセンティブ設計は、非常に有効で買い替えの機会を作っています。

【継続的なコミュニケーションを見据えた設計!】

応募フローは対象商品を買った納品書をLINEから送るという形です。

ユーザーとの接点を今後も持続可能にしていて、景品としてのチケット提供にとどまらず、ブランドとの継続的なコミュニケーションまで見据えた設計となっています。

一斗缶5本というのはなかなか多いと思うのですが、プロの施工業者からしたら普通なのでしょうか。新商品を使ってみようという機会と、今後継続可能なコミュニケーションの両方をゲットできています。

イベント性や話題性をうまく掛け合わせることで、製品理解の促進やブランド好感度の向上へとつながる好例です。

「大阪・関西万博入場チケットが先着5,000名様にもれなく当たる」キャンペーン |日本ペイント株式会社
「大阪・関西万博入場チケットが先着5,000名様にもれなく当たる」キャンペーン |日本ペイント株式会社

【動画で解説!】「大阪・関西万博入場チケットが先着5,000名様にもれなく当たる」キャンペーン |日本ペイント株式会社

大口酒造55thキャンペーン|大口酒造株式会社

大口酒造55thキャンペーン|大口酒造株式会社
キャンペーン概要対象商品についたシールのシリアルナンバーを3点集めて1口応募できるマイレージ式シリアルマストバイ
インセンティブ自動調理鍋オートクッカービストロ 20名様炭酸水メーカーセット 20名様グリル&ホットプレートセット 50名様オリジナル真空断熱タンブラー 120名様
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【55周年企画!】

大口酒造は鹿児島県伊佐市に本拠を置く焼酎メーカーで、「伊佐錦」は鹿児島では一番スタンダードな芋焼酎として愛されています。

本キャンペーンは創業55周年をお祝いし、九州代表的な芸人 博多華丸さんをメインに据えて「家呑みの楽しさ再発見」をキーワードに、対象商品に貼られたシリアルシールを3点集めて応募するマイレージ式のシリアルマストバイキャンペーンとなっています。

インセンティブにPanasonicやAarke、THERMOSといった信頼あるブランドとのコラボ賞品が「家呑み神器」として用意されており、「酒飲み暮らしがより豊かになる」を自然に想起させます。

また3点で1口応募のため、900ml瓶の1点、1800ml瓶の2点と、どちらも購入すると応募可能になる設計です。

1800mlを優遇した内容にして、大きい瓶を買わせるといった戦法も今後作れそうです。

【シリアルシールはハガキに貼りやすい!】

応募方法はWEBまたはハガキから選ぶことが可能です。

WEB応募ではLINE連携で気軽に参加、そしてシニア層向けにはハガキが使えるという部分で、若い人にも伊佐錦を飲んでいただきたいという気持ちが伝わります。

地方のマストバイはハガキだけになりがちですが、若い世代はLINE応募の方が参加しやすいため、このようなデジタル移行はとても良いです。

さらに、抽選にハズレてもロゴ入りクーラーバッグがもれなく当たるWチャンス設計により、「参加しやすさ」と「得する感」がしっかり担保されている構成です。

「焼酎体験をアップデートする」というストーリーもインセンティブで作ることができています。

シリアルマストバイは印刷代などレシートキャンペーンに比べると費用がかかりますが、ハガキ応募を考えるとユーザーとしては貼りやすく楽になります。

大口酒造55thキャンペーン|大口酒造株式会社
大口酒造55thキャンペーン|大口酒造株式会社

【動画で解説!】大口酒造55thキャンペーン|大口酒造株式会社