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「Instagram」を活用したキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】 3ページめ

ハッシュタグ投稿から、インスタントウィン、Instagram APIを活用したなど、Instagramを活用したキャンペーン事例を紹介。企画案などに取り入れやすい有効な手法やアイデアもあわせて解説いたします。

#ご褒美リンツ診断投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社

#ご褒美リンツ診断投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社
キャンペーン概要ご褒美時間とおすすめのリンドールを診断し、結果に応じたリンドールの試食クーポンをプレゼント
インセンティブ試食クーポンリンドールバッグ6個入 30名Yogibo Max Premium 1名星野リゾート宿泊券50,000円 1名
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【クーポンがもらえる!】

リンドールがバレンタイン商戦へ向けた診断コンテンツを公開しています。あなたにぴったりのご褒美時間と、おすすめのリンドールを診断してくれるというもので、結果画面から、おすすめのリンドールを試食できるクーポンがもらえます。

クーポンはアプリが無いと使えないため、アプリをダウンロードしてもらう施策になっています。さらに、クーポンを利用するには店頭でスタッフに見せる必要があるので、来店施策にもなっている一石二鳥の企画です。

また「#ご褒美リンツ診断」をつけて、診断結果をXに投稿すると、リンドール6個入りが当たるUGCキャンペーンも行っています。

【アプリインストールや来店施策も!】

Instagramでもキャンペーンを実施しています。こちらはあなたの「ご褒美時間」をシェアすると、ご褒美時間を楽しめるインセンティブがあたるというもの。

Instagramなので写真を投稿する必要があるわけですが、その部分への言及はなく、自由なお題となっています。若干ハードルが上がりそうですが、さすが人気のリンツ、たくさんの投稿がなされています。

レコメンド診断コンテンツの良いところは、診断を通じて一人ひとりのユーザーに最適な商品やサービスを提案することで、特別感を演出することが出来ることです。さらに本企画は、アプリをインストールさせたり、来店動機を作ったりと、非常に良くできています。

#ご褒美リンツ診断投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社
#ご褒美リンツ診断投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社

【動画で解説!】#ご褒美リンツ診断投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社

伊藤園 お~いお茶新俳句大賞 | 伊藤園新俳句大賞実行委員会

伊藤園 お~いお茶新俳句大賞 | 伊藤園新俳句大賞実行委員会
キャンペーン概要地元の魅力を30秒以内の縦型動画と俳句で表現し、Instagramに投稿する
インセンティブえらべるPay30,000円分、「お~いお茶」1ケース 5名
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【応募作品数日本一のコンテンツ!】

今回で36回目の伊藤園が主催する「お~いお茶新俳句大賞」は、1989年に開始された創作俳句コンテストで、応募作品数日本一を誇る長きコンテンツです。

「新俳句」は、季語をいれる、文語体である、という俳句のルールは取っ払い、基本的には五・七・五のリズムを守りますが、多少の字余りや字足らずも許容されるという自由さが特徴。それを川柳というのではと思ってしまいますが、そんな新しいカルチャーをつくったのがこのキャンペーンです。

【俳句に縦型動画をミックス!】

動画と俳句を組み合わせた「動画俳句の部」も開催していて、さらなる新しいカルチャーを生み出しています。地元の魅力を30秒以内の縦型動画と俳句で表現し、Instagramに「#動画俳句の部」をつけて投稿するというもの。

映像だけでなく、音楽やナレーションも加えられますし、テキスト読み上げもDMMのにじボイスなどクオリティの高いものが出ていますので、作った新俳句を読み上げてもらう動画なども作れます。

ただ、動画を作ってもらうというのはユーザーにとってハードルが高いので、かなりチャレンジングな企画となっている印象です。フォームに入力すると動画が自動で生成されるなど、ハードルを下げてあげるともっと伸びるのではないでしょうか。

伊藤園 お~いお茶新俳句大賞 | 伊藤園新俳句大賞実行委員会
伊藤園 お~いお茶新俳句大賞 | 伊藤園新俳句大賞実行委員会

【動画で解説!】伊藤園 お~いお茶新俳句大賞 | 伊藤園新俳句大賞実行委員会

115文字の、ご縁の言葉|島根県観光連盟

115文字の、ご縁の言葉|島根県観光連盟
キャンペーン概要WEBフォームやInstagramに#ご縁の言葉 をつけて投稿すると一冊の本にまとめられ奉納してくれる
インセンティブなし
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【出雲大社のご縁UGC!】

島根県の縁結び最強パワースポット出雲大社を中心に、出雲路エリア(島根県松江市・出雲市・安来市)を「ご縁の聖地」としてブランディングをしている島根県観光連盟が行う、出雲大社へ「ご縁の言葉」を届けるというデジタルプロモーション。

出雲大社裏手の小さな森の中にある鏡の池で、和紙に硬貨を乗せて池に浮かべ、それが沈むまでの距離と時間で様々な縁を占う「縁占い」が恋愛成就最強と言われているそうです。

そんな出雲大社より、「ご縁の言葉」を115文字以内で募集。11月5日は「いいご縁」の語呂合わせから「縁結びの日」に制定されていて、そこから115文字という制限をしているのでしょう。

投稿されたご縁の言葉は一冊の本にまとめられ奉納される、縁起の良いプロモーションです。

【適切なプラットフォームを選ぶには】

応募方法が3パターンある中、郵送とFAXが一番大きく書かれていることから、ターゲットの年齢層が高めなことが伺えます。

このほかには、WEBフォームとInstagramでの投稿での応募が可能です。ここで写真や動画が必要なInstagramを選んだ理由は、Instagramのフォロワーを伸ばしたいということなのでしょうか。

応募に必要なのは文字だけなので、Xのほうが親和性は高そうです。Xアカウントも所持しているので、Instagramだけに絞ったのはユーザーハードルが上がるだけに不思議です。

日頃への感謝系UGCキャンペーンなので、Xでのストーリーをもう少しひねったら盛り上がりが作れそうなだけに残念に思います。

適切なプラットフォームは数字やターゲットだけではなく、企業側の戦略にも関わるため一概には言えないですが、多様な方がいる中で、できるだけオープンにしておいたほうが良さそうです。コミュニケーションの取り方も変わってくるので、その知識を入れておくとキャンペーンのストーリーが立てやすいと思います。

115文字の、ご縁の言葉|島根県観光連盟
115文字の、ご縁の言葉|島根県観光連盟

【動画で解説!】115文字の、ご縁の言葉|島根県観光連盟

#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ

#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ
キャンペーン概要「雪見だいふく」を、どのくらい伸ばせるかをチャレンジしTikTok、Instagram、Xいずれかに投稿するコンテスト
インセンティブチャレンジ賞 計100名1名につき、雪見だいふく10個大賞 計4名1名につき、雪見だいふく20個
使用SNSTikTok、Instagram、X

キャンペーンのポイント

【たくさん伸ばしてSNSに投稿!】

11月18日の「雪見だいふくの日」を記念して、去年2023年に行われた「雪見のばしチャレンジ」が帰ってきました。CMキャラクター歴4年になる「もちなな」こと森七菜さんを主軸に、雪見のばしチャレンジを改めて説明しています。

雪見のばしのコツは、常温で8分待つ、もしくはレンジで8秒温めた雪見だいふくを用意して、フォークを刺す位置に注意しながら、唇で優しく挟んで伸ばすといったポイントがあるそう。

動画を撮ってアップしてもらうというのはハードルが高く、なかなか投稿してもらえないという課題があるのですが、去年に引き続き行われているということは成果があったということでしょう。

【公式WEB広告に載れるかも!】

キャンペーンはコンテスト形式になっており、「とんでもなくのばせたで賞」「可愛くのばせたで賞」「カッコよくのばせたで賞」「みんなでのばせたで賞」の受賞者は、雪見だいふくの広告として正式採用されます。WEB動画広告として使用されるという、インフルエンサーへの挑戦状的インセンティブです。

また、「チャレンジ賞」という枠もあり、WEB動画に使用される事に抵抗ある人も参加しやすくしています。応募方法ではTikTokが一番上になっています。動画ということもありTikTokに投稿してほしいのでしょう。

PCでハッシュタグ投稿の件数を見ると現状161件。PR動画も非常に多く、去年の分も入っている可能性が高いので、少し辛い状況です。一方Instagramでは500件以上とかなりの数が上がっており、Instagramのほうが相性が良さそうなことが分かります。

TikTokはPR投稿で認知拡大、InstagramやXでUGCコミュニケーション、という形が昨今標準になっていると思われます。TikTokで有名になりたいと思っている方もたくさんいると思われるところから名前を売れるようにしているのもいい形です。

#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ
#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ

【動画で解説!】#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ

#マイミスドレシピキャンペーン|株式会社ダスキン

#マイミスドレシピキャンペーン|株式会社ダスキン
キャンペーン概要X、Instagram、TikTokにてハッシュタグをつけて対象投稿にコメントで応募完了
インセンティブミスタードーナツ ギフトチケット 500円分各SNSごと100名、合計300名に当たる
使用SNSX、Instagram、TikTok

キャンペーンのポイント

【お気に入りアレンジをコメントするUGCキャンペーン!】

ミスタードーナッツによるアレンジレシピキャンペーンで、新しい食べ方をプレゼンしつつ、「#焼くド推し」「#温めド推し」「#凍らせド推し」「#マイレシピ推し」を投稿してもらうことで、UGCを増やしていこうという内容になっています。

オーブントースターで焼いたり、レンチンしたり、凍らせたり、とテイクアウトしたドーナツを色々な食べ方で楽しんでもらい、自分ならではのドーナツシーンを作ってほしいというストーリーです。

【どのSNSに注力すべきか見える!】

応募方法は、XやInstagramでのコメント投稿に加え、TikTokでのコメントも対象となるようです。最近TikTokの運用を始めたようで、力を入れていきたいことなのでしょう。

ハッシュタグをつけてコメントという文化が、InstagramやTikTokでは少ないので、ハッシュタグ投稿だと思ってしまう人も多いだろうと思ったのですが、そこに関しては注意書きがありました。

TikTokはキャンペーンで動画投稿させると、公式の広告メニューを活用する形になり予算がかかるのですが、コメントなら独自でできます。しかし、コメントを自動的に収集したりはできないので、抽選時には目視となります。

TikTokは現状だと定員割れしていますが、Instagramでは10倍ほどコメントがあります。Xはさほどということで、ミスドとの相性はInstagramが良いということがわかります。

どのSNSに注力していくか調査という意味でもいいのかもしれません。

#マイミスドレシピキャンペーン|株式会社ダスキン
#マイミスドレシピキャンペーン|株式会社ダスキン

【動画で解説!】#マイミスドレシピキャンペーン|株式会社ダスキン