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「Instagram」を活用したキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】

ハッシュタグ投稿から、インスタントウィン、Instagram APIを活用したなど、Instagramを活用したキャンペーン事例を紹介。企画案などに取り入れやすい有効な手法やアイデアもあわせて解説いたします。

映画『ドールハウス』#日本全国ドールハウスCP|東宝株式会社

映画『ドールハウス』#日本全国ドールハウスCP|東宝株式会社
キャンペーン概要「アヤちゃん人形AR」を起動して好きな場所で撮影、または映画館のスタンディ・ポスター等を撮影しXまたはInstagramに投稿
インセンティブミニアヤちゃんフィギュア(非売品) 1名様映画「ドールハウス」ポスター(非売品) 5名様映画「ドールハウス」ノベライズ本 3名様映画「ドールハウス」コミカライズ本 3名様映画「ドールハウス」エコバッグ(非売品) 5名様アヤちゃん人形アクスタ(非売品) 1名様長澤まさみさん撮り下ろしアヤちゃん人形のポロライド写真 3名様
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【恐怖×かわいい!?】

5歳の娘・芽衣を事故で失った佳恵は、骨董市で亡き娘そっくりの人形を購入し、心の拠り所にする。やがて第二子・真衣が生まれ家族が再び笑顔を取り戻したかに見えた矢先、人形がまるで意思を持つかのように一家の日常へ介入し、手放しても必ず戻ってくる…というストーリーのホラー映画「ドールハウス」が、オカルト人形「アヤちゃん」をあえてARコンテンツにして公開しています。

【ホラー×遊びのギャップで話題化!】

キャンペーンは映画公式X、またはInstagramをフォローし、「#日本全国ドールハウスCP」を付けてAR写真や映画館スタンディの写真を投稿するとプレゼントが当たるというもの。

ユーザー生成コンテンツとして、怖いキャラクターをあえて面白くしてみた、もしくは怖い画像が取れた、など投稿したくなる内容になっています。

公開前の興味喚起から鑑賞後の共有ができ、ホラー好きはもちろん聖地巡礼系インスタグラマーまで幅広く巻き込める好例です。投稿ロケーションやテキストを分析すれば、次回配給やスピンオフ施策の示唆データも取得可能じゃないでしょうか。

映画プロモーションでのAR使用は結構ありますが、ホラーで遊びを入れるのはギャップになり話題化に繋がります。

映画『ドールハウス』#日本全国ドールハウスCP|東宝株式会社
映画『ドールハウス』#日本全国ドールハウスCP|東宝株式会社

【動画で解説!】映画『ドールハウス』#日本全国ドールハウスCP|東宝株式会社

メルカリ にゃんバサダーPROJECT|にゃんプロ事務局

メルカリ にゃんバサダーPROJECT|にゃんプロ事務局
キャンペーン概要飼い猫ちゃんの写真または動画を撮影し、XまたはInstagramにハッシュタグ「#にゃんプロ」を付けて投稿するコンテスト
インセンティブメルカリのCMに出演
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【愛猫自慢でユーザーを繋ぐ!】

メルカリがサービス開始12周年を記念して仕掛けた「にゃんバサダーPROJECT(#にゃんプロ)」は、わが子自慢ならぬ愛猫自慢の喜びを通じて、日常のちょっとした幸せを全国に届ける、情緒的かつ共感型の参加キャンペーンです。

6月2日〜15日という短期募集ながら、投稿された写真や動画を公式が選び、ファイナリスト化→一般投票→CM出演という段階を踏むことで、飼い主さんの期待感と関与度をぐっと高めています。

なんで猫?という疑問が生じますが、XやInstagramでは、猫の写真・動画が いいね やリポストを誘発しやすくUGCとして非常に優秀で、さらに、猫は個体ごとに個性が強く、見た目・仕草・性格の差が明確なため「この子推し!」という応援されるストーリー性を持ちやすいことから、映像にしやすいのでしょう。

【クオリティ指標の提示でブランディング!】

最終的に選ばれた猫ちゃんには「WebCM出演」「高級マグロ缶1年分」「賞金20万円」という豪華特典が用意されています。

参加者にとっては、ただの投稿以上の夢の舞台となるコンテスト形式で、審査に関しては「モノクロ不可」「ピンボケ不可」など、クオリティ指標もしっかり提示されており、公式としての運営への信頼感やブランディング意識の高さも感じられます。

この施策を通じて、「売買の場所」から、「共感や感動が生まれるプラットフォーム」へと、進化を狙っていると思われます。

メルカリ にゃんバサダーPROJECT|にゃんプロ事務局
メルカリ にゃんバサダーPROJECT|にゃんプロ事務局

【動画で解説!】メルカリ にゃんバサダーPROJECT|にゃんプロ事務局

おいしいご褒美 あなたはどっち派?キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社

おいしいご褒美 あなたはどっち派?キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社
キャンペーン概要InstagramまたはXで、キャンペーン投稿に自分が当てはまる「◯◯派」の指定ハッシュタグをつけてコメント、もしくは「◯◯派」ボタンを選択してポストすると参加可能
インセンティブリンドール ファミリーパックシーズナル 20個入 合計30名様
使用SNSInstagram、X

キャンペーンのポイント

【対決型投票キャンペーン!】

「ある日、リンツジャパンに一通のお手紙が届きました」から始まる、シングルマッチ式投票キャンペーン。

職場にて「リンドールを噛むとは何事だ!」と叱責され、「舐めて溶かす派」と「噛んで中身のトロット感を楽しむ派」に分かれていることを知ったという、ツッコミどころあるストーリーとなっています。

キャンペーンは6月・7月・8月と3回に分けて実施され、それぞれのテーマで“どっち派?”を選んで投稿、コメントすることで参加可能です。

第1弾は「ミルク派?ダーク派?ホワイト派?」第2弾は「パリッと派?トロッと派?」

第3弾は「朝リンドール派?夜リンドール派?」の三連戦になっています。

あまり派閥がなさそうなリンドールですが、無用な争いごとを作り上げ、遺恨を残し対決させる、プロレス的なシングルマッチとなっています。

【対決構図で購買意欲を掻き立てる!】

応募方法はXまたはInstagramで、公式投稿に対してコメント・リアクションするだけ。

投稿にはそれぞれの選択肢に応じたハッシュタグをつけることが求められており、ブランド側が「どんな嗜好のファンがいるのか」を把握できる仕組みになっています。

参加ハードルの低さと、投票=会話という構図で、当選のための競争ではなく、ブランドとの日常的な関わりとしてのコミュニケーションを重視している点が今の時代に合っています。

夏場はチョコレート需要が減少しやすい季節ですが、ファンによる派閥や食べるシーンを会話してもらい、商品の味覚や食感を再確認させ、購買意欲をゆるやかに刺激するコピーになっています。

おいしいご褒美 あなたはどっち派?キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社
おいしいご褒美 あなたはどっち派?キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社

【動画で解説!】おいしいご褒美 あなたはどっち派?キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社

ちょっといい夜。いいひととき。キャンペーン | 三幸製菓株式会社

ちょっといい夜。いいひととき。キャンペーン | 三幸製菓株式会社
キャンペーン概要夜の過ごし方診断に参加すると商品のレコメンドが。さらにレシートマストバイキャンペーンへの誘導も
インセンティブセガフェイブ家庭用プラネタリウムホームスター 50名様WAQ リクライニングローチェア 40名様antina gift studio 銘酒カタログギフト 40名様 等
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【ユーザーの生活に寄り添う!】

本キャンペーンは単なるお菓子の提供を超え、ユーザーに「ちょっといい夜=心からリラックスできる特別な時間」を演出することを目的としています。

忙しい日常の中で、三幸製菓の商品を手に取ることで、ユーザーは自分へのご褒美や癒しのひとときを自然と意識し、心地よい夜の過ごし方を体験できるというシーンを作り上げています。

ただ商品を消費するだけでなく、「日々の疲れを癒す時間を大切にする」というライフスタイルの変化を促していて、三幸製菓はユーザーの心の豊かさにまでアプローチし、ブランドに対する感情的なロイヤルティを育みたいということなのでしょうか。

【売上増加とファンづくりを同時に!】

本診断コンテンツは、ユーザー自身の「いいひととき」のスタイルや好みを深掘りし、よりパーソナライズされた自分のリラックス法や理想の過ごし方、より自分らしい時間づくりを考えるきっかけになっています。

診断コンテンツの良い点は、診断結果のシェアや共感を通じて、自然な口コミ効果も期待できるところ。そんな自然な口コミをきっかけにしたマストバイキャンペーンで、購入体験とデジタル体験をブリッジさせることで、ユーザーのブランドエンゲージメントを最大化し、売上増加とファンづくりを同時に達成する仕組みとなっています。

診断のデータを活用すれば、ターゲットセグメントの趣味嗜好や行動傾向の分析が可能となり、将来的なマーケティング施策の最適化や新商品開発に役立つ貴重なインサイトを得られる点も大きなメリットです。

ちょっといい夜。いいひととき。キャンペーン | 三幸製菓株式会社
ちょっといい夜。いいひととき。キャンペーン | 三幸製菓株式会社

【動画で解説!】ちょっといい夜。いいひととき。キャンペーン | 三幸製菓株式会社

#シェアブリーズ|株式会社ファイントゥデイ

#シェアブリーズ|株式会社ファイントゥデイ
キャンペーン概要友達やクラス、部活の仲間と一緒にシーブリーズを“シェア”している様子をInstagramに投稿すると文化祭イベントへの参加権利が当たる
インセンティブ「#シェアブリーズ 文化祭イベント」への参加権利 150組300名様
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【イベントがインセンティブ!】

シーブリーズをみんなでシェアして青春しようというメッセージが詰まった、SNS連動企画「#シェアブリーズキャンペーン」が公開されました。

舞台は春から夏にかけて、部活や放課後、体育祭や文化祭など、一緒に過ごす時間が最も濃くなる季節。そんな特別な日常の中で、シーブリーズをみんなでシェアしている写真をInstagramに投稿すると、抽選で150組300名が「#シェアブリーズ文化祭イベント」に招待されるという内容です。

応募は簡単で、シーブリーズの公式Instagramをフォローして「#シェアブリーズ」「#キャンペーン」のハッシュタグをつけて写真を投稿するのみ。ストーリーズ投稿の場合は公式アカウントのメンションも必要です。

友達とのツーショットや、部室での何気ない一枚、体育祭のあとに汗を拭ってシューッとする姿、そのすべてが応募対象になるので、自分らしい青春の風景をそのまま切り取って投稿できる自由さがありますが、その自由さがハードルを上げてしまっている感じもします。

【爽やか体験を“青春の証拠”に変えるUGC戦略!】

文化祭イベントでは、SNSで人気の佐野先生や芽育ちゃんが登場予定とのことで、推しとリアルで会えるかもという期待感もあり、Z世代の参加意欲を高めています。

本企画では、シーブリーズを通して「誰かと一緒にいる時間=青春の一コマ」を感じられる設計が秀逸です。シーブリーズの「爽やかで、いつもそばにある存在」というブランドイメージが、投稿というアクションを通じて体験として定着していきます。

夏の香りとともに、誰かと共有した記憶がシーブリーズとリンクする。そんな香りの記憶を青春と結びつける、王道かつ新しい参加型プロモーションで、シーブリーズ=ひとりで使うものではなく、「青春をシェアする象徴」であるというポジションを強化しています。

#シェアブリーズ|株式会社ファイントゥデイ
#シェアブリーズ|株式会社ファイントゥデイ

【動画で解説!】#シェアブリーズ|株式会社ファイントゥデイ