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特徴的な写真投稿キャンペーン【最新事例まとめ】 9ページめ

商品訴求や観光促進などにつながる写真投稿キャンペーンの事例をご紹介。InstagramのストーリーズやXなどSNSの拡散施策を絡めたプロモーションや、ARなどを用いた特徴的なプロモーションを成功要因と共に解説していきます。

銀のスプーン 20周年 おいしいにゃん顔フォトコンテスト-ユニ・チャーム ペット

銀のスプーン 20周年 おいしいにゃん顔フォトコンテスト-ユニ・チャーム ペット
キャンペーン概要美味しそうに食べる「おいしいにゃん顔」を専用フレームで撮影しインスタグラムで投稿する
インセンティブ■グランプリ5名選べるうちの子グッズ■おいしいにゃん顔賞50名銀のスプーンシリーズ詰め合わせ■Wチャンス賞145名銀のスプーンおやつ+缶リングセット
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【専用フレームで撮影!】

美味しそうに食べる「おいしいにゃん顔」を専用フレームで撮影し、その写真でフォトコンテストを開催するキャンペーンです。ペットの可愛い顔を公開したい、猫好き仲間と共有したい、そして他の猫がおいしそうに食べている姿を見たい、という確実に猫好きにはたまらないスキームになっています。

そんななか、工夫されているのは専用フレームと合成するところ。ただ「おいしいにゃん顔」が並んでいるだけでは宣伝効果が薄く、企業がやっていることすら気づかない場合が多いという課題も。

本キャンペーンは自分が撮影した写真に規定のフレームを付ける形で解決しています。フレームは複数用意されているほか、毎月新しいフレームが登場します。何度も参加してもらいたいという意図があるのでしょう。

【企業アカウントがリポストするときの注意点】

ユーザーから投稿された「おいしいにゃん顔」は、公式アカウントがピックアップしたものがリポストされています。Instagramでのリポストは別のアプリを使って行われるものなので、Instagramの規約に則った行動ではありません。

そのため、キャンペーン投稿はリポストする旨をキャンペーン側の利用規約にきちんと書かれています。この辺りのポリシーが重要になってきますが、投稿した人としては嬉しい事が多いですし、ネコ好きコミュニティとしての機能がInstagram公式アカウントにつくので、うまく活用したいところ。

Instagramでのファンコミュニティ化は「猫好きの集まり」のような大きなくくりでは難しいのですが、リポストなどを活用するとそれも可能になってきます。ただユーザーがキャンペーン関係なく通常投稿をリポストしていくと品がないので注意が必要です。

銀のスプーン 20周年 おいしいにゃん顔フォトコンテスト-ユニ・チャーム ペット
銀のスプーン 20周年 おいしいにゃん顔フォトコンテスト-ユニ・チャーム ペット

【動画で解説!】銀のスプーン 20周年 おいしいにゃん顔フォトコンテスト-ユニ・チャーム ペット

うま味調味料「味の素」×ONE PIECEコラボ

うま味調味料「味の素」×ONE PIECEコラボ
キャンペーン概要Xでのフォローリポストで手配書画像が全員にもらえたり、商品と料理の写真をアップするキャンペーンも
インセンティブオリジナル保冷ポーチ 10名様Amazonギフトカード 500円分 300名様オリジナル茶碗セット(2種) 100名様麦わらの一味のコラボ瓶(計10種) 5名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【コラボ瓶は全部で18種類!】

ひとふりでウマさの高みへ!のフレーズとともに、大人気テレビアニメ「ワンピース」を活用したデジタルプロモーション。時期に応じた全18種類のワンピース瓶が発売されています。

味の素は1968年アメリカの医師が大量に食べたことが原因で頭痛や顔のほてりなどが起きたとして、「中華料理店シンドローム」と名付けて権威ある学術誌で発表したことから風評被害が広まったそうです。日本では「味の素」が商標なので、NHKで言うことができず化学調味料と言っていたことから誤解している人が多いそうです。

【大人気アニメとのコラボで話題化!】

今回のコラボキャンペーンでは、Xでのフォロー&リポストキャンペーンを実施。オートリプライでコラボ瓶の手配書画像が全員に送られてくる仕組みや、味の素を使用した料理とワンピース瓶がセットの写真をアップする、疑似マストバイキャンペーンを行っています。

買った商品を写真に収めてSNSに投稿するのは、イケてる写真にするのが難しく参加ハードルが高いのですが、商品パッケージがかわいいと写真を撮るモチベーションになります。

また、各ワンピースキャラクターにあった味の素レシピや、味の素大好き料理研究家リュウジさんによる案件動画などもあり、盛り沢山です。

形は同じでも普段と色が違うパッケージを店頭に並べるというのはかなり覚悟が必要そうですが、ワンピースはそんな不安をふっとばしてくれるレベルのIPということでしょう。

うま味調味料「味の素」×ONE PIECEコラボ
うま味調味料「味の素」×ONE PIECEコラボ

【動画で解説!】うま味調味料「味の素」×ONE PIECEコラボ

カルビー創立75周年 フォトコンテスト|カルビー

カルビー創立75周年 フォトコンテスト|カルビー
キャンペーン概要公式Instagramをフォローし、#カルビーとのおいしい一瞬をつけて写真投稿をしてもらう。各賞は、カルビーグループ国内17拠点ごとに従業員投票を実施し選出。
インセンティブ合計17名の方に、各賞として「カルビーグループ商品詰め合わせ」1セットをお届け。詰め合わせは各拠点の製造商品、ご当地商品を予定。
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【創立75年を記念したフォトキャンペーン!】

1949年に広島県で創立したカルビーが、75周年を迎えたことを記念して、Instagramでお客さまの「カルビー商品が食べたくなるひととき」の写真を投稿してもらうフォトコンテストを行っています。

75周年プロジェクトの中の1コンテンツではなく、フォトコンテストのみ開催のようです。大々的な打ち出しではないですが、社員一丸な企画で、各工場・原料調達拠点の従業員投票で各賞を選出したり、入賞インセンティブは各拠点でつくる商品になっています。

それぞれどの商品がどの工場で作られているかもわかり、あまり知られていないカルビーの一面を知ることができます。

各商品では何度もフォトコンテストをやっているのですが、カルビーグループ全体で行うフォトコンテストは今回が初めてだそうです。

【企業の魅力を伝えたい!】

キャンペーンスキームはシンプルで、「#カルビーとのおいしい一瞬」をつけてInstagramに投稿するというもの。カルビー側の思いは伝わってくるものの、ユーザーから見えるインセンティブに魅力を捉えづらく、投稿テーマもふわっとしているので参加モチベーションには至ってないかもしれません。

カルビーグループ内のたくさんの会社との調整や撮影などで大変な分、ユーザーに届きづらくなってしまっている印象です。

75年やってきた会社の魅力を伝えたいという想いが非常に伝わります。周年企画としてユーザーとコミュニケーションを取るのはとてもいいことです。

カルビー創立75周年 フォトコンテスト|カルビー
カルビー創立75周年 フォトコンテスト|カルビー

【動画で解説!】カルビー創立75周年 フォトコンテスト|カルビー

ピュリナワンうちの子元気キャンペーン|ネスレ日本株式会社

ピュリナワンうちの子元気キャンペーン|ネスレ日本株式会社
キャンペーン概要対象商品と愛猫をセットで写真を取りInstagramかXに投稿すると応募完了
インセンティブ『ねこのきもち』猫モデル出演権+ オリジナル愛猫グッズ など
使用SNSInstagram、X

キャンペーンのポイント

【インセンティブを豪華にして差別化!】

ペット向け商品はネコ好き、犬好きをまずは集めることが大事で、そのためにペットの写真を一覧で見せることで、ペット大好きコミュニティを作りつつ、飼ってみたい新規ユーザーを生み出すことが命題です。

愛猫の健康に役立つ栄養が詰まった「オール・イン・ワン・フードピュリナ ワン」では、ネコ好きを集めるための写真投稿キャンペーンを行っています。

よくある写真投稿キャンペーンなので、差別化するところとしてはインセンティブです。

【マストバイ×写真投稿!】

キャンペーンスキームは2つあり、どちらも飼っている猫の写真をInstagramかXに投稿するというもので、片方は対象商品を猫と一緒に撮るというマストバイ的な要素を含んでいます。

猫が動いてしまい撮影するのが難しそうですが、その分インセンティブは豪華で「ねこのきもち」という雑誌の裏表紙を飾れる権利がもらえます。ペットを飼っている方にとって、プロのカメラマンに撮っていただく機会は嬉しいようで、多くの方が投稿されています。

もう一つのスキームはただ愛猫を撮って投稿するというもの。こちらはマストバイ写真投稿の倍のピュリナワン1年分が当たり、ハードルも低いのでマストバイより伸びています。

王道キャンペーンスキームの中にどうインセンティブで差をつけるのか、というのが学べます。愛猫がモデルデビューというのはやはり強いようです。

ピュリナワンうちの子元気キャンペーン|ネスレ日本株式会社
ピュリナワンうちの子元気キャンペーン|ネスレ日本株式会社

【動画で解説!】ピュリナワンうちの子元気キャンペーン|ネスレ日本株式会社

一期一会部フォトキャンペーン

一期一会部フォトキャンペーン
キャンペーン概要新商品「一期一会コラボシリーズ」の購入者を対象としたInstagramストーリーズ投稿キャンペーンを実施
インセンティブクリート おかし詰合せ
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

———菓子商品企画・開発・輸入販売を行うクリート株式会社が2000年代後半、当時の女子学生を中心に共感できるイラストやポエムで人気を集めた「一期一会」という平成レトロ的なものとのコラボ菓子を開発し、それを購入するとパッケージ裏側にQRコードが記載されており、そちらから24種類のパッケージごとのARフォトフレームが撮影できるというもの。 キャンペーンにはLPなどはなく、インスタグラムの投稿にて詳細は次の画像へ!という形でキャンペーンの情報を展開しています。

———対象商品を購入から二次元バーコードでフォトフレームゲットして写真を取る、二種のインスタグラムをどちらもフォローして、どちらもメンションつけてハッシュタグ一期一会部フォトキャンペーンをつけてストーリーズを投稿する。メンションをつけることにより通知が飛んできますので24時間以内にどのような方が投稿したか、ハッシュタグがついているかを目視で確認ができますが、土日がしんどいんですよね。システムを導入すれば収集も可能です。ストーリーズは検索でひっかかりづらく、ハッシュタグ投稿でUGCをみかけて気になった人が購入という流れをつくれないのですが、ARフォトフレームが縦長だからストーリーズを選んだのでしょうか。この形ならばARフレームを動画化してリールに流すリッチなやり方か、普通にストーリーズなく投稿させるほうが検索に引っかかって認知拡大にもつながるしと思うのですが、こういったエモい投稿はみんなしたがらないということで24時間で消えるストーリーズチョイスなのでしょうか。

インスタグラム上何枚かの画像を入れることでLpを省いたりメンションをつけることによりシステム導入不要にしたりと低コストでのキャンペーン実施をうまくやっていますよね。ただアカウント2つにするなど企業側の欲が出ると参加者数は減りがちなので気をつけましょう。

一期一会部フォトキャンペーン

スマートフォンキャプチャ

一期一会部フォトキャンペーン

【動画で解説!】一期一会部フォトキャンペーン

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