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認知拡大に効果的な「ハッシュタグキャンペーン」【最新事例まとめ】

X(Twitte)やInstagram、TikTokなど、拡散や認知拡大に適した「ハッシュタグキャンペーン」の事例を紹介。企画案などに取り入れやすい有効な手法やアイデアもあわせて解説いたします。

『瑠東さんには敵いません!』1巻発売記念

『瑠東さんには敵いません!』1巻発売記念キャンペーンの画像

キャンペーン概要

内容:

アカウントをフォローし、ARで二人の自撮りに素敵な背景を付けて、ハッシュタグ#瑠東さん1巻発売中 をつけて写真投稿するキャンペーンです。

キャンペーン考察

発見ポイント:

本のプロモーションって実際その本が売れるかどうかわからないから予算が付きづらいですよね。すでにある程度売れることが確定している作品ならまだしも、1巻目発売のプロモーションをするということは期待されているのかなと感じます。そこであまり予算をかけず、漫画ならそこまで難しくないデジタルプロモーションをご紹介します

まず費用のかかるLP無し。投稿テキストだけだと伝わりきらないから画像でキャンペーン内容を入れることでLP代わりにしてます。 Twitterは少し前からサムネイルで縦長画像を表示できるようになりましたが、ここまで長いと16:9に切られてしまって、かつ真ん中だけが見えてしまうのでわかりづらくなってしまいますね。4:3までならサムネで全体表示。今回の情報量だと難しいので、タイムラインに出たときになにをやっているのかわかるようにしておくともっとわかりやすくなるかもしれません。

キャンペーンの仕組みはARフォトフレームでLESSARというシステムを活用しているのですが、このシステム一個までならAR無料でフォトフレーム作れてしまうのです。なにをもって一個までとするのかはわかりませんが、漫画なら絵という素材が合ってフォトフレーム作って写真を撮ってもらい、UGCで拡散話題にっていう流れがやりやすいと思うのです。

最終抽選でのハッシュタグ収集が検索だけだと一週間しか遡れないので、一ヶ月ある今キャンペーンでは無料でやるのは難しいかもしれません。しかし、二人を映えさせてくれた3名に抽選ということで、毎日ハッシュタグ写真を見ておもしろいのがあればピックします。そうすれば、収集ツールを使う必要もなく内部的人件費だけでARを活用したUGCキャンペーンが可能、という予算のない中で工夫されているキャンペーンです。

WEBARが当たり前になって予算がかかりそうなのはAR素材作成ですが、フォトフレームだけなら難しいことはないし、マンガならイラスト素材はあるだろうから、予算がないけど手弁当でTwitterプロモーションしたいという人にはおすすめです。

『瑠東さんには敵いません!』1巻発売記念 を考察する動画

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キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。まとめ記事はこちらから

Pasco | #みんなで超熟絵さがし


Pasco | #みんなで超熟絵さがし

キャンペーン概要

4つの超熟絵さがしを公開。それにちなみTwitterフォローアンドリツイートキャンペーンと、絵さがしの問題を考える引用リツイートキャンペーンを実施しています。

キャンペーン考察

10月1日が超熟の日ということで絵さがしが公開されているようです。絵さがしというよりクイズの回答が得の中にあり、食パンがどのようにできているか、パッケージの秘密などをおしゃれな写真から探すというもの。絵の部分はPDFを印刷するよう促しているので、子供と一緒に遊んで見るような想定なのでしょうか。その中で大人が超熟の商品訴求に気づいていくようなストーリとなっています。回答も設置されていて、そこからは詳しい訴求に飛べる様になっていますね。
キャンペーンに関しては#みんなで超熟絵さがしキャンペーンということで、2つのTwitterキャンペーンがあります。一つが普通のフォロリツキャンペーン、もう一つは絵さがしの写真を活用した引用リツイートキャンペーン。引用リツイートキャンペーンはこういったWチャンスキャンペーンに活用されることが多く、追加ハッシュタグをつけてもらってUGC的なプロモーションを展開しますが、もう一個コミュニケーションを追加しているのが面白いです。
ユーザーが投稿することにより、さらにそれを見たユーザーが参加できるから、小さいお子様とやっているときにタイムラインを見ながら、次はこれをやってみようかなどが可能になっている。
ただ一個もったいないのはタイムラインだけで絵さがしの絵がないから、ぱっとタイムラインに流れてきたときになんのことかわかりません。勘のいいユーザーは引用リツイートに加えて画像を一緒に投稿してくれていて、こうなると非常にわかりやすいのだけれど、ここまでユーザーに任せるのは参加ハードルが高いのもわかります。
引用リツイートはハッシュタグ投稿と違って投稿内容サンプルを記載することができません。カンバセーショナルにするとか、ツイートボタンを作っておいて予め文言が用意されている状態にできない分、元投稿がぶら下がるのでそこをうまく使えるようにしましょう。WEBサイトカードやカンバセーショナルカードは見えなくなってしまうこと、画像は追加投稿できるなどルールを知っておくと提案しやすいですよ。

スマートフォンキャプチャ

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怪盗クレープには気をつけろ!|ザ・クレープ|森永製菓


怪盗クレープには気をつけろ!|ザ・クレープ|森永製菓

キャンペーン概要

怪盗クレープの恋愛シミュレーションゲームを行い、エンディング結果をTwitterでシェアすると応募完了。また商品を写真撮影しハッシュタグをつけてTwitterに投稿することでしゃべる台紙付きクオカードが当たるキャンペーンです。

キャンペーン考察

かつてパッケージにいたおじさんはイケメンだった、とのっけからわけわからんことを言いつつも全体的に金がかかっていそうなキャンペーンなのでわくわくしますな。僕の甘いマントで君を包み込んであげると、このイケメンがさっきのひげおじさんだったって設定なのでしょうか。流石に無理がありすぎるような気もします。
恋アイスシミュレーションゲームということでおそらくはときめきメモリアル的なゲームがブラウザでできるのでしょうか。参加するとエンディング結果をシェアできて、冷凍庫用音声チャイムが当たる。押すと怪盗クレープこと諏訪部順一さんの声でおつかれさまとか言ってくれるということは、女性に人気の声優さんなのでしょう。これを目当てに参加してみたくなるってことになりますね。
キャンペーンとしてはもう一つ、商品を購入して写真を取り 「#怪盗クレープをかくまいました」をつけてツイートするパターン。インセンティブにしゃべる台紙というボタン付きの台紙があり、それを押すと声が出るというのを使ってるのは珍しいですね。
キャンペーンストーリーはクレープについてたヒゲおじさんが33年前王冠を盗んだら、王冠からひげの妖精が現れてクレープ売ることになった。それを刑事さんが追っている。そして刑事さんは怪盗クレープと同級生、と。怪盗とかいってイケメン気取ってるいますが、普通に泥棒で法律にしっかり触れている人じゃないですか。ルパン三世てきな立ち位置ってことですかね。 55歳と考えると何言ってるのやら。この刑事さんの格好も現代なのか古いのかよくわからん。が、クオリティが高いため妙な愛を感じます。
正直突拍子もないシチュエーションコントですが、ストーリーが作り込まれているから見れるし、作り込まれているからこそどーゆーことだ、とツッコミ入れる点が明確になっている。やるなら突き抜けろってことですね。

スマートフォンキャプチャ

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首都高で行こう!ドライブキャンペーン│レインボーブリッジ3Dぬり絵コンテスト実施中!


首都高で行こう!ドライブキャンペーン│レインボーブリッジ3Dぬり絵コンテスト実施中!

キャンペーン概要

塗り絵専用用紙をダウンロードして塗り絵をした後、専用アプリから表示させると立体ARとして出現。その様子を写真に撮りInstagramにアップすると応募完了です。

キャンペーン考察

レインボーブリッジをじぶん色に塗ろうということで、「#じぶん色」とつけてInstagramに投稿させる写真投稿キャンペーンです。
面白い部分は塗り絵をさせて、それをアプリからかざすと3Dで飛びだす点ですね。daubという塗り絵を3DARにする専用アプリがあるようでそれを活用して飛び出す形になっています。飛び出したレインボーブリッジは花火を売ったり車を走らせたりできるようです。
塗り絵後はハッシュタグをつけてインスタに投稿というUGCキャンペーンなんですが、ユーザージェネレイテッドコンテンツとして、ユーザーが投稿した際になんのこっちゃわからんハッシュタグなんですよね。じぶん色とだけつけて投稿なので、このキャンペーンをしらない人がタイムラインで塗り絵を見た際に、この人の塗り絵素敵だなと思ってもキャンペーン理解が深まらないので広がっていかない。レインボーブリッジをじぶん色に塗ろう、までつけたほうがわかりやすくなります
当然長くなると投稿したくなくなるのではという課題もありますが、サイト上にワンタップでコピーできるような機能をつけるなど工夫すればそこまでハードルは高くないはず。あとこの塗り絵に参加する人はレインボーブリッジが好きで好きでたまらないという人だけではないと思うので、グランプリのインセンティブ立体レインボーブリッジ模型は重い。もう少し軽いインセンティブのほうがちょっとやってみようかな感が出るんじゃないでしょうか。
WEBARが流行ってきたので、アプリを介して行うキャンペーンは特色がないと難しいですが、自分が作ったオリジナルが3Dになって映し出されるというのは創作意欲が沸き立つのでいいですよね。子供向け商品は積極的に提案できるのではないでしょうか。

スマートフォンキャプチャ

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ブルボン 羽衣あられ #羽衣あられ流行らせてください


ブルボン 羽衣あられ #羽衣あられ流行らせてください

キャンペーン概要

Twitterにてハッシュタグ羽衣あられ流行らせてください を入れて動画もしくは画像をツイートで応募完了です。

キャンペーン考察

メインコピー、「あなたの溢れる才能で、日本を震撼させる時が来た」というかなり大上段に立ってますね。流行らせてくださいという投げっぷりにキャストは講談師、神田松之丞あらため神田伯山が立っているという。大喜利も大喜利、かなりガチ大喜利ですよ。
こういったものをUGCキャンペーンといいまして、ユーザーが自分で考えたコンテンツを投稿してもらう、ユーザージェネレイテッドコンテンツというのですが、ユーザーが自分で投稿文を考えるというのはなかなか大変なものでハードルが高いのですよ。リツイートするだけならかんたんですが、なにかお題をもらってそれに対して回答する、ってのは億劫なものです。
さらにSNSで投稿となると世間にさらされるわけですから更にハードルが高い。ハードルを下げるためにはカンバセーショナルカードを使って最初からある程度文章を作ってあげておくなどしておくのが基本です。また動画や画像になるとさらにさらに高い壁が積み上がっていくのですね。
しかし、この羽衣あられ流行らせてくださいキャンペーンは全てを逆に行く、ハードルをどれだけ上げるかってのをやっている。「あなたの溢れる才能で、日本を震撼させる時が来た」というフレーズでプレッシャーを掛け、流行らせろという掴みどころのないお題、そして話芸の達人神田伯山を据えて動画もしくは画像で表現しろって難易度が高すぎます。
ですが、ここまでハードルを上げられちゃうと逆にやってみたくなる、数は少ないけども、クオリティの高い投稿が来るんじゃないかなというキャンペーンでした。
UGCキャンペーンやる際はハードルを下げたり、憧れられるものを投稿させたり、有益なものじゃないと、なんて話を結構してきたけど、真逆をすることで突破できるプロモーションもあるってことですね。

スマートフォンキャプチャ

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