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「認知拡大」につながる特徴的なキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】

X・Instagramなどでキャラクターや有名人などのIPを活用した施策や、LINEや動画視聴などを活用したプロモーション、ゲームを活用した施策など、商品やサービスの「認知拡大」につながる特徴的なキャンペーン事例を紹介。成功要因なども合わせて解説いたします。

さわって!サランラップ®キャンペーン|旭化成ホームプロダクツ株式会社

さわって!サランラップ®キャンペーン|旭化成ホームプロダクツ株式会社
キャンペーン概要Xやサイトで展開されるクイズに答えると応募できるキャンペーン
インセンティブサメハダに触れてみる!ジンベエザメと一緒に泳ぐセブ島3泊4日の旅WEB:2組4名様 X:2組4名様 ハガキ:2組4名様
えらべるPay 2,000円分WEB:1,000名様 ハガキ:1,000名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【クイズ&マストバイ!】

旭化成ホームプロダクツのサランラップ® がリニューアルし、箱の側面に波形グリップ、フタにすべり止め加工が施され、汗ばむ手でもスッと握れてカットまでスムーズになったそうです。そんな触感まで進化した新モデルのデビューを記念して、「さわって!サランラップ®キャンペーン」が展開されました。

「答えて応募!クイズコース」では、公式サイトまたは X、ハガキで出題される一問に正解すると、抽選で6組12名に「ジンベエザメと泳ぐセブ島3泊4日ツアー」が当たります。

凸凹加工が追加されたということで鮫肌とかけているのでしょうか。

【触ってほしいをどう伝えるか!】

「買って応募!レシートコース」は、サランラップ®を含む旭化成ホームプロダクツの商品を税抜200円以上購入し、レシートをWEBまたはハガキで送付するマストバイ形式で、えらべるPay 2,000円分が抽選で当たります。

Xでのクイズキャンペーン引用リポストで認知拡大と商品訴求をしつつ、マストバイで購買につなげる王道なスキームになっています。

毎日使うキッチンアイテムだからこそ、リニューアルの恩恵を小さな感動として訴求していて、見て・握って・切って初めて伝わる改良点を「さわって!」 のコピーで強調しつつ、クイズ回答が学習効果を担保しています。

さわって!サランラップ®キャンペーン|旭化成ホームプロダクツ株式会社
さわって!サランラップ®キャンペーン|旭化成ホームプロダクツ株式会社

【動画で解説!】さわって!サランラップ®キャンペーン|旭化成ホームプロダクツ株式会社

昼休みリフレッシュ賞与支給キャンペーン|サンスター株式会社

昼休みリフレッシュ賞与支給キャンペーン|サンスター株式会社
キャンペーン概要昼休みにリフレッシュした内容をXで指定のハッシュタグを付け写真を添えて投稿するとインセンティブが格上げされるキャンペーン。
インセンティブ基本賞与A えらべるPay 1,000円分 150名様基本賞与B えらべるPay 3,000円分 100名様特別賞与  えらべるPay 6,000円分 100名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【「昼みがき」シーン創出!】

「朝晩2回歯みがき」が主流だと思うのですが、ビジネスパーソンに対して「昼にリフレッシュをする」という昼も磨く「昼みがき」シーンを創出しています。ライオンでも同様のキャンペーンを行っていたので、歯磨きをする回数を増やす事がこの業界では大事ということでしょう。

キャンペーンはXで公式アカウントをフォローし、昼休みにしっかりリフレッシュした内容を、「#昼休みリフレッシュ賞与 」「#オーラツー」とともに投稿すると「昼休みリフレッシュ賞与」がもらえるというもの。

インセンティブの名付け方が素敵で、「賞与」を支給となっています。

【集団達成型ミッションで UGCをブースト!】

さらにOra² me 製品が写った写真を添えれば、賞与額がアップするというストーリーになっています。投稿数が「みんなが休んだ昼休み」でカウントアップされていき10,000件を超えると、写真投稿に特別賞与がつき、最大6,000円まで格上げされます。

カウントアップはビジネスパーソンたちの連帯感を演出していて、まるで昼みがきが昇給査定になっているようなおもしろストーリーで昼みがきを提案しています。

昼みがき+リフレッシュ行動を宣言することで、サボりではなく生産性向上の投資となるような導線になっています。「10,000休みで特別賞与追加」という集団達成型ミッションで UGCをブーストし、昼みがき仲間を演出しています。

昼休みリフレッシュ賞与支給キャンペーン|サンスター株式会社
昼休みリフレッシュ賞与支給キャンペーン|サンスター株式会社

【動画で解説!】昼休みリフレッシュ賞与支給キャンペーン|サンスター株式会社

ファイビーと走れ腸特急 | 株式会社Mizkan

ファイビーと走れ腸特急 | 株式会社Mizkan
キャンペーン概要Xでフォローし、リポストが8,888を超えると超特急のMVが公開。ハッシュタグ投稿キャンペーンも開催。
インセンティブFibeeワッフルセット 抽選100名様『走れ!!!!腸特急』背景舞台セット 全員にプレゼント腸特急サイン入りチェキ+FIBEE アクリルキーホルダー
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【MV公開でファンを盛り上げる!】

発酵性食物繊維Fibeeの腸内菌キャラ「Fibees」を擬人化した姿として、9人組ダンス&ボーカルグループ「超特急」が期間限定で「腸特急」に改名し、おなかの中を舞台にした「ファイビーと走れ腸特急」 というコラボ企画を展開しています。

Xで8,888リポストされるとMVが公開される仕掛けで、すでに公開された MV「走れ!!!!腸特急」は、カラフルな「おなかシティ」のセットのなかでメンバーが善玉菌に変身し、軽快なステップで腸内を駆け抜けるといったストーリーになっています。

キャンペーンはFibee公式 Xフォローして、リポストと「 #ファイビーと走れ腸特急」を付けて推し商品を投稿すると応募完了です。「Fibee むぎゅっとワッフル4種セット」が当たる第1弾と、 MV公開後に感想を「#超特急が腸特急に」と「#ファイビーで出発進行」の2つのタグを添えて投稿すると、メンバー別サイン入りチェキが当たる第2弾があります。

【健康×推し活!】

「Fibee ご乗車 BOX」も発売されていて、各メンバーがセレクトしたFibeeスナック5〜6点に、連結式メッセージカードが同梱された全9種のBOXというファン向け商品になっています。

推しメンバーのBOXを1つだけ手に取るのも良し、全種を並べてカードをつなげてコレクションするのも良しという、腸活と推し活を同時に楽しめる内容です。

発酵性食物繊維という難しそうな健康ワードを推し活と同化させ、日常に取り入れやすくしつつ、10〜30代女性中心の超特急ファンを取り込んでいます。

ファイビーと走れ腸特急 | 株式会社Mizkan
ファイビーと走れ腸特急 | 株式会社Mizkan

【動画で解説!】ファイビーと走れ腸特急 | 株式会社Mizkan

Enjoy!ジブン転換かるた|クラシエ株式会社

Enjoy!ジブン転換かるた|クラシエ株式会社
キャンペーン概要Xアカウントをフォローし、毎日投稿されるかるたポストをリポストすると応募完了
インセンティブAmazon ギフトカード券 1,000円分 50名様FRISKセット 50名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【モヤモヤあるあるで共感を呼ぶ!】

フレッシュなミントタブレット「FRISK」と、プリンが大好物の「お文具といっしょ」がタッグを組んだキャンペーン。SNSシェア

「お文具といっしょ」は、ゆるい線とちょっと哲学な台詞で話題で、ゆるい名言入りクリエイティブなど「がんばりすぎない」「自分を許す」 世界観のひとこと画像が得意なSNSにシェアされやすいIPです。

本キャンペーンでは「かるた」という形でひとこと画像を作っていて、日々のモヤモヤをそっとほぐしてくれる46の励ましフレーズとともにキャラクターが描かれています。

たとえば「気疲れした日は フリスク一粒 深呼吸」といった一句をお文具が読んでくれていて、日々のモヤモヤを、励ましフレーズとともにフリスクでリフレッシュしようというブリッジになっています。

【若年層のタイムラインに自然出現!】

キャンペーンは公式Xアカウントフォローして対象ポストをリポストするシンプルなもの。

対象ポストは日替わりで公開される「推し札」が投稿されるので、毎日参加してもタイムラインに同じものが投稿されることなく楽しめるようになっています。

読み札からも投稿に飛べるようになっていると、サイト閲覧時に「共感できるからリポストしよう」となるかと思うのですが、毎日更新の負担があるため取り入れないのもわかります。

ミントのクール感を「気持ちを切り替えるスイッチ」に言語化し、ジブン転換というシーンを作り上げています。そこにYouTubeやSNSで人気のお文具と組むことで、FRISKを若年層のタイムラインに自然出現させてます。

Enjoy!ジブン転換かるた|クラシエ株式会社
Enjoy!ジブン転換かるた|クラシエ株式会社

【動画で解説!】Enjoy!ジブン転換かるた|クラシエ株式会社

KING ON TOUR 2025 |株式会社ビーケージャパン

KING ON TOUR 2025 |株式会社ビーケージャパン
キャンペーン概要X で「#バーガーキングを呼ぼう」と「呼びたい地名」を付けて公式ポストにリプライし参加するキャンペーン
インセンティブなし
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【SNSとリアルを巻き込むプロモーション!】

「バーガーキングがないなら、呼んじゃえばいいじゃない?」そんな無茶ぶりに本気で応えるフードトラック企画が実施されました。

バーガーキングフードトラックを呼ぶには、公式Xに「#バーガーキングを呼ぼう」と地名 を添えリプライをするだけ。バーガーキング側がエリアを選定して出店エリアを決定します。

6月20〜22日のキックオフ会場は、ハンバーガー発祥の地と言われる長崎・佐世保「PJFピックルボール ジャパンオープン」会場。

体育文化館の外に突如出現した赤いトラックは、ボディ側面に「直火焼き100%ビーフパティ」のグラフィックをまとい、遠くからでも「これはバーガーキングだ」と分かる存在感で、初日は11:30の販売開始を前に約150人が行列を作り、1日300〜400セットが3時間弱で完売という幸先の良い船出となりました。

「佐世保の次は福岡、その次は仙台もコンプしたい」と、ツアールートの発表に合わせて遠征計画を立てるファンも続出しています。

【出店数が少ないを逆手に取る!】

今回の企画が巧みなのは、店舗空白エリアという潜在マーケットで需要調査を兼ねつつ、フードトラック自体をリアルタイムで動く広告塔に仕立てている点です。

炎が踊るブロイラー、漂うスモーク、鉄板に落ちる肉汁の音、それらの「ライブ感」は、トラックが停車するたびにSNSで実況投稿されるでしょうし、地元メディアも取材に訪れるなど、結果として、低コストでローカル認知を一気に刈り取る仕組みが完成しています。

地元商店街の夏祭りや大学の学園祭など、呼び水イベントと組み合わせてリプライすれば実現可能性はさらにアップしそうです。

KING ON TOUR 2025 |株式会社ビーケージャパン
KING ON TOUR 2025 |株式会社ビーケージャパン

【動画で解説!】KING ON TOUR 2025 |株式会社ビーケージャパン