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特徴的なWebプロモーション・キャンペーン【最新事例まとめ】

Webサイトを活用したゲーミフィケーションや人気投票施策など、特徴的なプロモーションを紹介します。Web施策と合わせた認知・拡散のためのSNSキャンペーンもあわせて解説します。

きのこの山 たけのこの里 どっち派判定AI KINOTAKE MOTHER|明治

きのこの山 たけのこの里 どっち派判定AI KINOTAKE MOTHER|明治

キャンペーン概要顔写真できのこの山派か、たけのこの里派かAIが判定する診断系コンテンツ
インセンティブなし
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【AIが下す、運命の派閥判定!】

「きのこの山 たけのこの里 どっち派判定AI KINOTAKE MOTHER」は、顔写真をAIが解析し、ユーザーの潜在的な派閥を判定する診断系コンテンツです。

従来の投票形式ではなく、AIが一方的に派閥を断定する「押し付け」の構造になっているのが特徴です。

これにより「ずっときのこ派だと思ってたのに、たけのこ派判定された!」といった、ユーザーの自己認識とのギャップから生まれる強烈なリアクションを誘発します。

【認知的不協和を利用したバズ施策!】

顔写真を撮るだけで参加できるため、参加ハードルは非常に低く設定されています。

診断結果をSNSでシェアすることで、「AIによる意外な判定」という話題が広がり、UGCを爆発的に増やすことに成功しています。

この「納得感とツッコミの余地」のある体験設計が、論争自体への愛着を再確認させつつ、キャンペーンの話題化を促進する新しいスキームとなっています。

きのこの山 たけのこの里 どっち派判定AI KINOTAKE MOTHER|明治
きのこの山 たけのこの里 どっち派判定AI KINOTAKE MOTHER|明治

【動画で解説!】きのこの山 たけのこの里 どっち派判定AI KINOTAKE MOTHER|明治

森永製菓そのひとくちどんな音?キャンペーン

森永製菓そのひとくちどんな音?キャンペーン

キャンペーン概要対象の森永製菓マルチパックアイス(パキシエル、パリパリバー等)を購入したレシートを撮影し、特設サイトからアップロードして応募
インセンティブオリジナルデザイン入り「JBLゲーミングマイク」(250名)
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【「食感=音」というユニークな切り口!】

森永製菓による「そのひとくちどんな音?キャンペーン」は、対象のアイスを購入したレシートで応募すると抽選でゲーミングマイクが当たるマストバイキャンペーンです。

食感に特徴があるアイスのシズル感を「音」と定義し、その音を拾うための「マイク」をインセンティブに設定するという、斬新なストーリーを構築しています。

これにより、アイスという既存商品に新たな魅力を付加し、単なる販促活動に留まらない商品訴求を実現しています。

【尖ったインセンティブで新しいターゲット層へアプローチ!】

従来の箱アイスキャンペーンのターゲットである主婦層ではなく、「音」に敏感なゲームが好きな若年層へ向けてインセンティブを尖らせることで、新しいターゲット層の掘り起こしを図っています。

応募フローは購入レシートのWebアップロードというシンプルなマストバイ形式で、参加ハードルを抑えつつ、確実なリピート購買を促進する設計です。

「食感」という商品の資産を「音」と「ゲーミングデバイス」という現代的な文脈に翻訳した、戦略的なデジタルプロモーション事例でした。

森永製菓そのひとくちどんな音?キャンペーン
森永製菓そのひとくちどんな音?キャンペーン

【動画で解説!】森永製菓そのひとくちどんな音?キャンペーン

チョコフレPARTYプレゼントキャンペーン

チョコフレPARTYプレゼントキャンペーン

キャンペーン概要対象商品を購入したレシートを撮影し、特設サイトの応募フォームからアップロードして応募完了。購入個数に応じて当選確率が最大3倍にアップする。
インセンティブ【シュワシュワパーティーコース】チョコフレークサイダー6本セット(450名)、【ザクザクパーティーコース】クリスプチョコMEGA(50名)、【ワクワクパーティーコース】チョコフレークセット(500名)
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【王道スキームもインセンティブで話題化を狙う!】

日清シスコによる「チョコフレPARTYプレゼントキャンペーン」は、王道のレシートマストバイキャンペーンに、異色のインセンティブを掛け合わせた企画です。

チョコフレークの甘さと香りがするサイダーや、ピザ並みの巨大なクリスプチョコなどの賞品が用意されています。味の想像がつかないサイダーは、美味しいのかどうかも怪しい。だからこそ「飲んでみたい」「ネタにしたい」という欲求を強烈に刺激する、いわゆる「バカパク(※)」系のインセンティブになっています。

また、購入個数に応じて当選確率が最大3倍にアップする仕組みも取り入れられ、年末年始のパーティーでの「まとめ買い」需要を逃さず刈り取ろうとしています。

※バカパク:「バカでインパクトのある」の略

【「ネタ」としてSNS拡散を促す!】

本キャンペーンは、レシート応募という参加ハードルが低い王道的なスキームを採用した上で、インセンティブをあえて「尖らせる」ことで、話題化を図っています。

届いた時のインパクトが大きい賞品は、受け取った人が思わずSNSに投稿したくなる体験設計となっており、二次拡散を促す狙いがあります。

これにより、ありきたりなマストバイキャンペーンが「ネタ」として昇華され、購買意欲の向上とSNS拡散を同時に実現しています。

チョコフレPARTYプレゼントキャンペーン
チョコフレPARTYプレゼントキャンペーン

【動画で解説!】チョコフレPARTYプレゼントキャンペーン

ピノノくじ|森永乳業

ピノノくじ|森永乳業

キャンペーン概要ピノ6粒入りのキャンペーンパッケージ全6種を購入し、トレー下のQRコードを読み込みサイトに登録。「ピノキャラ」を生成し、パッケージの種類に応じた抽選券を集めて週1回の抽選会に応募
インセンティブピノ守護神、 冷凍庫いっぱいピノ、ピノQUOカード、ピノ実家のれん、ピノけん玉、ピノステッカー、ピノポーチ、ピノエコバック、ピノ豆皿、ピノドローン、ピノカチューシャ(各景品の当選数は非公開)
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【収集型ゲーミフィケーション!】

「ピノノくじ」は、店頭でキャンペーンパッケージを購入し、箱の中のトレー下に隠されたQRコードを読み込んで参加するという、QRコード型マストバイのキャンペーンです。

サイトでユーザー自身が「ピノキャラ」というアバターを作り当選すると、その「自分のピノキャラ」がリアルな「景品」に転生する、というストーリーになっています。

これは単に「モノが欲しい」という欲求だけでなく、「自分のキャラがグッズになる」という強烈な自己顕示欲と所有欲を刺激する仕掛けです。当選したらSNSで自慢したくなる仕掛けが見事なUGC誘発設計といえます。

インセンティブもピノのデザインをふんだんに使った、不思議と自慢したくなるものになっているのもポイントです。

【6種のパッケージでリピートを促す!】

対象商品を「6種類の異なるパッケージ」に設定していて、リピート購入させる動機付けとして、「全6種をコンプリートして応募口数を最大(6口)にしたい」というコレクター心理を突いています。

単なるマイレージ式よりも、「パッケージを集める」という行動の方がゲーム感覚で楽しいですよね。

「週1回の抽選会」という表現にしているのも、次の抽選までパッケージを探させるという、リピート購買の期間を担保したいということなのでしょう。

単体パックの特性を活かし、「パッケージ収集」と「キャラクター転生」というゲーミフィケーションでO2Oのリピート購買を促す、エンゲージメント重視型のマストバイキャンペーン事例です。

ピノノくじ|森永乳業
ピノノくじ|森永乳業

【動画で解説!】ピノノくじ|森永乳業

佐賀市 あたりまえハッピー|佐賀市広報課

佐賀市 あたりまえハッピー|佐賀市広報課

キャンペーン概要佐賀市の日常にある「あたりまえ」な幸せをWebやポストで投稿。採用されると観光資源として紹介され、豪華佐賀牛などが当たる
インセンティブ古湯・熊の川温泉で使える宿泊券3万円分(2名)、佐賀牛(3名)、佐賀海苔詰め合わせ(3名)、いちごさん(5名)、さがみかんジュース(6名)
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【逆転発想のプロモーション!】

佐賀市が仕掛ける「あたりまえハッピー」、通称「あたハピ」は、「何もない」を最強の武器に変える地方創生プロモーションです 。

 地方自治体のプロモーションというと「映える絶景」や「世界遺産」など分かりやすい観光資源を写真に取ってInstagramに投稿するような内容となりがちですが、佐賀市では「市民が普段あたりまえにやっていることこそが、外の人にとってはハッピー(観光資源)なんじゃないか?」という仮説のもと、日常をコンテンツ化しています。

市民から「自転車でどこまでも行ける平野」や「スーパーの魚が異常に美味い」のようなネタを募集するUGCキャンペーンの仕組みですが、SNSやWEBフォームだけじゃなく、駅や空港に物理的な「あたりまえ観光ポスト」を設置して、市民から発信するUGCにつなげています。

【「なにもない」を最強の武器に!】

インセンティブは「佐賀のいいもの」を配ることで、参加モチベーションを維持しつつ、商品のPRも兼ねています。

さらに、集まったネタを東京の下北沢で展示したり、「どうでしょう会議」と称して外部エディターにレビューさせたりと、集めた後のアウトプットが素晴らしく、単なる「あるあるネタ募集」で終わらせず、ちゃんと「観光プロモーション」に着地させています。

佐賀市の課題として「観光客を呼びたいけど目玉がない」「市民が地元の魅力に気づいていない」という二重苦があったということなので、それを「あたりまえ」を肯定することで一気に解決しようとしてます。

「日常」を観光資源へと昇華させ、市民の誇りをみせることにより、近隣の人や、観光客の興味を引くことができる、地方PRのいい解答です。

佐賀市 あたりまえハッピー|佐賀市広報課
佐賀市 あたりまえハッピー|佐賀市広報課

【動画で解説!】佐賀市 あたりまえハッピー|佐賀市広報課