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「UGC」に関連するキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】

ユーザー生成コンテンツに繋げるキャンペーン事例を紹介しております。ハッシュタグ投稿や引用リポスト、写真投稿など、ユーザー同士の共感・拡散を図るために取り入れやすい有効な手法やアイデアもあわせて解説いたします。

これからも、サイコーに愛されて、さぁ行こう。3月15日は「#ロングセラーブランドの日」

これからも、サイコーに愛されて、さぁ行こう。3月15日は「#ロングセラーブランドの日」
キャンペーン概要発売から20年以上の商品やサービスを対象に指定されたハッシュタグ投稿キャンペーンを各社とともに行う日を制定
インセンティブキャンペーン参加ブランドのフォロー&ポストして応募すると、ブランドによってプレゼントがもらえる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【ロングセラーブランドをターゲットにしたパッケージ!】

SNSマーケティング支援サービス「ホットリンク」が、3月15日を「ロングセラーブランドの日」に制定し、その日に毎年UGCキャンペーンを行うという「#ロングセラーブランドの日パッケージ」の提供を開始しました。3月15日という日付は「最高」「再考」「さぁ行こう」のゴロ合わせから。

長年支持される商品やサービス、ブランドへの愛を語り合い、共有する日になればという思いが込められていて、SNSを活用したロングセラーブランドの新たなプロモーションシーンを生み出そうとしています。

【ロングセラーブランドの課題解決に寄与!】

ロングセラーブランドが周年記念のコンテンツを行う場合、プロモーションのインパクトを出すためには、40、50周年と、10年程度のスパンが必要になります。また、周年コンテンツはそこまで幅がないため検討も大変。その点、このパッケージは、発売20年以上のブランドであれば参加可能と、気軽に参画しやすくなっているのがポイントです。

ブランドの若返りや、長年のファンとのコミュニケーションといった部分に寄与できる点も企業から評価されそうです。

これからも、サイコーに愛されて、さぁ行こう。3月15日は「#ロングセラーブランドの日」
これからも、サイコーに愛されて、さぁ行こう。3月15日は「#ロングセラーブランドの日」

【動画で解説!】これからも、サイコーに愛されて、さぁ行こう。3月15日は「#ロングセラーブランドの日」

キャンペーンまとめblog

【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2024/3/18-3/22

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。まとめ記事はこちらから

わたしの写真幸福論キャンペーン | 写真幸福論 | 富士フイルム

キャンペーン概要写真とフレーム名を入れるだけで、自分だけの幸福写真を作ることのできる「写真幸福論フレームメーカー」を提供
インセンティブなし
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【小規模な写真展を安価で作り出せるというシーンの創出!】

「写真幸福論」は富士フイルムが2023年から手掛けている、「写真展パッケージ」と「フォトメッセージカード」の2つのサービスを提供するにあたってのプロジェクト。写真撮影や写真プリントを通じて人生の幸福度を高めることを目指しています。

この「写真幸福論」のデジタルプロモーションに合わせ、プロジェクトの写真に込めた想いをさらに深める体験ができるポップアップストア「写真幸福論 一生モノのフレーム店」を代官山T-SITEで行い、それと連動した写真フレームメーカーコンテンツを提供しています。

【写真で人生の幸福度を高める画像合成キャンペーン!】

「わたしの写真幸福論キャンペーン」は、写真をアップすると名前入りで写真幸福論フレームを付けてくれる写真合成キャンペーンです。合成された画像はInstagramでタグ付け投稿ができるようになっており、UGC創生に一役買っています。

イベントと連動して事前にInstagramに投稿された写真を厳選した書籍も販売していたようです。投稿キャンペーン期間とイベント期間が重なっていたため、書籍化はかなりタイトなスケジュールだったと思われますが、自社製品ならではの強みが出ています。

【動画で解説!】わたしの写真幸福論キャンペーン | 写真幸福論 | 富士フイルム

サーティワン フレーバーコンテスト | B-R サーティワンアイスクリーム

サーティワン フレーバーコンテスト | B-R サーティワンアイスクリーム
キャンペーン概要アイスとトッピングとリボンを組み合わせて作ったオリジナルフレーバーコンテストの開催
インセンティブ最優秀賞に選ばれた作品は、2025年1月の新作フレーバーとして商品化&発売!副賞として365日、1年中フレーバーを楽しめるバラエティボックスレギュラーサイズ6コ入りのeGift61枚(計366コ)をプレゼント! 他
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【5年ぶりのフレーバーコンテスト!】

ここ数年サーティーワンではフレーバー総選挙という形で、既存のフレーバーにXで投票するようなスキームや、過去のフレーバーの情報を毎日投稿するなど、Xを中心に話題化を行っていました。

2024年は5年ぶりにフレーバーコンテストを開催。アイスとトッピングとリボンを組み合わせて自分の理想のアイスフレーバーを考える内容で、組み合わせ総数は3000万通り以上。優秀作品として選考されたものからユーザー投票を行い、人気No. 1となったフレーバーが2025年に商品化・発売されます。

【画像生成機能付きコンテストが面白い!】

フレーバー作りは可愛いビジュアルでわかりやすいUIで選ぶ形式。最後に名前をつけると自分だけのオリジナルフレーバーが画像付きで完成します。

応募完了後、先程作った画像をダウンロードでき、各種SNSに投稿することが可能です。また、Xにシェアした方にはWチャンスとして抽選でアイス6個詰め合わせが当たる認知拡大キャンペーンもあわせて行っています。

コンテストに画像生成要素を加えることでSNSに投稿しやすく、UGCに対する反応も期待できそうなわかりやすいビジュアルになっています。

サーティワン フレーバーコンテスト | B-R サーティワンアイスクリーム
サーティワン フレーバーコンテスト | B-R サーティワンアイスクリーム

【動画で解説!】サーティワン フレーバーコンテスト | B-R サーティワンアイスクリーム

サッポロ 男梅サワー (裏メニュー) | サッポロビール

サッポロ 男梅サワー (裏メニュー) | サッポロビール
キャンペーン概要インフルエンサーによる料理動画と自発的なUGCへの誘引
インセンティブなし
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【裏メニューとして商品アレンジを投稿!】

男梅サワー商品サイトの右上に隠れているこちらのコンテンツ。男梅サワーのアレンジや男梅サワーに合うおつまみレシピとよくあるものですが、コンテンツへの入り方などで「裏メニュー」と言いきる見せ方が素晴らしいです。居酒屋などの裏メニューへの憧れや、出してもらえるようになると嬉しくなる気持ちを突いています。

ちょい足しアレンジは裏飲み方としてX投稿風に表示し、レシピも裏おつまみとしてコンビニで手に入るようなものでアレンジしています。

【PR動画っぽさを消す施策!】

さらに裏メニューとしてあげられているショート動画はインフルエンサーによる背徳飯や飯テロ系動画担っていてYoutubeショートを表示プラットフォームにしつつ、インフルエンサーごとに強いSNSに飛ぶこともできて、そちらにも動画がアップされています。

また、インフルエンサーによるPR動画投稿のあいだにインフルエンサーではない投稿を挟み、裏メニューという扱いにすることによりPRっぽさを消しています。

広告っぽさを嫌う世代が増えたと言われていますが、インフルエンサーによるPR動画も嫌われる傾向にあるのは投稿のイイネ数などを見ると歴然なので、商品をアピールしてほしい気持ちを抑えてPRぽさを消した良い事例です。

サッポロ 男梅サワー (裏メニュー) | サッポロビール
サッポロ 男梅サワー (裏メニュー) | サッポロビール

【動画で解説!】サッポロ 男梅サワー (裏メニュー) | サッポロビール

つぶグミ:アート・キャンペーン

つぶグミ:アート・キャンペーン
キャンペーン概要つぶグミ公式Xアカウント(@tsubugumi_tw)をフォローし #つぶグミアート をつけて制作した作品を投稿。抽選で賞品が当たる。
インセンティブえらべるPay2693ポイント 100名
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【グミアートを投稿!】

つぶグミ誕生30周年記念して「誰もがつぶグミでアーティストに!?」という軸でUGCキャンペーンを行っています。UGCキャンペーンでは、モチベーション向上のためのインセンティブ用意だけでなく、さらに参加したくなる、参加ハードルを下げるための仕掛けが必要です。

例えば、UGC投稿を見た人が憧れを抱くような内容にする、投稿イメージをわかりやすくするために投稿内容にフォーカスするなどが挙げられます。ダンス系動画なら、振り付けサンプルをいくつか用意すると参加ハードルが下がります。また、XでのUGC施策では、共感できるような「あるある」をテーマにすると、投稿してもらいやすくなります。

今回の「つぶグミ:アート・キャンペーアート」では、どんな内容で投稿すれば良いのか悩んでしまう可能性が高いです。特に、「わたし」というテーマが大きく、より難しく感じてしまうのではないでしょうか。

【ストーリーが必要】

さらに、投稿された素敵な作品は、8月下旬に期間限定でオープンするポップアップイベント「つぶグミュージアム」での展示も予定されています。

子供の参加を想定している場合、「アート」という表現ではなくより子供向けな言葉にしたほうが響きそうですし、つぶグミを使って絵を描くのも、食べ物で遊ぶのもなんだかな、という気持ちになります。

えらべるPay 2,693ポイントと現金系プレゼントなので懸賞系ユーザーがよってきやすい形になっているのもチグハグで、ユーザーにどんなふうになってほしいかというストーリーが見えてこないUGCキャンペーンでした。

つぶグミ:アート・キャンペーン
つぶグミ:アート・キャンペーン

【動画で解説!】つぶグミ:アート・キャンペーン