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「UGC」に関連するキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】

ユーザー生成コンテンツに繋げるキャンペーン事例を紹介しております。ハッシュタグ投稿や引用リポスト、写真投稿など、ユーザー同士の共感・拡散を図るために取り入れやすい有効な手法やアイデアもあわせて解説いたします。

みんなでつくる!妄想ゼリーかるたキャンペーン!|株式会社たらみ

みんなでつくる!妄想ゼリーかるたキャンペーン!|株式会社たらみ

キャンペーン概要「ゼリーでやってみたいこと」「ゼリーでこんなことしたら面白いかも!」といった妄想を、かるたの読み札として投稿
インセンティブ【読み札に採用賞】46名・イラストレーターmakomoデザイン 完成した「妄想ゼリーかるた」・キャンペーンオリジナルグッズ・たらみゼリー詰合せ【応募ありがとう賞】100名・たらみゼリー詰合せ
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【かるたの読み札をSNSで募集!】

フルーツゼリーでおなじみ「たらみ」と、脱力感のあるゆるい線と、じわっと笑える変テコ可愛い世界観が持ち味のイラストレーターmakomoさんとコラボの、かるた活用のUGCキャンペーン。

ゼリーでやってみたいこと・起きそうなことの「ぷるぷる妄想」をSNSコメントで投稿すると、かるたの読み札として46枚が採用されるというもの。

その後、makomoさんが絵札化し、完成されたオリジナルかるたをデジタルでダウンロードできるようになる、みんなで作る参加型キャンペーンです。

五十音ごとに受付の期間が区切られているので、「今日はさ行の日!」のように毎日参加のきっかけになっています。

入選はSNSで順次発表され、採用者には完成かるた+オリジナルグッズ+ゼリー詰合せが贈られます。

【五十音で毎日参加!】

かるたは短い一言で参加できる気軽さになっています。また、「自分の一行が公式かるたになるかも」というモチベーションでその場でコメントしやすく、その後も結果発表を待つ→年末に出来上がったかるたで遊ぶ、と長くキャンペーンに触れさせることができます。

本キャンペーンは、五十音で締切が分かれているので「今日はこの行を出そう」と小さな締切が積み重なり、コミュニケーションを長く取れています。

「たらみ=遊び心と自由な発想」というイメージを、makomoさんのユーモアあるイラストでわかりやすく形にしています。「ゼリー=楽しい」「たらみ=親しみやすい」という認知が獲得できています。

みんなでつくる!妄想ゼリーかるたキャンペーン!|株式会社たらみ
みんなでつくる!妄想ゼリーかるたキャンペーン!|株式会社たらみ

【動画で解説!】みんなでつくる!妄想ゼリーかるたキャンペーン!|株式会社たらみ

スキットルズでおいしい仕事キャンペーン|マース ジャパン リミテッド

スキットルズでおいしい仕事キャンペーン|マース ジャパン リミテッド
キャンペーン概要サイトまたは公式Xアカウントに掲載の「おいしい仕事」から1つ選び、引用リポストで指定ハッシュタグとスキットルズのおいしさを想像で褒める
インセンティブPayPayポイント100万円分 1名様PayPayポイント1万円分 100名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【スキットルズのゆるすぎキャンペーン!】

「おいしいだけの無名なキャンディーをなんとか有名にしたい」と、開き直り気味の宣言から始まるスキットルズのX参加型キャンペーンです。日本での認知度が圧倒的にまだない、売っている店も希少など、かなりぶっちゃけています。

キャンペーン参加は、5つの「おいしい仕事」のいずれかで投稿するというもので、「想像で褒める(喫食不要)」「身近な人やAIに褒め言葉を作ってもらう(思考不要)」「誰かのスキットルズ投稿を引用リポスト(努力不要)」「売っている場所の情報を投稿(写真不要)」「自由投稿(忖度不要)」と全部「不要」要素を入れて、ハードルを下げています。

また選考も「テキトー」と明言し、肩の力を抜いて参加できるようにしむけています。

むずかしい作品づくりや専門知識は不要で、「とりあえず一言のせる」「家族に褒め言葉を考えてもらう」「近所で見つけた売り場をメモる」といった日常レベルの行動でエントリーが可能です。

【知ってもらうことに全振りした設計!】

期間は9/22〜10/6の短期勝負で、公式Xのお題投稿を引用すれば、ネタ探しに迷わず始められる導線がきちんと用意されています。

ブランド側はみんなの投稿を一気に集めて「スキットルズって何?」の答えをタイムライン上で可視化しつつ、売っている場所の情報で店頭へも誘導できるでしょう。

正面から「まだ無名」と言い切るコピーの潔さが好感と共感を生み、軽い参加体験×高額インセンティブで、「まず知ってもらう」ことに全振りした設計です。

スキットルズでおいしい仕事キャンペーン|マース ジャパン リミテッド
スキットルズでおいしい仕事キャンペーン|マース ジャパン リミテッド

【動画で解説!】スキットルズでおいしい仕事キャンペーン|マース ジャパン リミテッド

カチッとぽふっとスイッチ|オルビス株式会社

カチッとぽふっとスイッチ|オルビス株式会社
キャンペーン概要共感ネタ満載の「カチぽふ図鑑」を眺めて楽しみながら、Web応募&Xで投票できるキャンペーン
インセンティブオルビスユー+ユードット人気商品セット 抽選で100名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【図鑑を読んでタップするだけ!】

「毎日がんばる私たちにはカチッと気合いが入る瞬間と、ぽふっと一息抜く瞬間がある」がテーマのキャンペーン。この「オンオフの切り替え」は、年齢や属性を問わず想像しやすく、共感としてのハードルは低いものの、どう製品と結びつけるかの難易度は高くなります。

今回オルビスでは、忙しい毎日の「あるある」を、短いイラストと言葉で切り取ったコットン きょん さん出演で、生活の小ネタに名前を付ける「カチぽふ図鑑」にしています。

「カチぽふ図鑑」を眺めて「これ私だ!」と共感したものを2つ以上タップすると、ページ下に応募ボタンが出現し、フォームからオルビス製品が当たるWebキャンペーンに参加できます。

【WEBとXの2本だて!】

Xのキャンペーンは2本立てで、第1弾は「カチ(オン)」の人は いいね、「ぽふ(オフ)」の人はリポストと、今の気分を表明するだけでトライアルセットが当たるというもの。

第2弾は画像から一番共感する、カチorぽふを選んで投稿するだけと、どちらも難しい操作なしで、まずは試してもらうきっかけを丁寧につくっているのが好印象です。

図鑑で自分のスイッチを見つけて、気分に合うラインを気軽に試せる、そんな日常によりそうキャンペーンです。

「カチ(オン)」「ぽふ(オフ)」という日常の共感語を使い、オルビスの世界観をライトに体験させつつ、単なるプレゼント告知ではなく、読んで楽しい図鑑でブランドを好きなってもらおうとしています。

カチッとぽふっとスイッチ|オルビス株式会社
カチッとぽふっとスイッチ|オルビス株式会社

【動画で解説!】カチッとぽふっとスイッチ|オルビス株式会社

クリーンプラネット キャラクターデザインコンテスト|株式会社Blessing

クリーンプラネット キャラクターデザインコンテスト|株式会社Blessing
キャンペーン概要ブランドの公式キャラクターを一般公募する。またXで投票キャンペーンを開催。
インセンティブ最優秀賞:屋久島ツアー 2泊3日 ペア旅行(1名様)年末大掃除に便利なお掃除セット(10名様)
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【作る側も推す側も巻き込む!】

「人と地球にやさしい」をテーマに、ブランドの顔となるキャラクターを一般公募するプロジェクトです。AI生成は不可、採用作品の著作権は主催者に帰属するという運用設計なので、採用後に広告やSNSで広く使う前提の本気の募集です。

そのためキャラクター制作実績にもなると言うインセンティブもありつつ、最優秀賞は屋久島2泊3日ペア旅という、ブランドのクリーンな自然の世界観と直結しています。

募集終了後はXで「みんなで投票キャンペーン」も開催予定で、投票参加者から抽選で10名に年末大掃除セットが当たります。制作する側はもちろん、見る・推す側にも参加のフックを作っており、年末需要とSNS露出をうまく束ねています。

【UGC起点のコミュニケーション!】

応募期間で創作熱を醸成し、投票でUGC拡散、年末商戦でトライアル誘導という綺麗なファネル設計になっています。

ブランドとしては「高洗浄力×地球へのやさしさ」をキャラクターで常時発信し、UGCと投票でコミュニティ熱量を可視化しながら製品トライアルへ導くことができます。

キャラクター制作を依頼するギャラに比べ、コンテストサイトの作成や屋久島ツアー、広告などの費用、どちらが高いとは言えませんが、参加型によるコミュニケーションや、UGCを増やせるなど、メリットはたくさんあります。

クリーンプラネット キャラクターデザインコンテスト|株式会社Blessing
クリーンプラネット キャラクターデザインコンテスト|株式会社Blessing

【動画で解説!】クリーンプラネット キャラクターデザインコンテスト|株式会社Blessing

#じゃない方の千代田|群馬県千代田町

#じゃない方の千代田|群馬県千代田町
キャンペーン概要公式Xアカウントをフォロー後、「#じゃない方の千代田」をつけて引用リポストすると抽選で群馬県産「サントリー生ビール」限定オリジナルデザイン 6缶セットが当たる
インセンティブ群馬県産「サントリー生ビール」限定オリジナルデザイン6缶セット プレゼント 100名様​
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【「じゃない方」で話題化!】

「千代田=区・地下鉄」という、東京に住む人にとっては当たり前な連想をあえて逆手に取り、ツッコミどころのあるコピーで記憶に残し、そこから地元の誇りであるサントリー天然水のビール工場や利根川の自然、町の人の温度感へとスライドさせるストーリーです。

千代田線8駅でのOOHと、千代田区内のポップアップで、あえて都心の千代田区で仕掛け、ショートドラマで世界観を先に体験させたうえで、SNSではフォロー&リポストというシンプルな仕組みで参加と拡散を促しています。リポストのみではどうしてもインプレッション数があがらないので、引用リポスト推奨で推しポイントや発見写真を添えるなどしてUGCを増やしています。

また、インセンティブは群馬県産サントリー生ビールの限定オリジナルデザイン6缶セットで、町の象徴物に振り切っています。

【秀逸な自虐PR!】

OOH・イベントで話題化、XのRTで拡散させ、特設サイトのふるさと納税導線で支援・関係人口化という流れができています。

あえてずらすことによって、記憶定着、地名混同という課題解決、地域産品ビール×町の理解へ繋げる方向です。「じゃない方」の自虐が自己卑下に見えないよう、クリエイティブのトーンを愛あるツッコミに統一し、現地の誇りに気持ちよく着地させているのも良いですね。

ネームバリューが低いほうが、あえて「じゃない方」に行くことで話題性を高めています。それにより交通広告→ポップアップイベント→SNSと接点が増えるほど「どんな町?」と興味が育ちます。

#じゃない方の千代田|群馬県千代田町
#じゃない方の千代田|群馬県千代田町

【動画で解説!】#じゃない方の千代田|群馬県千代田町