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「X(Twitter)」を活用したキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】 8ページめ

拡散力の高いX(Twitter)を活用した特徴的なキャンペーン施策をご紹介。X(Twitter)のカンバセーションボタンの活用やアルゴリズムにあわせた具体的な手法、成功事例も解説します。

みんなでバリボリキャンペーン | 三幸製菓株式会社

みんなでバリボリキャンペーン | 三幸製菓株式会社
キャンペーン概要レシートマストバイを中心に、Xでのフォローリポストキャンペーンや当選確率が2倍になる懐かし文字解読チャレンジクイズを開催
インセンティブ昭和、平成、令和を感じられるギフトが抽選で300名に当たる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【ギャル文字やポケベル打ちが楽しめる!】

「世代を超えてみんなで楽しもう」のタイトルで、昭和・平成・令和の各時代をテーマに、世代ごとの懐かしさや共感を通じ、あらゆる世代にアプローチしています。

異なる時代のテーマを用意することで、「昭和ってこんな時代だったんだよ」「これ、平成時代に流行ってたよね!」といった世代間の会話やコミュニケーションを生みつつ、「どの時代にも三幸製菓のお菓子があった」と、ブランドの存在感や信頼感を醸し出してます。

そんな時代を分かりやすく伝えるべく、キャンペーンサイトには「懐かし文字モード」が用意されていて、インセンティブ紹介を「ギャル文字」と「ポケベル打ち」に変換して楽しむ事ができます。

【懐かし文字の解読で当選確率が2倍!】

Xでのフォロー&リポストキャンペーンも行っていて、レシートマストバイの認知拡大に貢献しています。さらに、「懐かし文字」の解読クイズの答えをフォームから回答し、正解すると当選確率が2倍になるキャンペーンも行っています。

三幸製菓のお菓子を通して、世代ごとのアイテムやテーマがきっかけで、「昔の話」や「時代の違い」について自然と会話が生まれるストーリーです。それを軸にコンテンツを充実させ、購買に向かわせるレシートキャンペーンに着地させています。

みんなでバリボリキャンペーン | 三幸製菓株式会社
みんなでバリボリキャンペーン | 三幸製菓株式会社

【動画で解説!】みんなでバリボリキャンペーン | 三幸製菓株式会社

オリジナルDARSメーカー|森永製菓株式会社

オリジナルDARSメーカー|森永製菓株式会社
キャンペーン概要パッケージメーカーで作成された画像をダウンロードし、Xにハッシュタグをつけて投稿すると応募完了
インセンティブ120箱分の大きさのブランケットが抽選で12名に当たる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【オリジナルパッケージを作れる!】

2024年9月に公開された「オリジナルDARSメーカー」は、自分の名前や大切な人の名前を自由に英字で入力するとDARSのロゴ風に変換され、30文字以内のメッセージを入れた、オリジナルのDARS画像を合成してくれるというもの。

画像をプリンターで印刷して、DARSに貼れば世界にひとつだけのオリジナルDARSを作ることができます。さらに10文字以内で「オリジナルDARSを贈る相手の名前」の入力も可能で、贈り物としても最適なコンテンツになっています。

【コンテンツをキャンペーンとして再利用!】

12月12日のDARSの日に合わせ、Xでは「オリジナルDARSメーカー」を活用したキャンペーンが実施されました。

「オリジナルDARSメーカー」で作成した画像を「#12月12日はダースの日」を付けて投稿すると応募完了となり、抽選で120箱分の大きさのブランケットが当たるというもの。このブランケットの大きさの表現を、カルーセルで見せているのは素晴らしいです。

12時台に投稿すると当選確率2倍や、インセンティブのブランケットも120箱分の大きさで当選者数も12名と、DARSにちなんだ「12」押しの企画になっています。

出来上がった画像をダウンロードし、ハッシュタグを拾いに行って投稿すると言う流れなので、ダウンロード画面にバナーとハッシュタグコピーくらいあると嬉しいですね。

パッケージメーカーなどの画像合成キャンペーンはついやりたくなります。コンテンツとしてはダウンロードさせるパターンにしておけば残しやすいですが、サーバーに画像が溜まっていく仕組みだと、どんどんお金がかかってしまうので注意が必要です。

オリジナルDARSメーカー|森永製菓株式会社
オリジナルDARSメーカー|森永製菓株式会社

【動画で解説!】オリジナルDARSメーカー|森永製菓株式会社

企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン

企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン
キャンペーン概要Xにてフォロー&リポストし、ハッシュタグをつけてリプライすると応募完了。企業ごとにインセンティブを持ち寄り毎日企業ごとのハッシュタグをリプライしてもらうキャンペーン
インセンティブゲーミングヘッドセット&ゲーミングマウス など企業ごとに異なる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【16社が参加!】

2023年までは「#クリスマスボックス」という、Xの広告枠でオートリプライ形式のインスタントウィンと駅内広告などを組み合わせた3000万円ほどする企画でしたが、2024年は「#企業が届けるアドベントカレンダー」に変わっているようです。

アドベントカレンダーとあるように、クリスマスまでカウントダウンをしながら、毎日何かしらのプレゼントが当たります。フォローとリポストをして、ハッシュタグをつけてリプライをすると応募が完了できます。

オートリプライ形式ではあるのですが、その場で当たるのではなく、毎日24時に当選リプライをするようです。当選数が少ないため、早めに当たりが出ることで参加者数が減ってしまうのを防ぐためでしょう。このスキームで16社のアカウントが同時に実施しています。

また、それぞれのアカウントが毎日分のインセンティブを出し合っていて、ドスパラインセンティブの日はどこの会社も「#ドスパラ」をつけて投稿させています。ポストには各アカウントのリンクも設置されており、互いに送客しあえるところも強みになっています。

【クリスマスシーズンのX広告枠】

どこかのSNSマーケ会社がハッシュタグで括っているのかと思いましたが、バッチの無いアカウントがあり、オートリプライの条件を満たしていないため、公式が絡まない限り難しそうです。

ハッシュタグが「#クリスマスボックス」から変更になったのは、広告枠ではないアカウントの、便乗した野良キャンペーンが増えすぎたのが原因かと思います。

今年も野良っぽいものもいますが、ローソンやJALなど大手もハッシュタグをつけているので、どっちも売っているのでしょうか。

企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン
企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン

【動画で解説!】企業が届けるアドベントカレンダー プレゼントキャンペーン

フォロー&リポストXキャンペーン|ヤマザキビスケット株式会社

フォロー&リポストXキャンペーン|ヤマザキビスケット株式会社
キャンペーン概要Xに投稿された画像の間違いを探して、引用リポストで回答する
インセンティブオリジナルトートバッグとスタンドバッグ10袋を抽選で10名にプレゼント
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【間違い探しキャンペーン!】

今回のヤマザキビスケット公式アカウントによる、Xで完結する間違い探しキャンペーンは、間違いを見つけ、ハッシュタグをつけて引用リポストすると後日抽選が走るというもの。

Xでのアルゴリズム的に、2分以上留まらせるとおすすめのタイムラインに出やすくなるため、間違い探しは運用コンテンツとして優秀です。

ただ、投稿画像がキャンペーン概要とインセンティブ、元となるイラストが合わさっていて、間違いを探す画像はURLの先にあります。この方法ではXのアルゴリズム対策投稿になっていないため、もったいなく感じます。

【XでURL投稿は要注意!】

アルゴリズム的には、ユーザーがプラットフォーム上でより多くの時間を過ごすことを重視しています。そのためURLを含むツイートは、ユーザーを外部サイトに誘導するため、表示順位が下げられてしまいます。これは昨今、イーロン・マスクの投稿にもあった「リンクはリプライに置くべし」というものですね。

さらにマスク氏は、DogeDesignerがポストした「外部サイトへのリンクをポストすると、潜在的なリーチが制限されるため、投稿は避けるように。代わりに、コンテンツをXに直接アップロードすることを勧める。それでもリンクを含める必要があるなら、ポストのリーチに影響が及ばないよう、リプライにリンクを追加すべし」という投稿をリポストしています。

この2つのマイナスを防ぐためには画像部分をカルーセル形式にして、応募方法とインセンティブを1枚目に、2枚目と3枚目にイラストを入れるだけでインプレッションはかなり変わる気がします。

手弁当でやっているのかと思ったのですが、利用規約には大手SNSマーケ会社が入っているようなので、なぜこの形にしたのか不思議です。

引用リポストによって拡散はしていくのですが、より広く見てもらうためにはアルゴリズムに応じた投稿コンテンツにしてあげないと、Xキャンペーンは伸び悩む傾向にあります。リポストは多いのにインプレッションが少ないという課題が出てくるのは、これが理由です。

フォロー&リポストXキャンペーン|ヤマザキビスケット株式会社
フォロー&リポストXキャンペーン|ヤマザキビスケット株式会社

【動画で解説!】フォロー&リポストXキャンペーン|ヤマザキビスケット株式会社

#あったらうれしいハートのチーザ X投稿キャンペーン|江崎グリコ株式会社

#あったらうれしいハートのチーザ X投稿キャンペーン|江崎グリコ株式会社
キャンペーン概要ハートのチーザをみつけて、写真をとりハッシュタグをつけてXに投稿する
インセンティブチーザ専用のチー皿 150名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【スキネズミとコラボ!】

ネコノヒー、スキウサギでおなじみの漫画家キューライスさんの、チーズが世界一好きな「スキネズミ」とチーザがコラボしたキャンペーンです。

ざっくりとしたコラボではなく、パッケージに印刷してインパクトが出るくらい全面に「スキネズミ」コラボを押し出しています。インセンティブもファン向けで、チーザを乗せるとスキネズミが可愛く映るお皿と写真映えのするものになっていて、スキネズミファンにはたまらないでしょう。

キャンペーンは、期間限定パッケージに入っているハート形のチーザをみつけて写真を撮り、「#あったらうれしいハートのチーザ」をつけてXで投稿しようというもの。コアラのマーチの「まゆげコアラ」のように、見つけたらつい自慢したくなるという心理をついています。

ただ、コアラのマーチと違い全商品に一個は入っているようなので、誰でも参加できる分、嬉しさというよりマストバイ感が出ています。

【漫画も公開!】

チーザとスキネズミのコラボ漫画も公開されていているので、スキネズミファンはたまらないのでしょう。

逆に言うとスキネズミファン以外には刺さらないので、年末商戦の中で賭けに出た感はあります。リアルタイム検索を見ると今のところ厳しそうですが、このあとの年末年始で盛り上がるかどうか期待です。

新しいキャラクターを使ったIPコラボキャンペーンは、ターゲットをフォーカスできる分、購買にはつながるもののキャンペーン参加数は難しいという懸念が出てきそうです。

#あったらうれしいハートのチーザ X投稿キャンペーン|江崎グリコ株式会社
#あったらうれしいハートのチーザ X投稿キャンペーン|江崎グリコ株式会社

【動画で解説!】#あったらうれしいハートのチーザ X投稿キャンペーン|江崎グリコ株式会社