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「X(Twitter)」を活用したキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】 39ページめ

拡散力の高いX(Twitter)を活用した特徴的なキャンペーン施策をご紹介。X(Twitter)のカンバセーションボタンの活用やアルゴリズムにあわせた具体的な手法、成功事例も解説します。

冷凍〇金でゆとりが貯まる!?キャンペーン|旭化成ホームプロダクツ

冷凍〇金でゆとりが貯まる!?キャンペーン|旭化成ホームプロダクツ
キャンペーン概要答えて応募クイズコース・買って応募レシートコースに応募すると賞品が当たる
インセンティブクイズコース:現金100万円 3名 X限定Wチャンスれいちょクマビーズクッション20名 レシートコース:選べるe-GIFT 1,000円分 5,000名
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【わかりやすいサイト構成が参考になる!】

2022年にスタートしたサランラップの「冷凍貯金」プロジェクトは、食材やおかずを冷凍してストックする新しい習慣を提案し、生活にゆとりをもたせるというもの。

本キャンペーンでは、同社の商品であるジップロックも絡め「冷凍貯金」で、時間、栄養、そしてお金を節約できることに焦点を当てています。内容としてはクイズコースとレシートコースの2つが実施されました。

知名度のある商品は応募方法をたくさん用意する必要があり、分かりにくくなりがちですが、本キャンペーンはとてもわかりやすいサイト構成で参考になります。

【冷凍貯金をさらに浸透させる!】

クイズコースのクイズは「冷凍◯金」の◯に何が入るかを答えるオールドスクールなもの。冷凍貯金というキーワードを一度書いてもらうことにより脳に定着させる寸法です。応募はフォーム、ハガキ、Xで答えることができますが、Xで回答すると抽選にハズレても「れいちょクマビーズクッション」が当たるWチャンスがあり、X応募がお得に設計されています。また、購買促進のレシートキャンペーンはフォームかハガキでの応募が可能です。

冷凍専用の冷凍庫などが出てくるなど、冷凍に関する需要は増えているので、そこに対するアンサーを冷凍貯金として長く伝えています。わかりやすいものだからこそ、冷凍貯金するならサランラップ&ジップロックという刷り込みが必要です。

冷凍〇金でゆとりが貯まる!?キャンペーン|旭化成ホームプロダクツ
冷凍〇金でゆとりが貯まる!?キャンペーン|旭化成ホームプロダクツ

【動画で解説!】冷凍〇金でゆとりが貯まる!?キャンペーン|旭化成ホームプロダクツ

ハット首脳会談’24

ハット首脳会談'24
キャンペーン概要イエローハット・ピザハット・リンガーハット・ハトのマークの引越センターの4社会談
インセンティブ各社公式アカウントどれかをフォロー&リポストすると、抽選で10名に「ハット首脳Tシャツ」が当たる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【まさかのハトが追加!】

毎年8月8日、9日、10日の「ハットの日」に合わせて開催されているハット首脳会談。2019年に、8月10日を「ハット記念日」と称していたイエローハットがピザハットに声をかけ、共同で「ハットの日」を正式な記念日として登録することを計画するも、ピザハットは「小屋」、イエローハットは「帽子」を意味することから、喧嘩別れするという動画が公開されSNSで話題になりました。

その後2020年には正式なコラボとして両社は「ハットの日」として盛り上げつつ、2022年よりリンガーハットを巻き込み、3社の社長が一堂に会した「ハット首脳会談」を開催しているという歴史です。

そして2024年、まさかのハトのマークの引越センターも参加して、ハット+ハト同盟が結成されるというストーリーになっています。

【毎年話題のコラボキャンペーン!】

毎度おなじみハット首脳Tシャツが当たるキャンペーンは、各社の公式Xアカウントのどれかをフォローしリポストするというもの。4社全てのXアカウントでそれぞれリポストすれば、当選確率は4倍になります。また、ハットの日にちなんで810を絡めたキャンペーンも各社で実施されました。

こういった奇抜なコラボキャンペーンを毎年やるというのも珍しいです。毎年話題性も必要になってきますが、コラボキャンペーンは各社のユーザーを送客しあえるというメリットがあり、4社になれば送客も4倍になります。

ハット首脳会談'24
ハット首脳会談'24

【動画で解説!】ハット首脳会談’24

映画『ラストマイル』マイルポイントキャンペーン

映画『ラストマイル』マイルポイントキャンペーン
キャンペーン概要公式Xアカウントをフォローし、各ミッションにチャレンジして「マイルポイント」をGET。集めたマイルポイントに応じて、豪華プレゼントが当たる。
インセンティブオリジナルグッズ詰め合わせセット 2名キャストサイン入りポスター 5名クール・シェアードうちわ&組み立て式特製スマホスタンド 13名
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【クリアでポイントが貯まるマイル式キャンペーン!】

映画「ラストマイル」にちなんで、Xでミッションをクリアすることでマイルポイントを貯めていけるキャンペーンスキームです。貯めたマイルに応じて好きな賞品に応募できます。

マイルはXログイン機能を使ってマイページを生成し、そこで確認することが可能。ミッションは毎週くらいの頻度でXに投稿されますが、不規則なためきちんとフォローしてないと忘れてしまいそうです。

【ミッションは期限付き!】

ミッション1は、アニメーションgifをタップで止めてスクショを撮って投稿させる内容。

Xのアルゴリズム的に、2分以上投稿が見られると、おすすめのタイムラインに出やすくなるため、それに適応したフローになっています。しかし、スクショ投稿が第三者が見たときに分かりにくい内容でもったいない印象です。

ミッション2はフォロー&リポストやいいねをするとマイルが貯まる内容で、ログイン認証しマイページに入っていくと、マイルポイントを獲得できるようになっています。

各ミッションを期間限定にすることでリピートを狙っているのか、希少価値を高めているのでしょうか。常に何かしらやっていたほうが効果は高そうです。

映画『ラストマイル』マイルポイントキャンペーン
映画『ラストマイル』マイルポイントキャンペーン

【動画で解説!】映画『ラストマイル』マイルポイントキャンペーン

HI-CHEWサマーキャンペーン|森永製菓株式会社

HI-CHEWサマーキャンペーン|森永製菓株式会社
キャンペーン概要自分の名前などを入力すると刷新されたロゴ風の画像が生成され、それをXでシェアすると応募完了
インセンティブ純金製ハイチュウ 1名オリジナルタオル 100名オリジナルうちわ 100名Amazonギフトカード1000円分 612名
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【既存コンテンツ「ロゴメーカー」を再活用!】

2022年にアメリカで大ブレイクを果たした森永のハイチュウが、世界中で愛されるグローバルブランドを目指し、2024年2月にロゴを英語表記に変更しました。

その際、ロゴが変わることで認知されなくなる懸念から、リニューアルロゴの浸透施策として、好きな言葉をハイチュウロゴに変換できる「HI-CHEWロゴメーカー」を公開しました。今回のHI-CHEWサマーキャンペーンもこの「HI-CHEWロゴメーカー」を改めて使ったキャンペーンとなっています。

新しいロゴの認知・浸透のためにロゴメーカーという動きが上手いと以前も動画で取り上げましたが、半年たった後でもロゴメーカーコンテンツをこすり倒してます。

【オリジナルロゴ入り商品が当たる!】

今回の企画のなかの「純金ハイチュウプレゼントキャンペーン」では、ロゴメーカーで作成したオリジナルロゴをXにシェアすると応募完了。抽選で1名にオリジナルロゴが入った35g相当の純金が当たります。

「世界応援チュウキャンペーン」では、ハイチュウ2個購入したレシートと、希望のオリジナルロゴのアルファベットとカタカナを応募フォームに入力すると、そのロゴのうちわやタオルがもらえるというもの。自分の名前よりは推しの名前を入れたくなるインセンティブになっています。購買キャンペーンではありますが、世界進出したからこそできる打ち出しです。

1つのキャンペーンコンテンツを軸に、XやInstagramといったSNSやインセンティブを変えて活用していくという無駄のないキャンペーンになっています。ロゴの浸透も合わせてできて一石二鳥です。

HI-CHEWサマーキャンペーン|森永製菓株式会社
HI-CHEWサマーキャンペーン|森永製菓株式会社

【動画で解説!】HI-CHEWサマーキャンペーン|森永製菓株式会社

SUMMIT CUP(サミットカップ)2024|サミット株式会社

SUMMIT CUP(サミットカップ)2024|サミット株式会社
キャンペーン概要メーカー32社による自社商品を使ったレシピをトーナメント形式でX投票を行う
インセンティブ優勝した企業の優勝凱旋セール
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【人気メーカー32社の本気のメニュー対決!】

人気メーカーがトーナメント戦でメニュー対決を行う「サミットカップ 2024」が今年も開催されています。2023年は16社がエントリーしていたのですが、2024年は倍の32社がエントリーしています。メインビジュアルも各メーカーの社長が登場し、自ら撮影スタジオに行って撮影しているであろう様子が伺えます。

これほど色んな会社を巻き込んだプロモーションはあまり見たことがありません。

対決方式も自社商品を使ったメニューで、一回戦は「社長が自宅で食べている自社商品を使ったメニュー」と、各社の代表取締役が顔出しで参戦しているのも熱いところ。

また、サミット社長の服部さんはレフェリー的立ち位置ですが、後ろ姿のみでレフェリー感を演出しています。

【店頭+X投票キャンペーン!】

キャンペーンスキームは投票キャンペーンで、店頭もしくはXで投票を行うことができます。これを見たら店頭でのプロモーションが気になってお店に行ってしまいそうです。

また、インセンティブは優勝した企業の優勝凱旋セールとなっていて、応援している会社に投票したくなります。

Xに投票すると、Xでの速報を見ることができ、勝敗によって社長の写真が変わります。つまり、少なくともスーツバージョンのKV用、一覧用、そして投票時のコスプレ、勝ち負けの写真が必要で、32社の社長を集めて撮影していると思うと並々ならぬ気合を感じます。

32社もあると投票も長丁場で3ヶ月ほどのキャンペーンですが、おそらく勝ち上がっていくごとにお題が変わり、社長の写真も変わるのではないかと思います。一回戦が9月9日で終わり、二回戦が10月頭からなのでその間に撮影があるのではないでしょうか。

SUMMIT CUP(サミットカップ)2024|サミット株式会社
SUMMIT CUP(サミットカップ)2024|サミット株式会社

【動画で解説!】SUMMIT CUP(サミットカップ)2024|サミット株式会社