n2p blog

「SNSシェア」を活用したキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】

リツイートなど、周りにシェアする形のキャンペーンを中心とする、X(Twitter)やInstagram等の「SNSシェア」を活用したキャンペーン事例を紹介。企画案などに取り入れやすい有効な手法やアイデアもあわせて解説いたします。

Enjoy!ジブン転換かるた|クラシエ株式会社

Enjoy!ジブン転換かるた|クラシエ株式会社
キャンペーン概要Xアカウントをフォローし、毎日投稿されるかるたポストをリポストすると応募完了
インセンティブAmazon ギフトカード券 1,000円分 50名様FRISKセット 50名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【モヤモヤあるあるで共感を呼ぶ!】

フレッシュなミントタブレット「FRISK」と、プリンが大好物の「お文具といっしょ」がタッグを組んだキャンペーン。SNSシェア

「お文具といっしょ」は、ゆるい線とちょっと哲学な台詞で話題で、ゆるい名言入りクリエイティブなど「がんばりすぎない」「自分を許す」 世界観のひとこと画像が得意なSNSにシェアされやすいIPです。

本キャンペーンでは「かるた」という形でひとこと画像を作っていて、日々のモヤモヤをそっとほぐしてくれる46の励ましフレーズとともにキャラクターが描かれています。

たとえば「気疲れした日は フリスク一粒 深呼吸」といった一句をお文具が読んでくれていて、日々のモヤモヤを、励ましフレーズとともにフリスクでリフレッシュしようというブリッジになっています。

【若年層のタイムラインに自然出現!】

キャンペーンは公式Xアカウントフォローして対象ポストをリポストするシンプルなもの。

対象ポストは日替わりで公開される「推し札」が投稿されるので、毎日参加してもタイムラインに同じものが投稿されることなく楽しめるようになっています。

読み札からも投稿に飛べるようになっていると、サイト閲覧時に「共感できるからリポストしよう」となるかと思うのですが、毎日更新の負担があるため取り入れないのもわかります。

ミントのクール感を「気持ちを切り替えるスイッチ」に言語化し、ジブン転換というシーンを作り上げています。そこにYouTubeやSNSで人気のお文具と組むことで、FRISKを若年層のタイムラインに自然出現させてます。

Enjoy!ジブン転換かるた|クラシエ株式会社
Enjoy!ジブン転換かるた|クラシエ株式会社

【動画で解説!】Enjoy!ジブン転換かるた|クラシエ株式会社

OK!!広島(おいしいけぇ、ひろしま)|広島県 商工労働局観光課

OK!!広島(おいしいけぇ、ひろしま)|広島県 商工労働局観光課
キャンペーン概要Xでのフォローリポストキャンペーンやポップアップイベントなど開催
インセンティブOK!!広島100万円ツアー 1組2名様広島のブランド和牛「比婆牛ひばぎゅう」1万円分 10名様広島の酒蔵で造った日本酒(4合瓶) 50名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【方言×グルメで話題化!】

広島県が瀬戸内の豊かな食文化を首都圏に本格発信するプロモーション。

X公式アカウントをフォローし、指定ポストをリポストするだけで応募が完了し、当選者には100万円相当のプレミアム食旅ツアー が贈られるという、シンプルな仕組みながらインセンティブが豪華なものになっています。

奥田民生さんと吉川晃司さんがスペシャルサポーターを務めていて「おいしいけぇ、ひろしま」を合言葉に、お好み焼きや牡蠣だけに留まらない多彩なグルメが軽やかに紹介されています。

広島出身、還暦同級生のお二方の頭文字をとり「Okuda ✕ Kikkawa = OK」とのことで、ユニットの応援歌「OK」は広島東洋カープ公認曲にもなっていて、地元を全力でプッシュしているようです。

【拡散性抜群!】

銀座のアンテナショップ TAU や、南青山のMAZDA TRANS AOYAMAでは、比婆牛のローストビーフや瀬戸内レモンを使ったスイーツ、日本酒の試飲などが体験できるポップアップイベントが開催され、首都圏の生活者が味覚で広島を先取りできる導線が丁寧に設計されています。

キャンペーンはフォロー&リポストで手軽に参加できる一方、当選後に広島を実際に訪れれば、生産者やシェフとのリアルな交流を通じて「広島はおいしいだけじゃなく、温かい人がいる場所」と感じてもらうのが最大の狙いでしょう。

記者会見でも広島愛トークがニュース化され、主要メディアに多数掲載されています。「方言×グルメ」はTikTok・Xで拡散されやすい鉄板素材です。

OK!!広島(おいしいけぇ、ひろしま)|広島県 商工労働局観光課
OK!!広島(おいしいけぇ、ひろしま)|広島県 商工労働局観光課

【動画で解説!】OK!!広島(おいしいけぇ、ひろしま)|広島県 商工労働局観光課

髪のタイムスリップ展│ LUX

髪のタイムスリップ展│ LUX
キャンペーン概要「髪のタイムスリップ展」というイベント集客に対してXフォローリポストキャンペーンや会場写真投稿キャンペーン
インセンティブ「ラックス スーパーリッチクリスタル シリーズ」 セット 60名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【キャンペーンで来場促進!!】

2025年3月21日(金)から23日(日)まで、東京・青山のSpiral Gardenにて行われた「髪のタイムスリップ展」というイベントの、集客するためのデジタルプロモーション。

昭和から令和までのヘアトレンドを振り返る「ヘアトレンド年表」、各時代のヘアスタイルを試せる「ヘアスタイルなりきり体験」、そして時代を再現した「タイムスリップモデル」との写真撮影など、多彩なコンテンツが楽しめます。

【王道のイベント来場デジタル施策!】

イベントや店舗への来場施策としてキャンペーンをやりたいという課題はよく耳にしますが、店舗やイベント会場で使えるクーポンをインセンティブにした施策や、実際会場に来ると楽しめるデジタルスタンプラリーやチェックイン施策、ARを活用した宝探しなど、パターンが多いというわけではありません。

「髪のタイムスリップ展」はデジタルプロモーションとしては王道で、Xによるフォローリポストキャンペーンでイベント自体の認知拡大をし、イベント会場では新製品の写真をSNSに投稿すると、ハズレなしの豪華景品が当たる巨大ガチャ体験に参加できるという内容です。

インフルエンサー施策も行っていて、インフルエンサーの事前投稿から認知度アップと来場促進を狙っています。

3日間という短い期間のイベントだけに、初日にSNSで発話を促し、盛り上がっている様子を見せて土日に集客するという流れが大事そうです。

髪のタイムスリップ展│ LUX
髪のタイムスリップ展│ LUX

【動画で解説!】髪のタイムスリップ展│ LUX

オスカエル宣言キャンペーン | 株式会社創味食品

オスカエル宣言キャンペーン | 株式会社創味食品
キャンペーン概要Xをフォローしキャンペーン投稿を引用リツイートで、名前を入れた「〇〇、オスカエル」というメッセージを投稿するキャンペーン
インセンティブ特賞:フランス旅行ペア1組ベルばら賞:オリジナルデザインQUOカード  1000円分×100名様お酢かえる賞:だしまろ酢×100名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【オスカルではなく”オスカエル”!】

創味食品株式会社が提供する「だしの効いたまろやかなお酢」、通称「だしまろ酢」と「ベルサイユのばら」のコラボキャンペーン。ベルばらのオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェをもじり、いつものお酢から「だしまろ酢」に変えてほしいという願いを込めて「オスカエル宣言」という駄洒落になっています。

サイトテキスト内にも「さぁ、あなたも普段酢革命だ!」というダジャレがあったり、キャンペーン投稿を引用リツイートし、応募者の名前やニックネームをいれて「(名前)、オスカエル」というメッセージを投稿させると応募完了になるなど、随所になんだか不思議でくすっとなってしまう話題性を入れています。

投稿を見ていくと、ハードルが低いため参加しやすいというのが見て取れますが、なんだかよくわからない投稿にも見えるという欠点もありそうです。

【ベルばらは主婦層に効果が期待できる!】

ベルばらは、直撃世代の1950〜1970年代生まれあたりと、宝塚歌劇やアニメからの影響を受けた1970〜1980年代生まれと幅広く、主婦層に向けてのプロモーションには絶大な効果が期待できます。さらに1990〜2000年代生まれはレトロブームや「ベルばらキッチン」など派生したパロディを通じて間接的に作品を知っているそうです。

ベルばらを通すことによって普段サイトに載せているレシピなども高貴に見えますし、ただのお酢とは違う、そして簡単であることが不思議と訴求されています。

インセンティブにはベルばらの聖地 フランス旅行ペアチケットが当たるなど豪華で、バカパクの中にも本気で 「だしまろ酢」を通じて、普段の料理が本格的になることをユーザーに体験してもらいたいという意図を感じます。

オスカエル宣言キャンペーン | 株式会社創味食品
オスカエル宣言キャンペーン | 株式会社創味食品

【動画で解説!】オスカエル宣言キャンペーン | 株式会社創味食品

暴君ハバネロ生誕20周年!暴君を探せ Twitter投稿キャンペーン | 東ハト

暴君ハバネロ生誕20周年!暴君を探せ Twitter投稿キャンペーン | 東ハト
キャンペーン概要WebARによるフォトフレームを用いて暴君写真を取りTwitterに投稿することで応募となる
インセンティブWEGO×暴君ハバネロコラボグッズ
使用 SNSTwitter

キャンペーンのポイント

【暴君の特徴的な顔を活かしている】

顔が特徴的な暴君をWebARを活用したフォトフレームで撮影してアップするということで、シンプルですが20年生きてきたキャラクターだからこそ拡張現実で浮き上がるのが面白い内容となっています。

【WebARキャンペーンそのものとしてのクオリティも高い】

いままでに投稿されたの写真も見ることができるため、参考にして写真を撮ることが可能です。赤フィルターやテキスト挿入なども可能で。単なるフォトフレームではなく、楽しく写真を取らせる工夫が盛りだくさんです。

暴君ハバネロ生誕20周年!暴君を探せ Twitter投稿キャンペーン | 東ハト

スマートフォンキャプチャ

暴君ハバネロ生誕20周年!暴君を探せ Twitter投稿キャンペーン | 東ハト

【動画で解説!】暴君ハバネロ生誕20周年!暴君を探せ Twitter投稿キャンペーン

キャンペーンまとめblog

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。まとめ記事はこちらから