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「人気投票 / 総選挙」の仕組みを活用したキャンペーン【最新事例まとめ】 11ページめ

人気投票や総選挙の仕組みを活用したキャンペーン事例を紹介します。WEBサイト上のコンテンツだけでなく、X(Twitter)のカンバセーションボタンを活用したものや、InstagramのDM上でのbot返信を活用したものなどを解説していきます。

#みんなで創るじゃがりこ2021|カルビー

#みんなで創るじゃがりこ2021

キャンペーン概要

あなたが食べたいじゃがりこが販売される?!投稿や投票への参加でプレゼントが当たるというTwitterで参加するキャンペーンです。

キャンペーン考察

ユーザーからアイデアを募集して、味、パッケージ、キャッチコピーを決めていくスタイルです。カルビーのフルグラが今年から30周年を記念して味、パッケージデザイン、キャッチコピーを募集し、既にキャッチコピー募集まで到達しており横展開でじゃがりこにも適応する形です。


週間キャンペーン事例と考察でもフルグラのキャンペーンを紹介しましたが、思うところは味の投稿をしてもらいクライアント側で選定して投票という流れなので変な味に決定することはなく、アイデアを工場側で試した上で店頭には最低限出せるだろうというものを選定するでしょう。投票数が多い=食べてみたいと思う人が多いということなのでダイレクトにファンが欲しがるものなのです。味が決まればパッケージデザインですが全国のデザイナーがこぞって参加しているんですね。コンペ形式かつノーギャラで投稿されるわけです。最終的には納品データに起こす必要があったり、撮影したり作業はかかりますが、一からデザイン会社に発注してあれやこれややって納品となるよりは費用面で抑えられそうです。キャッチコピーにも同じことが言えます。もちろんそれに係る著作権を、賞品を対価として、今回ならば800gのフルグラ6袋を対価としてカルビー(株)に譲渡し、帰属させることに同意するものとします。自分が考えた完璧パッケージデザインが選ばれた!と喜ぶことはできますし、それをツイートしても大丈夫だとは思うのですがポートフォリオとして公開するのは難しいかもしれません。


Wチャンスとして投稿数によって当選確率の上がるプレゼントキャンペーンもあります。ポイントは他人のものも見ることができる仕様のようです。
アンケートを取って市場調査し、店頭調査をし商品開発をしていくというのが常だったのですが、SNSマーケでダイレクトにユーザーの声を聞いてそれをそのまま商品に反映していくことができるし、大きくキャンペーンにしてしまうことで盛り上がりも見せていけるいいやり方ではないでしょうか。既にファンが居る商品ならどこでもできるスタイルなので積極的にパクっていきましょう。

 

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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/7/17-7/23

ピザぽピーポー ピザポテト|カルビー

ピザぽピーポー ピザポテト

キャンペーン概要

リニューアル記念として推しピザポテトをTwitterで投稿する他、クイズや投票などのTwitterを活用したキャンペーンを行っています。

キャンペーン考察

「チップスに向けてピザポ砲を撃て」と出てくるどういうことかよく分からないがインパクトのあるMVがあります。その下にリニューアル記念キャンペーンを行っており、第一弾が推しピザポテト投稿というUGC Twitter投稿キャンペーンです。ホームページにはピザポテトのヒストリーを紹介するページがあり、30年も続く商品であることが分かります。そこから推しピザポテトを探すこともできます。

キャンペーン投稿ではカンバセーショナルカードを活用し、限定で売られている4種の味をハッシュタグ投稿できるようになっています。第二弾はカンバセーショナルカードでのクイズキャンペーン、第三段もカンバセーショナルカードを使った投票キャンペーンのようです。

気になったのは常設コンテンツである「チップスに向けてピザポ砲を当ててピザぽピーポーを量産せよ」というゲームです。ゲームを終えると当てた枚数が表示されてツイートできるようになるという仕組みです。ピザぽピーポーはピザポテトが好きな人達ではなく、この飛んできたチップスがピザぽピーポーということなのでしょう。MVにもあることから一押しのコンテンツであり、ゲームを取り入れることでのファン作りは正しいと思うのですが、ストーリーが理解しづらいシュールなシューティングゲームであり考察が非常に難しいです。考察に於いてどのような気持ちで提案者やエンドクライアントがコンテンツを制作していくのかを考えるのですが、ここまで考察が難しかったのは初めてです。

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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/7/17-7/23

とろっ豆歴代パッケージ総選挙|ミツカン


とろっ豆歴代パッケージ総選挙|ミツカン

キャンペーン概要

歴代デザイン233種類の中から、お気に入りのパッケージに投票。抽選でオリジナルとろっ豆グッズが当たるキャンペーンです。

キャンペーン考察

スーパーでよくみかけるとろっ豆、2007年に発売されて14年でパッケージデザイン233種類は非常に多いのでは?と感じます。50年を振り返るキャンペーンとかであればわかるけど、233種類が14年で出てくるのはインパクトありますね。 一番人気のルービックキューブがプレゼントということで、233種類どんなものがあるか見ていくと、パッケージを変更しているというより時期やキャンペーンによって小さく変えている感じですね。サラッと見てたら気づかないくらいの変化ですが、一度これを知ってしまうと次にスーパーへ行ったときどういう変化をしているのか見てみたくなります。たくさんあるのでカテゴリでもみることができて年代別機能別になってます。
例えば08年の「あら便利」説明ありパッケージだと9種類、豆部分の表情が違うんですね。非常に芸が細かいです。 それぞれをタップするとTweetすることができ投票となりますが、投票は割れそうな感じがします。
総選挙は思い出を語らせたり、推しを語らせたりするものなのですが、たくさんパッケージを作っているということを伝えるために行っている賢いキャンペーンでした。

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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/6/19-6/25

みんなで選ぼう!愛のスコール大選挙2021 | 愛のスコール50周年キャンペーンサイト


みんなで選ぼう!愛のスコール大選挙2021 | 愛のスコール50周年キャンペーンサイト

キャンペーン概要

過去50年間で発売されたスコールのフレーバー商品の中から、珠玉の16フレーバーをノミネート。 4フレーバーずつを、AブロックからDブロックの合計4ブロックに分けて投票していただき、 それぞれのブロックを勝ち抜いた4つのフレーバーでの決戦投票を行うキャンペーンです。

キャンペーン考察

スコール50年の歴史の中で発売されたフレーバーの内、選りすぐりのフレーバーを対決させてTwitterで投票させるキャンペーンです。勝ち抜いたもののみが来年花を咲かせるというもので、投票キャンペーンですがブロック分けされてるのが面白いです。本当に推しがある場合、予選と決勝で2回投票する必要があるというわけです。今の期間はラムネやいちごなどがあり、次の週になるとまた赤ブドウやライチなどが出てくるようです。Aはすでに終わっていて誰が勝ち残ったのか一目瞭然になっています。
投票キャンペーンは一回投票したきりで結果発表待ちになることが多いですが、何回か投票しないと勝ち上がれない形式にするとキャンペーンサイトのサイト更新工数はかかるけど、再訪問が見込めます。

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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/6/19-6/25

デジタル森永賞 | 森永製菓株式会社

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デジタル森永賞

キャンペーン概要

2021年大相撲五月場所の注目取組の投票です。得票数の多かった取組を注目取組とし森永製菓より懸賞金を出すというもの。また得票数の多かった取組に投票した方から抽選で森永ミルクキャラメルをプレゼントするというキャンペーンです。

キャンペーン考察

森永賞とは、国技館で「大相撲 東京場所」が開催される際に、お菓子の箱に注目の取組を書いて会場に設置された投票箱に入れて応募するという昭和29年から行われている歴史ある投票のことです。2021年5月場所が緊急事態宣言によって無観客で行われたためデジタル投票版になったというわけです。

 

通常国技館に行っている相撲ファンがアナログで行っている投票キャンペーンなので、SNSなどは活用せずシンプルかつリアルタイムな投票となっています。今日の番付を見て注目の取組を決めるというシンプルなもので、その日の8時半から14時までの間に投票してNHKもしくはabemaで見るという流れです。 お年を召した方はこれでも難しい部分はあるのでしょうが、新しい層を取り入れるという意味でもデジタル化は仕方のない流れなのではないでしょうか
無観客だと旗を持って土俵の周りをぐるぐる回る懸賞旗の広告効果も薄れがちですが、こうした形で伝統を支える姿勢を見せることで企業価値というのは上がるのではないでしょうか。

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