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誰でも参加可能な「オープンキャンペーン」【最新事例まとめ】

限定的な条件なしに、誰でも自由に参加できる「オープンキャンペーン」の事例をご紹介。事例ごとのキャンペーンへの参加条件やそのインセンティブ、SNSやWEBサイトなどの活用例も詳しく解説していきます。

IPSA AQUA play ART

IPSA AQUA play ART

キャンペーン概要

内容:

世界で活躍するアーティストたちがつくるさまざまなARフィルターを使ってInstagramのストーリーズにメンションとハッシュタグをつけて投稿すると応募完了

キャンペーン考察

発見ポイント:

イプサ ザ・タイムRアクアという商品のイメージアップデジタルプロモーション。商品について理解訴求を直接ではなく世界観を知ってもらいたいという解決法を用いています。InstagramのSpark ARを利用して、世界で活躍するアーティストがARフィルターを作成していて、それをユーザーは活用してムービーを撮影してInstagramのストーリーズに投稿してもらう事によりイプサ ザ・タイムRアクアの世界観を体験できるという流れになっています。

広告提案側からすると、これで本当に売れるの?と言われてそうで、それに対するアンサーが難しいと容易に想像できるのですが、じゃあ購買に直接つなげるため「レシートキャンペーンやりましょう」「キャンペーン認知拡大にTwitterでフォロー&リツイートやりましょう」だと、ブランドの方向性と差異が生まれてしまう。ブランドの格や価値を高めるためには何ができるか、ということが課題だったということでしょう。

化粧品でInstagramのSparkARはよく見かけるのですが、ストーリーズに投稿は少ないです。なぜかというとストーリーズはハッシュタグ収集が自動化できず目視で収集する必要があるからです。このキャンペーンではメンションとタグをつけてもらって投稿してもらうことでそれを解決しています。メンションをつけることで通知が飛んできますので、そちらの通知から目視して応募リストを作っているのでしょう。とはいえ内容を精査したい場合は24時間で消えてしまうので毎日アカウントをチェックする必要が出てきてしまいます。

そしてもう一つ気になったのはアカウントをフォローするフローがないのも特徴です。当選者にはDMで連絡すると記載があるのですが、Instagramではフォロー外でもDMは許可されていれば配信可能です。短い時間に100通とか超えてくるとスパム扱いされて凍結されそうですが、今回の当選者数は合計14名なので配信自体は手動にはなりますが、大丈夫でしょう。

ただ、フォロー外からDMが来ても通知されません。ユーザーはDMのページを自分で開かないと、DMが来ているかどうかはわからないので、気付きませんでしたどうにかなりませんか問い合わせが来てしまいそうです。

スマートフォンキャプチャ

IPSA AQUA play ART を考察する動画

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キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。まとめ記事はこちらから

10th Anniversary|Money Forward

10th Anniversary|Money Forward

キャンペーン概要

内容:

ハッシュタグ:わくわくするお金の使い道をつけてTwitterまたはnoteにエピソードを投稿すると応募完了。素敵なエピソードは公式SNSや公式noteのマガジン内にて紹介

キャンペーン考察

発見ポイント:

「さあ、人生をもっと前へ」ということでマネーフォーワードという個人向け・法人向けに金融系のウェブサービスで、会社10周年を記念したデジタルプロモーションを行っています。周年プロモーションは基本会社の沿革とミッション・ビジョン・バリューを改めて公開するいい機会で、周りの会社はもちろん、社内へのコーポレートアイデンティティの再共有という意味合いも強くあるので、改めてどういう会社なのかをどう見せるのかが大事ですね。社名にもついているもっと前へという部分を強調した動画や、10年間なにをやってきたかという内容になっています。

今回のプレゼントキャンペーンは、わくわくするお金の使い道は何ですか?という問いかけに答えるハッシュタグUGCキャンペーンが行われています。

Twitterとnoteで行われていて、noteでは大喜利に答える流れではなく、

  • 頑張った日にいつも買うこだわりのおつまみにまつわる話
  • お金が貯まったら実行したい10のこと

みたいにTwitterなどでは文字数が短すぎてストーリーとしてかけないので、noteも活用しているということでしょう。

note投稿コンテストは広告メニューなのでだれもがハッシュタグを作れるわけではありません。結構な費用がかかるので、10周年として企業ブランド価値向上のために利用したのでしょう。文章が書ける人達が集まる月間アクティブユーザーが6300万人、登録者数260万人のnoteは文章が読める人たちの共感を得るためには最適なプラットフォームということです。

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歌舞伎ダービー | JRA日本ダービー


歌舞伎ダービー | JRA日本ダービー

キャンペーン概要

内容:

新感覚歌舞伎エンタメと称したゲームを行うことができる。また歌舞伎の隅取りを合成できるうまどりメーカーも。

歌舞伎ダービー | JRA日本ダービーキャンペーン画像

キャンペーン考察

発見ポイント:

JRA2大巨頭、有馬記念と日本ダービー。日本ダービーの季節がやってまいりまして、ことしは歌舞伎とのコラボレーション。前回有馬はマツケンとコラボで、日本伝統芸的なものがささると確信した感じなのでしょうか。 コンテンツは3つあります。

1個目が遊べる歌舞伎で、内容は兄弟がいて、弟が悪い人になり、東京優駿事日本ダービーを邪魔にしに来るから、それを兄貴が阻止するというストーリーの中でゲームを行える。難易度が選べますがどれもストーリーとゲーム内容は同じで、時間が短くなってたり速度が上がってたりして難しくなってます。 歌舞伎にちなんだバカパクっぽい動画で、家にいながら即パットというサービスを使えばすぐに馬券が買える訴求をしています。

また歌舞伎の隅取を馬にすることができるうまどりメーカーは、馬にする場合は選んだ馬におうじた画像が出てきます。さらに自分の顔でもできて、こちらは写真撮影画像合成となっており、隅取の半透明pngを用意しておきそちらを合成してくれるような形になっています。

キャンペーン認知のためのTwitterフォローリツイートキャンペーンも行っていて、シンプルではありますが5000リツイート超えです。インパクトのあるキービジュアルだからこそ、タイムラインにたくさん出てきたら気になること請け合いです。

ゲームも動画も非常にクオリティが高く、さすが日本ダービー、予算があるなという感じなのですが、2021年の有馬記念と比べてしまうとインパクトに欠けるというか、歌舞伎で遊べてない感じなのは、歌舞伎側からNGが多かったということでしょうか。

歌舞伎ダービー | JRA日本ダービーキャンペーン画像

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歌舞伎ダービー | JRA日本ダービーキャンペーン画像

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TURFY×SANRIOコラボキャンペーン|JRA

TURFY×SANRIOコラボキャンペーン画像
TURFY×SANRIOコラボキャンペーン|JRA

キャンペーン概要

内容:

クイズに答えていくとBINGOを進行することができる。一列揃うとコラボガチャをまわすことができる。

TURFY×SANRIOコラボキャンペーン画像

キャンペーン考察

発見ポイント:

サンリオと競馬のコラボレーション。JRAのキャンペーンはIPで広く認知を取って、企画で少しでも競馬のことを知ってもらうという目的なので、広く認知を取るためにサンリオをおいている。サンリオはファミリー層はもちろんだけど、F1層も強いので、ウマジョの流れをくむ層を取りに行きたいということなのでしょう。

キャンペーンはクイズ形式になっています。競馬のことを少しでも知ってもらうのが目的ですので、やはりクイズにしてしまい、遊びながら知ってもらう仕組みは相性いいですね。そのうえでただクイズさせるだけだとインパクトに欠けるので、BINGOとガチャというギャンブル性をもたせてます。

競馬に少しでも興味があるということはギャンブルにも少し興味があるってことでその射幸心を煽る動きになってますね。競馬クイズに正解してBINGOの列を揃えていくとガチャが回せます。

JRAは様々な形で競馬というブランドを知ってもらおうとしていて参考になります。キャンペーン認知はIPに頼れる予算があるので、そこは真似しづらい部分かなとは思いますので、Twitterインスタントウィンなどの認知拡大プランを使うなどの代替案があるといいですね。

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日本ダービー あなたのHEROキャンペーン | JRA FUN – JRA公式競馬エンタメサイト

日本ダービー あなたのHEROキャンペーン画像
日本ダービー あなたのHEROキャンペーン | JRA FUN – JRA公式競馬エンタメサイト

キャンペーン概要

内容:

WEBフォームから個人情報を入力するとキャンペーンに参加でき、15000名様にダービーリボンが日本ダービー前日までにプレゼント。日本ダービーHERO診断を受けると当選確率が2倍に。

日本ダービー あなたのHEROキャンペーン画像

キャンペーン考察

発見ポイント:

第89回日本ダービーのデジタルプロモーションは歌舞伎ダービーも走っているのですが、このキャンペーンはコアファン向けという感じがしますね。毎回日本ダービーを楽しみにしていて、過去の優勝馬名とかをすでに知っている人向けとなっています。

ダービーリボンというのは髪に着けてみたり、洋服に着けてみたり、バッグに着けてみたりと、思い思いの場所にリボンを身につけて、おしゃれをして日本ダービーを楽しむためのアイテムらしく、CM内でもみんなつけていて、最近ダービーではおなじみにしているものだそう。インセンティブはそれに加えてレプリカゼッケンとファングッズになっています。ダービーリボンはレース前日までに届くようになっていて、それをつけて観戦してほしいということなんでしょう。

キャンペーンは診断に参加してからフォーム入力すると当選確率が2倍になります。診断は競馬啓蒙という内容ではなく三問の性格診断で、診断結果が過去のダービー馬紹介と日本ダービーファン向けコンテンツとなっていて歌舞伎ダービーは新規向け、こちらはファン向けと棲み分けがはっきりしています。

新規もほしいけど、既存ファンにも伝わるものを、というお願いをクライアントに言われることは多いですが、はっきり分けたほうがいい事例です。ブシロードの木谷高明会長が『すべてのジャンルはマニアが潰す』と言っていましたし、マニアの要望を受け入れ続けると新規が入りづらくなって廃れるというのはどこも同じということでしょう。

日本ダービー あなたのHEROキャンペーン画像

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日本ダービー あなたのHEROキャンペーン画像

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