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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2022/05/14-05/20

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。 2022年5月3週は5個!

ラップで保存テク SNS投稿キャンペーン|クレライフ

ラップで保存テク SNS投稿キャンペーン|クレライフ

キャンペーン概要

内容:

#ラップで保存テクをつけてラップを使った食材の保存テクニックを写真付きで投稿すると 国連WFPの 母子栄養支援寄付になるキャンペーン

キャンペーン考察

発見ポイント:

ラップ保存テクUGCキャンペーン。ラップや長いこと家庭に愛されていて使われているものはある程度の常識はみんな知っていると思うのです。お米を炊いて何グラムか小分けしてラップに包んで冷凍するみたいな、一人暮らしからファミリーまでやっている常識ももちろんなんだけど、そんな使い方していいの、とか新しい使い方の発見があるのがUGCの成功であり面白いところです。

もしかしたら企業側もそんな使い方知らなかったなんてことがあり、それに向けた商品開発なんかもなされたりしています。去年くらいで面白かったのがキッチンハイターですかね。どこの家庭でも飲食店でも使っているキッチンハイターの使い方UGCは主婦層の感動が詰まっていました。

そんなUGCキャンペーンで投稿すると国連WFPの母子栄養支援寄付になるというもの。母子栄養支援は国連WFPが活動の中核的な要素として実施している活動の一つで、より栄養を必要とする妊婦や赤ちゃんを育てるお母さん、子どもたちに向けて送られる支援で30円/1リツイートにつき1人、120円/1投稿につき4人の子どもに栄養強化ペーストを届けられるというインセンティブになっている。

ラップの使い方として、こういうふうに使うよねーという共感と、こんな使い方があったんだ!という発見と、さらに寄付をしているという正義が合わさった、口コミ型ブランド価値向上プロモーションになってます。

投稿モチベーションとしてラップを使っているのはもちろん、寄付のためにも、という正義があると上がりますよね。おそらく何度も行っているUGCテーマだからこそプレゼントではなく寄付という形でブランドの格を上げに行っているのだと思います。

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ユニリーバ NCT 127サイン会チケットが当たる!キャンペーン

ユニリーバ NCT 127サイン会チケットが当たる!キャンペーン

キャンペーン概要

内容:

ユニリーバの製品レシートをWEBから応募するとNCT127の対面サイン会チケットが当たる

キャンペーン考察

発見ポイント:

レシートキャンペーンですが、インセンティブがNCT127の対面サイン会ということで、わざわざ対面とつけるあたりが2022年感があるなと思うわけです。オフラインのイベントをインセンティブとするのが2年くらいなかったわけですから、ただサイン会とか書かれててもZOOMあたりでお茶を濁されるんでしょう、とユーザーは考えてしまうということなのでしょう。

NCT127は2016年に結成した韓国の男性アイドルグループNCTの派生ユニットだそうです。「ネオ・カルチャー・テクノロジー(Neo Culture Technology)」の略で「開放」と「拡張」をグループテーマとして掲げていて、多様な国籍で構成されているとか。先日東京ドーム二連戦を行って満員にしているんだから、相当な数字を持っているということなんでしょう。Twitterも776万フォロワーととんでもない数字で、その影響力を使ってユニリーバ商品の購買を促進しているということでしょう。

キャンペーンの仕組みはレシートをWEBかはがきで送るというシンプルなレシートマストバイキャンペーンなんですが、買えば買うほどという仕組みになっています。2個買うと3口扱い、2個買うと10口扱いと買う量が増えると当選確率が最大2.5倍まで上がるってのは単純に拡散してくれたら2倍とかと組み合わせたりするともっと面白そうですね。

同様のキャンペーンスキームを打ち続ける場合、枯渇していくのは打ち出し方法です。IPものはシンプルにファン層に届くので、今どんなキャラクターがいてどのファン層に届くのかチェックしておくと提案の幅が広がります。

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KAMEKAME SOURS 2022 Spring&Summer Collection プレゼントキャンペーン|ノーベル製菓

KAMEKAME SOURS 2022 Spring&Summer Collection プレゼントキャンペーン|ノーベル製菓

キャンペーン概要

内容:

サワーズグミを購入しLINEでレシートを送ると、ポイントが貰え、プレゼントに応募することができる

キャンペーン考察

発見ポイント:

ノーベルのサワーズグミシリーズの中からメインのカメカメサワーズのデジタルプロモーション。怪人カメカメというキャラクターがいて、それをモチーフとしたファッションアイテムがもらえるというLINEレシートマストバイキャンペーン。サイトのデザインもカメカメサワーズとはぜんぜん違う、シャンパンのデジタルプロモーションなんかって思うようになっていて、スプリングサマーコレクションとタイトルに付いてあるところから分かる通り、ファッショナブルな仕上がりになってます。

キャンペーンスキームはレシートをLINEで送るとOCRで読み取り、OKなら即時ポイント付与、不備ならば5営業日以内にポイント付与なので、一週間に一回人による目視を入れているって感じでしょうかね。自動読み取りも一発でOKではなく、確認画面を挟んで個数などを確認させてから即時ポイント入れるようになっています。そのポイントを活用して先程見たコレクションの数々に応募ができると。

わかめかめイヤープラグみたいなバカパクもあるのですが、殆どはガチなファッションアイテムで、バッグなどアールビーてぃというファッションブランドがおそらくハンドメイドで作っていて、限定1個ではなく5名にあたるってことは5個用意されているわけで、気合が入っているわけです。

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モビリティキャンプ あなたのアクティブ度診断|【KINTO】クルマのサブスク、トヨタから

モビリティキャンプ あなたのアクティブ度診断|【KINTO】クルマのサブスク、トヨタから

キャンペーン概要

内容:

アクティブ診断に答えてSNSでシェアすると抽選でアウトドアグッズが当たる

キャンペーン考察

発見ポイント:

KINTOによるレコメンド診断。設問に答えてアクティブ度を出し、それに応じた何をやるべきか、を出してくれる。アウトドアやるなら車が必要だよね、車ならトヨタのサブスクKINTOだよね、というストーリーを構築している。とまあ、正直ベタなストーリーかつキャンペーンスキームなんですが、診断の方法が動画になっているのが珍しいです。

診断自体が動画でできていて、調べていくとMILというインタラクティブ動画マーティングツールを使っていて、動画内でタップできるからアクションできるよね、だったりそのアクションによって分岐させたり、直接ECに飛ばせたりと、いろんなことができるのを診断に活用してる。診断だけのために動画作ってMILを導入するってなるとおそらく高く付くだろうから、別の動画マーケティングを行う中で診断にも使えるっていう提案を受けて今回の診断を行っているのだと思う。 MILを活用した動画分岐診断キャンペーンでした。

通常のマーケティングで動画を活用することは必須になっていて、ツールを導入することも多いだろうから、どういったツールを活用しているかも把握していると提案しやすくなるのではないかな。

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ウーマーミーツUmaMeets バーチャル中京競馬場

ウーマーミーツUmaMeets バーチャル中京競馬場

キャンペーン概要

内容:

中京競馬の施設をVRで見れるバーチャル体験プロモーションサイトに加え、各施設でヒントを得て謎を解く謎解き名探偵キャンペーンを行っている

キャンペーン考察

発見ポイント:

いつでもどこでも体験できる中京競馬場ってことで、ここ2年無観客が続いたり、今でも事前予約しなければ競馬場での観戦というのはできないため、少しでも競馬場の雰囲気を知ってもらいたいということでバーチャル中京競馬場をサイト上で作ってプロモーションしていますね。

ドールハウスビューっていう空間全体のイメージを立体的に見せる事ができるマターポートというサービスを活用していて、サイト上ではもちろんVRゴーグルを使えばVRでも楽しむことができるようになっているわけです。施設の入口や普段入ることのできない芝やダートなども走ることができます。さらにYoutubeへ飛べたりとかインタラクティブになっています。

そんなバーチャル空間にヒントを散りばめた謎解きキャンペーンも行っていて、全問正解するとルンバが当たるというもの。探偵馬が鍵をもとに推理するというストーリーで、問題にヒントがついていてそこからドールハウスビューに回遊させているわけですね。3時45分をさしていて、クイズに戻ると、Gと1になっているので答えはG1となるというような、施設を楽しんでもらいたい、いつか自由に観戦ができるようになるときに向けたデジタルプロモーションですね。

クイズ謎解きでヒントによる回遊というのは王道ですが、3D空間に飛ばすのは新しい。VRでの空間を見せる形もかなり精度が上がり、方法論ができてきて安くなってきているので、宝探しなどそういった企画を含めて撮影するといろいろなことができそうですね。

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