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「Instagram」を活用したキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】 2ページめ

ハッシュタグ投稿から、インスタントウィン、Instagram APIを活用したなど、Instagramを活用したキャンペーン事例を紹介。企画案などに取り入れやすい有効な手法やアイデアもあわせて解説いたします。

新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン

新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン
キャンペーン概要新潟県・長野県のInstagramを両方フォローし、各部門に応じた写真を投稿してもらう対決型観光系キャンペーン
インセンティブ優秀作品には各県の特産品をプレゼント最優秀作品には両県の特産品をプレゼント投票者には抽選で20名様に「Amazonギフトカード500円(Eメールタイプ)」をプレゼント
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【対決型観光キャンペーン!】

東京都内のアンテナショップが隣同士の新潟県と長野県が、「銀座・新潟情報館 THE NIIGATA」のオープンと、「銀座NAGANO」のリニューアルオープンを記念して、インパクトのあるメインビジュアルとともにお国自慢インスタグラム投稿キャンペーンを実施しました。

観光プロモーションにありがちな推し写真を投稿する内容ですが、投票を行うことにより、存在しなかったはずの遺恨を作り上げ、シングルマッチにして戦わせるという、プロレス構造を取り入れています。

新潟県・長野県のアンテナショップのInstagram公式アカウントを両方フォローして、指定のハッシュタグをつけて投稿すると応募完了。「自然絶景」「観光スポット」「グルメ」「お酒」部門が用意されていて、四大シングルマッチで争うようです。

さらに各部門の優秀作品で決戦投票を実施し、最優秀作品を決定します。リーグ戦を勝ち進むコンテスト形式にしており、写真やコメントのクオリティも大事にしています。

【地元愛や競争心を刺激する!】

対決方式を採用することで、地元に対する誇りや愛着が高まり、自分の県を応援したくなります。同時に、相手に勝ちたいという高ぶりにより、県外の人に自県の魅力をアピールする流れも作れています。

そもそも絶景やグルメ投稿はエンゲージメントが取れるものですが、「新潟の日本酒 vs 長野のワイン」「新潟の海鮮 vs 長野の山の幸」といった比較がされることで、観光情報の流通が活発になるというメリットがあります。

実際にはどちらかが勝つことが目的ではなく、 両県の観光・グルメの魅力を最大限に引き出し、多くの人に知ってもらうこと。そこに「対決」という要素を使うことで ユーザーの地元愛や競争心を刺激し、投稿数を増やせています。

新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン
新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン

【動画で解説!】新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン

鹿児島4市推市活キャンペーン | 鹿児島県四地区観光連絡協議会

鹿児島4市推市活キャンペーン | 鹿児島県四地区観光連絡協議会
キャンペーン概要鹿児島県内の観光地や特産品をテーマにした写真をInstagramに投稿するコンテスト形式のキャンペーン
インセンティブ最優秀賞(1作品):指宿温泉ホテル翔月ペア宿泊券各エリア賞(4作品):鹿児島黒牛/霧島産かごしま黒豚/知覧茶/指宿産本枯節
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【地元の人が伝えるフォトキャン!】

地域の新たな魅力を発信することを目的とした、鹿児島市、霧島市、南九州市、指宿市の4市が主催するキャンペーン。「市」を「推す」と書いて「推市(おし)活」として、地元の方に「これまで注目されてこなかった観光地や特産品」などの写真をInstagramへ投稿してもらう内容になっています。

観光系写真投稿のキャンペーンは観光客に写真投稿してもらう流れが多いので、似たりよったりな写真になりがちですが、こちらは鹿児島に住んでいる方に市の良さを発見・発表してもらうというのが良いところ。

地元民ならではの、おすすめ観光スポットや食べ物は気になるところで、観光に来る方はもちろん、住んでいる方同士の情報交換のコミュニティにもなります。

【地域活性化UGC!】

キャンペーン参加には、Instagramをフォローして、「#かごしま4市推市活」と、撮影した市「#○○市」をつけて投稿する方法と、Instagramアカウントを持っていない方向けにフォームでの応募も可能になっています。コンテスト形式になっているので、ハードルが高いInstagramへの投稿のほうが有利になりそうです。

観光系ユーザー生成コンテンツUGCキャンペーンにて、地元の魅力を地元の人が伝えつつ、インセンティブが地元の名産品のプレゼンテーションになっています。「鹿児島=桜島」的な一面的なイメージを超えた多様な魅力を伝えられてます。

鹿児島4市推市活キャンペーン | 鹿児島県四地区観光連絡協議会
鹿児島4市推市活キャンペーン | 鹿児島県四地区観光連絡協議会

【動画で解説!】鹿児島4市推市活キャンペーン | 鹿児島県四地区観光連絡協議会

おうちのペット自慢 CMモデル募集 | 株式会社グッデイ

おうちのペット自慢 CMモデル募集 | 株式会社グッデイ
キャンペーン概要ペットの面白い、かわいい動画や写真を撮影しハッシュタグをつけてXかInstagramに投稿するとCM出演権が当たるキャンペーン
インセンティブCM出演権
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【CM出演権をゲットできる!】

自慢のペットがグッデイのTVCMや店頭サイネージ、ポスター、チラシ、店頭POPなどに登場するチャンスがもらえるデジタルプロモーション。

ペットは家族の一員であり、可愛かったり面白い行動をしたりすると、その瞬間を誰かと共有したいという気持ちが自然と湧きます。「うちの子、見て!」という気持ちがでるもの。

ペットを飼っている人同士は共通の話題を持ちやすく、ペットを通じてつながりを築けます。「うちの子も同じ!」や「うちの子もやる!」といった共感が得られるので、SNSに投稿するハードルが下がるのです。さらにSNSや友人の間で「かわいい!」や「すごい!」と褒められることで社会的承認欲求も満たされます。

【ペットはコンテンツ力がある!】

キャンペーンフローは、ペットの面白い、かわいい動画や、写真を撮影してInstagramもしくはXに「#あつまれうちの子フェア8」と「#都道府県」をつけて投稿するというもの。

都道府県をつけるのは不思議ですが、どの地域でグッデイが盛り上がっているかマーケ情報として取りたいのでしょうか。

投稿された動画や写真の中から選ばれると、3月上旬から放送予定のグッデイ「あつまれ!ウチの子フェア」のTVCMに採用されます。社会的承認欲求を上げるインセンティブで、さらにペットとの愛情も深まるでしょう。

動物パワーというのは自分も見ている人も癒やされる効果があります。ペットをテーマにしたキャンペーンは、企業にとって感情に訴える強力な手段となり、参加者にとっても愛するペットをアピールできる楽しい機会になるわけです。

おうちのペット自慢 CMモデル募集 | 株式会社グッデイ
おうちのペット自慢 CMモデル募集 | 株式会社グッデイ

【動画で解説!】おうちのペット自慢 CMモデル募集 | 株式会社グッデイ

#ラブなポッキー|江崎グリコ株式会社

#ラブなポッキー|江崎グリコ株式会社
キャンペーン概要商品を買うとアーティストによるプレイリストが聞ける。さらにプレイリストから感じた写真をSNSに投稿するとジャケ写にしてくれるキャンペーン
インセンティブ投稿写真を公式プレイリストのジャケット写真に採用。直筆サイン入りポッキー 1箱
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【ジャケ写に採用されるかも!?】

アイナ・ジ・エンド、[Alexandros]、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINの、3組のアーティストが選曲したSpotifyのプレイリストを、キャンペーンデザインパッケージを購入することで聴くことが出来るというマストバイキャンペーン。

キャンペーンデザインパッケージは半年くらいかけて店頭に並び、なくなり次第終了となります。

また、プレイリストに合う写真を撮影し、ハッシュタグをつけてXかInstagramに投稿すると、公式プレイリストのジャケット写真に採用されるという企画を行っています。

こちらはキャンペーンサイトで聞くことができるショートバージョンからインスパイアされた内容を写真に取るというもので、商品を買わなくても参加可能。青春感もあり、ユーザーに音楽とポッキーを通じて特別な体験をさせてます。

【音楽×ポッキーで特別な体験に!】

音楽とポッキーを組み合わせることで、ポッキーを食べるシーンがより感情的・印象的な体験になります。それによりポッキーを「ただのお菓子」ではなく、「気持ちを伝える・楽しさを共有するツール」として位置づけています。

#ラブなポッキー|江崎グリコ株式会社
#ラブなポッキー|江崎グリコ株式会社

【動画で解説!】#ラブなポッキー|江崎グリコ株式会社

推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社

推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社
キャンペーン概要購入したバッグ、リンドール、自分の“推し”を一緒に撮影し、ハッシュタグ「#リンツ推しカラーハートバッグ」を付けてInstagramまたはXに投稿
インセンティブリンドールバッグ6個入 20名
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【推しカラーバックと自分の”推し”を一緒に撮影!】

リンツの全10色のハート型バッグ「推しカラーハートバッグ」の発売を記念したマストバイキャンペーン。リンツの店舗で「推しカラーハートバッグ」とリンドールを購入して、自分の推しと一緒に撮影し、「#リンツ推しカラーハートバッグ」を付けてSNSに投稿するというもの。

購買証明に商品写真というのは弱く、コンビニなどで買える商品は、店頭で買わずとも写真が取れてしまうネガティブ要素がありますが、「推しカラーハートバッグ」はリンツでしか売っていなく、写真を投稿したくなるような商品で、企画との相性が良いです。

【推しカラー投票も!】

推しカラー投票も行っていて、全10色という印象を強く押し出しています。1位のカラーに投票した人から、抽選でリンドール6個入りが当たるという内容です。

せっかくなら、1位になった「推しカラーハートバッグ」が当たるとすれば、欲しいカラーに投票されて、人気カラーのアンケートも獲得できるとも思いますが、特別感が減ってしまうというのもわかります。

投票方法は、それぞれのカラーのハッシュタグをX、もしくはInstagramの投稿に対してコメントをするというもの。LPではタップ1回でハッシュタグがコピーできて投票しやすいのですが、Instagram単体で見ると丁寧に説明があるものの、画像でしかハッシュタグがないため、参加ハードルが多少高くなっています。本文中にコピペ用のハッシュタグを並べてもよかったかもしれません。

好きなカラーを応援する楽しさに加え、SNS投稿を通じたブランドの認知拡大、店舗での購買促進を効果的に組み合わせています。さすがリンツ、バレンタインは気合が入ってます。

推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社
推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社

【動画で解説!】推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社