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「Instagram」を活用したキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】 11ページめ

ハッシュタグ投稿から、インスタントウィン、Instagram APIを活用したなど、Instagramを活用したキャンペーン事例を紹介。企画案などに取り入れやすい有効な手法やアイデアもあわせて解説いたします。

カルビー創立75周年 フォトコンテスト|カルビー

カルビー創立75周年 フォトコンテスト|カルビー
キャンペーン概要公式Instagramをフォローし、#カルビーとのおいしい一瞬をつけて写真投稿をしてもらう。各賞は、カルビーグループ国内17拠点ごとに従業員投票を実施し選出。
インセンティブ合計17名の方に、各賞として「カルビーグループ商品詰め合わせ」1セットをお届け。詰め合わせは各拠点の製造商品、ご当地商品を予定。
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【創立75年を記念したフォトキャンペーン!】

1949年に広島県で創立したカルビーが、75周年を迎えたことを記念して、Instagramでお客さまの「カルビー商品が食べたくなるひととき」の写真を投稿してもらうフォトコンテストを行っています。

75周年プロジェクトの中の1コンテンツではなく、フォトコンテストのみ開催のようです。大々的な打ち出しではないですが、社員一丸な企画で、各工場・原料調達拠点の従業員投票で各賞を選出したり、入賞インセンティブは各拠点でつくる商品になっています。

それぞれどの商品がどの工場で作られているかもわかり、あまり知られていないカルビーの一面を知ることができます。

各商品では何度もフォトコンテストをやっているのですが、カルビーグループ全体で行うフォトコンテストは今回が初めてだそうです。

【企業の魅力を伝えたい!】

キャンペーンスキームはシンプルで、「#カルビーとのおいしい一瞬」をつけてInstagramに投稿するというもの。カルビー側の思いは伝わってくるものの、ユーザーから見えるインセンティブに魅力を捉えづらく、投稿テーマもふわっとしているので参加モチベーションには至ってないかもしれません。

カルビーグループ内のたくさんの会社との調整や撮影などで大変な分、ユーザーに届きづらくなってしまっている印象です。

75年やってきた会社の魅力を伝えたいという想いが非常に伝わります。周年企画としてユーザーとコミュニケーションを取るのはとてもいいことです。

カルビー創立75周年 フォトコンテスト|カルビー
カルビー創立75周年 フォトコンテスト|カルビー

【動画で解説!】カルビー創立75周年 フォトコンテスト|カルビー

あなたにぴったりなサラダは?サラダ診断|キユーピー株式会社

あなたにぴったりなサラダは?サラダ診断|キューピー株式会社
キャンペーン概要Instagramアカウントをフォローして、コメント欄にサラダの絵文字を返信すると、DMでサラダ診断がはじまる
インセンティブなし
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【Instagramで診断コンテンツ!】

キユーピーがサラダをもっと楽しんでもらうために、「サラダ診断」をInstagramで完結する形で行っています。

キユーピーは診断コンテンツをいくつか出していて、WEBで5問答えるとサラダを提案してくれる「あなたにぴったりのサラダ診断」や、好みや気分に合ったドレッシングが診断できるAIを活用した「myドレッシング診断」を展開しています。「気分」「こだわりポイント」「よく使う食材」「気になる味わい」「好みの味」の5つに回答するだけで、3000を超えるパターンからAIが瞬時に3つのおすすめドレッシングを提案してくれます。

【コメント活用したキャンペーンが増えている!】

今回のInstagramで実施されたの「サラダ診断」は、該当投稿にサラダの絵文字をコメントすると、DMにて診断質問が届き、それに回答すると自分にぴったりなサラダレシピが届きます。

Instagramでは、いいねキャンペーンができなかったり、ハッシュタグ写真投稿はキャンペーンのハードルが高いため、コメントやストーリーズを活用したキャンペーンが目立っています。またDMに飛ばしてアンケートやECなどへ誘導するのもトレンドです。

あなたにぴったりなサラダは?サラダ診断|キューピー株式会社
あなたにぴったりなサラダは?サラダ診断|キューピー株式会社

【動画で解説!】あなたにぴったりなサラダは?サラダ診断|キユーピー株式会社

ピュリナワンうちの子元気キャンペーン|ネスレ日本株式会社

ピュリナワンうちの子元気キャンペーン|ネスレ日本株式会社
キャンペーン概要対象商品と愛猫をセットで写真を取りInstagramかXに投稿すると応募完了
インセンティブ『ねこのきもち』猫モデル出演権+ オリジナル愛猫グッズ など
使用SNSInstagram、X

キャンペーンのポイント

【インセンティブを豪華にして差別化!】

ペット向け商品はネコ好き、犬好きをまずは集めることが大事で、そのためにペットの写真を一覧で見せることで、ペット大好きコミュニティを作りつつ、飼ってみたい新規ユーザーを生み出すことが命題です。

愛猫の健康に役立つ栄養が詰まった「オール・イン・ワン・フードピュリナ ワン」では、ネコ好きを集めるための写真投稿キャンペーンを行っています。

よくある写真投稿キャンペーンなので、差別化するところとしてはインセンティブです。

【マストバイ×写真投稿!】

キャンペーンスキームは2つあり、どちらも飼っている猫の写真をInstagramかXに投稿するというもので、片方は対象商品を猫と一緒に撮るというマストバイ的な要素を含んでいます。

猫が動いてしまい撮影するのが難しそうですが、その分インセンティブは豪華で「ねこのきもち」という雑誌の裏表紙を飾れる権利がもらえます。ペットを飼っている方にとって、プロのカメラマンに撮っていただく機会は嬉しいようで、多くの方が投稿されています。

もう一つのスキームはただ愛猫を撮って投稿するというもの。こちらはマストバイ写真投稿の倍のピュリナワン1年分が当たり、ハードルも低いのでマストバイより伸びています。

王道キャンペーンスキームの中にどうインセンティブで差をつけるのか、というのが学べます。愛猫がモデルデビューというのはやはり強いようです。

ピュリナワンうちの子元気キャンペーン|ネスレ日本株式会社
ピュリナワンうちの子元気キャンペーン|ネスレ日本株式会社

【動画で解説!】ピュリナワンうちの子元気キャンペーン|ネスレ日本株式会社

やよい軒で世界とつながるプロジェクト|株式会社プレナス

やよい軒で世界とつながるプロジェクト|株式会社プレナス
キャンペーン概要世界を旅して日本の味を楽しむというストーリーのキャンペーン。アプリやX、Instagramから応募可能
インセンティブJTB旅行券10万円分 5名様地球の歩き方が推奨する旅行アイテムセット 5名様
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【海外展開を広めるデジタルプロモーション!】

本キャンペーンは、訪日観光客に向けた「やよい軒で日本の定食を楽しもう」的なストーリーかと思いきや、「世界を旅して日本の味を楽しむ」というストーリーになっています。海外にあるやよい軒に行ってね、海外にもやよい軒があるんだよ。ということを伝えたいデジタルプロモーションです。

海外旅行中は地物を食べたいと思う人が多そうですが、転勤などで長く海外にいる人向けなのでしょうか。それとも日本に住んでいる外国人が海外へ出たときを想定しているのでしょうか。

需要が狭そうですが、地球の歩き方とのコラボでJTB旅行券10万円が合計15名に、そのほかカメラやバックパックなど旅行に適したものが当たるなど、かなり豪華なインセンティブになっています。

【第三弾、第四弾も!】

キャンペーンへはアプリやX、Instagramから参加できます。

アプリはフォームへ入力すると応募完了です。Xでは「海外旅行帰りにご飯おかわり何杯したいか」の質問に、カンバセーショナルカードからタップし投稿すると当選者のみにDMが即時飛んでくるインスタントウィンになっています。海外旅行帰りに日本で定食を食べたいというシーンはかなりありそうですね。

また、Instagramは対象ポストにいいねをすることで参加できます。最近はいいねをした人をシステム側で収集できなくなってしまったので、目視抽選になってしまうことには注意しましょう。

上記は第二弾キャンペーンで、第一弾は「世界に広めたいと思う鉄板メニュー」の投票キャンペーンでした。同時期に世界共通鉄板フェアという鉄板焼プロモーションを世界各店で行ったようです。第三弾、第四弾と続くので引き続きチェックが必要です。

やよい軒で世界とつながるプロジェクト|株式会社プレナス
やよい軒で世界とつながるプロジェクト|株式会社プレナス

【動画で解説!】やよい軒で世界とつながるプロジェクト|株式会社プレナス

一期一会部フォトキャンペーン

一期一会部フォトキャンペーン
キャンペーン概要新商品「一期一会コラボシリーズ」の購入者を対象としたInstagramストーリーズ投稿キャンペーンを実施
インセンティブクリート おかし詰合せ
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

———菓子商品企画・開発・輸入販売を行うクリート株式会社が2000年代後半、当時の女子学生を中心に共感できるイラストやポエムで人気を集めた「一期一会」という平成レトロ的なものとのコラボ菓子を開発し、それを購入するとパッケージ裏側にQRコードが記載されており、そちらから24種類のパッケージごとのARフォトフレームが撮影できるというもの。 キャンペーンにはLPなどはなく、インスタグラムの投稿にて詳細は次の画像へ!という形でキャンペーンの情報を展開しています。

———対象商品を購入から二次元バーコードでフォトフレームゲットして写真を取る、二種のインスタグラムをどちらもフォローして、どちらもメンションつけてハッシュタグ一期一会部フォトキャンペーンをつけてストーリーズを投稿する。メンションをつけることにより通知が飛んできますので24時間以内にどのような方が投稿したか、ハッシュタグがついているかを目視で確認ができますが、土日がしんどいんですよね。システムを導入すれば収集も可能です。ストーリーズは検索でひっかかりづらく、ハッシュタグ投稿でUGCをみかけて気になった人が購入という流れをつくれないのですが、ARフォトフレームが縦長だからストーリーズを選んだのでしょうか。この形ならばARフレームを動画化してリールに流すリッチなやり方か、普通にストーリーズなく投稿させるほうが検索に引っかかって認知拡大にもつながるしと思うのですが、こういったエモい投稿はみんなしたがらないということで24時間で消えるストーリーズチョイスなのでしょうか。

インスタグラム上何枚かの画像を入れることでLpを省いたりメンションをつけることによりシステム導入不要にしたりと低コストでのキャンペーン実施をうまくやっていますよね。ただアカウント2つにするなど企業側の欲が出ると参加者数は減りがちなので気をつけましょう。

一期一会部フォトキャンペーン

スマートフォンキャプチャ

一期一会部フォトキャンペーン

【動画で解説!】一期一会部フォトキャンペーン

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