n2p blog

特徴的な写真投稿キャンペーン【最新事例まとめ】 4ページめ

商品訴求や観光促進などにつながる写真投稿キャンペーンの事例をご紹介。InstagramのストーリーズやXなどSNSの拡散施策を絡めたプロモーションや、ARなどを用いた特徴的なプロモーションを成功要因と共に解説していきます。

推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社

推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社
キャンペーン概要購入したバッグ、リンドール、自分の“推し”を一緒に撮影し、ハッシュタグ「#リンツ推しカラーハートバッグ」を付けてInstagramまたはXに投稿
インセンティブリンドールバッグ6個入 20名
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【推しカラーバックと自分の”推し”を一緒に撮影!】

リンツの全10色のハート型バッグ「推しカラーハートバッグ」の発売を記念したマストバイキャンペーン。リンツの店舗で「推しカラーハートバッグ」とリンドールを購入して、自分の推しと一緒に撮影し、「#リンツ推しカラーハートバッグ」を付けてSNSに投稿するというもの。

購買証明に商品写真というのは弱く、コンビニなどで買える商品は、店頭で買わずとも写真が取れてしまうネガティブ要素がありますが、「推しカラーハートバッグ」はリンツでしか売っていなく、写真を投稿したくなるような商品で、企画との相性が良いです。

【推しカラー投票も!】

推しカラー投票も行っていて、全10色という印象を強く押し出しています。1位のカラーに投票した人から、抽選でリンドール6個入りが当たるという内容です。

せっかくなら、1位になった「推しカラーハートバッグ」が当たるとすれば、欲しいカラーに投票されて、人気カラーのアンケートも獲得できるとも思いますが、特別感が減ってしまうというのもわかります。

投票方法は、それぞれのカラーのハッシュタグをX、もしくはInstagramの投稿に対してコメントをするというもの。LPではタップ1回でハッシュタグがコピーできて投票しやすいのですが、Instagram単体で見ると丁寧に説明があるものの、画像でしかハッシュタグがないため、参加ハードルが多少高くなっています。本文中にコピペ用のハッシュタグを並べてもよかったかもしれません。

好きなカラーを応援する楽しさに加え、SNS投稿を通じたブランドの認知拡大、店舗での購買促進を効果的に組み合わせています。さすがリンツ、バレンタインは気合が入ってます。

推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社
推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社

【動画で解説!】推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社

彩雲♡カメラ|株式会社ファイントゥデイ

彩雲♡カメラ|株式会社ファイントゥデイ
キャンペーン概要ARカメラから撮影した写真をXにハッシュタグ付きで投稿するとコラボボトルのシャンプーなどが当たる
インセンティブプラストゥモロー スムース シャンプー&トリートメントセット ME:Iコラボデザイン 各25名プラストゥモロー モイスト シャンプー&トリートメントセット ME:Iコラボデザイン 各25名
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【ハートの雲間から撮影!】

ヘアケアブランドの「+tmr(プラストゥモロー)」が、「彩雲♡カメラ」というARを活用したコンテンツを提供しています。

「彩雲♡カメラ」はハートの雲間からのぞく写真を撮影できるというもので、彩雲カラーはスムース、モイスト、ブレンドの3種類から選択できます。撮影した写真を、公式Xアカウントをフォローし「#遊んでGETプラストゥモロー」を付けて投稿すると、シャンプー&トリートメントセットが当たります。

さらに、彩雲の世界を駆け抜けながら、チューブをタンパク質でみっちり埋めていくランゲーム「みっちりGoGo!」と、彩雲の空に浮かぶ風船で、鳥に邪魔されないよう可愛いバスグッズを吊り上げるバランスパズルゲーム「ふわふわキャッチャー」の、ゲームコンテンツも公開されています。

どちらも公式Xアカウントをフォローして、プレイ結果を「#遊んでGETプラストゥモロー」を付けて投稿すると応募完了となるプレゼントキャンペーンも実施されました。

【ARコンテンツやゲームを通じてリアルイベントへ!】

ARカメラも、2つのゲームも、ハッシュタグ「#遊んでGETプラストゥモロー」と同じ。

これは3つのデジタルコンテンツで話題化を図り、「tmr playland」というポップアップイベントへ来場を促すのが狙いです。

イベントは「彩雲♡カメラ」を体験できるフォトブースや、コラボムービーの世界観を再現したコンテンツなどがあり、体験を通じて商品訴求ができるものになっています。

ゲームは視覚、聴覚、操作を通じてユーザーをコンテンツに引き込む事ができ、長い時間コンテンツを楽しませることができます。

ランキングなども繰り返しゲームをやってもう要素として有効です。

彩雲♡カメラ|株式会社ファイントゥデイ
彩雲♡カメラ|株式会社ファイントゥデイ

【動画で解説!】彩雲♡カメラ|株式会社ファイントゥデイ

#あったらうれしいハートのチーザ X投稿キャンペーン|江崎グリコ株式会社

#あったらうれしいハートのチーザ X投稿キャンペーン|江崎グリコ株式会社
キャンペーン概要ハートのチーザをみつけて、写真をとりハッシュタグをつけてXに投稿する
インセンティブチーザ専用のチー皿 150名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【スキネズミとコラボ!】

ネコノヒー、スキウサギでおなじみの漫画家キューライスさんの、チーズが世界一好きな「スキネズミ」とチーザがコラボしたキャンペーンです。

ざっくりとしたコラボではなく、パッケージに印刷してインパクトが出るくらい全面に「スキネズミ」コラボを押し出しています。インセンティブもファン向けで、チーザを乗せるとスキネズミが可愛く映るお皿と写真映えのするものになっていて、スキネズミファンにはたまらないでしょう。

キャンペーンは、期間限定パッケージに入っているハート形のチーザをみつけて写真を撮り、「#あったらうれしいハートのチーザ」をつけてXで投稿しようというもの。コアラのマーチの「まゆげコアラ」のように、見つけたらつい自慢したくなるという心理をついています。

ただ、コアラのマーチと違い全商品に一個は入っているようなので、誰でも参加できる分、嬉しさというよりマストバイ感が出ています。

【漫画も公開!】

チーザとスキネズミのコラボ漫画も公開されていているので、スキネズミファンはたまらないのでしょう。

逆に言うとスキネズミファン以外には刺さらないので、年末商戦の中で賭けに出た感はあります。リアルタイム検索を見ると今のところ厳しそうですが、このあとの年末年始で盛り上がるかどうか期待です。

新しいキャラクターを使ったIPコラボキャンペーンは、ターゲットをフォーカスできる分、購買にはつながるもののキャンペーン参加数は難しいという懸念が出てきそうです。

#あったらうれしいハートのチーザ X投稿キャンペーン|江崎グリコ株式会社
#あったらうれしいハートのチーザ X投稿キャンペーン|江崎グリコ株式会社

【動画で解説!】#あったらうれしいハートのチーザ X投稿キャンペーン|江崎グリコ株式会社

#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ

#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ
キャンペーン概要「雪見だいふく」を、どのくらい伸ばせるかをチャレンジしTikTok、Instagram、Xいずれかに投稿するコンテスト
インセンティブチャレンジ賞 計100名1名につき、雪見だいふく10個大賞 計4名1名につき、雪見だいふく20個
使用SNSTikTok、Instagram、X

キャンペーンのポイント

【たくさん伸ばしてSNSに投稿!】

11月18日の「雪見だいふくの日」を記念して、去年2023年に行われた「雪見のばしチャレンジ」が帰ってきました。CMキャラクター歴4年になる「もちなな」こと森七菜さんを主軸に、雪見のばしチャレンジを改めて説明しています。

雪見のばしのコツは、常温で8分待つ、もしくはレンジで8秒温めた雪見だいふくを用意して、フォークを刺す位置に注意しながら、唇で優しく挟んで伸ばすといったポイントがあるそう。

動画を撮ってアップしてもらうというのはハードルが高く、なかなか投稿してもらえないという課題があるのですが、去年に引き続き行われているということは成果があったということでしょう。

【公式WEB広告に載れるかも!】

キャンペーンはコンテスト形式になっており、「とんでもなくのばせたで賞」「可愛くのばせたで賞」「カッコよくのばせたで賞」「みんなでのばせたで賞」の受賞者は、雪見だいふくの広告として正式採用されます。WEB動画広告として使用されるという、インフルエンサーへの挑戦状的インセンティブです。

また、「チャレンジ賞」という枠もあり、WEB動画に使用される事に抵抗ある人も参加しやすくしています。応募方法ではTikTokが一番上になっています。動画ということもありTikTokに投稿してほしいのでしょう。

PCでハッシュタグ投稿の件数を見ると現状161件。PR動画も非常に多く、去年の分も入っている可能性が高いので、少し辛い状況です。一方Instagramでは500件以上とかなりの数が上がっており、Instagramのほうが相性が良さそうなことが分かります。

TikTokはPR投稿で認知拡大、InstagramやXでUGCコミュニケーション、という形が昨今標準になっていると思われます。TikTokで有名になりたいと思っている方もたくさんいると思われるところから名前を売れるようにしているのもいい形です。

#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ
#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ

【動画で解説!】#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ

#計算しつくされたアイス 写真&感想投稿キャンペーン | 株式会社 明治

#計算しつくされたアイス 写真&感想投稿キャンペーン | 株式会社 明治
キャンペーン概要商品を購入しキャンペーン投稿に商品の写真と食べた感想とハッシュタグをつけて引用リポストする
インセンティブえらべるPay1000円分とゴイゴイステッカーが抽選で100名に当たる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【ダイアンのショート動画が面白い!】

既存商品紹介ページに埋め込まれた、Xでの引用リポストキャンペーンで、通常の販売ストーリーとはかなり違う内容になっています。

LPを軽く見ただけでは、何が「計算し尽くされたアイス」なのかブリッジはなく、現状のCMや出演者とのトンマナも違うので、商品紹介ページから知ると世界観が違うという印象です。

最近はXキャンペーンをやっているにも関わらず、LP側に告知がないものも多いので、SNS側の施策とブランド施策が離れるというのは通常なのかもしれません。

キャンペーンは、購入した写真と感想を引用リポストするというほぼマストバイ形式になっていて、お笑いコンビ ダイアンによるショート動画をベースにしています。

本CMとは全く別のアプローチで、X民ターゲットを刺しに行っていて、再生が回りやすく、InstagramやTikTokでも横転できるショート動画を活用して、Xでも静止画を混ぜ込んだ動画投稿で訴求をしています。

【出来上がったUGCがロイヤリティ高い!】

購入写真を入れるのが高いハードルですが、出来上がったUGCは、何も知らないユーザーが見る投稿としては、かなりロイヤリティの高いユーザーが感想を投稿している感じになっています。

引用リポストをした際に出る文字数等も考えて作られている気がします。

ダイアンの動画がタイムラインに流れたほうがインパクトは出そうですが、UGC感は減ってしまいます。広告っぽくなるのと、引用リポストは動画が勝手に再生されないので、ハードルが多少高くとも購入写真ベースにしているのでしょう。

#計算しつくされたアイス 写真&感想投稿キャンペーン | 株式会社 明治
#計算しつくされたアイス 写真&感想投稿キャンペーン | 株式会社 明治

【動画で解説!】#計算しつくされたアイス 写真&感想投稿キャンペーン | 株式会社 明治