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特徴的な写真投稿キャンペーン【最新事例まとめ】 3ページめ

商品訴求や観光促進などにつながる写真投稿キャンペーンの事例をご紹介。InstagramのストーリーズやXなどSNSの拡散施策を絡めたプロモーションや、ARなどを用いた特徴的なプロモーションを成功要因と共に解説していきます。

新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン

新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン
キャンペーン概要新潟県・長野県のInstagramを両方フォローし、各部門に応じた写真を投稿してもらう対決型観光系キャンペーン
インセンティブ優秀作品には各県の特産品をプレゼント最優秀作品には両県の特産品をプレゼント投票者には抽選で20名様に「Amazonギフトカード500円(Eメールタイプ)」をプレゼント
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【対決型観光キャンペーン!】

東京都内のアンテナショップが隣同士の新潟県と長野県が、「銀座・新潟情報館 THE NIIGATA」のオープンと、「銀座NAGANO」のリニューアルオープンを記念して、インパクトのあるメインビジュアルとともにお国自慢インスタグラム投稿キャンペーンを実施しました。

観光プロモーションにありがちな推し写真を投稿する内容ですが、投票を行うことにより、存在しなかったはずの遺恨を作り上げ、シングルマッチにして戦わせるという、プロレス構造を取り入れています。

新潟県・長野県のアンテナショップのInstagram公式アカウントを両方フォローして、指定のハッシュタグをつけて投稿すると応募完了。「自然絶景」「観光スポット」「グルメ」「お酒」部門が用意されていて、四大シングルマッチで争うようです。

さらに各部門の優秀作品で決戦投票を実施し、最優秀作品を決定します。リーグ戦を勝ち進むコンテスト形式にしており、写真やコメントのクオリティも大事にしています。

【地元愛や競争心を刺激する!】

対決方式を採用することで、地元に対する誇りや愛着が高まり、自分の県を応援したくなります。同時に、相手に勝ちたいという高ぶりにより、県外の人に自県の魅力をアピールする流れも作れています。

そもそも絶景やグルメ投稿はエンゲージメントが取れるものですが、「新潟の日本酒 vs 長野のワイン」「新潟の海鮮 vs 長野の山の幸」といった比較がされることで、観光情報の流通が活発になるというメリットがあります。

実際にはどちらかが勝つことが目的ではなく、 両県の観光・グルメの魅力を最大限に引き出し、多くの人に知ってもらうこと。そこに「対決」という要素を使うことで ユーザーの地元愛や競争心を刺激し、投稿数を増やせています。

新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン
新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン

【動画で解説!】新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン

3月9日は裏グミの日|GUMMIT

3月9日は裏グミの日|GUMMIT
キャンペーン概要グミの多様な魅力を紹介するコンテンツや「仮面ライダーガヴ」とのコラボX写真投稿引用リポストキャンペーンを開催
インセンティブ抽選で該当人数にGUMMITメーカーの「グミ39個」をプレゼント
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【面白コンテンツで盛り上げる!】

日本グミ協会と国内のグミ関連企業からなる「GUMMIT」が、9月3日の「グミの日」に毎年おもしろいプロモーションを行っていて、ライブ配信やXキャンペーン、診断コンテンツなど、様々なコンテンツをぶつけてトレンド入りをしています。

今回、裏にあたる3月9日を「裏グミの日」と制定し、グミの多様な魅力を紹介するタイミングを増やしています。

「裏」というからにはダークなネタに走るのかと思いきや、「グミの日」に企画会議であがっていたけど泣く泣く断念したであろうコンテンツが目白押しです。

【裏の日でプロモーション機会を創出!】

年間数百種類のグミを試食した、日本グミ協会のあいうえお会長が独自の視点でグミを分類した「おもしろグミマップ」や、グミの食感に関連する擬音を27種類集め、好きな擬音からグミを探す企画のように「音楽」「国語」「理科」「放課後」といったテーマで、グミの魅力を学べるコンテンツを毎週公開しています。

キャンペーンでは「お菓子の力で変身する仮面ライダー」というテーマを持つ「仮面ライダーガヴ」とのコラボで、Xでの写真投稿・引用リポストキャンペーンでUGCを増やしてます。

3月9日を裏としてプロモーション機会を作るこの方法、「〇〇の日」全てにおこなうことができ、プロモーションの機会を増やすには最適ではないでしょうか。

3月9日は裏グミの日|GUMMIT
3月9日は裏グミの日|GUMMIT

【動画で解説!】3月9日は裏グミの日|GUMMIT

#手作りチョコに憧れて SNSプレゼントキャンペーン|共立食品株式会社と株式会社エブリー

#手作りチョコに憧れて SNSプレゼントキャンペーン|共立食品株式会社と株式会社エブリー
キャンペーン概要対象の手作りキットの商品パッケージと作ったお菓子を一緒に撮影してInstagramやXに投稿するものやTikTokで対象の投稿に絵文字でコメントすると応募完了となるキャンペーン
インセンティブLovetoxicギフトセット 10名コンパクトホットプレート/ペールアクア&マルチプルプレート 10名Amazonギフトカード(3,000円分) 30名
使用SNSInstagram、X、TikTok

キャンペーンのポイント

【複数SNSを活用!】

DELISH KITCHENのプラットフォームを利用した、手作りキットを提供している共立食品のデジタルプロモーション。同社のバレンタインキットを利用して作ったお菓子と商品パッケージを一緒に撮影して「#キットでお菓子づくり」「#手作りチョコに憧れて」をつけて、InstagramもしくはXに投稿するという王道写真投稿キャンペーンです。

Instagramの応募では写真映えしそうなインセンティブ、Xの応募ではアマゾンギフトカードがインセンティブと分かれていて、キャンペーンマーケティング的に納得できます。

DELISH KITCHENのTikTokアカウントを利用した、TikTokをフォローしてコメントすると応募完了となるキャンペーンも実施されています。

DELISH KITCHENはショート動画が始まる前の2015年あたりから、短時間で完結するレシピを紹介し、YoutubeやFacebookからバズを生む機会を作っていました。現在のショート動画全盛期にTikTokとは相性抜群で、TikTokに流入させたいということでしょう。フォロワーも58万と、かなりの数字を持っています。

【各SNSのユーザー属性や特性を捉えている!】

TikTokのキャンペーン投稿にある「バレンタインにスイーツやお菓子を手作りしたことある?ない?」の問いに、あるなしを絵文字でコメントすると応募完了。絵文字にすることでコメントハードルを下げています。さらに、「作った」または「作ってみたい」スイーツやお菓子を一緒にコメントすると当選確率アップになる仕組みにすることで、より多くのコメントが集まるようにしています。

TikTokのアルゴリズムは、おすすめに影響することからコメント数が大切になっています。また、コメントが増えることで、他のユーザーも「何が話題なのか?」と気になり、動画を見る人が増え、コメント欄でのやり取りがプチコミュニティ化することもあります。

このキャンペーンでは、各SNSでの参加方法やインセンティブで、プラットフォームごとのユーザー属性や特性をきちんと捉えられています。

#手作りチョコに憧れて SNSプレゼントキャンペーン|共立食品株式会社と株式会社エブリー
#手作りチョコに憧れて SNSプレゼントキャンペーン|共立食品株式会社と株式会社エブリー

【動画で解説!】#手作りチョコに憧れて SNSプレゼントキャンペーン|共立食品株式会社と株式会社エブリー

バレンタインのせいにして。|株式会社ロッテ

バレンタインのせいにして。|株式会社ロッテ
キャンペーン概要XもしくはInstagramをフォローしバレンタインを自由に楽しむ写真や動画をハッシュタグつけて投稿するUGCキャンペーン
インセンティブ「バレンタインのせいにして。」オリジナルQUOカード(1000円分)+ガーナセット 214名様
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【チョコは自分で食べてもいい!】

バレンタイン商戦において、もはや「好きな人にチョコを贈る」という古びたカルチャーはなくなり、プレゼント交換や推し活など「誰かと気持ちをシェアする特別な日」というシーンを様々な企業が作り上げてます。

この状況のなか、チョコを使う文化を残したいロッテのガーナは「バレンタインのせいにして。」というテーマのもと、バレンタインを特別ないいわけにして、手作りしたり、自分へのご褒美など、固定観念にとらわれない多様な楽しみ方を提案しています。

浜辺美波さんが出演する新WEB動画では、オリジナルキャラクターの「ツクチャオ」と「タベチャオ」と共に、バレンタインの楽しみ方を提供していて、「KAWAIIチョコ」「チョコレートバーク」「ハートぶち抜きガーナ」など、初心者でも挑戦しやすく写真映えしそうなレシピが紹介されています。

【自分なりのバレンタインを投稿!】

手作りチョコは気持ちが重いかもと、誰かに渡すのはハードルが高くなりますが、自分で食べるためなら好きなように作って楽しめます。また、上手く作ることができたら写真を撮りたくなるもの。

キャンペーンは、24時間で消えるInstagramストーリーズでの応募もできるようになっていて、メンションをつけて投稿すればOKとハードルが低くなっています。

せっかくだから「#バレンタインのせいにして選手権」「#つくっちゃおガーナ」「 #たべちゃおガーナ」をつけてSNSに投稿しよう!という流れができそうです。

バレンタインを「作る」か「食べる」かの二択で楽しむ提案を、「バレンタインのせいにして選手権」と定義するのがかわいいですね。投票キャンペーンを「選手権」とする切り口も意外と無かった気がします。

バレンタインのせいにして。|株式会社ロッテ
バレンタインのせいにして。|株式会社ロッテ

【動画で解説!】バレンタインのせいにして。|株式会社ロッテ

鹿児島4市推市活キャンペーン | 鹿児島県四地区観光連絡協議会

鹿児島4市推市活キャンペーン | 鹿児島県四地区観光連絡協議会
キャンペーン概要鹿児島県内の観光地や特産品をテーマにした写真をInstagramに投稿するコンテスト形式のキャンペーン
インセンティブ最優秀賞(1作品):指宿温泉ホテル翔月ペア宿泊券各エリア賞(4作品):鹿児島黒牛/霧島産かごしま黒豚/知覧茶/指宿産本枯節
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【地元の人が伝えるフォトキャン!】

地域の新たな魅力を発信することを目的とした、鹿児島市、霧島市、南九州市、指宿市の4市が主催するキャンペーン。「市」を「推す」と書いて「推市(おし)活」として、地元の方に「これまで注目されてこなかった観光地や特産品」などの写真をInstagramへ投稿してもらう内容になっています。

観光系写真投稿のキャンペーンは観光客に写真投稿してもらう流れが多いので、似たりよったりな写真になりがちですが、こちらは鹿児島に住んでいる方に市の良さを発見・発表してもらうというのが良いところ。

地元民ならではの、おすすめ観光スポットや食べ物は気になるところで、観光に来る方はもちろん、住んでいる方同士の情報交換のコミュニティにもなります。

【地域活性化UGC!】

キャンペーン参加には、Instagramをフォローして、「#かごしま4市推市活」と、撮影した市「#○○市」をつけて投稿する方法と、Instagramアカウントを持っていない方向けにフォームでの応募も可能になっています。コンテスト形式になっているので、ハードルが高いInstagramへの投稿のほうが有利になりそうです。

観光系ユーザー生成コンテンツUGCキャンペーンにて、地元の魅力を地元の人が伝えつつ、インセンティブが地元の名産品のプレゼンテーションになっています。「鹿児島=桜島」的な一面的なイメージを超えた多様な魅力を伝えられてます。

鹿児島4市推市活キャンペーン | 鹿児島県四地区観光連絡協議会
鹿児島4市推市活キャンペーン | 鹿児島県四地区観光連絡協議会

【動画で解説!】鹿児島4市推市活キャンペーン | 鹿児島県四地区観光連絡協議会