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「自治体」関連の特徴的なキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】

自治体や官公庁などで実施された特徴的なキャンペーン事例をまとめてご紹介します。地域への愛着度の向上や啓蒙に貢献しているものまで、有効的なマーケティング手段・アイデアも解説いたします。

WWFの活動を応援!シェアしてつなげようキャンペーン|WWFジャパン

WWFの活動を応援!シェアしてつなげようキャンペーン|WWFジャパン
キャンペーン概要X公式アカウントをフォローして、キャンペーン対象投稿から回答を選択して投稿
インセンティブ参加者全員にスマートフォン用の壁紙画像をプレゼント。抽選で50名様にWWFオリジナルパンダトートをプレゼント。
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【環境保全を広めるハッシュタグ投稿キャンペーン!】

WWFジャパンが「一番関心のある動物の危機はどれ?シェアしてつなげようキャンペーン」を実施中です。

各地で絶滅危惧されている動物にWWFのシンボルでもあるパンダが会いにいくストーリーで、動物たちの危機を紹介しています。そのなかで一番関心のある動物の危機をXでシェアするとスマホ壁紙が貰えるというもの。

可愛いスクロールアニメーションで単なる思想の押し付けにならぬように見せ方も工夫されています。

【Xキャンペーンはルールにより詰む場合がある】

X側の仕組みを見てみると、4択から選択してハッシュタグ投稿する形ですがカンバセーションボタンは使用していません。今回のキャンペーンではLP上でX内風に見せるカンバセーションボタン形式になっています。

X上でカンバセーションボタンにすると、シェアした方全員にスマホ壁紙をプレゼントというのがオートリプライもしくはDM配信となり、Xルール上最低広告出稿費が185万円以上かかってしまいます。オートリプライや大量のDM配信はルールを知らないと広告出稿やバッジ、ホワイトリスト申請など、あとから出てくるルールで行き詰まる場合がありますので、まずはご相談ください。

WWFの活動を応援!シェアしてつなげようキャンペーン|WWFジャパン
WWFの活動を応援!シェアしてつなげようキャンペーン|WWFジャパン

【動画で解説!】WWFの活用を応援!シェアしてつなげようキャンペーン|WWFジャパン

しまねサプリプロジェクト2024|島根出身のあの人にしまねを贈ろう!

しまねサプリプロジェクト2024|島根出身のあの人にしまねを贈ろう!
キャンペーン概要LINEにて島根県外に行ってしまった友達にしまねサプリとメッセージを送ると県外の友達へしまねサプリBOXが送られる
インセンティブしまねサプリBOX 6種 計200名分アンケート回答でデジタルギフト1000円分
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【Uターンを推進!】

しまねが足りてない友達にしまねを贈ろうという「しまねサプリプロジェクト」は、島根県外に住んでいる、島根県民の友達に島根特産品を送ることで島根を思い出してもらい、あわよくば島根に帰ってきて欲しい。ということを伝えるというプロジェクトです。

県外に行ってしまった友人で、悩んでいたり辛いことがあったときに発動するとお互いWin-Winなツールになりそうです。久しぶりの郷土特産品は嬉しいでしょう。また、島根にUターンするというのはあくまで「いつか」という仮の話なので、気軽に参加できます。

【ターゲットが限定的!】

ターゲットは島根県に生まれ育ち、今も島根県にいる人。ストーリーも分かりやすく、かなりフォーカスされているデジタルプロモーションです。

LINEの友達に追加をして、県外の方に合意を取り、応募フォームより応募申し込みをした後、友人にもURLを送って登録してもらう流れ。友達紹介キャンペーンと同じスキームになります。

プレゼントは先着200名様に送られます。これが多いのか少ないのかわかりませんが、序盤なら確実に友人に島根特産品を送ることが可能です。

しまねサプリプロジェクト2024|島根出身のあの人にしまねを贈ろう!
しまねサプリプロジェクト2024|島根出身のあの人にしまねを贈ろう!

【動画で解説!】しまねサプリプロジェクト2024|島根出身のあの人にしまねを贈ろう!

大冒険!ウルトラマンARスタンプラリー in ふくしま2024|ウルトラふくしま実行委員会

大冒険!ウルトラマンARスタンプラリー in ふくしま2024|ウルトラふくしま実行委員会
キャンペーン概要福島県内60箇所のポイント施設で二次元バーコードを読み込んで、ウルトラヒーローや怪獣のAR画像とポイントをゲット
インセンティブ6ポイント、10ポイント、全60ポイント達成毎にプレゼント引換施設で先着でオリジナルシール、赤べこウルトラセブン根付、オリジナル缶バッジがもらえ、さらに専用はがきで応募すると抽選で賞品が当たる。
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【今年で8回目!】

ウルトラマンをIPに据えた観光系スタンプラリー。

福島で2017年からスタートしていて、コロナ禍でも絶やすことなく8回目の開催です。ようやくアプリを起動せずとも、カメラアプリからARを行うことができるようになりました。

ウルトラマンの生みの親で“特撮の神様”と称される円谷監督が福島県須賀川市出身で、ウルトラマンの故郷「M78星雲 光の国」と姉妹都市提携を結んでいるそうです。ウルトラヒーローや怪獣のモニュメントが立ち並んでいたり、福島空港にもウルトラマンが常設されていたりと、かなり縁がある模様。

【福島全域を巡らせるウルトラスタンプラリー!】

スタンプラリーは、ARで二次元バーコードをかざすと、ウルトラマンに出てくるキャラクター画像をゲットできるというもの。キャラゲットでスタンプを貯めていき、6、10、30、60ポイントで賞品応募に参加できます。

広い福島県内に60箇所のポイント施設があり、60ポイントを集めるためにはほぼ福島全域を巡る必要があります。60個全部貯めたウルトラコンプリートコースは先着300名様となっていて、8回開催の実績から300名くらいは確実にコンプリートしてくるだろうという読みなのでしょう。

全部周るには福島出身者でも10日以上はかかりそうですが、ガチ勢がいるのでしょうか。ドライブがてら10ポイント達成なら一日で回れそうです。

キャラ物で広めのスタンプラリーに携わることもあり、企画段階ではこんな遠く全部行く人いないだろうと言ってたりするのですが、いざ蓋を開いてみるとキャラクター愛が強い人で結構な人数がコンプしたりします。

大冒険!ウルトラマンARスタンプラリー in ふくしま2024|ウルトラふくしま実行委員会
大冒険!ウルトラマンARスタンプラリー in ふくしま2024|ウルトラふくしま実行委員会

【動画で解説!】大冒険!ウルトラマンARスタンプラリー in ふくしま2024|ウルトラふくしま実行委員会

わたしとサガスのデリシャスライフ

わたしとサガスのデリシャスライフ
キャンペーン概要シミュレーションゲームを勧めていくと佐賀県の名産品を巧みに教えてくれる。そのままふるさと納税のサイトへ飛べる
インセンティブなし
使用SNSTwitter

キャンペーンのポイント

———佐賀はでれるけど入られへん、でおなじみの佐賀県ふるさと納税デジタルプロモーション。ロマンシング佐賀といい、突破型のキャンペーンをやってくれる楽しい県がまたも突破型のサイトで産地食品のアピールをしている。

———ストーリーはサガスチャンという執事がお嬢様となった主人公に杉田智和さんのイケボイスでなんだかんだ佐賀県産のふるさと納税を勧めてくるシミュレーションゲームで、2022年の12月クリスマスシーズンにTwitterも絡めて行っていて当時はフォローしてお嬢様言葉で引用リツイートするとオートリプライでサガスチャンのイケボイスが帰ってくるというもの。それも7種類ランダムでイケボイスとともに最後佐賀グルメが宣伝されるもの。その他Twitterで別途ストーリー動画を投稿したりとサガスチャンをふんだんに使って攻めてます。みつけたのがキャンペーン終了後だったんですが、さすがのインパクトで取り上げます。

———さて、シミュレーションゲームはTwitterキャンペーン終了しても遊ぶことができて、妄想にダイブするというタイトルでゲームを進行することができます。イケボイスを楽しみながら佐賀県グルメをオリエンされふるさと納税させられちゃう、突破型キャンペーンです。

イケボイスキャンペーンって色んな所でやっていて、その中でも杉田智和さんの名前はよく出てくるので需要があるんだんと思います。その中でもふるさと納税に落とし込むってのはなかなか切れ味ある企画ですね。

わたしとサガスのデリシャスライフ

スマートフォンキャプチャ

わたしとサガスのデリシャスライフ

【動画で解説!】わたしとサガスのデリシャスライフ

週間キャンペーンまとめblog

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。まとめ記事はこちらから

おにぎりアクション2022 – おにぎりで世界を変える

おにぎりアクション2022 - おにぎりで世界を変えるキャンペーン画像
キャンペーン概要 おにぎりを食べた写真をハッシュタグOnigiriActionを付けてSNSに投稿すると、アフリカ・アジアの子どもたちに給食が届く。また、協賛企業が独自のタイアップキャンペーンを開催
インセンティブ アフリカ・アジアの子どもたちに給食が届く
使用SNS Twitter/Instagram/Facebook

キャンペーンのポイント

【Twitterモリモリプロモーション】

「おにぎりを食べると参加ができる」 国連が制定した10月16日世界食料デーに合わせて毎年行われているおにぎりアクションという、世界の子どもたちに給食を届けようという啓蒙デジタルプロモーション

おにぎりを食べている写真をSNSに投稿するだけで世界の子どもたちに給食が届くもの。UGCとして「自分はこういった行動を起こしているんだ」という意思表明ができるのがモチベーションとなるものですね。投稿されたものの中から素敵な写真にはグランプリを授与してくれて、おにぎりアクション側が設定した賞と協賛企業が設定した賞があり、日産セレナはクルマとおにぎりなどの条件が違っていますね。

「おにぎりにまつわるタイアップ」 協賛企業のアクションも用意されていて、セブンイレブンではセブンのおにぎりだと給食10食分寄付できたり、タイアップアクションでは各企業が独自のonigiriactionmキャンペーンを行っていて、ニッスイはARフォトフレームを付けながら投稿してもらうと給食を寄付しつつ、さらに魔法瓶がプレゼントされたり、サランラップの旭化成ではサランラップにかけるペンでラップに包んだおにぎりをデコって投稿させたりと、おにぎり写真ベースで独自のキャンペーンを行っていて、給食の寄付を促進しています。

2015年からスタートしたおにぎりアクションは2021年までの7回の開催で、累計125万枚の写真が投稿され、約680万食の給食を届けています。だからこそこれだけの協賛が集まり、盛り上がりを見せているという続けていれば広がっていくのをちゃんと見せつけています。

おにぎりアクション2022 - おにぎりで世界を変えるキャンペーン画像

スマートフォンキャプチャ

おにぎりアクション2022 - おにぎりで世界を変えるキャンペーン画像

【動画で解説!】おにぎりアクション2022 – おにぎりで世界を変える

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