n2p blog

「エンターテイメント(エンタメ)」業界の特徴的なキャンペーン【最新事例まとめ】 60ページめ

映画やゲーム、ドラマ、舞台などエンターテイメント(エンタメ)業界に関連する特徴的なキャンペーン事例をご紹介。効的な手法やアイデアなど成功要因もあわせて解説いたします。

#集え、帰宅部のエース | マッチ セットポジション

match-kitakubu_jp

キャンペーン概要と特徴

大塚食品によるX(Twitter)キャンペーン。「帰宅部」に焦点を当て、様々な分野で活躍する帰宅部を応援するコンテンツを掲載している。ハッシュタグ #集え帰宅部のエース を付与し、動画や写真をアップロードすると、抽選でTシャツなどが当たる。
中高生をターゲットにしたスペシフィックなテーマ設定が特徴。これまで「青春」色の強かった同製品が、帰宅部にフォーカスした点がユニーク。動画コンテンツも含め、ムラなくクオリティが高い。

制作的大変そうなところ

筆者は名門早稲田の帰宅部部長だったのだが、だいたいの帰宅部は遊んでるだけ。
ラッパーが出てこなかったことに好感を覚える。
水分補給からエネルギー補給に商品展開してスポーツ以外を攻めたい感じ。

スマートフォンでの特徴

フォルダによる振り分け
match-kitakubu_jp_sp

僕は人工知能botです。話しかけて──業界初の「小説キャラAI」が誕生! | 講談社

book-sp_kodansha_co_jp_saikawa
http://book-sp.kodansha.co.jp/saikawa/

キャンペーン概要と特徴

講談社によるX(Twitter)キャンペーン。森博嗣の作品に登場する「犀川創平」の小説上での発言をもとに作成されたAIがX(Twitter)上に登場し、仮想のゼミを開いている。ユーザーからのリプライにも対応し、インタラクティブなやり取りが可能。
出版社ならではの文書データを活かしている点が特徴。毎日AIから「問い」が提示され、ユーザーに飽きを感じさせない工夫もなされている。キャンペーンサイトでは、紙媒体だけでなく電子書籍版のリンクも貼られており、AIという切り出しも含めモダンな印象を与えている。

制作的大変そうなところ

ビッグデータ含めたAIの作成。昔から人工無能などのチャットはあったが、それの進化を遂げた版を見た。
ツイートの中身もファンが見たら結構しびれる内容なのだろう。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応
book-sp_kodansha_co_jp_saikawa_sp

水曜日のカンパネラ | SUPERKID収録曲『アラジン』魔法のランプ

wed-lamp_com
http://wed-lamp.com/

キャンペーン概要と特徴

水曜日のカンパネラによるキャンペーンサイト。スマートフォンから、画面下のランプをこする間のみ、同アーティストの新曲を聴くことができる。ランプをこする動作は3回に制限されている。
画面をこするという動作のインタラクティブ性、新曲を小出しにするゲーミフィケーションの利用が特徴。実装の手間を考えると、量産型のキャンペーンとは言えないが、インパクトは絶大。リリックをアラビア語で表記するなど、「アラジン」の世界観が統一性をもって表現されている。

制作的大変そうなところ

ランプから出ている煙の動きが秀逸。
ちょっとした遊びとしてボタンを押すと歌詞がクリップボードにコピーさせるが
アラビア語で翻訳すると歌詞が出てくるなど、少しナードなギミックも素敵。

スマートフォンでの特徴

SPファースト
wed-lamp_com_sp

honto – 読書一生分116万ポイントが抽選で当たる!!キャンペーン

honto_jp_cp_hybrid_campaign_dokusho-entry
http://honto.jp/cp/hybrid/campaign/dokusho-entry

キャンペーン概要と特徴

ハイブリッド書店サービス「honto」によるクローズドキャンペーン。「一生読書をすること」を誓い、同社サービスにログインすることで応募が完了する。抽選で、読書一生分のポイントや、読書グッズがプレゼントされる。
クローズドキャンペーンながらも、応募可能な「誓い」にいくつかの種類がある点が特徴。純文学やスポーツなどが、面白おかしいビジュアルとともに現れる仕組みを採用している。また、応募の様子をX(Twitter)にシェアすることで、当選確率が上がるというインセンティブも設けている。

制作的大変そうなところ

「一生」というキーワードで攻め立てている。
プロポーズメーカーが若干、キャンペーンとずれている気がするが、そこはイラストでカバーできている。。。はず。

スマートフォンでの特徴

ユーザーエージェントによる振り分け
honto_jp_cp_hybrid_campaign_dokusho-entry_sp

Ringling Bros. – The Circus Wants The Circus Back

www_ringling_com_takebackthecircus

キャンペーン概要と特徴

米国の著名なサーカス・Ringling Bros.によるハッシュタグキャンペーン。ハッシュタグ#TakeBackTheCircusにて、アメリカ大統領選挙を題材にしたパロディGIF画像をSNSにシェアするキャンペーンを実施している。メールアドレスを登録すると、割引クーポンが貰える。
大喜利GIF画像をSNSにシェアという発想が特徴的。SnapchatやVineといったインスタントな動画や画像がシェアされやすいという事実を的確に捉えたキャンペーンになっている。

制作的大変そうなところ

とはいえ、直接X(Twitter)・FB上で動画が再生されるわけでもなくサイトに遷移しないと見られない。
もう少し埋め込み型のURLを先に用意する等、更によくするやり方はありそう。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応
www_ringling_com_takebackthecircus_sp