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「AR」を活用したキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】

ARフィルターでのUGCを促進キャンペーンから、ARマーカーを活用した話題性抜群のキャンペーンまで。アプリを活用したARやWebARを活用したキャンペーン事例をまとめて紹介しております。

織ちゃんのレシートARおみくじ |KDDI株式会社

織ちゃんのレシートARおみくじ |KDDI株式会社
キャンペーン概要ローソン店舗で商品を購入したレシートにあるQRコードをかざすとARを活用したおみくじがひける
インセンティブ抽選でau PAY 残高10,000円分(不課税)が当たる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【ローソンのレシートで「ARおみくじ」がひける!】

2025年、auの三太郎CMシリーズ「みんなでハピろー!」特設サイトで、楽曲『ハッピーなんて』を担当しているスリーピースガールズバンド「サバシスター」のインタビューや、過去の三太郎CMシリーズの振り返りなどが公開されています。その中に「織ちゃんのレシートARおみくじ」というデジタルプロモーションコンテンツがありました。

こちらは、ローソンのレシートに記載されたQRコードを読み取ると織ちゃんが登場し、ARを活用しておみくじの結果を伝えてくれるというもの。

なぜauがローソンのレシートで、という疑問は、2024年2月にKDDIがローソンへ5000億円弱出資をし、三菱商事と共同経営することを発表したことが関係しているものと思われます。キャンペーンによるシナジーを生み出したいということなのでしょう。

【デジタル体験が先進的なイメージを強化!】

AR体験は日常にない特別感を提供するため、「試してみたい」と思わせる魅力があります。さらに、デジタル体験がauの先進的なイメージを強化して、共同経営先のローソンの購買にもつながるという流れを作っています。

織ちゃんのレシートARおみくじ |KDDI株式会社
織ちゃんのレシートARおみくじ |KDDI株式会社

【動画で解説!】織ちゃんのレシートARおみくじ |KDDI株式会社

ARで推しチョコバレンタイン|株式会社 明治

ARで推しチョコバレンタイン|株式会社 明治
キャンペーン概要TikTokアプリを使用したARで対象商品を写すとアイドルグループが踊りだし、撮影した動画をTikTokにアップするUGCキャンペーン
インセンティブなし
使用SNSTikTok

キャンペーンのポイント

【FRUITS ZIPPERとコラボ!】

アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」とコラボした、明治のバレンタイン商戦向け企画として、対象商品にTikTokカメラをかざすとメンバーが登場するARコンテンツを提供しています。

2025年1月14日より、Sparkを活用してサードパーティが作成したARエフェクト・ツールおよびコンテンツの利用が、Facebook、Instagram、MessengerなどMetaサービスから一切利用できなくなりました。今後はWebARかTikTokでのARが増えていくでしょう。

従来バレンタインは女性が男性にチョコを贈るイベントでしたが、本企画では「推し活」とバレンタインを組み合わせて「推しチョコ」とし、形に捕らわれない自由な発想で「推し」と一緒にバレンタインを楽しむシーンを創出しています。

【推しメンバーがARで登場!】

ARカメラでは対象商品ごとに違うメンバーが登場するので、推し目的で商品を買わせることができます。推しが複数人いる場合は、商品を横断させることができ、普段食べない商品も手に取ってもらえます。

TikTokなど動画のUGCは、構成を考え動画を撮り、編集して全世界へ晒すというハードルが高いものですが、こちらはARを発動させてアイドルで映像を作るという形なので、投稿ハードルを低くすることができています。またSNSで「#推しチョコ」を投稿することで、同じ推しを応援しているファン同士の交流が生まれ、ファンダムの一体感を作り出しています。

バレンタインデーというカルチャーが時代錯誤にならないようにコントロールしているのが伝わってきます。若い世代もイベントはたくさんあったほうが楽しいので、盛り上げていきたいですね。

ARで推しチョコバレンタイン|株式会社 明治
ARで推しチョコバレンタイン|株式会社 明治

【動画で解説!】ARで推しチョコバレンタイン|株式会社 明治

Santa CAM2024 | 日本コカ·コーラ株式会社

Santa CAM2024 | 日本コカ·コーラ株式会社
キャンペーン概要空を見上げてドローンショーを楽しめるSanta CAMの体験ができる
インセンティブコカ·コーラ1本、またはオリジナル壁紙のどちらかが当選する
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【コカ・コーラが作ったサンタのイメージ】

クリスマスシーズンの風物詩、コカ・コーラによるブランドプロモーション。今年はARを活用したSantaCAMが公開されました。

「赤い衣装と白ひげ」というサンタクロースのイメージは、1931年コカ・コーラ社とアメリカ人画家が広告化して作りあげたと言われています。それ以前にも赤いコートを着たサンタクロースの絵は存在していたそうですが、この広告をきっかけにサンタクロースのイメージが広まっていったそうです。

【サンタからの素敵なプレゼント!】

SantaCAMは、カメラを向けるとARで夜空にサンタやドローンショーが浮かび上がるというもの。体験するとコーラ1本、またはオリジナル壁紙のどちらかが当たります。

サイト内の「みんなの#SantaCAM」コーナーでは、全国で撮られたSantaCAMの写真が見られるとありますが、どうやって場所を特定しているのかは不明です。

ARはまだまだ拡張可能性があり、プロモーションに活用できる幅があります。キャラクターをカメラで通して写す以外に何ができるの?という方も多いと思うので、このデジタルプロモーションラボでARと検索していただくか、ぜひ弊社へご相談ください。

Santa CAM2024 | 日本コカ·コーラ株式会社
Santa CAM2024 | 日本コカ·コーラ株式会社

【動画で解説!】Santa CAM2024 | 日本コカ·コーラ株式会社

薬屋のひとりごと “猫猫のAR宝探し”キャンペーン|大塚製薬

薬屋のひとりごと “猫猫のAR宝探し”キャンペーン|大塚製薬
キャンペーン概要店頭POPじゃないと発動しないARで謎解きを行い店舗誘引している
インセンティブオリジナル壁紙/日向夏先生・しの先生直筆サイン入り等身大タペストリー/スマホも入るオリジナル巾着袋/オリジナルクリアファイル/オリジナルQuoカード
使用SNSWEB

キャンペーンのポイント

———2022年11月頃に「学べ!健康管理力。#健康管理のひとりごと Twitterキャンペーン」というものを大塚製薬が行っていて、その際にはアニメ化の話はどこにも出ていなくアニメ化されるわけでもないタイミングでのコラボ企画なんですね、なんて言っていたのですが、満を持してアニメ化情報とともに行われる大塚製薬のARキャンペーン。当然2022年11月の段階でアニメ化の話は水面下に出ていて、先取りになってしまうけど半年契約などで安くしますよ、みたいな交渉があったんでしょう。

———ちなみに薬屋のひとりごとは元はラノベで漫画化され2022年7月時点でシリーズ累計部数が1800万部を突破するという人気があるタイトルで、アニメ化してほしいライトノベル2019年1位受賞されてからずーと、アニメ化されてなく、待望のアニメ化なんですね。 店頭を回遊しながらARで謎を解くとオリジナル壁紙がもらえるAR宝探しをメインに据えていて、店頭誘引キャンペーンの見本になるでしょう。

———方法はスイングPOPというぺろーんでぶら下がっているPOP、みんなが知っている単語ではない気もしますが、それをマーカーにしてARサイトに入ると猫猫と謎が解けるというもの。スイングPOPという小さいPOPなので設置しやすくいろんな店舗で楽しむことができます。そんな話題性のある内容に加えて購買につなげるレシートマストバイキャンペーンも行っていて、店頭誘引ARで店舗につれていき、マストバイで購買を促すユーザーの流れがわかりやすいキャンペーンでした

サイネージやPOPを使った店頭誘引を考えてほしいという依頼が増えてきている2023年、人が外に出てきていてそれの取り合いって感じなんでしょう。そこにARをフックとすることで謎解き然り、そのたクイズや診断などいろいろつなげることが可能です。

薬屋のひとりごと “猫猫のAR宝探し”キャンペーン|大塚製薬

スマートフォンキャプチャ

薬屋のひとりごと “猫猫のAR宝探し”キャンペーン|大塚製薬

【動画で解説!】薬屋のひとりごと “猫猫のAR宝探し”キャンペーン|大塚製薬

キャンペーンまとめblog

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。まとめ記事はこちらから

麺づくり「きゅんづくりタイマーAR」|ノンフライ麺のマルちゃん麺づくり|東洋水産株式会社

キャンペーン概要ARを活用して、商品を読み込ませつつアニメーションが再生され4,5分声優の江口拓也さん声で喋ってくれる
インセンティブなし
使用 SNSWEB

キャンペーンのポイント

【常設コンテンツとしてのARコンテンツ】

こちらのコンテンツは8thwallというWebAR開発プラットフォームを利用しているので月額9ドルくらいはかかっていくものの、サーバー費、運用費がかかるコンテンツよりも価格を抑えることができます。ARコンテンツは常設コンテンツとしても比較的手軽に利用できます。

【時間を無駄にさせない提案】

麺作りが完成するまでの時間をピンポイントで狙ったプロモーションです。カップラーメンができる間の時間、アイスが手頃な硬さになるまで溶かす時間、など時間を埋める、時間を無駄にさせない提案をユーザーにすることはデジタルプロモーションの形として大事です。

【動画で解説】麺づくり「きゅんづくりタイマーAR」|ノンフライ麺のマルちゃん麺づくり|東洋水産株式会社

キャンペーン考察まとめ

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