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「AR」を活用したキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】

ARフィルターでのUGCを促進キャンペーンから、ARマーカーを活用した話題性抜群のキャンペーンまで。アプリを活用したARやWebARを活用したキャンペーン事例をまとめて紹介しております。

パリパリバー×たまごっち コラボ記念プレゼントキャンペーン | 森永製菓株式会社

パリパリバー×たまごっち コラボ記念プレゼントキャンペーン | 森永製菓株式会社
キャンペーン概要パッケージの二次元バーコードを読み込むとARが起動しゲームができる。さらに当り棒を引けたらフォトフレームもGET
インセンティブXの対象投稿をリポストすると、Tamagotchi Paradiseとコラボオリジナルストラップ&コラボイラストカード 抽選で6名様に当たる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【ほんものの当り棒!】

「パリパリバー」と、デジタルペット界のレジェンド「たまごっち」のコラボレーション。限定パッケージの裏面に隠れたQRを読み取ると、しましま模様が大好きな「パリしましまっち」 がAR空間に登場します。

スマホを傾けながら10秒間でどれだけアイスを食べさせられるかを競うミニゲームがあり、その中でパリパリバーを食べたいたまごっち達がやってきたりと、親子で楽しめる夏祭りのような仕掛けになっています。

さらに購買施策として、運よく「当たり棒」を引いたら、スティックに刻まれた合言葉を特設サイトのURLに続けて入力すると、たまごっちと一緒に自撮りができる「ひみつのおへや」フォトフレーム(全3種)がアンロックされます。

様々なアイス商品のキャンペーンの中で、演出として「当たり棒」としているだけで実際はレシートマストバイキャンペーンというのがよくあるのですが、本キャンペーンは当たり棒が実際入っている形で、親世代もちょっと懐かしくて楽しんでしまいます。

【懐かしさと新しさで二世代を掴む!】

購買キャンペーンの認知を支えるべく、Xにてフォロー&リポストキャンペーンも同時に実施。最新機種「Tamagotchi Paradise」本体とコラボストラップ&イラストカードのセットが当たります。

もう一つ購買施策を行っていて、全員プレゼントという総付インセンティブです。

7月12日発売の「Tamagotchi Paradise」で、アイスパッケージに記載のショップコードを入力すると、ゲーム内にパリパリバーをテーマにしたオリジナル背景が出現します。

リアルのアイス購入体験と、デジタルの育成体験をゆるやかにリンクさせ、「買うたびにゲームの世界が広がる」循環を生んでいる点は、食品×玩具コラボの優良ケースと言えるでしょう。 

QRを読み取ればARゲームでパリパリパーティー、当たり棒が出れば「ひみつのおへや」で記念撮影、さらにXでリポストすれば Tamagotchi Paradiseとコラボグッズが当たるかもと親子で楽しめるコンテンツが満載です。

パリパリバー×たまごっち コラボ記念プレゼントキャンペーン | 森永製菓株式会社
パリパリバー×たまごっち コラボ記念プレゼントキャンペーン | 森永製菓株式会社

【動画で解説!】パリパリバー×たまごっち コラボ記念プレゼントキャンペーン | 森永製菓株式会社

PARCOグランバザール|パルコ

PARCOグランバザール|パルコ
キャンペーン概要TikTokエフェクトを起動して文楽人形「陀羅助」がスケボーでトリックを決めるAR動画が楽しめる
インセンティブなし
使用SNSTikTok

キャンペーンのポイント

【文楽人形がスケボーする!】

8月にPARCO劇場で上演される、三谷幸喜さんの文楽新作をキービジュアルとして「陀羅助」が起用されています。

「陀羅助」は本来、近松門左衛門の「鑓の権三重帷子」などで悪役ばかりを演じてきた負けキャラですが、今回のCMではスニーカーを履き、スケボーで街を疾走するヒーローに抜擢されてます。300年以上続く文楽人形が、最新CGとスケボーというストリートカルチャーに飛び込むという斬新さで話題化を狙っています。

若者文化の発信地でもあるPARCOは、PARCO劇場で古典芸能も上演しているとアピールし、若者と伝統を橋渡しするポジションで2025夏 PARCOグランバザールを行っているわけです。

【伝統芸能とTikTok!】

デジタル施策としてTikTok限定エフェクト 「Air DARASUKE」が用意され、「陀羅助」がスケボーでトリックを決めるAR動画が撮影可能です。

「手元で動かせる文楽」という新鮮さはUGCのフックになり、拡散と来店誘導の両方を担っています。

「陀羅助」という伝統芸能の脇役を、最旬ファッションアイコンに反転させることで、伝統とストリートを掛け合わせたギャップを生み、話題化し、SNSへ投稿させる狙いです。

PARCOグランバザール|パルコ
PARCOグランバザール|パルコ

【動画で解説!】PARCOグランバザール|パルコ

カルピスⓇからの挑戦状キャンペーン|アサヒ飲料株式会社

カルピスⓇからの挑戦状キャンペーン|アサヒ飲料株式会社
キャンペーン概要市販の「カルピス」ボトルをスマホカメラで映すとボトルの総数を数えるARゲームが
インセンティブ家庭用プラネタリウム Homestar Lite Blue + カルピスⓇ(希釈用)1本 10名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【ボトル数えチャレンジに挑戦!】

1919年の七夕に生まれたカルピスは「7月7日はカルピスの誕生日」として、過去にもWebで自室の壁に天の川を投影する「七夕プロジェクション」配布や、100周年の際にはLINEキャンペーンでLINE応募46万人達成するなど、毎年七夕を盛り上げています。

2025年は七夕の夜空に願いを込める代わりに、七夕ARゲームキャンペーンを実施。

特設サイトでARカメラを起動すると、白と青の水玉ボトルが星屑のように現れ、画面上をふわりと流れていきます。

ボトルの数を数えたら、正解数とハッシュタグ 「#7月7日はカルピスの誕生日」「#カルピスからの挑戦状」 を添えてXに投稿すると応募完了です。

難易度はかんたん・むずかしいの2段階で、上級モードはボトルの出現スピードがグンと上がり、つい「もう1回!」と挑戦をすることでサイト滞在時間を長くし、コミュニケーションを長く取ることができています。

【ブランド訴求力抜群!】

 7月4日〜7日下北沢に 「カルピス星空カフェ」も期間限定でオープンし、幻想的な全天周プロジェクションの天の川を眺めながら、ここでしか味わえない「流れ星ドリンク」を提供しました。

ゲームコンテンツはコミュニケーションを長く取ることができ、その中にブランド訴求ができるというのが特徴です。さらにARを使うことで購買にもつながるようになっています。

カルピスⓇからの挑戦状キャンペーン|アサヒ飲料株式会社
カルピスⓇからの挑戦状キャンペーン|アサヒ飲料株式会社

【動画で解説!】カルピスⓇからの挑戦状キャンペーン|アサヒ飲料株式会社

サンリオキャラクターズ ARボトルキャップコレクション | サントリーホールディングス株式会社

サンリオキャラクターズ ARボトルキャップコレクション | サントリーホールディングス株式会社
キャンペーン概要対象商品を購入したコンビニエンスストアのレシートを送ると鍵がもらえ、好きなキャラクターを選択しキャラクターARを獲得できるデジタル施策
インセンティブ1本につき1個好きなキャラクターのARがもらえる
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【ボトルキャップがARに!】

サントリーが展開する「伊右衛門」と、サンリオキャラクターズのコラボによる体験型プロモーションで、AR技術を活用したインタラクティブコンテンツと、コンビニでの購買を連動させたデジタル施策になっています。

対象商品(伊右衛門600ml・シール付き)を対象コンビニで購入し、レシート画像を特設サイトでアップロードすると、1本購入ごとに1キャラ分のカギがマイページに付与され、ARを解放できる仕組み。

キャラクターは「ハローキティ」「マイメロディ」「シナモロール」などの人気サンリオキャラで、ARはスマートフォンのカメラ越しにペットボトルの上で動いたり話したりするコンテンツになっており、視覚的にもSNS映えする仕様です。

取得したARは一定期間中いつでも再生可能で、コレクション性を高めると同時に、複数回の購買動機を自然に設計しています。

【購買促進につながるARキャンペーン!】

参加対象は、レシート購入が必須かつ「対象コンビニ限定」となるため、販売チャネルを明確に意識した流通連動型プロモーションでもある点が特徴です。

伊右衛門というトクホ商品に対して、Z世代〜親子層への広い層への接点を強化する狙いで、サンリオという感情的な親近感を持つIPを活用し、健康茶カテゴリーのブランドリフトを図っています。

ボトルキャップは、発端のペプシマンの頃からリピート施策には外せないインセンティブです。そこにARを重ねるやり方は提案として刺さりそうです。

サンリオキャラクターズ ARボトルキャップコレクション | サントリーホールディングス株式会社
サンリオキャラクターズ ARボトルキャップコレクション | サントリーホールディングス株式会社

【動画で解説!】サンリオキャラクターズ ARボトルキャップコレクション | サントリーホールディングス株式会社

ピュレグミ「おいしいトキメキ」特設サイト | カンロ株式会社

ピュレグミ「おいしいトキメキ」特設サイト | カンロ株式会社
キャンペーン概要アーティストimaseとのコラボレーションや、スマートフォンを使ったAR体験が楽しめるプロモーション
インセンティブなし
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【AR×音楽の新しいブランド体験コンテンツ!】

カンロ株式会社が「ピュレグミ」の発売25周年を記念して展開する、ブランド体験型プロモーション。

TikTokなどのSNSで注目を集め、いまや日本武道館公演を行うシンガーソングライターimaseさんとのタイアップを通じて、Z世代を中心とした若年層とのエンゲージメント強化を狙っています。

本プロモーションではimaseさんによるオリジナル楽曲が公開されました。さらにスマホで楽しめるAR体験や、SNSでシェアできる仕掛けが豊富で、直接的な懸賞やマストバイ施策ではなく、コンテンツ体験型でピュレグミの「トキメキ感」を多角的に訴求しているのが特徴です。

【期間限定ARでイベント的に見せる!】

キャンペーンサイトの「きょうの#ミニimase」バナーをクリックすると、imaseさんがミニサイズのARキャラクターとして登場します。ミニimaseさんは、ピュレグミを食べたり、ピュレグミカラーの衣装に変身するなど、約5秒間のループ動画を5種類ランダムで楽しむことができ、そこをインセンティブとしています。

「ピュレグミARフェス」は期間限定ARになっていて、imaseさんの新曲「Soyokaze」に合わせた約90秒のパフォーマンスをARで視聴できます。

グミを食べながら、音楽やAR世界に没入するという体験の演出を通じて、「お菓子=ワクワク」のブランドイメージをリフレッシュし、長年のファンから新規の若年層まで幅広い層にアプローチしています。

ピュレグミ「おいしいトキメキ」特設サイト | カンロ株式会社
ピュレグミ「おいしいトキメキ」特設サイト | カンロ株式会社

【動画で解説!】ピュレグミ「おいしいトキメキ」特設サイト | カンロ株式会社